さて、本日は企画者であるシベリアが……と思うでしょう?実は私じゃないんです!
今回は乱入参戦してくださった『兄と妹〜ときどき妹〜』などを書かれているほのキチで有名なkiellyさんです!
そういや俺は基本メガネなんやで!(コンタクトなくなったのよね)
初めましての方は初めまして、きえりーといいます。
普段は穂乃果ちゃんやにこちゃんを書いている者ですが、元はといえば絵里ち推し
絵里ち推しだった頃の気持ちを思い出しながら書いてみました
かしこいかわいいエリーチカ\(^o^)/
「ね、ねえナオキ」
「ん?どうしたん絵里?」
なんか絵里が落ち着かない様子でおれに声をかけてきた
「今度の休日、ちょっと買い物に付き合ってくれないかしら?」
「それってデートってことやろ?ええよ」
「あぁ、よかった。でね?実は、その・・・"イメチェン"がしたくって」
「イメチェン?」
絵里が言い出したのは"イメチェン"
正直今のままの絵里でも十分すぎるくらいに魅力的だと思うんやけどなぁ
「でもなんで急にイメチェンなん?必要ないんとちゃう?」
素直に、絵里に聞いてみた
「・・・今度、μ'sのメンバー内で『誰がイメチェンで一番印象を変えられるか』っていうのを競うらしくって」
「なるほどな。で、絵里はそこでも負けず嫌いが出てしまったってことやな?」
「ま、負けず嫌いっていうかその、私のセンスじゃ上手くいきそうにないから、ナオキに手伝ってもらおうかなって思って」
「ふ~ん・・・イメチェンねぇ」
絵里のことやし、きっと恥ずかしい目に合いたくないって思ってるんやろうな。
だからわざわざおれにこうやって頼んできてるわけやしな。
にしても、イメチェンか
「ねえナオキ、何かいいイメチェン法とか知らないかしら?」
「う~ん」
首をかしげてきた絵里を見ながら考える
絵里の場合は元がいいから、変にあれこれ飾るより、シンプルなものの方がいいはず。
それでいて、確実に印象を変えられる方法・・・
考える中で、おれの中に1つの案が浮かんだ
「あっ、例えばだけどさ――――――――――――――――」
メガネなんてどうだ?
おれと絵里は今、メガネを選びにメガネ屋に来ている
メガネ屋って言っても、そこはショッピングモールの一角にある店だから、そこそこ人でにぎわっている
メガネ選んでデート終了!だなんてもったいないことはできひんからね。せっかくならこういうにぎわった場所の方がいいやろって思って、提案してみた
「う~ん、どれがいいのかしら・・・」
絵里が口元に手を当てて、難しそうな顔をして悩んでいる
おれはその表情をしっかり目に焼き付けながらも、絵里が見ているメガネを確認する
ちょっとフレームが太めなものを眺めてるみたいやけど・・・
「なんや絵里、こういうフレームのが好みなんか?」
「え?ううん、そういうわけじゃないの。ただ、メガネ屋なんて入ったの初めてだったから」
なるほどな、新鮮やったから興味持ってただけか
絵里に直接言ったわけやないけど、おれ個人としては正直メガネなんてかけない方がいいと思ってる
そのきれいすぎる顔だちには、余計なアクセサリーなんていらんやろ、なんてな。
でも絵里がメガネをみる様子は真剣そのもの
やったらまぁ、おれも黙って絵里に協力するしかないやろ
だって、愛しの絵里様やからね
「絵里、よかったらおれも選ぶの協力させてくれないか?」
「・・・っ!えぇ!ぜひお願いするわ!」
おれの声にパァッと顔を明るくする絵里
やっぱ、絵里には難しい顔より明るい顔の方が似合うわ。
そんじゃ、ちょっと本気、出しますか!
