絵里とのイチャラブ日記   作:シベ・リア

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今回は他サイトで銀魂の創作『銀の格子と空中回廊』など様々な小説を書かれている揺さんです!あ、リアル先輩です。しばふと呼ばれています。色々とありがとうございます先輩っ!これは結構真面目に。あとあと、この挿絵を書いてくれた方でもあります!
【挿絵表示】
byシベリア


「キミのぬくもり」

 

20XX年、夏。

いつものように太陽は輝き、雲ひとつないこの空。

風は南風が吹くが、涼しさを感じることはないだろう。

 

 

今日も音ノ木坂学院の屋上は、暑い。

 

 

「ワン・ツー・スリー・フォー・ワン・ツー・スリー・フォー」

「絵里、ステップが乱れていますよ」

「穂乃果、振り付け違いますよ」

「花陽、笑顔をキープです」

 

お…聞こえるな。

おれは屋上の扉を開ける前にみんなが練習をしていることを確認する。

それと同時に、持ってきたアイスとドリンクがそれぞれ溶けていないか、ぬるくなっていないかも確認する。

うん、大丈夫だ。にこが少しわがまま言うかもだけどな…。

とは思いながらも苦笑程度だ。

おれの彼女は、そんなにこのことも大好きだから。

 

海未の注意を受けながら、ダンスの確認をしていたから、ひと段落ついたところを狙って扉を開ける。

 

「みんな、おつかれ」

「あ、ナオキくんやん」

「あ!ナオキにゃ~!!」

「ナオキくん、お疲れさまっ」

 

希と凛も安定の元気で、ことりちゃんも少し疲れているようには見えるが、元気そうで何よりだ。

 

「ナオキ、課外授業だったでしょう?お疲れさま」

 

おれの大切な彼女、絢瀬絵里が飲みかけのドリンクを渡しながら微笑みかけてくれる。

絵里の言う通り、おれは課外授業を取っていた。

理由としては、もっと勉強したいというのもあったけど…何より、勉強していると絵里を思い浮かべるから。

生徒会をやって、μ’sの活動をやって、勉強をやって。

おれはμ’sの活動も生徒会も無理だけど、勉強はできるから。

でも、そんなおれでも、気になるところがある。

 

今日は、そのためにわざわざ差し入れも持ってきたんだ。

 

「真姫、これ、みんなに渡しててもらえる?」

「え?いいけど、あなたがやれb…」

「え!?ナオキって、差し入れとかできるのね~!!にこ、感動したわぁ!」

「ちょっとにこ、自分だけ先に取らなくていいじゃない」

 

真姫とにこがそんなやり取りをしている内に、おれは絵里の手を引き屋上から校舎に入っていく。

 

「ちょっと、ナオキ。いきなりどうしたの?」

 

階段を降りたところで、おれは絵里の手を離す。

次におれの手が触れたのは_____

 

 

 

 

「………へ?」

「よし、熱はないな」

 

 

そう、おれの心配事は絵里の体調のことだった。

 

 

 

 

 

ことは数日前。

 

『ナオキくん、最近絵里ち、無理してる感じがするんよ』

 

希からこのようなメールが届いた。

確かに、勉強と生徒会とμ’sで絵里は体がクタクタなはずだ。

おれは絵里に好きなことをして欲しいが、このままが続くのは嫌だった。

無理して倒れたらどうするんだって話だから。

それもあって、おれは絵里の疲れを癒すために旅行に連れていく計画を立てた。

 

 

 

 

「__ということで、絵里。杉乃井ホテル行こう」

「ちょ…な、いきなりそんなことを言われても…」

「大丈夫。みんなのサインもらってるから」

 

驚いた顔と不安な顔を持ち合わせるかわいい彼女におれはサインが書かれた承諾書を8人全員分見せた。

 

「行ってきていいんだよ、絵里ちゃん!!」

見上げると、そこには穂乃果がいた。

「絵里ち。2日だけだから、ゆっくりしてきてええんやで」

隣には希。

そして、その後ろにはみんなの姿。

にこりと微笑んだ絵里は素直にお礼を行ってくれた。

 

 

 

________旅行当日。

 

 

今回は東京都から大分県別府市の杉乃井ホテル1泊2日旅行である。

朝早くのジェットスター航空で成田から大分まで行き、そこからホテルまではタクシーでいく。

 

