ああ、どうもどうも。ゆめ……いやいやアルリラと申します。普段は戦闘もん書いてるしがない人間ですが、どうぞ、暇を潰す為にお読みください。
勝負とは競い合い、高める事だ
昔の偉い人はそう言った。
勝負とは優劣を決めることだ。
小学校の校長はそう言った。
勝負とは自分の意思を通す事だ。
前の学校のクラスメイトはそう言った。
だがおれはそれに対して否と、言いたい。
────勝負とは何か?
何時の時代も言われ続けてきた言葉。
哲学的なテーマではあるけれどおれ的には別にこう言うのは無駄な事なんじゃないか、と思う。
だってそうだろう、他人によって言葉の意味や解釈が何十通りにも変化するこの世界で、己の意見が通るなんて難しいし、淘汰されていくんだから。
だけどさ
おれは、言わせて欲しい。淘汰され続けるこの世界でこの意見だけは言わせて欲しい。散々前置きを置いてなんだが、言わせて欲しいんだ。
勝負とは────無駄な事だと
「ちょっとあんた!!何やってるのよ!早く巨大キノコでエリー潰してお金奪いなさいよ!......よし!良くやったわ!」
「このエリアでお金奪われてもすぐにこのクリボーがお金をくれるわよ。見てなさい......チカァ!?」
「絵里ちゃんスタート地点に戻されてるにゃ。これはラッキー、スターは貰って行くにゃ!!あ、バトルマス行ったにゃ」
「賭けるコインは、50枚ね。このミニゲームで逆転してあげる!」
「フ......甘いわね」
「バイバイ絵里ちゃん、ワンワンに喰われてにゃ」
「チカァァァァァァァ......!!!」
誰かこの空気どうにかしてください。
〇
青い空に飛行機雲が昇る熱い夏の日。
μ'sの練習がない日だけど、マンションからでる用事も、約束もなかったおれは、部屋でゲームをやっていた。
折角の休日をゲームで費やすのよりかは、もっとμ'sの為に他の知識を取り入れる方が良いだろう。
それが彼女達の未来にも繋がるはずだからだ。
彼女達、μ'sをラブライブ優勝をへと導く事がおれの目標だから。今でもそれを思って彼女達を応援し指導している。
なにしろおれはμ'sのファンでもあるからな。
……だけどまあ、そんなおれだけど。
────偶にはこう言うのもいいんじゃないかな!!
と、言う結論に朝、目が覚めた時に至り、ゲームをしている。
おれは手元にあるコントローラーを操作しながら、凍らせておいたスポーツドリンクを飲む。中身はある程度溶けており、まるで雪解け水の様に冷たいスポーツドリンクが喉を下っていく。
ああ、生き返る。
クーラーにスポドリ、正に現代文明に置ける、夏の過ごし方の正しい例だと思わないだろうか、個人的にはそう思う。
目の前のテレビでは、おれが操作する外国人の主人公が、バットを振り回し、人間をベースとした化物共を倒していく。
化物は時間経過によって復活するので、急いで目的を果たし、暗い夜道で化物ども殴打しながら進んでいく。
途中、物語の補完をするアーカイブスを手早く確保。中学校の時にやり込んでいた為何処に、何があるかどうかはある程度まで覚えている。
ピンポーン
「ナオキー?入っていいー?」
インターホンの軽快な音と共に、声が聞こえてくる。
丁度化物にバットを叩きつける寸前だったが、それを一旦止め玄関へ。
ドアを開くと、目の前にはラフな服装を着ている女性が。手にはお昼ご飯だろうか、小さなバックをぶら下げていた。
「おう、絵里今日はどうした?」
「ハロー、暇だから来ちゃった!」
日本人離れのプロポーションに、スラリと流れる金の髪、ハッキリした目鼻立ちに蒼い大きな瞳、そんな誰もが振り向く容姿を、持った女性は彼女の絢瀬絵里である。
紆余曲折を経て交際している仲だ。
「暇やからって、希とか、にことかと遊ぶ約束、してなかったのか?」
久しぶりの休日位は、おれの様に部屋で自堕落にゲームをする事はせず、誰かと何処かへ行ったほうがいい筈だが。
「へ?そりゃあ希とにこと遊ぼうかな、て思ったけどナオキ、誰とも遊ぶ約束してなさそうだったし、それに」
間を挟み。誰もを、誇張抜きで魅了する笑みを浮かべ
「どうしようかな、て思った時に直ぐに浮かんだのがナオキだったの。だから彼氏と……ナオキと過ごす方が一番安心で、リラックスできて幸せじゃないかって、ね?」
彼女は上目遣いで、そう言った。
「ッ...!」
思わず顔を覆って叫びたくなった。
おれの彼女可愛すぎだ、神様ホントにありがとう。この出会いを、本当に感謝いたします。
思いを信仰に変えて、新たな宗教法人を作ろう。なに、日本は受け入れてくれるさ。日の丸万歳!!