「よっしゃ絵里!お前にぴったりのメガネ探そうか!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「まずはこれや!王道黒縁メガネ、かけてみ!」
「ん・・・ど、どうかしら?」
「ん~、可愛いけど、それやと絵里の顔に合わんなぁ」
「そう。でもイメチェンなんだから多少合わなくってもいいんじゃない?」
「いいや!そこはおれが譲らんで!絵里に似合っててかつイメチェンできるメガネ、こいつを探すんや!」
「ナオキ・・・うんっ、そうよね!」
「ほんなら次、いくで!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「な、ナオキ・・・これは?」
「おう、これはどっかの魔法使いがかけてたような丸メガネ!案外似合うかもしれへんやろ!」
「そうね、じゃあかけてみて・・・どうかしら?」
「わははははっ!!なっなんやその顔っ!まるでいつも研究に失敗してる科学者みたいなっ・・・ぷぷっ・・・あ、笑ってないよ?」
「思いっきり笑ってたじゃないっ!?ナオキが選んだものなのにぃっ・・・この馬鹿ナオキっ!!」
「ぷっ・・・ごめんごめん、じゃあ次な?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「次はこいつや!」
「赤縁のメガネ?」
「そうや、生徒会長といったら赤縁メガネ!これは鉄板や!」
「そ、そうなのね。」
「・・・おぉ!絵里!すっごく似合ってて可愛いぞ!」
「えっ!ほ、本当に?」
「絵里、ほんま可愛えで。鏡で見てみぃ?」
「う、うれしいっ・・・うーん」
「ど、どうしたんや?」
「あの、ごめんなさい。選んでもらっておいて何なんだけど、あんまり私の好みじゃないというか」
「そっか。なら次や次!」
「えっ!?で、でもこれナオキが喜んでくれたのに」
「そんなん気にせんでええんやで?何せ絵里の物やからな。好きな人の好みでないものを選ぶような男には、おれはなりたくないんや。それに、自分の好みのものをつけるのが一番やからな」
「ナオキ・・・」
「ほらっ、だから次、選びにいくで!」
「ふふっ・・・ええ、だったらぜひ、私が好みの、私に合うメガネを選んでちょうだい!」
「おう!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
と、言ってみたはいいものの
「あかんわ、全然決まらへん。」
「そうね・・・」
そう、まったく決められへんのや
似合うものがないってわけやない、むしろその逆で、どれをかけても俺からすればすっごく似合ってて可愛い
絵里、メガネもいけるんやなって、絵里の新しい魅力に気づいてしまったくらいや。
でも、決まらない
その理由は、言わずもがなで
「う~ん、これでもないし・・・でもこっちはこっちで・・・」
絵里が決めきれなくて悩んでる
おれがあれこれ勧めては『それすっごく似合ってて可愛い』なんて言い出すもんだから、絵里が喜んじゃって、そのすべてをキープしてたがために、その中の1つを選ぶのに苦労してる
おれも選ぶのに協力しようかと声をかけたが、『これは私が決めることだからわざわざナオキに手伝ってもらうことなんてできない』って言われてしまったんだ。
だからずっと悩んでる
・・・まぁ、悩んでる時の絵里は子供っぽくて可愛いから、ずっと見ていたいって気もあるんやけど。
さすがに悩んでばかりじゃかわいそうだったから、おれは絵里に声をかけた
「絵里、なかなか決まらんのか?」
「ごめんなさい、選んでもらったものから絞るの結構難しくて」
「謝らんでええんよ。それだけ真剣ってことやろ?おれは真剣に頑張る絵里も大好きやから」
「ナオキ・・・!」
おれの言葉に、嬉しそうに絵里は笑う
ふっ、やっぱ絵里には笑顔が一番や。
「焦らんでも時間はあるから、ゆっくり選びな?」
「うんっ、ありがとう!」
「おうよ」
笑顔でお礼を言う絵里を見たあと、おれも店頭に並ぶメガネを眺めていた
たくさんのメガネが並んでいる光景は、特にメガネを必要とするほどの視力ではないおれや絵里にとっては新鮮で、選ぶのにそれなりな時間はかかったけれども・・・
ははっ、絵里がメガネをかけては『どうかしら?』って自信なさげに聞いてくる姿を思い出すだけで、顔がニヤけてしまうわ。
ほんとに反則や、
若干ニヤついた口元を手で覆うようにして隠しながら、おれは店内を見て回る
と、ここであるメガネに目が行く
「あれ?このメガネって――――――――」
「さぁさぁ始まりました!第一回"イメチェン上手はだ~れだ"大会~っ!!」
放課後、アイドル研究部部室では、ある大会が開催されていた
ちなみに、ここにはμ'sメンバー以外は存在しない
「名前通り、誰が一番イメチェンできるかを競うんやってな?」
「そうだにゃ!優勝者にはなんと――――――――」
「あの高級チョコ、"GODIPA"のチョコが与えられるんだにゃ!!」
そう、この大会の優勝賞品として、高級チョコがもらえるのだ
そしてこのチョコを目当てに興奮しているメンバーが一人
(ふ・・・ふふふっ、GODIPAのチョコなんてなかなか食べられたもんじゃないわ・・・絶対優勝して見せるんだから!!)
