英雄の境界   作:みゅう

17 / 49
久々の飯田くん視点です。


第17話 騎馬戦

『さぁ、開始早々動いたのは1000万P所有のチーム猪地だ! ガン逃げどころかチーム拳藤から鉢巻を奪取。狙うは完全制覇なのか?!』

 

 プレゼントボイスの実況と共に歓喜に湧くスタジアム。陣形の誘導から意表を突いた速攻。流石は俺がライバルと認めた彼らだ。やはり今回は別のチームを組んで良かった。

 

 良く練られた戦略、高度な連携、そして勝負度胸。隣を離れたからこそあの一瞬の動きで彼らの凄さを再認識することができる。しかし高い壁だからこそ、挑戦し甲斐があるというものだ。

 

「なんだ緑谷の動きは?! 麗日と猪地の助力だけでは説明がつかん。どう見ても個性の制御に成功しているぞ。先程言っていた心操の個性の影響なのか?」

「あぁ。おそらくは洗脳状態で無理やり個性を制御しているんだと思う。更に速度が上がる可能性もある。死角からの奇襲に備えて黒影(ダークシャドウ)で後方の警戒を怠らないように」

『アイヨ』

 

 驚愕を隠せない常闇くんの問いに答えつつ、猪地くんのチームに狙いを集中させている他の組からの距離を稼ぎ、最も有利な位置取りを意識して移動する。

 

「塩崎くんも茨を両翼へ3m展開を維持して牽制し続けてくれ」

「3mですね。具体的な指示で助かります。展開密度はこのぐらいで良いのでしょうか?」

「約30°間隔で密度は上げすぎないようにしてくれ。潜り込むコースを絞り込めればいい。視界が悪くなっては元も子もないからな」 

「わかりました」

 

 B組の実力者である塩崎くん、頭髪から自由に茨を伸ばし操れる個性の持ち主に指示を出す。第一種目だけでなく入試でもトップクラスの彼女がこちらに来てくれたのはかなり心強い。

 

 常闇くんと梅雨ちゃんと組んだとき、ダメ元で声をかけてみたところB組の面々から誘いを受けていたのにも関わらず承諾してくれた。どうやら彼女自身も第一種目でのA組の動きに興味を抱いたようで、連携などを学んでB組に持ち帰りたいとのことだった。

 

 舌での怪力と瞬発力、そして身軽さを備えた騎手の梅雨ちゃん。黒影(ダークシャドウ)で死角をカバーでき、範囲制圧に長けた右騎馬の常闇くん。そして優位な位置取りを維持しつつ、奇襲も可能な俺の機動力が前騎馬。中距離の制圧力に秀でた2人が居たため、そこに特化する形でのチーム構成を考えていたが、塩崎くんはまさに最適の人間だった。

 

 本命である猪地くんたちのチームへの対策が用意できたこと以上に、本人の性格もかなり真面目で俺たちチームのメンバーと馬が合いそうな感じなのが1番の収穫だった。

 

「飯田ちゃん、打ち合わせと状況は違うけれど仕掛けるのは最後でいいのね?」

「あの鉢巻は予選通過を確定させるからな。獲るならギリギリでの一択だ。極力そのタイミングまではこちらからは仕掛けない。何より心操くんの個性がある。ネタが割れているとは言え万が一操られるわけにはいかないからな。接触時間は短いに越したことはないだろう」

「わかったわ」

 

 第一種目では見事に心操くんの策にはまり、まんまと利用されてしまった。だから二度目の失敗は許されない。チームの全員に彼の個性は伝えてある。問いかけに答えるだけで洗脳できる彼の個性は、緑谷くんと猪地くんがわざわざ彼をチームに引っ張ってきたのも頷けるほどに強力だ。

 

『速い、速いぞチーム猪地、ここでチーム鉄哲からもさらに1本奪ったぁ!! なんだコイツラの積極性は。パーフェクトゲームでも目指すのか?!!』

 

 凄い。傍目から見てもまだ一段と緑谷くんの速度が上がってきている。プレゼントマイクの言う通り、本当にパーフェクトゲームを目指しそうな勢いだ。だがまだ彼らに挑むのには早い。そんなときだ。

 

「飯田、左翼から峰田だ!」

 

 常闇くんの警告を受け、方向転換しつつ後方に飛ぶ。峰田くんのチームメイトはチーム名通り騎手がB組の鱗くん、もう一人は順位からすると確かB組の宍田くんだったか? メガネを掛けた巨躯の宍田くんの背中に峰田くんと鱗くんが突撃してくる。

 

「リア充死すべし。喰らえ飯田!! ついでに常闇!」

「いけません! 茨を前方に展開します―――」

「いいえ、左右に壁状に展開よ。飯田ちゃんはターンして全速力で真後ろに逃げて。玉の処理は常闇ちゃんお願い!」

「は、はい!」

「速度を上げる! みんな足を浮かせろ!」

 