「いい加減暑いから部屋に入らせなさいよ、可愛い彼女を何時まで待たせるつもり?」
「...あ、ああ。かんにんな。思わず教主に目覚めかけるところだったやんや...」
「思わずで目覚めるものじゃないわよねそれ」
軽いやり取りを交わしつつ部屋に入る。
絵里は勝手知ったるやいなや、台所にある冷蔵庫に、バックから飲み物とタッパーを入れていく。
中身は弁当だろうか、お菓子だろうかと、彼女の手作りにワクワクしながらゲームをしていたテレビの前へ。
画面は先ほどの場面から変わっていない。
よっこらせと胡座をかき、中身の氷が溶けてきたペットボトルを、脇に避けコントローラーを手に取り、止めてある画面を再開させる。
「ナオキ、お菓子持ってきたわよ。クッ○パッドに水饅頭のレシピ乗ってたから、つい作っちゃった。一緒に食べましょ......」
『グギャァァァァァァ...!!』
外国人の青年が化物に止めを指し断末魔が響き渡る。
そうして────絵里が即座に逃げ出した。
「ちょっと待って!悪かった、悪かったから!」
「もうエリチカ、お家帰るぅぅ!!」
すぐさま追いつき引き止める。
唐突なホラーに絵里が幼児退行を起こしていた。彼女の新たな一面を知れたのはいい事だが、流石にこのまま家に帰られるのはちょっとつらい。
「悪かったな、取り敢えず部屋に戻ろうぜ」
「もうコワイのない...?」
「ああ、おらへんよ。大丈夫さ」
「なら、もどりゅ...」
巻き舌気味に絵里が、返事を返してくるのを契機に、手を握る。握った手を引っ張りそのまま流れるように手を引くとついてきた。その姿に、思わず愛らしさを感じてしまう。
落ち込んでる姿に愛らしさを感じるとはおれも絵里に入れ込んできてるな……
そのまま部屋に戻る。
『ウオッホォウオッホォシュパシュオウッホォ』
止め忘れたゲーム画面で主人公が化物どもにリンチされ天に召されている。
そして、初めて見る特殊演出か何かだろうか。惚けるように突っ立ってそれを眺めるおれと絵里、そのままガメラオペラの画面に移行するのかと、思いきや、一斉に青年を襲っていた化物どもが、
クルリとこちらを向いた。
『死ねぇ…ウッ…皆…死…ね…』
『お前の…せいだぁ』
「もうイヤぁぁぁぁぁおうち帰るぅぅぅぅ」
部屋の入口から反転して玄関へとダッシュしていく絵里。
もう面倒臭いなおい!
