貧乳派団長とリンゴちゃん   作:やーなん

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お久しぶりです、皆さん。
ちょっとばかしスランプでした。
お待たせした分、今回はいつもの倍くらいの長さでお届けします。

それと、花騎士のイベント100回おめでとうございます!!
ヤマユリさんイベで四苦八苦してた頃が懐かしいですねー。

今回は先日追加された注釈機能であそ……試してみました!!



二人の追憶

『リンゴの追憶 運命の出会い、或いは堕落への滑落、または戦う理由』

 

 

「ねえリンゴ、あの団長との馴れ初めってどんな感じなの?」

 ある時、リンゴの幼馴染たるピラカンサは彼女にそんなことを訊いた。

 

「え、それを聞いちゃいます?」

 たまたま二人の休日がかち合った為、一緒に買い物をしてカフェでお喋りをしていた二人の間に、ピラカンサがそんな話題を何気なく振るとリンゴはパッと笑みを浮かべてそう答えた。

 

「いやだって、リンゴをありのままに受け入れてくれる男性が現れるなんて想像もしてなかったっていうか」

 その表情を見てのろけ話をされると思い、ピラカンサは失敗したなと考えながらもそんなちょっとヒドイことを口にした。

 勿論、親友同士の気安い受け答えではあったが。

 

「ピラカンサちゃんヒドイですよ~!! 自覚はありますけどねッ!!

 あ、でも、今更団長さん以外の人なんて考えられませんし、それでいいのかもしれません」

 そんなことを漏らすリンゴに、やっぱりのろけられたとピラカンサは呆れ顔だった。

 

「はいはいごちそうさま。

 で、いったいあの団長さんのどこが好きなの? 一目惚れ?」

「一目惚れ、とはちょっと違いますね。

 団長さんの方は一目で私を気に入ってくれたみたいですけど。

 特段容姿が好みだったとか、性格が良かったからとか、そんな第一印象ではないですねぇー」

 と言って、リンゴは飲んでいたコーヒーを口に付ける。

 

「ああ、じゃあアレね。

 よくあるでしょう、戦場で助けられて恋に落ちるってやつ?」

「そういうドラマティックな戦い方をする人じゃなかったんですよねぇ。

 特に私と出会った時期の団長さんってば、私の知る限り一番キレてましたから」

「キレてるってなによ、キレてるって」

 リンゴの言葉に理解が及ばず、ピラカンサはツインテールを揺らしながら首を傾げた。

 その仕草が可愛いなぁと思いつつ、リンゴはこう言った。

 

「私と団長さんの関係は、同志という形から始まったんです」

 

 

 

 §§§

 

 

 ――同志って、あんまり甘酸っぱい関係じゃなさそうね……。

 

 そもそも、私と団長さんが出会ったのは何年か前に本国で抱えていた前線で戦っている時でした。

 当時、私は最前線の懲罰部隊が人員募集の張り紙をしてあるのを見つけたんです。

 

 ――今どき懲罰部隊なんて前時代的で野蛮よね。

 

 私もそう思いました。

 そこで私はこう思ったんです。女の子たちが酷い戦いに駆り出されているのなら、私がお助けしないとって!!

 

 ――リンゴらしいわね。

 

 あと、過酷な戦いの中で美しい友情に芽生える女の人たちを想像してむっはーできたら良いなって!!

 

 ――リンゴらしいわね……。

 

 それで私は異動が受理されて、最前線に行くことになったんです。

 そして最初に部隊の拠点としている場所に行ったとき、私は目を疑いました。

 

 団長さんを含めて、エプロンにマスクをして何かの植物をすり潰したり絞ったりしてたんです。

 私は最初、料理でもしているのかと思ってたんですが。

 

「これか? これは爆薬の調合をしてるんだ」

 幾つかの植物を材料にした爆薬を自作しているらしかったんですよ。

 

 ――ば、爆薬って……。

 

「君がリンゴちゃんだな?

 追加の人員が一名だけとかふざけんなと思ってたが、君のようなカワイイ子なら百人力だな。

 何はともあれ人手が増えるのは良い事だ。手伝え」

 そんな感じで、私は団長さんにエプロンとマスクを突き付けられました。

 これが、私と団長さんの出会いでした。

 

 ――甘酸っぱさなんて欠片も無いわね……って言うか、リンゴ以外に人員が居なかったの?

 

 はい、自分から懲罰部隊に飛び込んでく物好きは私だけみたいでした。

 それでも、私に後悔は有りませんでしたけどね。

 

 それに、そんなところでも知り合いと言うのは居るものでして。

 

「お前、リンゴか」

「ああッ、クロユリさんじゃないですか!!」

 ちょっと汚れた白いエプロンにマスクをしていたのでパッと見て分からなかったんですけど、そこに居たのは以前知り合った独りで戦うことを選んている花騎士の人でした。

 

「お前は……よりにもよって、こんなところにまで来たのか」

「えへへ、また一緒に戦えますね」

 その時の私は、一人でいることを選んでるクロユリさんが、どうやら他の人たちと一緒に戦っているんだと思って嬉しかったんですけど。

 

「この部隊の死亡率は聞いているだろう。

 なぜこんなところにまで来たんだ」

「それは勿論、このリンゴちゃんはいつだって女の子の味方ですから!!

 私、この部隊のこと聞いたんです、だから居ても立っても居られなくて」

「だから自ら死地へと飛び込むのか?