 梅雨ちゃんが塩崎くんに指示を出す。いつ誰を狙うかなどの戦略面は俺が、その場に応じた戦術的な対応は上から視野を広く確保できる梅雨ちゃんの担当だ。俺は一気にターンし、ギアを上げ峰田たちから逃げる。指示に驚きつつも塩崎くんもその場のその通りに2mほどの高さの植物の壁を左右に展開した。

 

「なるほど」

 

 小柄なメンバーが多いとは言え、少し身体が重い。向こうは2人を背負ってるのに対し俺は3人だ。追いつかれるのもあと数秒の問題だ。しかし梅雨ちゃんが塩崎くんの茨をあえて前に展開させなかった理由は――――

 

「今よ、茨をしまって!」

 

 その声と共に俺はギアを一気に落として急減速させつつ、右へと直角にターンをかけた直後に再びギアをあげて離脱する。茨によって視界を塞がれつつ全速力で突っ込んできた峰田くんたちチーム鱗は――――

 

「バカッ、凡戸どけっって――――うわぁああああっ!!」

 

 青山くんを背中にくっつけた巨躯の男子生徒が一人で騎馬をしているチーム小大に激突しようする。

 

 しかしその足元に展開されていた接着剤のような何かに足をとられ身動きがとれなくなってしまっていた。

 

 勿論その決定的な隙を見逃すわけがない。梅雨ちゃんは離脱の際に舌を伸ばし、しっかり鉢巻を確保した。

 

「峰田ちゃんのところの225P、獲ったわよ」

「ナイスだ梅雨ちゃん! 合わせて895Pか」

「見事な采配でした蛙吹さん」

「飯田も塩崎もいいタイミングだった」

『俺もガンバッタヨ』

黒影(ダークシャドウ)もよく峰田を退けたな。よかったぞ」

 

 それぞれの検討を称え合う。実にいい感じだ。元々チームの持ちポイント自体が俺たちのチームは2番目に高かったとはいえ、上位4チームに残るには安全圏として1000は確保しておきたい。もう一歩だな。

 

『よく周りを見ていたチーム蛙吹! 安定の采配で強かにチーム鱗から鉢巻を奪取だ! それに乗じてちゃっかりチーム轟もチーム小大から鉢巻を奪ったー!』

 

 峰田くんたちに衝突されそうになっていた方のチーム小大はというと、プレゼントマイクの放送どおり峰田くんの玉で拘束し返されたところを横から轟くんたちのチームに獲られていた。

 

 その後、各地で混戦状態が続き、2位に付けていたためかなり周囲から狙われ続けたうちのチームは防戦に徹しつつ、機を伺っていた。他のチームが0Pのところが多くなってきた中、トップ組であるチーム猪地とチーム爆豪の激しい戦いが始まったが、チーム轟の参戦で激しい三つ巴の泥沼化。

 

 上鳴くんの全力放電や轟くんの氷による周囲全体への攻撃を茨を用いた壁や足場で避けつつ、大きなミスもなく現状を維持し続けることに俺たちは成功していた。そしてそろそろ残り時間も残り3分を切ろうとしている。 

 

「あと1分待とう。その後にあの中に飛び込んで決戦だ」

「わかりました。胸が高鳴りますね」

「了解よ飯田ちゃん。今度は残り時間を味方に付けましょうね」

「そう言えば2人は模擬戦のときよりの宿命(さだめ)か。微力ながら力を貸そう。だがまずはこの場を凌いでからだ」

「梅雨ちゃん覚悟ー!!」

 

 雄々しいと言うには少々甲高い声と共に突撃してきたのは葉隠くんが率いるチームだ。前騎馬に耳郎くん、左騎馬に尾白くん、騎手が透明な葉隠くんのため、手が見えず防御が難しいという難点はあるが、イヤホンジャックによる中距離攻撃さえ捌ければ範囲制圧力も機動力もウチの方が上だ。対処できない相手ではない。

 

 相対するチーム葉隠の面々は全身にサポート科の作成したアイテムを装備していた。背中に装備したブースターらしきバックパックや機動力をあげるシューズなどで身を固めた姿は、他のチームがジャージのみの中で非常に目立っていた。特に尾白くんは尻尾と顔以外フルアーマー装備で、その上まるでクリスマスツリーやパチンコ店を連想させる派手な照明の数々をアーマーの上に纏っていた。

 

「飯田ちゃん、全速前進でヒット&アウェイよ。通過際に私と常闇ちゃんで獲るわ」

「行け黒影(ダークシャドウ)!」

 

 迷いなく指示を出す梅雨ちゃん。指示に大きなミスはなかった。しかし俺たちは不確定要素を見逃していた。

 

「尾白くん今だよ!」

「ええっ、本当にこれをするの?! もうどうにでもなれっ」

 

 無理やり着せられている感を丸出しにしている尾白くんの哀れな表情に同情していたのが間違いだった。

 

「行くよ、葉隠さん。集光屈折――――」

「尾白フラーッシュ!! なんちって」

 

 葉隠くんの陽気な声と共に会場が一面の白に包まれる。

 

「くっ!!?」

『キャン』

 

 拙いぞ。激しい光で目が眩んだ。

 尾白くんの装備の光を葉隠くんの個性で屈折させたのか?!

