どうもzinbaです。
・・・・救いはないのか。
『人を殺す』という行いは、この世で最も忌み嫌われることの一つだと俺は思う。
それは『第三者によって殺される他殺』しかり、『自分で自分自身を殺す自殺』も同じ。
だって本質はどちらも同じ人殺しだからだ、それに例外はない。
どんな無情な理由があり、どれほどの苛烈な過ちがあり、ハッピーエンドの後日談があったとしても、結末が人殺しであるならば、その行いを正当化することは出来ないんだと思う。
人殺しをしたら最後、一生自分のした行いに、罪悪感を感じなければならないから。
どんな完全犯罪が成功しようと自分だけは、それを知っているからだ。
・・・・・だが、テレビや新聞でよく聞くことがあると思う。
〜〜が死んだや、〜〜が遺体で発見された等の人の死に関するニュースだ。
もちろんのことだが、全てが人殺しというわけではない。
人ではどうしようもない自然災害や病、思わぬ事故や老衰でっていうこともある。
だがそれでも、全体から見たら1パーセントだろうとほんの僅かだろうと、確実に人殺しが行われている。
それは、人が生きているならば、しょうがなく起こりうる可能性であり、言い換えたら人災なのかもしれない。
だからと言って人殺しを正当化・・・までとはいかなくても、認めることは出来ない。
人殺しとは、例外なく最も忌み嫌われることの一つだからだ。
・・・・ただ、人殺しの正当化、或いは認めるか認めないかでは、例外が存在する。
代表は、戦争だろうか。
細かいことは省くが、戦争とは簡単に言うと武力による交渉手段だ。
自分達の正当性、或いは自国の防衛を武力によって解決する。
多分そこには間違いはない。
いくら戦争反対の流れがあったとしても、話術だけではどうしようもない時がある。
相手が攻め込んでくる可能性を取り除くべく、戦争を仕掛ける。
自国を守るために。
攻め込んで来た敵に、どれだけ犠牲を払おうとも戦争を開始する。
自国を守るために。
他にも違う思惑があるのだろう。
そこには、悪は存在する。
人殺しは間違いなく悪だからだ。
でも、善も存在する。
自国の防衛のために自分の命かけて戦う。
明らかにこれは善の代表格だからだ。
話が長くなってしまったが、俺が言いたいことは、一つだ。
『これから世界を絶望に落とすだろう江ノ島 盾子を殺すか殺さないか。そしてそれは善なのか悪なのか』
・・・まあ、考える必要もないことだけど。
だってそうだろ。江ノ島 盾子という人間は殺されて当たり前なんだから。
何人という人を絶望に堕とし、世界を滅亡寸前まで追い込んだ化けもの。
そして人ではなく、化けもの殺すのは悪でなく善だ。
そもそも考える余地などない。死刑確定の罪人だ。
それに、原作でも主人公達によって、あいつは殺された。
結局のところ、絶望は希望に殺される運命なんだろう。
時期が早まったかの違いだ。
ただ心配することは、原作が崩壊することだけだ。
ダンガンロンパという世界において、江ノ島 盾子は黒幕であり、いてはならない人間だ。
だが、原作開始時にすでに江ノ島 盾子が殺されていたならば、ダンガンロンパという世界は、始まらない。
原作崩壊とか以前に、そもそも原作すら始まらないということになる。
そうなってしまったたら、俺がいるこの世界はどうなるのだろうか。
そのまま原作なんてなかったかの様に進むか、それとも新しい超高校級の絶望が生まれるのか。
はたまた世界が崩壊するのか。
・・・・だが、そんなことは関係ない。
可能性の未来を考えても意味がない。
だってそれは、誰にもわからないから、わからないものを考えてわからないままだ。
だったら、わかることを考えたら良い。
そして今わかることは、『江ノ島 盾子が原作開始前に殺せば、世界中の人が救われる』ということだ。
・・・・だったら殺すしかないだろ。
だって仕方がないから、たった1人の少女によって世界が救われるから。
多分この考えに賛同する人がいるはずだ。
背中を押してくれる人がいるはずだ。仕方がないかと言ってくれる人がいるはずだ。自分がすると名乗りをあげる人もいるはずだ。
俺こと江ノ島 月は、そいつらにこう言いたい。
敬意を払って言いたい。情をこれでもかと入れて言いたい。常識と正論を加えて言いたい。
叶えるなら、そいつらの目の前で言いたい。
「お前ら、馬鹿だろ。」
「月お兄ちゃん何言ってんの?」
アドバイス感想待ってます。