「絵里ぃぃぃぃぃ待ってくれぇぇぇ!!!」
○
あの後必死に説得し両者納得のいく条件を求めた。
結果、別のゲームを一緒にしようという事に落ち着いた。
今は大阪の高校から、音ノ木坂に引っ越す際に持ってきていたゲームを漁っているところである。
意外と量は多く、ボックスが二つあると言えば、少ないかも知れないが、中身はコードが絡まり取り出しにくい状態になっており、難航中だ。
絵里もウンウン唸りながらコードの輪を必死に解いている最中だ。
可愛い。
必死に解いている余り、格好が油断しているものとなり胸が見えそうだが、我慢我慢。我煩悩を封ずるものなり。
邪な考えを時折脳裏にチラつかせながら二つ目のゲームボックスを漁っていると
「...ん?おお、懐かしい!」
「どうしたの?何か見つけたの?」
箱型のゲーム機を発見
思わずゲーム機の後ろについてあった持ち手を掴んで、持ち上げてマジマジと観察。
正面にはコントローラー端子とメモリーカードを入れる箇所があり、上部は起動ボタンとリセットボタン、そしてカセットを入れる箇所を、開ける為のスイッチ。
下、というより底には良くわからないデコボコがあるが、そこにとある物を取り付けると、携帯ゲーム機のカセットをこのゲーム機を通してプレイできる様になっている。
「これでよく友達と対戦したな……懐かしい。絵里はやった事あるか?」
「あ、とね私今ならスマホでポチポチ、ナオキから貸してもらったゲームを時たま、ポチポチやってたりしてるけど、昔はそう言うのをあんまりやらなかったから」
「あー確かに昔はバレエで忙しかったって、前言ってたよな」
昔エリはバレエをしていた。それも関係して、μ's結成までの道のりでゴタゴタがあったそうだが今はそれもなく。、素晴らしい友情を紡いでいるそうだ。おれがここに来る前の出来事らしいので詳しくは知らないが、まあともかく、皆仲が良いいので、気にすることでもない。
「まあ、それはいいわ。今の私達にとっては気にすることじゃないしね。取り敢えずこのゲーム機見つけたんだから、何か、カセットはない?」
「確かこっちの方に見つけたような」
ボックスを漁る。コードが邪魔だが、もう解くの放置、無視して探る。するとカセットがちらほら。
「懐かしいものしかへんな、この年齢になると」
「何古臭いこと言ってるのナオキ?私達まだ花のある高校生よ。そんなジジくさいこと言わないの!」
絵里にそう言われ、笑われてしまうが、しょうがない事だろう。小学生だった頃はもう六年も前だ。昔の事を懐かしみ始める時間はとうに経っているし、別にいいだろう。
子供地味た反骨精神を心に滾らせ、ちょっと荒っぽく探り、出てきたカセットは四枚。
どれも昔にやり込んだものであり思い出も詰まっている。
「この中で思い出深いものとかある?」
「ああ、それならこれやな」
黄色いディスクを手に取る。
「このゲームは主人公の異星人が期間内に原住民を操って脱出するゲームなんや」
「その文面だけだと主人公極悪人にしか聞こえないじゃない……」
やったなァ……これ。小学生の時よりも中学生の時に深くやり込むとは思わなかったが。
「脱出する為には、各ステージに散らばった自分の宇宙船のパーツを集める、協力してくれる原住民を操作してな」
「へぇ、要は異星人が原住民を操ってパーツを集めるゲームなのね」
「善意!多分きっと善意やから!そないなゲームやけどおもろいねん、慣れてきたら短期間でそのパーツをどれくらい集められるかを煮詰めて行くんだ。やりようによってはビックリするほど短期間で脱出するしな」
詳しく知りたい人は短期間クリアで調べてみよう。
「ノルマを達成する為には社員を早出、残業、酷使して無理やりノルマを達成させるのね。昔から私達は、現代社会の闇を具現化していった、という訳ね。悲しいわ……」
「やめて!!もうこのゲーム普通の考えで出来なくなるから!」
この曲のテーマソングは社畜の歌で一部では有名である。
あなただけに(我慢して)付いていく、今日も運ぶ(書類を提出)闘う(残業)増える(採用)そして食べられる(責任をとって退職)
まっ黒だ……この世は全てな!
