このテーマが好きな方々には申し訳ございませんが、このような形で終了します。
文章力が欲しい!!
それでは反省はここまでにして、どうぞ。
あの日から少しだけ、あの人の顔が頭から離れない。
最初は切ちゃんの思い人としか考えていないが、見ていて気づかない間に、私は、
(・・・なに考えてるんだろう私)
屋上で一人、お弁当を食べている調。憂鬱そうに空を見る。
フラれてから、実は好きなことに気づいてしまう。それが大好きな家族の恋人だと言うのにだ。
(最低だ私・・・どうしよう・・・)
そんなことを考えていると、
「し~らべ♪」
そう言って後ろから抱きついてくる、笑顔の切歌。それに驚きながら、振り返る。
「切ちゃん」
「どうしたデス調、悩みがあるから相談に乗るデスよ」
「それは・・・」
「・・・きっと調の悩みは解決するデスよ、調」
「えっ」
その声色が少し暗く、だけどすぐいつもの笑顔の切歌に変わり、微笑む。
「きっともう一度がんばれ叶うはずデス、調は可愛いデスから、がんばるデスよ」
「切ちゃん?」
切歌の言っている言葉が分からず、そうこうしていると先輩達も来て、いつものように食事会が始まる。
だが、調は気づく。
切歌は少し無理して、笑っていることに・・・
「・・・」
調は困惑したまま、誰に相談すればいいか分からず、時間だけが過ぎる。
まずマリア達は海外、クリスは、話すとあの人のところに問いただしに行きそうだからダメ。響は論外、そうなると、
「調ちゃん? 私に何か用?」
小日向未来、唯一頼れる先輩である。
そして彼女にだけ、全て明かした。
切歌に好きな人がいたこと、そして、自分がその人のこと、好きになっていたこと。
「それで、好きって自覚したのは、切歌ちゃんのことが本当に好きか確かめるために、告白した後だったの・・・」
「はい・・・ごめんなさい、こんなこと相談して」
「ううん、私は戦えないから、これくらいはそれたいから。けど・・・」
少し考え込む未来。それに首を傾げていると、
「あのね」
唐突だった。
『ごめんなさいデス、別れてください』
それ以来連絡は無く、なにがなんだか分からず、仕事にも身が入らずに、海をベンチで眺める日々が続く。
「・・・なにしたんだ俺・・・」
この数日、自分と切歌のことを考えるが、何がなんだか分からない。
けど、切歌は悪ふざけで一方的なことをしない。なら、自分が傷付けたのだろう。
「俺なにしたんだ切歌・・・」
そんなことを考えている。時折リディアンに行くべきかと考えるが、きっとそれこそ取り返しが付かなくなる。
もう考えるしかないいまに、
「あの・・・」
その時、現れたのはあの時の子。名前は月読調だったはず。
「君は・・・」
「・・・貴方に話したいことがあります」
「? 話って」
その時、あの時は実は友達のために告白だったことを教えられ、ああとすぐに納得する。まあ切歌はあれだから、その関係も作るご飯に釣られている感がある。
悪いとと思うが心配するのが分かってしまい、納得していると、
「ですけど、その・・・」
言いにくそうに、静かに、調はその後、本当に好きなことを自覚したとはっきり言い、困惑する。
そう言われても、自分には、
「ごめん、けど俺は」
「・・・だって、切ちゃん」
「!!?!?」
それに驚くと、隠れていた切歌が現れた。
向こうも色々とびっくりしている中で、その手をすぐに掴み、こちらに連れてくる調。それに困惑する俺達。
「調・・・」
「・・・貴方が元気無いって聞いて、もしかしたらって思ったけど、切ちゃん、この人になにしたの?」
悲しげに聞く調に、顔を背ける。
切歌の様子を見て、調はこちらを見た。
「貴方は、どうしたいですか」
「俺は・・・」
恥ずかしそうにする調に対して、切歌は何か言いたげに、だけど、なにも言わず、こちらを見る。
それに、真っ直ぐな思いに、
「俺は暁切歌が好きだ」
そう答えるしかない。
「それはダメデスっ、調の方がいいお嫁さんになるデスよ!!」
すぐに反論するが、
「そんなの関係ないよ、調ちゃんには悪いけど、俺は切歌が好きだ。切歌が調ちゃんのこと大事に思っていても。ちゃんと答えたい」
「・・・」
それに戸惑う切歌に対して、調は少しだけ寂しそうに微笑む。
「ありがとう、その、色々迷惑かけたのに」
「調・・・」
「切ちゃんが私のこと大事で大好きなように、私も切ちゃんのことが大好きなんただよ。切ちゃんの大好きな人のこと好きになっちゃったけどね」
「・・・私は、調にならって思ったデス・・・調は私より、可愛いデス」
「切ちゃん・・・」
「調・・・」
二人の様子に、少し微笑むが、少しだけ心苦しい。
つまりだ。自分が調や切歌を苦しめたのだ。
そんな中で、
「あーもうわかったデス、今度三人で、デートするデス」
「「!?」」
それに驚くが、切歌ははっきり、
「どーせすぐに恋人になっても、けっ、結婚とかできませんし、それなら、ちゃんと付き合って、決めて欲しいデス」
「それでいいのか切歌・・・切歌らしいが」
「・・・調には幸せになって欲しいデス、デスけど、貴方は本当は、譲りたくないデス」
それを言われながら、それにドキとしたのは内緒にしておく。
調の方は少し黙り込むが、
「いいの? 私も切ちゃんの方がいいって思うけど、私も、その」
「スタートは一緒デスよ調」
「・・・だって」
「・・・俺はむしろ、幸せ過ぎて殺されそうな側だよ」
「そうと決まれば、今度の休みにデートデス!! 私は今度のパンは前に話のがいいデス」
「私は生地にチョコのがいいな」
そんな会話をされながら、どうも何も言えないらしい。
(本当に幸せで殺されそうな気がするし、近いうちにはっきりと決めてお付き合いしないといけないな・・・)
この先は少しハードな気もするが、始まりは気楽でいいだろう。
「分かったよ、二人のオーダーに応えるよ」
「ありがとデス♪」
「うん♪」
二人に手を握られて、歩き出す。
俺はパリスタ希望の学生、彼女候補二人いる。
いつか殺されそうで、少し怖いが幸せです・・・
とあるお総菜パンなどが美味しく、サービスもいい喫茶店も兼ねているお店。
そのお店でパンとコーヒーの腕前であり、将来有望な二代目が休日働く中で、
「・・・」
最近、黒服の方々が多く、かつ、リディアン制服の女子団体も多い。
銀髪?らしき子はこちらを時折睨んでいるような気がする。
「クリスちゃんクリスちゃん、目が」
「わかってる・・・」
「二人ともごめんね・・・」
リボンつけた子が何かを呟きながら、俺はコーヒーをYシャツの男性、常連さんに出す。いつも以上に緊張する中、何か日々監視されながら、生活している。
だが、
「今日は菓子パンのおすすめ買い来たデス♪」
「私はなににしようかな♪」
瞬間、何名かが隠れたが気にせずに、二人に微笑む。
「いらっしゃい」
いまはいまわ楽しむ。そういうことにしている。
お読みいただきありがとうございます。