どこぞの三水戦   作:ひょっとこ_

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唐突なシリアスのため、背景設定も後付けのような感じで続々登場です


ヒトロク:出撃命令

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――私、川内が旗艦を務める第三水雷戦隊に出撃命令が下った。

 

 

 提督からの大事な話とやらの内容を考察していたところに、警鐘が鳴り響いた。

 敵襲。しかも、追って通達されたのは第二種戦闘配備。意味するところは、鎮守府近海における敵性艦の侵入だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は、ここ最近で、私にも出撃命令が下ることが増えていた。

 うちの鎮守府は見た目こそオンボロでも、古参の艦娘が多く所属しているため、かなり実力を持っている。

 前任の提督がかなりやり手だったようで、だからこそ、その人が突如として逝去した折、ちょうど仕官学校を出たばかりだったその息子にお声がかかり、今の提督がここに着任している。

 そんなうちの鎮守府は提督こそまだ若いものの、艦娘たちの実力は折り紙つきなのだ。

 そして、深海棲艦との戦闘が激化してきているこの頃、その戦力を本丸が遊ばせておくことはあり得ない。

 ゆえに、今まで秘書艦という立場からあまり出撃したことがなかった私も、現在は順調に実戦経験を積み重ねていた。

 

「三水戦、総員、第一種戦闘態勢!」

 

 艤装を装着し、着水する。

 

「川内、水雷戦隊! 出撃します!」

 

「綾波、出撃します!」

 

「じゃ、いっきまーす! しゅっつげーき!」

 

「時雨、行くよ!」

 

「改白露型一番艦、海風、抜錨します!」

 

「改白露型駆逐艦、江風! 出るぜ!」

 

 続くのは、私率いる三水戦のメンバー、綾波、敷波、時雨に海風、江風だ。

 単縦陣を展開し、一気に最大船速で目標が補足されたエリアまでを駆ける。

 急がなければ。

 主力艦隊に、それに次ぐ練度を持った艦娘たちが揃って出払っている今、まともに機能し、なおかつ敵艦隊を打ち破る能力を持った部隊を、提督は三水戦(うち)だと判断したんだ。

 ならば、秘書艦として、三水戦旗艦として、その命令を遂行しなければならない。

 

「みんな、急ぐよっ!」

 

『応っ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 各鎮守府から報告が入ってきていたそれが、いよいよ表面化し、その被害が拡大し始めていた。

 毎年、夏も中盤に差し掛かった今の時期になると、それは起こるらしい。

 そう、深海棲艦の活発化だ。

 いつもこの時期になると、特殊海域が発生し、その近辺で深海棲艦が暴れまわるのだ。

 今回の騒動も、おそらくはそれが原因だろうと言われている。

 昨年までなら、うちの前任の提督であった親父が、海軍最強艦隊として名を馳せたうちの艦娘たちを引き連れてその活発化を鎮静させていたらしいが。

 けれど、親父はもういない。

 しかも、その後釜は俺だ。いくら部下に超がつくほど優秀な艦が揃っていようとも、その指揮を執る人間がぼんくらじゃあ意味がない。

 というわけで、今回、俺は後方で見学。

 事は、他の古参提督殿らが治めてくれる運びとなっていた。

 それで、今回の騒動は終わりだと、そう思っていたんだ。

 

 

 けれど、そうはならなかった。

 うちの鎮守府への、深海棲艦の襲撃。

 その報せを耳にしたとき、あまりのことに数瞬、意識が固まった。

 たしか、今日は、うちの主力とそれに次ぐ二番手たちが、軒並み他鎮守府に艦隊補佐として出向している。

 

 

 状況は、かなり分の悪い部類だった。

 しかし、その中でも、なにを疑ったふうでもなく、俺の指示を待つ通信機の向こう側の川内の様子に、俺は支えられた。

 諦めるな。まだ終わっちゃいない。まだ、私がここにいる。

 そんなことを言われて、背中を思いっきり叱咤された気がして。

 だから、こう命令したんだ。

 

 

 ――――第三水雷戦隊に通達、第一種戦闘配備、後、敵性艦撃滅のため出撃せよ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




三水戦もメンバーはいろいろ調べて、考えたんですけど、これでいきます


はい、名だたる武勲艦に幸運艦が揃っていますが、完全に自分の趣味なので、これはもう諦めてくださいね
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