ツ ミ ホ ロ ボ シ   作:赤腐

4 / 10
こんにちは、赤腐です。
今回の話は説明するのがめんどくs((

それではどうぞ。


三話 (( アカside ))

____________

 

 

目が開く。

 

俺…たしか……トラックに轢かれて……。

……って…………生きてる…?

 

眠りなのか、苦痛から覚めたのか、僅かに働く思考でそう思った俺は目を開く。

「ッあれ……、ここ何処だ……。」

何処の病院にもありそうなベッドから起き上がる。だが、全く痛みは感じない。

怪我……しなかったのか?

いや、そんな事は無い。だって思い切りぶつかったし。現に、俺の着ている衣服も身体もボロボロになっている。

だが、何の痛みも感じない。

そして気付く。

「なんだよ此処……」

そう声を上げてしまうほど周りは真っ白で、俺以外、誰も居ない。何も無い。

痛みも感じず、周りも何も無い。……俺、死んだんじゃないか?

 

死、って、こんなあっさりしてるもんなんだな。

そんな事をしみじみ思っていると、微かに何かが聞こえた。

「アカくん」

そう云っている様で、俺は咄嗟に

「っふえ!?」

可笑しな声を出してしまい慌てて口を手で塞いだ。

……変な声出た。人見知り、どうにかしないと。

そう反省していると、クスクス笑い声が聞こえる。くそ、笑いやがって……誰だよ…

「俺は蔦。青葉 蔦だよ。」

俺の心の声に応答するように、蔦という人物は、そう云った。

「つ、た……さん?…………って、ここ何処ですか?!」

一応、さん付けもするし、敬語も使う。なんだかんだ、俺って常識あるヤツ。……じゃなくて、此処、ホントに何処だ……?

「此処?病院だよ」

蔦さんはそう応える。

……は?いや、何も無いし。そもそも蔦さん自体、何処に居るんだよ!

「びょ、いん?」

曖昧に俺が蔦さんの言葉を繰り返すと

「まあ、そんな事はどうでもいいんだ。俺は欲しいものがあってね。」

ほ、ほしいもの?それこそどうだっていいだろ……。

「欲しいもの、とか……今、関係ないですよね?」

俺も流石に苦笑いしつつ、問う。

「関係……あるよ。」

そう云った、彼奴の声のトーンが変わった。

 

俺でも解った。

その声には支配される様で、なんだかゾクゾクしてしまう。そのまま俺は話を聞き続けていた。違う。嫌でも彼の声が耳に、脳内に入り込んで来る、そんな気がして、耳を塞げなかった。

「アカくん。君は今、心臓が無いんだ。そのままじゃあ翌朝には此の世を去っている状態なんだよ。」

は?え?心臓が無い?何を云ってるんだ此の人は。

俺は現に今生きてて……

「死ぬんだ。此処は現実じゃない。仮想空間の世界。……って云っても、現実と仮想空間との狭間、って感じなんだけどね。」

仮想空間、なんだそれ。信じられないが、何故か嘘には聞こえない。なので俺は黙って蔦さんの話を聞く事にした。

「それでね、君の一つの肺を引き換えに、心臓をあげようと思ってさ。」

…………………………………………はい?

「いや!なんだよそれ!心臓をあげる!?肺と引き換えに!?冗談もいい加減に___「クロくん。」

そう、俺の声を遮る様に呟いた。

……クロ…?、なんでこいつ、クロの名前を知って__

「クロくんも一緒に轢かれたらしいね?幸い命に別状は無かった…………と云いたかったけど……。」

嫌な予感がする。が、どうしても耳を塞げない。怖くても目を瞑れない。

「死んだ」

ただ一言。それは俺にとって一番聞きたくない言葉であり、俺の心を深く傷つけた。

「う、そだ……。」

呆然としていた俺は、そう云うしかなかった。

「嘘じゃない。クロ君は死んだよ。」

俺の耳を犯す様に、もはやよく解らない声色で呟く。

「おれ、は、……ど、したら……」

解らない。自分のすべき事が。

いっそ死ねばいい?クロが居ない世界に俺が居る価値は有るのか?生きていけるのか?俺は……おれはオレハおれはおれはオレハ俺は俺はおれは俺はおれはおれはオレハ……

 

 

 

 

ど う し た ら い い ?

____________




アカくんがいい感じに狂ってきましたね(にやり)←

いよいよ覚醒の時!!!


ではまたお会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。