今回は、オリジナル作品として執筆してみました。
戦闘系を書くのは初めてで、語彙力、文章力共にありませんが、お付き合い頂けると幸いです。
誤字等の訂正がありましたら、教えてください。
それではどうぞ
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『双子……いや、悪魔の子など此の世に存在する価値すらない!』
『消えてしまえ』
幾度となく繰り出される暴言。その後に降り掛かる容赦の無い暴力。
俺 __ 青葉 蔦と双子の弟、茎はその絶える事の無い暴行を受け続けていた。
その時、双子である人間は“悪魔の子”そう呼ばれ、周りの人間からは距離を置かれていた。
____助けてくれ
その願いは誰にも届かなかった。唯一の救いで有った家族ですらも十八になった俺達二人の前には存在していない。母は病気で野垂れ死に、父と妹は焼き払われた家と共に此の世から姿を消した。
母の病を治すための薬を与えなかったのも、家を焼いたのも、全部人間の所為。俺達、双子を心から憎む人間の所為だった。
そんな事をした人間を憎まない筈も無い。茎も同じ事を思っていたのか、これまでに何度も何度も大粒の涙を流した。
そんな或る日。
俺は満天の星空を眺めていた目線を茎に向け、
「二人だけ…………だな」
そう云う。と茎は泣き腫れたのであろう目の辺りをボロボロの衣服の袖で拭ってコクリ、頷いた。
相変わらず反応が女子だな。此奴。
十八にもなったのに。そのうちホントに女になるんじゃねえの。
俺はそんな事を考え乍も茎の応答の動作を確認し、更に問う。
「“人間の嫌がる事”って、何だろうな。」
目線は再び空へと変えたが、茎が口を開いたのを解する。
「…………大事なもの消しちゃえば…………っ、な、何でもないっ……」
茎は自身が呟いた事を自身の言葉でかき消す様に慌てて発言を否定した。
____奇遇だな茎。俺はお前に賛成だよ。
其の思考は決して口に出さない。
「大切なもの、ねぇ。」
ポツリ、俺は呟く。
_____大切なものを消す。どうやって?………俺には人間との関わりが全く無い。無いどころか距離を置かれ、ましてや暴行までされる状況だ。
あ。でも。蹴りがすげえ強かったあのじいさん……お孫さん大好きだったっけ。あと金。
……人間には一人や二人大切な人が居る筈。
思考回路を進めていると、と或る案を思いついた。
「殺ろう。」
その案を告げる。まるで独り言の様に。
だが茎はしっかりと聴こえたのだろうか。戸惑いながら「な、なにを……?」と俺に問う。
聴こえてはいただろうが、俺が殺気を込めて云った、なんて思ってもいないだろう。
「ん、…実験。………………そうだなあ、どの人間を使おうか。」
茎の問に軽く答えれば勝手に其の実験を進めていく。しばらく辺りを見渡し、目を細めて遠くを見る。
そうしているとふと、二人の青年が目に入った。
「アカ、お前バカすぎ」、「クロにだけは言われたくねー」そう楽しそうに喋っている。中学生くらいの年だろうか。その二人の身長は小柄で、細身であり、なんだか貧弱そうだ。けれど、その二人は凄く楽しそうで、如何にも“互いに大切な存在として接している”様で俺は身体中がゾクゾク云うように、震わせた。
…………アカ、。クロ、。二人の名前をしっかり覚え、すかさず俺は「あの二人とか。」そう云い乍、その人間の方に指を指す。
………………その時茎はどんな顔をしていたのだろう。
それすらも解らないくらい、俺はただひたすらに、その青年を見つめていた。そして自身でも解るくらいに口角を上げ、声は出さず、静かに笑っていた。
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楽しめていただけましたかね……(不安)
ちなみに主人公は蔦さんではありません。笑
さて、次からが本編となります。
投稿頻度は高いと思いますので、是非とも読んでやってください。
またお会いしましょう