四つの次元と四つの個性~悪魔と呼ばれた子供がヒーローと呼ばれるその日まで~   作:神狼 梟

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No.1 試験開始

俺の目の前にいる二人の少女

 

『ねぇねぇ!貴方も個性、持ってるんでしょう!見せて見せて!』

 

 

懐かしい記憶。

 

──……ダメだよ。軽はずみな事で俺の個性は使ったらいけない。

 

 

『えー!だったら私も見せるから見せて!』

『諦めが悪いね、──ちゃん』

 

 

そう、俺の個性は危険。故に回りから嫌われる。なぜ、

 

 

──なぜ君たちは僕に話しかける?俺は悪魔と呼ばれてると知っているだろう?

 

 

『え、そうなの!カッコいい!』

 

 

……なんで、

 

 

──なんで、カッコいい?

 

 

『だって、そんなふうに呼ばれるってことは、すごい強いんでしょっ!カッコいいじゃん!それに……』

 

 

──それに?

 

 

『貴方と友達になりたいのよ。──ちゃんは。』

『ちょっと──ちゃん!言わないでよ!』

 

 

友達……生まれてはじめて聞いた。

 

 

──なりたいのなら……いいよ。

 

 

『やったぁ!貴方の名前は?私は────だよ!よろしくね!』

『ケロケロ、よかったね。私は────。よろしくね。』

 

 

──俺は……久我、白藤 久我。宜しく。

 

 

目の前にノイズが走り画面が変わる。

 

次は中学の入学式。

 

 

『あっ!久我くーん!』

 

 

──同じ学校なんだな。てことはあいつも?

 

 

『うんっ!──ちゃんも一緒だよ!また、3人一緒だよ!』

 

 

──……あぁ、そうだな。

 

 

またもや画面が変わる。

 

次は港にある船に乗るところ。

 

 

『うぅ……ひぐっ、ホントにいっちゃうの?』

 

 

──ごめん、中学三年は一緒になれなくて。

 

 

『ちょっと悲しいね。でもまたあえるでしょ?』

『………うん!そうだよね!じゃあ、久我くん!またね!』

 

 

──あぁ、またな。

 

 

離ればなれになってもいつか会える。だから俺たちはさよならなんて言わない。

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

「………夢、か。」

 

とある船の一室にて少年が目を覚ます。

 

「もうこんな時間か、荷物、纏めなきゃ。」

 

少年は手短に荷物を纏めると、壁にかけてあった制服に着替える。

 

 

《間もなく港に到着いたしますお忘れもののないよう、お気をつけください。》

 

アナウンスがなると、少年──白藤 久我は荷物をもって部屋を出た。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

船から降りた久我は町へと向かった。

 

「この町も変わらないな。1つあるとすれば今日が二次試験で人が多いということかな。」

 

何故この町にここまで久我と同じ制服を着ているのが多いかというと、この町には『国立雄英高校』という『ディラン』に対抗する『ヒーロー』を育成する場所がある。

『個性』というものをもつ子供たちが集まる場。もちろん久我にも『個性』はある。

 

「………ん?」

 

久我の視線の先にはアホ毛が三本ピョコピョコしらがら周りを見ておろおろしてる少女がいた。

彼女も雄英を受けにきたのだろう。同じ制服をきている。

 

「あんた、なにしてんだ?」

 

「うひゃっ!?」

 

声をかけたとたんにアホ毛が真っ直ぐになり、固まった。

 

「……なぁ「はいっ!すいませんすいませんっ!謝りますから許してぇぇぇ!!」………怒ってる訳ではないんだが。」

 

いきなり謝りだした少女に怒ってる訳ではないことを伝えると、落ち着いたのかアホ毛がへなぁとなった。

 

「実は私、道に迷ってしまって………。雄英高校まで案内してくれませんか?」

 

「いや、そもそも俺もそこが目的地だし「へ?」というより周りは殆どそうだぞ。」

 

久我の言葉に真っ赤になる少女。

 

「はずかちぃ………。」

 

「はぁ……、ほら、早く手をかせ………あぁもう遅いなぁ。仕方ない。」

 

一瞬、久我は個性を使った。すると目の前には雄英高校が!

 

「へ?あれ?どうなってるの?」

 

「そんな事はどうでもいい。遅れるぞ。」

 

「待ってぇぇぇ~~!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

《久我視点》

 

この女、ホントに雄英高校を受けにきたのか?どうにも見えんが…………そもそもこいつだれだよ。

 

「あんた、名前は?俺は白藤 久我。」

 

「わ、私は東雲 御影です。よろしくです。」

 

女──御影と名乗ったこいつは──「あっ、つきましたよ。」

 

……あとでいいか。

 

今俺らがいるのは試験会場の擬似町。この中にいるロボットを倒してポイントを稼ぐらしい。

 

あっ、顔ばれ防ぐためフード被ろう。

 

「?久我さんはフード被るんですか?」

 

「顔ばれ防止だよ。知り合いを驚かすために。」

 

なるほど、と納得したようすの御影。

話してると擬似町の壁の上に人影が現れる。

 

「受験者諸君!君たちには情報がいってるだろうから説明はしねぇが、ハードルを上げてある。せいぜい落ちるんじゃねぇぞ!」

 

声を荒げて言う人影はボイスヒーロー『プレゼント・マイク』。彼が言う説明はこの試験のルール。恐らくハードルとはロボットの強さ、それか量。

 

「それじゃあ、かたっくるしいことは無しだ!いくぜぇ!試験開始ぃ!」

 

オオオォォォォ!!

 

プレゼント・マイクの言葉に続き受験者が声を上げて町に入る。

 

よし、じゃあ、いっちょ。

 

「やりますか!」

 




どうも皆さん、神狼 梟です。恐らく亀更新、てか絶対亀更新になります。

タグの原作複数ですが、だいたいアニメのヒロアカ一期の最終話ぐらいから意味があります。

では、のし
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