ある日のことだった。いつも通りに学校に通い、いつも通りに授業を受け、これまたいつも通りに家に帰る。
そんな日常が終わりを告げたのだった。目の前で、暴走した車に轢かれそうになっている子供。その子供は何が起こっているのかわからないのか、呆然と立ち尽くしている。
体は自然と動き、子供の下へと走りだしたのだ。子供と一緒に逃げることはできない。だから僕は子供を突き飛ばし、車から逃がしたのだ。
死ぬのが怖くないのかと聞かれれば、それは違うだろう。誰だって死ぬのは怖い。だが、こんな僕の命よりも未来ある子供の命を救った方がいいだろう。
そう考えながら、僕の体に衝撃が襲い意識は暗闇に消えっていった。
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身体の節々が痛い。あまりの痛みに飛び起きる・・・ことはできず、うめき声をあげながら目を開ける。
痛みもすごいがそれよりも驚いたことがある。見渡す限り全て黒と白が入り混じった灰色をしているのだ。
ここはどこだろう、気になるが体は痛みで動かず、相変わらず寝転がったままだ。
しばらくすると、首だけが動かせるようになったので、周りを見ているとすぐ横で丸い球体が現れ、光り始めた。その球体はだんだんと人の形になっていき、光が収まったと思ったらそこには一人の老人がいた。
「これはまた珍しいのぉ。この空間に人の魂が迷い込むなど・・・・・・よほど、強い魂だったのかの。」
どうやら現れた老人はこの場所について知っているようだ。
「あなたは誰でしょうか。そしてここはどこでしょうか。」
「おお!しゃべることができると言うことは自我もしっかりしているのか。とりあえず質問に答えてあげよう。」
今までの話からするに、ここには普通入ることができず、入れたとしても自我がはっきりとしないらしい。
「ここは転生の間と呼ばれる場所じゃ。前世でオタク気味だったお主ならここがどういう場所だか知っておるじゃろう。」
「僕は生まれ変わるのか・・・・・・」
「さらに付け加えると、記憶をそのままの状態で特典を与え、前の世界とは別の異世界にじゃがな」
どうやら、完全に神様転生というジャンルのものらしい。ということはこちらの老人が神様ということになるのだろうか。
そこから長い話を聞かされている間に痛みは完全に消え座って話を聞いていた。そして忘れたころになってようやく転生の話になったらしい。
「それでじゃ、特典を決めてくれんかの?ああ、お主の魂であれば6個は与えることができるぞ。勿論後からでも可能じゃ。」
特典か。まずはどんな世界に転生するのかがわからない限り、選びようがないな・・・・・・
「ちなみにじゃが、お主が転生する世界は・・・・・・赤龍帝というエロ小僧が戦ったり、学校生活を送ったりする世界らしいぞ。まあ、完全ではないがの。」
ハイスクールD×Dの世界と言うことか。転生する世界がわかったのはいいのだが、気になることがある。
「完全ではないとはどういうことでしょうか。」
「うむ、いろいろの世界が混じっているということじゃ。詳しくは言えんが、ある程度は知っていると思うぞ」
そういうことか。まあ、心にとめておく程度でいいだろう。メインがハイスクールD×Dの世界なのだから。
「とりあえず、特典は・・・・・・」
僕が決めた特典はこれだ。
・天性の肉体・頭脳
ちょっとのことでは傷つかず驚異的な身体能力を得ろことができ、頭脳であれば学んだことを瞬時に記憶することができる。
・魔法の才
魔力が超越者以上となり、魔法を扱いやすくなる。様々な属性をバランスよく使えるようになる。
・ガチャ
様々な種類のガチャを引くことができるようになる。制限として一か月に十回までしか引けない。
・合成システム
ガチャと組み合わせて使用する。ガチャで手に入れた使い魔や装備を合成して新たな使い魔や装備を生み出すことができる。
・人間として生まれること
そのままの意味(神様補正によりかなりのイケメンとなる)。
・魔力の息吹
呼吸するだけで、減った分の魔力が大回復していく。
かなりのチートになってしまったが、これぐらいでもまだ足りないと思ってしまうのは、普通の反応だろう。なにせあのD×Dの世界なのだから。
「ふむ、決まったようじゃな。それでは、汝に幸あらんことを」
足元がパカッと開き、僕はそのまま真っ逆さまに落ちていった。だいたいの落ちは読めていたためと国叫びもしない。パラシュートありだったが空で散歩だってしたことがあるのだから。
落ちながらだが忘れていたことを思い出した。
僕の名前は・・・・・・名字は思い出せないが、翔馬だ。前世では高校生をやっていて、今は転生者だ。
お知らせしておくと、戦闘はしばらく後になる予定です!
次回は一応書いてあるけどある程度その先が書き終わったら投稿になるかな?