「わぁ…流石田舎って感じがするわね」

「確かに。東京は本当に都会だからな。田舎は空気が新鮮で気持ちいいよ」

「へぇ…。じゃあ、本当に今日はゆっくりできるの?」

「あぁ。絵里と一緒ならどこでもいんだけど、やっぱ、折角の旅行だから」

「まったく…キミはいつもそうやって真っ直ぐなんだから」

 

ふふ、と笑顔になって、外の景色を見る絵里に心の中で囁く。

 

‘’おれは守るって決めたから。絵里の心も体も。それが少しでも癒されるのなら、なんだってやるさ’’

 

付き合ったあの日、決めたから。

今だって、10月5日の記念日が彫られたペアリングをネックレスにしてくれている。

それだって、おれからのお守り。

 

「それにしても、ナオキにはいつも助けてもらってるわね」

 

苦笑しながら、絵里が話しかけてきた。

困ったような、でも、少し頬が赤い。

なんとなくだけど、わかるんだ。

今言ってほしいこと。

 

「大丈夫だよ、絵里。いつでも頼っておいで」

「…えぇ。そうさせていただくわ」

 

ほら、コロッと笑顔になる。

そんな君と過ごす2日間だ。

最高に楽しみだ。

 

______

 

ホテルに着き、チェックインを済まして、客室に案内してもらう。

今回は、本館洋室の山側のダブルルームにした。

1泊2日というのもあったし、2人で寝たかったという完全におれの出来心である。

うん、いやだって…そういうお年頃ですので♡

 

「へぇ、綺麗な部屋ねぇ。ナオキ、高かったでしょ、今回のプラン」

「ん?あー、まぁ気にするな。おれがやりたくでやったことだから」

 

そう言うと、絵里は少し顔を赤くして、そのままおれに抱きつく。

おれが優しく抱きしめ返した途端、首にわずかな痛みを感じた。

 

「ふふ、これからプールでしょ?だから私のシルシつけちゃった」

「はぁ。これだから最近の年上はーーー…」

「あら、またそんなこと言ってもーぅ。ほら、プール行きましょ」

 

備え付けの鏡を見ると、ほんのり赤くなっている部分がある。

素直に喜ぶのもなんか負けた気がしたから、照れ隠ししてしまったな。

ま、おれも後でシルシならつけるけどね。

杉乃井ホテルにはアクアビートというプール施設がある。

今年の夏は南国風にアレンジされているらしい。

おれと絵里はそれぞれ着替えて入り口で待つことにした。

まぁ当然、おれのほうが早く到着するだろうな。

今年の絵里の水着姿はまだ見たことがなかった。

果たしてどんな水着だろうか…。

「お待たせ、ナオキ」と声が聞こえたおれは振り返って固まった。

 

「…これ、新しい水着なのよね。に、似合うかしら…?」

 

…絵里さん、似合いすぎですほんと。

絵里が着ていたのは、ウェディングドレス風の水着だった。上は胸の辺りで、お腹は丸見えで、腰辺りから膝にかけてロングスカートのような形になっている。

髪の毛は珍しくおろしており、髪飾りには水色の夏の花形が付いており、その花から青い紐が肩くらいまで付いている。

デザインはシンプルだが、何段にもフリルが重なっており、片方の腰部分にはくくったかのような飾りが付いてある。

 

「すごい…似合うよ絵里……。おれ、マジで鼻血でそう」

「えぇ?!ダメよナオキ!!」

 

あたふたする絵里もまた可愛くて、「もう今日ダメだこれ」と何かを悟ってしまった。

 

2人で流水プールに入り、泳ぎを楽しむ。

流れが急なところとゆっくりなところがあるため、急なところは支えてあげる。

その時に、おれも絵里にあることをした。

 

「きゃっ、ナオキ……今、何したのっ」

 

と少し怒った絵里が見た場所は、絵里の胸の谷間だった。

おれはそこにキスマークを施したのだ。

 

「おれもシルシつけたかったんだよね〜」

「………ばかっ」

「とか言いながら照れてるくせに」

「当たり前じゃない…」

 