 

『なんだこれはぁああ! おとなしかったチーム葉隠が今スッゲェ光ったぞ! サングラス掛けててよかったぜ。俺は見えてるが他はなんにも見えてないだろうな。どこも足が止まったぞ。やるなら今だぜ! 逆転のチャンスだ!』

 

 光は消えたが視界がぼやけて何も見えない。おそらく向こうはサングラスを掛けているのだろうな。

 

「うふふ。見ましたか皆さん、私の可愛いベイビーたちのこの輝きを! 可愛いでしょう、綺麗でしょう?」

「やった! 成功だよ尾白くん」

「うん、成功だね。でもなんだろう…………この胸のモヤモヤは」

 

 だが足を止めるのは悪手だ。激突覚悟で行くしかない。ギアを上げて、力強く地面を踏みしめる。

 

「走り抜けるぞ。常闇くん、梅雨ちゃんの防御をっ!!」

『グスン。マブシイ……無理っ』

 

 俺の指示に泣き言で返す黒影(ダークシャドウ)。そうだ、黒影(ダークシャドウ)の天敵は光。ただ目をくらませるだけじゃなく、五人目のメンバーとも呼べる黒影(ダークシャドウ)の消耗も狙ってきたのか。轟くん、爆豪くん、青山くんは警戒していたがこのパターンは全く考慮に入れていなかった。

 

「塩崎くん茨を前方に伸ばしつつ、上に壁を作って影を!!」

「はいっ!」

 

 せめて牽制して近づけないようにしなければならない。それに加えて黒影(ダークシャドウ)を影の中に入れて体力回復させるのも急務だ。黒影(ダークシャドウ)なしで猪地くんたちと戦うのは勝ち目がない。

 

「今のうちだよ。響香ちゃん!」 

「わかってる! めんどくさい茨だけどこんだけ隙間があるなら私のイヤホンジャックでっ!!」

「ケロッ?!」

 

 声の方向的に多分通り過ぎた。そう思った矢先に梅雨ちゃんの短い悲鳴が聞こえた。まさか――

 

『これは急展開だ。まさかのダークホース、チーム葉隠。チーム蛙吹から鉢巻を2本奪ってなんと合計1125Pだ。一気に2位にのし上がった!!』

「みんなごめんなさい。獲られたわ」

 

 梅雨ちゃんの悲しげな声が上から落ちてくる。だんだん周りが見えてきた。人影はしっかり把握できるようになった。

 

「気にするな蛙吹。あれは誰にも読めなかった。俺の黒影(ダークシャドウ)も怯んでしまったしな」

「それよりも飯田さん。もうあれから1分経たちました。先程のチームを追いますか、それとも――――」 

 

 所有する鉢巻は1つもない。1つ2つ鉢巻を奪った所で確実に通過できるかは不明だ。葉隠くんたちも安全圏の得点を保有しているならば逃げればいいものの、謎の行動原理により勢いづいた彼女たちは猪地くんたちのトップグループ争いの渦中に突っ込んでいた。それならばっ!

 

「30秒だ。黒影(ダークシャドウ)の体力をこのままギリギリまで回復させる。元々狙いは1000万だ。ラストアタックを仕掛けるぞ」

「了解だ。決戦まで身体を休めろ黒影(ダークシャドウ)

「作戦は最初に決めたとおりでいいのですね?」

「あぁ。今のうちに俺は足を温めておく」

 

 鉢巻を持っていない以上、俺たちの行く先を阻むものは誰もいない。

 騎馬が居ない会場のライン際を周回し、どんどんギアを上げていく。

 

「足を浮かせて俺にしっかりつかまっていろ!」

 

 上げて、上げて、上げ続ける。

 

「少し痛いのを我慢して下さいね」

 

 しがみつくのがきつくなったからか、塩崎くんが茨でそれぞれの身体を固定させた。

 棘に触れた肌からじわりと血が滲む。だが気にするな。

 

 回せ。

 回せ。

 回せ。

 足を回せっ!