と、まあ無駄な思考を挟みながら二人で何かゲームをしようと考えていた訳で、緑色のディスクを手に取る。
「まあ、そないなゲームやけど、続編が合ってな。それは協力プレイが可能なんだ。そういう訳で二人で、やらへんか?」
「え、けど……うーん、流石に社員酷使は、いやここは社会経験と思って……取り敢えずやらせていただきます!」
「間の言葉不安すぎるからな!」
恐ろしい邪念を口に出した絵里と一緒に社畜民を操作するゲームを開始する。
対戦モードは置いといて協力モードを選択。
「このボタンを押して投げる、ここが集合、解散。やりながら覚えて行こか」
「その方が楽しめるかしら」
「楽しめるさ。気楽にいこうぜ、やないと楽しめるもんも楽しめへんぞ」
ステージを選択する。比較的楽なものを選ぶ。
うん、これならいいだろう。
「じゃ、やるぞー」
「ふぅ、ハイ!」
威勢のいい声と共にスタートした。
〇
「いいわ、いいわ。じゃあナオキそこの口から何か放つ生物をお願い、私はその間にお宝集めて回るわ」
「ハイ」
今は最初の状況と様変わりし、絵里社長に使役される社畜と化していた。
最初は戸惑いながらも作業していたが、慣れてくるともうポンポン作業していき、今では行使される側になってしまった...辛い...
「ナオキが囮になって私が後ろから片付けるわ、お願いね」
「おーいえっさー……てちがぁぁぁぁう!!」
「わっ!何よナオキ...あ、ちょっと!電源消したら!」
晒した隙を縫って電源ボタンに手をかける。
辞められない止まらない。そう、彼氏としての自信のために!
「ヘイぽちっと!これやない!コレやない!おれが期待しとったんはこれやないんや!」
「楽しいからいいじゃない」
「もっとこうキャッキャッウフフ的なものを期待していたんや...もういい!別のゲームに移行する!」
「えー、折角ピンクの花びら取れそうだったのにー」
このままではおれの心の何かが、ポキッと行きそうな気がする。何かないか!何か!
心が叫ぶ衝動のままに手を素早く動かし、付近にあるカセットをもぎ取った!
「これをする、このパーティーゲームを!」
と、言うわけでマリ〇パーティである。
「はいでは、呼んでおいたこの方達にご登場いただきましょう。はいどうぞー」
「にっこにっこにー♪あなたのハートに、にこにこにー!矢澤にこ、推参よ!!」
「ちょっとそれ今の時期でも寒くないかにゃー、星空凛ただいま到着しましたにゃ」
「はい今回はこの二人を合わせて計四人でやっていきますね」
「いつの間に呼んだのよ」
「スマホは良い文明やな……」
何処ぞの文明破壊ガールもニッコリ笑顔で賛同するだろう。
さて、今回は四人でプレイだ。
このマリ〇パーティはストーリーモードとパーティーモードが主になっており、ストーリーは一人用、パーティーは複数人用と言った具合いに、目的に応じて別れている。
と、まあそんなわけでパーティーモードを選んでキャラクターを選んで開始。
頭にキノコを被ったようなキャラクターが出てくる。
「初めてやるけど、案内人のキノコみたいな子可愛いわね、何ていうの?」
「食用キノコ」
「食用キノコね」
「食用キノコにゃ」
「この子食べるような世界観じゃないでしょこのゲーム!?」
皆して意見が一致した、過去の記憶が蘇る。
チョイチョイ他のゲームに出ているキャラだが、割とイライラが溜まる場合もある。
友人が言い始めたのを契機に浸透した呼び名だ。まさか他にも伝わっているとは、意外だ。
三人、顔を合わせサムズアップ。思う事は一緒だったらしい。
謎の共感を受信し、サイコロを振り順番を決める。
順番はおれ、にこ、凛、絵里の順番だ。
初心者には教えやすい順番だ。ラッキー。
決まったらコインを十枚貰いスタートだ。最初はおれなので、振り六の数字をだして軽快に進む。
「サイコロ降って止まったマスによって、色々違いがあってな。青はコインが貰える、赤はコインが減る。ここにあるキノコはチビかデカか、どっちかのキノコが貰える。?マスは何らかのイベントが起きて、ミラクルマスは一発逆転のイベントが起きる」
