何故俺はこんな難しいことに挑戦しようと思ったんだ?。
俺、江ノ島 月《あかり》は転生者だ。
・・・・多分、これを聞いて俺を痛い人間だと勘違いする奴がいると思う。
わかる。凄くわかる。
俺だって、いきなり「転生者です。」と言う奴を見つけたら、今後一切そいつに関わらない様にする。
同じ人間だと思われたくないからな。
だが、事実は小説よりも奇なりという言葉があるように、俺は実際転生した。
というか、信じてもらえないと話が進まないので、俺が転生者だと納得してくれ。
さて、転生者と聞いて、ピンとくる人がいるかもしれないが、よくssに出てくるオリ主はこれに該当する。
事故、あるいは神様の不手際で死んで、神様からチートな特典を貰い、原作に関わりながら俺TUeee状態になるのが、多いだろう。
他には、主人公のヒロインを寝取って、自分だけのハーレムを作るとか、登場上人物の踏み台になったり、多種多様な者が存在したりする。
だが、残念なことに俺は無駄に神々しい神様に会ってないし、ましては特典なんて言う便利な物は貰ってなく、気がついたら、まだ生後幼い赤ん坊になっていた。
しかも、どうにも前世の記憶を思い出せない。
なんの前触れもなく転生したことで、混乱したものの赤ん坊とは思った以上に暇だ。
時間が経つにつれ、段々心に余裕が出来てきて、今の現状やこれからについて考える時間が出来た。
その時に気がついたのだが、どうやら俺には『前世の記憶』というものが存在しない。
正確には、前世の自分が何者で、どういった人生を送ったのか思い出せないといった感じだ。
エピソード記憶と言うんだろうか、兎に角俺にはその記憶が綺麗さっぱりなくなっていた。
前世の自分がどんな人生を送って、どんな最後だったか?
少し気になるところだが、はっきり言って今世の人生には関係ないことだと思ったので、ぶっちゃけ思い出せなくても良いと思っている。
記憶に関してはまだいい。
さっきも言ったが、今世の人生には前世の記憶など必要のないものだ。
だが、これから始まる第二の人生について、俺は重大なことに気づき絶望してしまった。
それは、・・・・俺が転生した世界が『ダンガンロンパ』の世界で、苗字が江ノ島【黒幕と同じ】ということだ。
・・・・・・・詰んだ。
いや、割とマジで詰んだ。
一体何でこうなった。
何で俺が、登場人物の大半が死ぬ、原作には出てこないモブキャラですら悲惨な死に方をする世界に、転生しなくちゃいけないんだ!
しかも、妹に殺されることに感じるダメ姉となんかもうキャラが掴めない絶望妹と同じ苗字って、これから始まる死亡フラグが回避できねえよ!
俺はあのいろんな意味でキャラが濃い人達と生きていく(殺し合い)しか道がないのか⁉︎
はははは(震え声)、なにそれ?、馬鹿なの?、死ぬの?
ああ‼︎、そうだよ‼︎、死んだんだよ‼︎(転生者)
・・・・・すまない、取り乱した。
今のは、忘れてくれ。
さて、この事実に気付いた俺は、酷く混乱して絶望してしまったが、まだ希望がなくなった訳じゃない。
この世界に希望ヶ峰学園があることは確認済みだから、俺がダンガンロンパの世界に転生したことに間違いはない。
だが、苗字が同じだからと言って、俺があの江ノ島姉妹と何らかの関係を持っているとは、少し考え過ぎだ。
それに、もしかしたらこの世界が、俺の知っているダンガンロンパの世界ではなく、それと似ている世界かもしれない。
例えば、超高校級の絶望が生まれてこない世界。
頼むから、そうであってくれ。
そして、俺の願いが通じたのか、転生してから3年が経ってはいるが、未だに江ノ島姉妹に会っていない。
俺の今の両親に、さりげなく聞いてみたが、どうやら弟や妹をつくる気はないらしい。
それに、家の近所を見て回ったが、原作に出てくるキャラ達の名前は見つけられなかった。
やはり、少し考え過ぎだったみたいだ。
別に珍しいわけではない、やはりただ単に苗字が同じの赤の他人だ。
俺はそう納得することで、安心することにした。
だが、あいつは俺が安心するのを見計らい様に、俺の前に現れた。
「月お兄ちゃん、あーそーぼ。」
あいつ、・・・・幼い頃の江ノ島 盾子に。
編集していたら、ものすごく短くなってしまった。
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