俺ガイルキャラ生誕祭!!   作:Maverick

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はっはっは、もう1話書いちゃったぜ。なんせさっきのは完全に八幡ssだったからな。

場面設定はさっきの話の1年前。つまりは寂寥感を感じた日ですねー。この日は有給をとった、って設定で葉山がぶらぶらしますwww

あとこの話、ほぼ地の文なんで所々読みやすいように行間開けるので、場面転換ではないことをご理解ください(`_´)ゞ転換する時は3行くらい開けます!

大人になった葉山をうまく書けるかわかりませんが、よろしくです!

では、改めて葉山の誕生日を祝って!


葉山隼人のbirthday

いつもより幾分か遅い時間に目を覚ます。時計を見てみれば8時半、いつもなら遅刻なんだけど…今日は俺の誕生日。27歳になって、誕生日を迎えたんだけど普通に仕事はしたくないなーって思ったから、溜まりに溜まっていた有給を使ってゆっくりすることにしていた。

 

ベッドから体を起こして辺りを見る。そうだな、最近忙しくてろくに家事をしてなかったから飯を食って掃除でもするか。

それはともかく、まずは飯だ。冷蔵庫に向かい、中を見る。見事にすっからかんだ…。

 

「どうしようかな」

 

そう考えてキッチンを見渡す。当初は親の支援を受けながら暮らしていた2LDKのマンションも、今では自分で払ってもお釣りが来るくらいだ。

そのお釣りも有給同様貯めに貯めていたので預金は5桁を優に超えている。半分くらい使ってしまおうか。

 

閑話休題。飯をどうするか考えよう。見渡しても何も無い。ほんとに、パンくずくらいしかないんだけど…朝は外食しよう。

そう決めて俺は着替える。一応そのまま買い物が出来るように最低限のものは持っていく。掃除は午後からでいっか。

 

「えっと、財布とスマホと、家の鍵と…そんなもんか」

 

部屋着を脱いでジーンズを履き、ボーダーシャツを着た上からカーキ色のアウターを羽織る。

部屋着は洗濯機の中に入れて、乾燥までやっておくようにしておく。溜まっている洗濯物も洗ってしまおう。

最後に机の上に置いておいた持ち物を服のあちこちに入れて準備を終える。

 

「いってきます」

 

挨拶はやっておかないと…結婚する時に備えてね…出来るかなぁ。

エレベーターに乗って下に降りる。この時間なら何処がいいだろうか。ファミレスは開いてるのかな?

とりあえずということで家に一番近いファミレスーーといってもバイクで15分かかるんだけどーーへと向かう。

 

 

 

ハーレーに乗って15分、ファミレスに着く。もちろん車の免許も持ってるんだけど、基本ひとりだからね。

車が必要な時はレンタカーにしてるから事足りるんだよね…お、開いてる。躊躇わずドアを開けると店員が話しかけてくる。

 

「何名様ですか?」

 

「ひとりです」

 

店員さん、そんなかわいそうなものを見るように見るの、やめてくれますか?自覚してますから。

店員さんに案内されふたり席に腰を下ろす。朝だからなにか簡単なものでいいんだけど…どれがいいだろうか。あ、このパンのモーニングセットでいっか。

 

机の上のボタンを押して店員が来るのを待つ。来たら注文して、飯が来るのを待つ。その間、少しスマホを触る。

ネットを開いてニュースを見ることにする…え!?この事件はこんな重い処罰にするのか?…ああ、熱愛報道ね…と色々見てるうちに頼んだものが来た。スマホをポケットにしまう。

 

「お待たせしました。モーニングセットです、ご注文は以上ですか?」

 

「ええ、ありがとうございます」

 

店員はそそくさと裏に行ってしまう。やりすぎたかな。何がとは言わない、俺の性格や習性を分かっていればわかるはずさ。

ファミレスでこういうものを食べるのは初めてなんで少し緊張するな…。

 

「いただきます」

 

ぼそっと呟いてから食べ始める。…うん、美味しいな。パン独特の食感と風味がちゃんとある。

地元チェーンのこのファミレスならではだろう。黙々と食べているといつの間にかなくなっていた。

 

「ごちそうさまでした」

 

これまたぼそっと呟いて腰を上げる。レジに向かって会計をし、外に出る。今は9時半だ。さて、どうしようか。そもそもハーレーだと買い物した後がちょっと面倒なんだよな。

そこで1度家に戻り、そこからバスを使って家電量販店へ向かう。社会人になって5年だが、社会人になってからスマホを買い換えていなかったのでこれを機に変えようと思った。

 

「どーれにしようかな」

 

「あれれー?隼人くん?」

 

後ろから声をかけられる。後ろを振り向き声の主の顔を確認する。そこには高校時代より少しばかり髪を伸ばしたメガネっ子がいた。

 

「ああ、姫菜か」

 

「はろはろー、どうしたの?」

 

そう、そこにいたのは高校時代からの友人の海老名姫菜だった。少し余談になるが俺達のグループは高3の時に一時分かれたものの、大学に入ってからちょくちょく集まるようになり、今でも一年に一回は集まっている。

そして、彼女、海老名姫菜は地元で看護師になったはず。となると、今日は休みか?