絢瀬絵里、その人である
(ナオキに頼んで選んでもらったこのメガネさえあれば、きっと優勝できるはず・・・!)
優勝賞品に目がくらんでしまったがために、"愛しの彼と買いに行く"という簡単な方法が浮かばなかった彼女は、この大会で優勝することで、自分の欲望をかなえようとしていた
「今回の挑戦者は3人!穂乃果ちゃん、ことりちゃん、そして絵里ちゃんの3人だにゃ!!」
「よーっし!優勝目指すぞ~!」
「ことりが優勝したら、みんなでチョコ食べたいなぁ」
「(チョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコ)」
「さぁさぁ、それじゃ早速、始めるにゃ~!!」
凛のその声に合わせて、挑戦者たちはドアの外へと出ていく
各々が、各々の欲望をかなえるために――――――――
「最初は穂乃果ちゃん!どうぞ~!」
「じゃ~んっ!じゃなくって・・・ごきげんよう、みなさん」
「「「「「「おぉ~!!」」」」」」
一番手の穂乃果
清楚な服装、上品な花のアクセサリー
いわば、お嬢様ファッション
「穂乃果ちゃん!ええやん!」
「穂乃果の新たな魅力が見つかったわね」
「な、なんでしょうか、この守ってあげたくなる感じは・・・」
メンバーからはかなりの好印象
評価を受けた穂乃果自身も、満足げに席に着く
「続いて2番手!ことりちゃん、どうぞ~!」
「こほんっ・・・ただいまもどりました、お嬢様方」
「「「「「「「おぉ~!!!」」」」」」」
2番手のことり
タキシードを着こなし、長い髪を上の方でまとめたその姿
まさしく執事
「ことりちゃんすごい!いつもと全然違うね!!」
「さすがはことりね。自分を上手く見せる方法を知ってるわ」
「すっごくかっこいい!」
穂乃果同様、メンバーからの高い評価に安心した様子のことりは、席に着く
「これはこれは・・・最後の絵里ちゃんに対する期待度がマックスだにゃ!」
部室内から聞こえたそんな声に、部室の外で構えている絵里は、一人で焦っていた
(な、なんなのあの二人・・・"イメチェン"って聞いてたから、小さなアクセ程度だと思ってたのに!服装までまるっきり違うじゃない!!)
ここにきて、自分だけいつもの制服であることを後悔する
(・・・でも、私は勝つわ。だって、ナオキから選んでもらったものだもの。ここにナオキがいないのは残念だけど、きっと優勝してチョコ持ち帰って、絶対一緒に食べるんだからっ)
後悔したのも一瞬
メガネを選んでくれた、いつも自分を笑顔でいさせてくれる、いつもそばにいてくれる
『じゃあ最後の絵里ちゃん!どうぞ~!』
その声を聞き、絵里は覚悟を決めてドアを開けた――――――――
「ど、どうかしら?」
覚悟を決めたはずだったが、やはり少しの緊張が残る状態
不安な様子で、メンバーの様子をうかがう
(あ、あれ・・・?)