やっぱりね、とつい微笑んでしまった。

しばらくプールではしゃいで、喉が渇いたからドリンクを買いに行くことにしたが、なぜか絵里に待っていて、と席でおれは待機させられた。

そこで絵里が持ってきたものは、カップルジュースだった。

 

「きょ、今日くらい甘えてもいいわよね…?」

「甘えてください、絵里さん。いや、姉御」

「ちょっと、やめて」

 

ともあれ、人生初のカップルジュース。

今まで彼氏がいなかった絵里もおそらく初めてなのだろう。

 

「「いただきます…」」

 

...おかしい。

冷たいはずなのに、どうして熱く感じるのか。

顔に、舌に…熱を感じるんだ。

絵里と一瞬目が合ったが、すごく長く感じた。

なぜなら絵里の目も熱を帯びていたから。

 

 

_______

 

豪華な夕食を終え、温泉も堪能したおれ達。

時刻は22時を回っていた。

んーっと伸びをして、そのままベッドに絵里は転がる。

おれはとりあえず絵里の近くに座る。

仰向けになっている絵里の頭をさりげなく自分の膝の上に運ぶ。

 

「絵里。今日どうだった?」

「すごくあっという間だったわぁ…」

「楽しかったなら何よりだよ」

 

絵里の顔色はここ最近より良く、今日はほとんど笑顔で過ごしていた。

もちろんおれも楽しかったけどさ。

 

「ナオキ。いつもありがとう。」

「ん?いいよ全然」

「そうじゃないの…」

 

絵里が起き上がったと思った途端、唇と唇が触れた。

おれは絵里の後頭部に優しく手を当て、そのままおれの方に寄せる。

んっ…と絵里が小さく声をあげたその隙に舌を入れる。

次第に絵里の体は力が抜け、おれにもたれかかってくる。

唇を離し、そのまま抱きしめ合う。

 

「ナオキだけなの」

「……え?」

「μ’sのみんなも落ち着いて、安心できるわ。でも…こんなに人のぬくもりや心の底から安心できるのは、ナオキだけなのよ」

 

切なそうに、それでもおれに気持ちを伝えてくれる絵里が本当に愛おしい。

 

「なら、明日のためにも、見守ってあげるから、寝よう?」

「見守るって…」

「ん?絵里が寝付くまで、おれ起きてるから。安心して寝ていいんだよ」

 

パァと明るくなった絵里は…普通におれより早くベッドインした。

絵里の横に入り、可愛らしく寝る彼女を見守った。

 

_______翌日。

 

夕方には帰ることもあり、今日は午前中はのんびりして、昼はお土産選びをする予定だ。

μ’sのみんなのお土産は絵里が担当するから、おれはとりあえず荷物持ち。

まぁ、絵里お嬢様なので、と心の中で笑っておこう。

チェックアウトも終わり、近くの売店に行く。

「すぐ終わらせるわ」と言っていたから、時間に余裕もあるだろう。

 

……と思ったのだが。

 

「うーん…こっちは穂乃果で、こっちは海未で〜…こっちは希...いや、花陽かしら」

 

......絵里お嬢様、長すぎます!!!!!!!!

いや、まぁ、まだ間に合うけど。

この様子だと、お昼は食べれないから、おれがお昼を買っておこうか。

 

なんとか買い物も終え、ほんの少し時間ができたから、おれ達は川辺でのんびりすることにした。

絵里の進路やμ’sの話をしていたが、絵里に聞いてほしいことがあると言われた。

…なんだろうか。

まさか別れ話とかじゃないよな…。

立ち上がって、おれの方に向いた彼女が伝えたことは__。

 

 

 

 

 

 

「…愛してるばんざーい、ここでよかった。私たちの今がここにある。愛してるばんざーい、始まったばかり。明日もよろしくね、まだ…ゴールじゃない〜♪

 

 

...ナオキ、ずっとずっと…ぬくもりちょうだいねっ」

 

 

 

Fin.

 

 

 





企画小説をご覧の皆さん、執筆者の揺です。
まず、シベリアくん1周年おめでとうございます!
シベリアくんとは大学のリアル先輩後輩関係ですなw
あなたの絵里ち愛に感動して今回このような楽しい企画に参加させてくれてどうもありがとうございました。
この場で御礼申し上げます。
さて、小説に関しては、一言で終わらしたいと思います。
「データって大切だね」
では、また書く機会があれば〜。
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