 

「ちょっとね、毎日仕事ばかりで少し疲れたから有給貰ってリフレッシュ」

 

「そうなんだ。あ、誕生日おめでと」

 

「あ、ああ。ありがとう」

 

姫菜がまさか俺の誕生日を覚えているとは…意外だな。

しかし、考えればそうでもないことに気づく。彼女は欺瞞な関係を保ちたいと比企谷に頼むほどだったんだ。少しでも保とうとするなら、情報は多いほうがいいのだろう。それをたまたま思い出した、それだけだろう。

そうして自己完結して、姫菜に質問を投げかける。

 

「そういう姫菜こそ、どうしたんだ?こんなところで」

 

「あ、うん。夏コミも一息ついたからペンタブの新調」

 

彼女はBLという趣味を続けている。年2回のコミケの内、仕事の都合もあり夏コミだけ出版しているらしい。さらに俺は仕事の合間を縫って手伝いにも行っていた。

…あと少しで腐に染まるところだったよ…姫菜のサークル皆腐女子だったから。

 

「そうなんだ。そうだ、昼一緒に食べないか?久しぶりに2人で喋りたいんだけど」

 

「お誘いは嬉しいけど、ルームメイトが部屋で待ってるから」

 

彼女は看護師という職業上、家事がやりづらい環境をルームシェアという方法で解決した。ルームメイトは大学で出会った友達らしい。もちろん、彼女も腐女子である。

 

「そっか、それじゃひとりで食べることにするよ」

 

「あはは~。それじゃあね」

 

そう言って姫菜は行ってしまった。なんか拒絶されてるみたいで少し凹んでしまう。

その後スマホを見繕って、一緒にケースも買う。様々な手続きをその場で終わらせて時刻を確認すると、既に正午を超えていた。

 

「夜は家で飲みたいから、お金を使うなら今かな」

 

そう思って買ったばかりのスマホを使って周りの店を検索する。…お寿司でいいか。

数分ばかり歩いて、回らない、高い寿司屋に入る。この昔ながらの高級感が好きだな。そこで元の預金の1割を使ったけど満足、満足。

 

 

 

午後からは家に帰って掃除をして、食料の買い出しを済ませテレビを見ている。

テレビの音に紛れてスマホの通知音がなる。某SNSだが、誰からだろう?スマホを開くとそこには優美子と表示された。

 

「優美子か、なんだろ?」

 

『隼人誕生日おめでと、直接祝えなくてゴメンね。プレゼント、送っといたから。あ、それと今年の集まりは来月の中頃にしようと思うから調整よろしく』

 

優美子は大学でいい人を見つけ、卒業後結婚。今は県外で夫と飲食店を経営している。県外といっても関東地方の中だからそんなに離れた気分にはなっていない。

優美子にいい人が見つかった事は純粋に嬉しかった。1人の優美子の友達として、みんなの葉山としてでなく、心から祝福した。

 

さて、そろそろ飲もう。先に風呂に入って酒を用意して時計を見れば早10時。運が良く、明日は普通に休みだから遅くまで飲んでいても問題ない。

テレビを点けて、スマホをいじりながらひとり寂しく酒を飲む。やっぱりあまり美味しくないな。誰かと一緒に…そう思って浮かんできたのは比企谷だった。

 

別に姫菜にネタを提供してる訳じゃなくて、あいつがいたら退屈しないだろうと思っただけだ。そうだな、来年はいろはにも協力してもらって一緒に飲みに行こう。

そう思うと寂しかった気分も少し紛れた。

 

ふと立ち上がり窓を開ける。本格的に秋になって、夜風が心地よく感じる頃だ。これから寒くなって、暖かくなって、また寒くなる。そのサイクルは変わることないのに、必ずと言っていいほど来るのに人はそれをいまかいまかと不安になりながら待つ。

 

冬は花を望み、春は海を望み、夏は色彩を望み、秋は雪を望む。いつか、今はひとりで過ごしているこのサイクルに誰かひとり、大切な人が加わって欲しいな。そう思いながら満天の星空を見上げた。




あなたはそのうちはるのんと結婚だよ!!

なんて夢のないことを叩きつけて、この話を終えますw。
あと、話の中で出てきた地元チェーンのファミレスは架空のものです。

読んでいただきありがとうございます。葉山ちょっと難しい。葉山感があれば嬉しいですが…何こいつほんと難しい。

次はサキサキですな。

ではでは。
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