見ると、メンバーの顔がキョトンとしていた
それもそのはずである
前の2人は服装もキッチリ雰囲気を変えていたのに、彼女だけ制服だったのだから
(ごめんナオキっ、やっぱ駄目かも)
反応を見るのが怖くなった絵里は、目をつぶって下を向いてしまった
部室内は、無言
しかし、その静寂を破るものが現れた
「こっ・・・これはっ!?」
花陽だった
「これは素晴らしいですっ!!絵里ちゃんの元のイメージを崩すことなく、でもそれでいてどこかいつもと違う雰囲気を感じられる・・・そして絵里ちゃんにメガネ・・・普段は見られない姿だからこそ見られるこのギャップ!!アイドルとして素晴らしい限りですっ!!」
それに続くように、他のメンバーからも声が上がる
「そうね!花陽の言う通り、普段は見られないことにより生まれるギャップ・・・メガネだけ、なんていうシンプルなイメチェンではあるけれど、そのシンプルさが絵里にぴったりだわ!」
「これな普通の生活送るうえでも簡単にイメチェンできるわね」
「というか、ことりも穂乃果もやりすぎなのです。絵里のようなイメチェンが妥当です」
「えっ・・・えっ・・・?」
思わぬ高評価に固まる絵里
しかしその表情は喜びにあふれている
「ふふっ、その様子やと彼氏さんに選んでもらったんやね?」
「えっ!?な、なんでそれが」
「絵里ち、顔に出てるで?」
「なっ!!あぅぅ・・・」
親友に指摘され、初めて自分が笑顔でいることに気が付く
その様子を見て、部室内が笑いに包まれた
「っということで!優勝は絵里ちゃんに決定だにゃ~!」
結局優勝は、シンプルかつ日常生活でも楽しめるイメチェンで攻めてきた絵里だった。
少し恥ずかしそうにしながらも、ナオキに選んでもらったメガネをかけたまま、優勝賞品であるチョコを笑顔で受け取った
そしてそのチョコを、絵里はある場所へと持って行った――――――――
「はい、あーん♡」
「あむっ・・・うぉっ!?美味いなこのチョコ!」
「ふふっ、喜んでもらえてよかったわ!」
絵里が向かったのはナオキの家
メガネを選んでくれた、愛しの彼にお礼をするために、自分の大好物であるチョコをもって彼の家に行ったのだ
「さすがは絵里だな!まさか優勝しちまうなんて」
「だってナオキが選んでくれたんだもの、私に似合う最高のメガネ」
「ははっ・・・似合ってるよ、絵里」
「ありがとう。
「お、そうか?ありがとうな」
絵里が『ナオキも』と言っている理由
実は、絵里がメガネを買った際、まったく同じものをナオキにも買うように絵里からお願いしていたのだ
要はペアルックというやつである
「ふふっ!ナオキとおそろいだなんて、うれしいわ」
「おれもだ。さ、チョコ食べようよ。溶けちまうぞ」
「そうね」
お揃いのメガネを見て喜ぶ絵里は、チョコを口に入れる
チョコの甘さに表情も溶ける
そして絵里は、その甘さよりもっと甘いものを求める
「んぅ・・・ちゅ、んんっ」
「んぁっ、んんっ・・・甘いな」
「ぁ、はぁ、はぁ、ええ、チョコよりもっと甘いわね・・・♡」
チョコの甘さに包まれたその舌を、ナオキの口の中に入れ、2人でともにそのチョコとキスの甘さを確認しあう
2人とも表情が蕩けてはいるが、それは果たしてチョコのせいなのか、キスのせいなのか。
そして、蕩けた表情で絵里は言う
「・・・ねえナオキ」
「どうした」
「私、優勝したご褒美、ほしい」
「・・・・・・」
「ナオキから頑張ったご褒美が、いっぱい欲しいの」
「絵里」
「お願いナオキ、私に――――――――ご褒美ちょうだい?」
「絵里っ!」
「あっ・・・ん♡」
チョコとキスの甘さで蕩けてしまった2人は
これから更なる熱さでチョコを溶かしていくのだろう――――――――――――――――
いかがでしたか?
絵里ちをメインに書くというのと、企画初参加ということもあり、緊張しました(大嘘)
メガネをかけたくっそ可愛い絵里ちの画像を見つけたので、それをイメージしながら今回の話を考えました
やっぱり絵里ちは可愛いですね٩(๑•̀ω•́๑)و
最後に、飛び入り参加という形だったにも関わらず、快く参加を受け入れてくださったシベリアさんには感謝しております
挑戦する機会をいただけて嬉しかったし、楽しかったです!
これからもお互い頑張りましょう!