「へぇ、ならこの黒くて丸いマスは?」
「バトルマスやな、止まったらコインを賭けてミニゲームが起きる」
「コインがガッポリ貰えるから、この時が稼ぎ時よエリー!」
「にこちゃん、それは合ってるけどスーパーのおばちゃんみたいな言い方になってるにゃ……」
絵里に色々説明しながらターンを進める。
ターン終わりにはミニゲームがありその勝者には十枚コインが貰える。
内容は止まったマスの色によって様々で2対2や1対3のミニゲームがある。
初心者が混じっているので手加減しつつ楽しむ。
「勝敗は途中にあるスターを幾ら手に入れたかで決まる。入手するにはコインが二十枚いるから、頑張れ」
「頑張るわ」
そして無事、全ターンが終了し結果が発表され、勝者は
「やった、ナオキ勝ったわ!初心者にしては上々な結果よね!」
我が彼女、絵里だった。
うんうん、素晴らしい。これだコレを待っていた。彼女の笑顔が見れてよかった。
キャーキャー言って喜ぶ彼女を微笑ましげに見つめる。その横に並んでいるにこと凛も笑顔。素晴らしい事だ。平和に終わってよかった。
「じゃあ次行きましょう、今度も私が勝つわ!」
それぞれの返事をしつつ、次のステージを選ぶが、時間的にお菓子を食べる時間になったきた。
丁度いいし、絵里が持ってきたお菓子の残りに合わせ、ちゃちゃっとお菓子を作ってくるか。フルーチェあったよな。
「ちょっと今回抜けるわ。上手い菓子用意してくる」
『はーい』
そして、皆がワーキャー言いながらプレイするのが聞こえる中、おれは手早くフルーチェの準備。元々多人数でいつか食べますように、と思って買ってきたものだったから、それが使えて万々歳だ。
さーて、今度もう一つ買ってこよう。
フルーチェが出来たので、冷蔵庫にある絵里のお菓子を取り出す。何だろなとタッパーを開放し、中身がゼリーである事を確認。甘酸っぱそうな香りがいい。
大きめのお皿に乗せ、スプーンを人数分用意。
一先ず、フルーチェから持っていく。
「おーい、持ってきたぞ……」
「今度は容赦しないわ。さあ、恐怖劇でも始めようかしらね」
「やはりこう言ったのは情け無用でやるべきだにゃ☆」
「ち、チカァ……ま、負けないわ!このままゲットしたスターを元手に、億万長者になってやるわ!」
『ホゥ……』
開始直後らしそうな位置なのに殺伐とした争いになっている。さっきまでの雰囲気はどこいった。
画面を見ると絵里がスタートからすぐ横のマスに止まっているのにも関わらず、スターを一つ持っている。
「おい、絵里どうしたこのスター」
そっとフルーチェを、用意した簡易机に置き、後ろから小声で話しかける。
「え、サイコロで1が出て移動したら、隠しブロックが出てきて、スターを手に入れたわ……」
「ガルルルル」
「シャァァァ」
人間を辞めそうな形相で2人がこっちを見つめてくる。
色々と酷い。
「まあ、最初でこれなら楽勝よ!次も勝つわよ!」
〇
そして冒頭に至る。
全力を出した彼女達に、ミニゲームでフルボッコにされ、スゴロクパートでケチョンケチョンにされ、身も心もフルボッコにされた絵里は
「チカァ...チカァ……」
辞めて!絵里のライフはもうゼロよ!
余りのしょんぼり加減に心無しか狐の尻尾を幻視したが今はいい。取り敢えずは
「ふはっはっは!これが私の本気よ!尻尾を洗って出直して来なさい!」
「にゃはははははは!!!」
こいつらをどうにかしなければ
「オイコラてめぇら!彼女に何しやがる!」
「これは勝負よ!勝ってから物申しなさい!」
「そうにゃ!」
こいつら……
ムカついたおれはボックスを漁り、奴らの顔の前にカセットを3つ出す、どれも対戦が出来、充分に経験を積んだゲームだ。
「へぇー懐かしい対戦ゲームばっかり、これで私達に勝とうというのね、いい覚悟だわ。だけどいいの?どれも友人と切磋琢磨し、腕を鍛え上げたゲーム。簡単にやられはしないわよ」
「そーにゃ!そーにゃ!」
「選べ」
判決の時間だ……!!
