試験翌日の朝家で
「ナルト。どうだった?って大丈夫そうだな。」
「そうね。これでナルトもまだ半人前だけど忍者ね。」
「兄ちゃん!アカネ姉ちゃん!俺は1人前だってばよ!」
「まだだよ。忍者になった瞬間からまた半人前になるんだよ。」
「なんでだってばよ!」
「ナルト。それはね。これからが大変だからよ。」
「そうだな。任務はどんどん立場が上がっていくと大変になるからな。」
「わかってるってばよ!」
「まぁ簡単な任務から頑張れ!ナルト!それじゃあ俺とアカネはこれから任務に行ってくるよ。長期遠征の任務だからかなりかかるかも。」
「わかったってばよ!俺も忍びなんだ!前みたいに弱くねえよ!」
「そうか!なら出来るだけ早く帰ってくるよ。」
「わかったってばよ。」
「それじゃあナルト。行ってくるわ。行こう!センリ。」
「そうだな。アカネ。」
こうしては俺とアカネは任務へ出かけるのだった。
里を出てしばらくしたところで
「アカネ。少しいいかい?」
「うん。何かしら?」
「これからも俺の傍にいてくれるか?」
「何当たり前のことを言ってるのよ。」
「えっ?」
「私はセンリの傍にいやいやいる訳じゃないの。好きでいるのよ。」
「ならさ。俺の話を聞いてくれよ。」
「うん。」
「俺達はさ元々3人で一つの何処にでもある普通の班だっただろ。」
「そうね。」
「俺達3人は同じ年に入って同じ様に飛び級して飛び級通しでスリーマンセルを組んだ。そして飛び級したカカシさんが担当上忍になった。カカシさんは俺を超えたと言ってるけど実際はまだ抜けていないよな。多分。」
「そうね。」
「俺がさスリーマンセルを組んだ時の自己紹介で言ったのことは覚えてるか?」
「覚えてるわ。」
「将来の目標、覚えてるか?」
「確か大切な人の為に全力を尽くして守り抜く。だったかしら?」
「そうだ。その大切な人って誰だかわかるか?」
「ナルトじゃないの?」
「確かにナルトも大切な人だ。唯一の血縁者だからね。でもね。今一番大切なのは誰だと思う?」
「誰なの?」
「アカネだよ。」
「えっ?」
「アカネだよ。アカネはいつも俺の横にいてくれた。幼い時からずっと。両親が死んだ後もずっと一緒にいてくれた。それが嬉しかったんだ。だからあの時に決めたんだ。俺はこれから、アカネとナルトの為に強くなるとね。だから自来也先生や綱手様に修行を付けてもらった。父さんの残した巻物の忍術を全て使えるようにした。螺旋丸を改良した忍術を編み出した。シスイとイタチの父親の写輪眼を使いこなせるようになった。これはシスイの影響が大きいけどお陰で視力の落ちない万華鏡写輪眼を手に入れた。」
「私もね。強くなる理由が欲しかったの。ナルト君は私にとっても弟だもの。センリだって私にとっては誰よりも英雄だったのよ。」
「俺が英雄?」
「そうよ。初めてのBランク任務の時のこと覚えてる?」
「覚えてるよ。護衛の時だろ。」
「そうよ。砂がくれの里への護衛任務の時に私が霧の里の忍びに襲われたでしょ。その時に術にかかって動けなかった私を助けてくれたでしょ。格上の相手にボロボロになりながら。あれ以降センリは誰よりも私の英雄なの。だからあの時、弱かった私は貴方の隣に何時までも入れる様に綱手様に頼んで修行を付けてもらったわ。」
「そうなのか。」
「うん。」
「少し話を戻そうか。」
「うん。」
「この任務が終わったら俺と付き合ってくれ。」
「えっ?」
「だから俺と付き合ってくれ。」
「それは・・・その。・・・お願いします。」
「ホントか?」
「うん。」
「よかった!それとさ俺のお願いなんだけど。」
「うん。」
「アカネが俺と一生一緒にいたいと思ってくれるのならいつでも俺と早いうちに結婚してくれ。」
「それはありがたいのだけどなんでそんなに早いうちなの?」
「俺達が忍びだからだよ。はっきりいつといつ死ぬかわからない。俺もお前もだ。だから好きな人と早いうちに家族になりたい。」