もし江ノ島姉妹に兄がいたら(試作)   作:zinba

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今回も短い。

でも、今文化祭の準備で忙しいので、限界です。


ゲンサクイッポマエ

夜、日本のとあるビルの屋上に二人の人間がいた。

 

一人は、スラリとした長身に加え脚も長く、モデルの様な体型をしていて、顔も整っている美人・・・・というよりかは、少し子供特有のあどけなさが残っている可愛い系の女性。

髪型はボリュームのある金髪のツインテール。

それぞれ右には白色の熊の髪留め、左は赤く鋭い目付きという悪趣味な黒色の熊の髪留めをしている。

服装は白縁の黒のブラウスと赤いチェック柄のミニスカート、脚には黒いロングブーツを履いていて、ブラウスは胸元を露出させて見せブラするほど着崩しており、首元には白色の絵柄がないマフラーと申し訳程度に結ばれたドット絵柄の白いネクタイを下げている。

歳も若く、もし学校に通っているならば、彼女は高校生なのだろう。

 

良く言えば派手、悪く言えば、ビッチみたいな服装をしている彼女はビルの屋上にあった事故防止の柵を越え、あと一歩進めばビルから落ちてしまうにもかかわらず、腕を組み仁王立ちをしている。

その表情はまるで、好きな異性に告白して成功したかの、先程からにやけ顏が止まっていない。

 

もう一人は、男性で女性と同じく長身で脚も長く、顔つきもどことなく女性と似ていて、少しタレ目だ

髪型は金髪のショートカットで頭頂部になんとなく元気がないアホ毛。

服装はYシャツの上に黒色のパーカーを着ており、下は黒色のズボンで、女性と比べて特徴も格好も地味な男性をしている。

歳は女性と同じか、それより少し多いぐらいだろうか。

 

良く言えばシンプル、悪く言えば、特徴の無い彼は、彼女の隣に座り、脚だけを外に出していて、つまらなそうに目の前の光景を見ている。

 

人気のない屋上に年頃のカップルが二人きり、・・・・もしここに『満天の星空の下で』と付け加えるとすれば、もっとロマンチックになっていただろうが、残念ながら天気が悪いのか、星が一つも見つかっていない。

 

さて、何故この対照的な二人が、ビルの屋上にいる理由かと言うと、女性が男性に告白・・・・・した訳でもなく、ただ単に屋上から見える景色を見たかっただけである。

理由と言っても、あったのは女性の方だけで、男性は強制的に連れてこられただけだが。

 

ただ単に屋上から見える景色を見に来ただけ。

それ以上でもそれ以下でもない、とてもありふれた理由。

 

だが、そんなありふれたことをしている二人は、常人には異常に見えているのであろう。

 

何故か?

 

それは、二人の目的である屋上から眺めている光景が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめろ‼︎、私が犠牲になるから、妻と子供に手を出すな‼︎。」

 

「冗・・・・冗談だよね。そんなことしたら死んでしまうよ。警察に捕ま」グチャ

 

「一つはあの人の為、グシャ、二つはあの人の為、グシャ、三つはあの人の為、グシャ、・・・・・・・・・・・・。」

 

「・・・・何しているの父さん。」

 

「ん?、見て分からないか?、母さんだよ、母さん。そんな事も忘れたのか?この赤い鮮血具合。母さんしかありえないだろ。」

 

「血が、血が、血が、・・・・・ああああああああ‼︎。」

 

「絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望・・・・・」

 

 

 

 

煙によって出来た黒い雲が夜空を隠し、燃えるさかるコンクリートの大地を、半分が白色の熊ともう半分が赤い鋭い目付きの熊の仮面をつけた『ヤツら』が、人を殺し、殺させ、絶望させている地獄絵図だからだ。

 

自分の妻と子供を我が身をていして守ろうとするが、守る筈だった家族に後ろから刺され、絶望して死んだ男。

 

全く知らない赤の他人に、何の理由も無く、鈍器で殴られた男。

 

光も無く、真っ黒な目で、死人の頭を殴り続けている少女。

 

質問に、妻だったモノを見せて不思議そうにする血フェチの男と、それを見て、自我をなくした子供。

 

もう一度言うが、これを見ている二人は、異常に見えるであろう。

 

彼女がこの光景を創り出し、全ての黒幕である【超高校級の絶望】、江ノ島 盾子とその義兄である江ノ島 月という事実を知っている人も、江ノ島 盾子に感化された絶望も含めてもだ。

 

何故か、それは目の前で行われている、余りにも狂気的で、理不尽で、現実味も無い、希望も無い、絶望的な・・・・後に『人類史上最大最悪の絶望的事件』と言われ恐れられた光景を、屋上にいた盾子と月は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぷぷぷぷぷ〜♪、兄貴と二人きりだ〜〜♪。」

 

 

「・・・・・・・・腹減った。」

 

 

視界にすら入っていなかったのだから。

 

 

 

 

これは、希望ヶ峰学園本校で行われていた総勢15人の『超高校級の才能』を持つ少年少女が、殺し合い学園生活を全国放送される1週間前のことだった。

 

 




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