〇
一戦目
「あ、ちょっ待ちなさいよ!何よそれ!わっ、待って待って!!爆弾持ってついてこないでよ!」
「これも勝負だ、慈悲はない!絵里の敵ィ!!」
「あああ、私の子分たちがぁ……爆風でキャラも飛んでったぁぁぁぁ」
「落ちたな」
二戦目
「ちょっ、やめ、やめてにゃ!!えげつない妨害やめ、伝説でタックルは流石に……死体に鞭打って来るにゃこいつ!!やめ、やめろぉぉぉぉ!!!」
「ふははははは、この圧倒的な力!我が力の前に触れ伏せ!駅のシャッターがみなオールやったのは、良かったぜ!!」
「鬼ィ!悪魔ァ!彼氏ィィィ!許さないにゃぁぁぁぁぁ!!」
「アリガトなぁぁぁぁ!!」
三戦目
「その変速軌道ガエル、辞めなさいよ!!蝿みたいに動いて……こうなったらホーミングミサイルを喰ら、ボム連打は流石にきついワよぉぉぉぉ!!!」
「にこちゃんがやられてる隙にやってるにゃ、スナイパーでじっくり物陰に……ランチャーは辞めてくださいにゃ!!」
「最強!強靭!無敵ィ!バリアの前に平伏すのだよ!!」
〇
「……もう無理勝てないわ、ごめんなさいエリー大人気なかったわ」
「もう限界ー……負けを認めるにゃ。絵里ちゃんごめんなさい」
「う、うんもうイイのよ」
粗方敵討ちも完了である。
我が軍の前に敵はなし、とでも言っておこう。
様々な友達とやり、数々の難敵とやりあったからこの勝利へと持ってこれたのだ。
お前らの扱き……おれは忘れない。
楽しかったあの日々に思いを馳せる。
すると、仲直りした三人がこそこそ何か話しあい、振り返る。
にこが宣誓した。
「今度は負けないわ!容赦なく、躊躇いなくやってあげる、この連合チームでね!」
「凛とにこちゃんと絵里ちゃんの合同チームにゃ!雪辱をはらすにゃ……!!」
「さあ、やりましょう」
絵里がコントローラーを渡してくる。
おれはそれを受け取る、連戦連勝だったから、負ける気は一切しない。
「いいぜ、掛かってきな!!」
笑いながら、変則的1VS3の戦いを開始した。
勝負は無駄だと思う。そういった事は遊ぶ時には邪魔だからだ。いがみ合わず戦って、笑って賑やかにギャーギャー騒ぎながらやるのが一番だ。
続く未来は無限に、紡ぐ今は、今しかない。
だから遊ぼう、楽しもう。
それが、おれ達が出来る。勝負なのだから。
終
「じゃあ次はナオキね」
「あいよ、サイコロポーン……ありゃ1かいな」
「ま、次があるわ。ドンマイドンマイ」
「この影響がスターの差を広げていくのにゃ……」
「不穏な事を言うんじゃない。さーて青マスに……ん?隠しブロックや。中身……スターやな」
『ほぅ……』
完
はい、最後までご覧いただきアリガトうございます。
初めて書いたジャンル故にしっくり来ないものがあったかも知れません。その場合は何かどうぞ。何が駄目かと教えて頂けると有難いです。
あ、あと普段はカンピオーネの「アイテム使いの神殺し」を書いております。今はちょっと本文があらすじに負けるという、自分でも目を疑った自体が発生してありまする。そんな状況ですがどうぞご覧下さい。
では最後までご覧いただきありがとうございました。また縁がありましたら。皆様の目に我が物語が目に届く事を祈りつつ、文書を書いていきますので。
ではでは、また何時か何処かであいましょう。