 

 レシプロバーストは使わない。

 使わずとも時間はまだある。

 

『正気かチーム葉隠、2位の状態にも関わらず1000万争いに乱入だー! ここで再び追い上げを掛けつつあるチーム鉄哲も加わった! って言わんこっちゃない。チーム葉隠、チーム爆豪に鉢巻2本獲られた。残りの1本も美味しくチーム鉄哲が奪ったー!! 残り時間少ないがもうわけわかんねぇぞっ!』

 

 激しく入れ替わる情勢など、もうどうでもいい。

 立ち向かうべき壁が健在であるならば。

 

黒影(ダークシャドウ)も復活した。いつでも行けるぞ」

「蛙吹さん、よろしくお願いしますね。私、頑張ります」

「こちらこそよろしくお願いね、塩崎ちゃん。飯田ちゃん」

 

 風を追い抜け。

 風を切り裂け。

 風のその向こう側へ。

 

 そして本当のトップスピードまで――――――――上がった!!

 

「行くぞっ。猪地くん、緑谷くん!!」

「待ってたよ。飯田くん!」

「来いっ、天哉!!」

 

 猛々しい返答。どうやら緑谷くんも洗脳が解けているらしい。しかし俺に次ぐほどに速いこのスピード、もう自力での制御を掴んだのか。流石俺が見込んだ男だ。

 

 猪地くんもこうなることを見越していたのだろうか。土壇場で試せるとはやはり凄いな。

 

 ――――だからこそ挑戦しがいがある!!

 

「うぉおおおおおおおっ!!」 

 

 全速力で正面から突っ込む。

 全てはこの一瞬のために。

 

「塩崎ちゃん!!」

 

 茨を足首に付けた梅雨ちゃんが、俺の肩を踏み台にして空へ跳ねた。

 

「なっ?!」

 

 梅雨ちゃんが舌を伸ばし鉢巻を奪おうとする。

 しかしそれは猪地くんの腕によるガードで弾かれた。

 

 瞬きさえ出来ないほどの一瞬の攻防だった。

 

 俺は速度を一段階落とした状態を維持し会場の際へと走り去る。 

 騎馬を離れた梅雨ちゃんも茨で回収済みだ。

 

 梅雨ちゃんは鉢巻を奪えなかった。しかし――

 

「確かに獲ったぞ。1000万。大金星だ。黒影(ダークシャドウ)

「偉いわ黒影(ダークシャドウ)ちゃん」

『褒めて褒めて』

  

 梅雨ちゃんはあくまで囮だった。どんな軌道を取ろうが、意表を突こうが、猪地くんの感知能力に先読みされる可能性が高かった。

 

 だからこその黒影(ダークシャドウ)。生命ではない常闇くんの個性である黒影(ダークシャドウ)ならば感知能力による警戒網をくぐり抜けられる。塩崎くんの茨もフェイクとして役立ってくれた。そしてレシプロ状態でない俺の足ならば残り時間を凌ぐことができる。既にもう残り30秒。

 

『来たー! ついに1000万獲りやがったぞ。目にも留まらぬ速攻で0Pから起死回生の一手を打ったのはチーム蛙吹だぁああ!』

 

 激しい実況と共に歓声の波が押し寄せる。会場が最高潮に沸き立った。

 黒影(ダークシャドウ)から渡された鉢巻を梅雨ちゃんが頭に巻き付ける。

 

「あれだけの鉢巻の中、1000万を掴めたのは幸運だったわね」

「だが運も実力の内だ。あるいは必然か」

「残り時間は守りに入ります」

 

 そう言って塩崎くんは圧倒的な量の茨を展開し、防御体勢を整える。

 猪地くんたちは向かってこない。残りポイントを見る余裕はないが、それなりに鉢巻きを保有しているが上での判断だろう。

 しかし爆豪くんたちなど他のチームが向かってくる。

 

『15、14、13――――』

 

 カウントダウンが始まる。逃げ切れるときっと俺たちチームの全員が確信していたはずだった。

 

 しかし、たった一言が全ての流れを断ち切ろうとする。

 

(ヴィラン)が来たぞ!! ど、どうすればいいんだ!?」

 

 うろたえた声で叫んだのは心操くんだ。このタイミングで仕掛けてくるか!

 

 問いかけと呼べるかどうかは微妙なラインだが、彼の個性を知っているが故に俺には嘘だとわかる。しかしだ。

 

「落ち着け、みんな構え――――」

「どこにいるんだ?!」

「背中を合わせて密集し――――」

 

 多くの面々が反応してしまっていた。特にA組は(ヴィラン)連合の襲撃は前々から想定していたため余計にだ。構えただけならばいいが、問いかけに答えた者たちの身体が次々と硬直する。

 

 心操くんか、猪地くんか、緑谷くんか。

 一体誰がこんな悪魔のような仕打ちを考えたのだろう。

 

「鉢巻を捨てろーっ!!!」

 

 最後の残り数秒時点で、全ての努力を無に帰すような、あまりにも無情な言葉が告げられた。

 

 

 

 




梅雨ちゃんと飯田くんによる猪地さんへの模擬戦リベンジ回でした。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。