 私のような死神まで居ると言うのに、笑えないぞ」

 何だかんだで私のことを心配してくれているクロユリさんってだけでご飯三杯行けるくらいのむっはー案件なんですが、そこに作業の手が止まっている私たちの元に団長さんがやって来たんです。

 

「じゃあ死神を従える俺は冥府の王か?

 素晴らしいな、俺が冥府に帰る時は判決待ちの害虫どもを全員地獄の底へと叩き落とせるわけだ。

 俺たちはそうする為の準備をしているわけだが、分かってるよな?」

「こんなことをしても、得られる爆薬の量など高が知れてるだろうに」

「はいそこ、文句言わない。

 ゼロだと選択肢はないが、1なら活用することを考えることができる。たとえ36が60に*1増えても微妙だって感じても、後々別の使い道が出来るかもしれないだろう?

 だからお前はいつも独りで害虫に立ち向かうなんて方法しか取れないんだ」

 団長さんの言葉に、クロユリさんはムッとした様子をかもし出しながら作業に戻りました。

 そこでお二人の雰囲気を察して、私ビビンと来ちゃいましたよ!!

 

「団長さん、もしかしてクロユリさんと仲が良いんですか!? 羨ましいです!!」

「違うわ!! 何を言っているお前は!!」

「なんだ、そんなツンケンするなよ、クロちゃん。

 俺とおまえの仲じゃあないか」

 そんな風に気安く団長さんがクロユリさんの肩を抱くと。

 

「次クロちゃんと言ってみろ。二度とそんなふざけたことを言えないようにしてやる」

「分かった分かった、分かりましたよ、なあクロリン」

「次に私をふざけた呼び名で呼んでみろ、害虫の群れの前に放り出してやる」

「はいはい、承知しましたよっと。じゃあなリンリン」

「…………」

「あれれー、今のはリンゴちゃんのことですー。

 なんでクロユリちゃんはおこなのかな~? もしかしてリンリンなんて可愛いあだ名で自分が呼ばれたと思っちゃったんですかー?

 お前ちょっと自意識過剰なんじゃないのかなー? ぷーくすくす!!」

 満面の笑みで団長さんが煽って、クロユリさんも流石に怒り爆発。

 お二人は作業をそっちのけで追いかけっこを始めてしまいました。

 

 ――あ、アホくさ……。

 

「はぁー、普段クールで近寄りがたい雰囲気のクロユリさんが団長さんにだけ見せる態度……むっはぁー!? めっちゃ尊い、尊いですよこれは!!」

 私もそんな感じでエキサイトしてました。

 

 ――……。

 

「ところで、リンゴちゃん。君に頼みがあるんだが」

 一通り爆薬づくりをやり終えると、団長さんは私を呼びつけました。

 

「なんでしょうか、団長さん」

「こいつらを連れて、ここらに居る害虫をとっ捕まえてきてほしいんだ」

「とっ捕まえるって……生け捕りにして来いってことですか?」

「その通りだ」

 団長さんは地図でちょっと離れた位置にある森を指差し、私の疑問に頷きました。

 

「でもここって今戦っている害虫の発生とは全く関係ないところですよね?」

「君が疑問を持つのは分かるが、この部隊の団長は俺で、指揮権は俺に有る。

 俺の命令に従えないのなら、今すぐ帰れ」

 団長さんの口調は穏やかでしたが、多分ここで私が嫌だと言ったら今の私は無かったと思います。

 

「……分かりました。

 でも、着任早々の私にいきなり皆さんを率いる仕事を任せていいんですか?

 私より、クロユリさんの方が良いと思うんですが」

「しょうがないじゃないか。小隊を指揮できるやつが懲罰部隊に送られるわけないだろう?

 そこのむっつりクロ助が指揮能力があるなら俺も苦労はしてなかったんだが」

 団長さんは巧みに私を盾に使いながら左右にフェイントを交えてクロユリさんを翻弄しながらそう言いました。

 

「資料によると、中位騎士の資格を持ってるそうじゃないか。

 それなら十分だ。この仕事が終わったら改めて君が俺の副団長な」

 期待してるぞ、クロユリさんに引きずり倒され、逆エビ固めを決められながら団長さんは私に期待に満ちた表情をして手を差し向けてくれました*2

 

 私は、クロユリさんをなだめて団長さんを救出しながら、この人の応えようと決意を固めたのです!!

 

 ――突っ込まないわよ、私は!!

 

 えー、まあ、それで、私達は団長さんの指示通りに害虫を捕まえてきたわけです。

 

 ――害虫なんて捕まえて来てどうするのよ。

 

「害虫たちってのは、ある程度分布分けされているのは知っているな?

 連中にはお互いにテリトリーがある。そして連中はそれをどうやって認識しているかと言うとだな」

 団長さんは捕まえてきた害虫からむしり取った毛を当時の害虫の出現領域にばら撒き始めたんです。

 

「多くの場合、それは匂いだとされる」

 その周辺を、ある程度害虫に荒らされたかのように偽装もして。

 

「そして他領域から別の害虫が侵入してきた場合、大抵は縄張り争いに発展する。

 このテリトリーの主は俺たち人間と絶賛戦争中だが、ここの主は指揮官型だと推察されている。

 俺たちと争っているところで漁夫の利を得ようと横から別の害虫が流入しようとしていると気付けば」

 そうして騎士団の作戦領域から、害虫の群れが一部私たちが害虫を掴まえてきた森へと向かって行くのを私たちは遠くから確認したんです。

 

「このように勝手に同士討ちしてくれるってわけだ」

 私たちは、目の前で害虫たちが幻覚魔法でも掛けられて争っているような光景を唖然と見ていたんです。

 

「それにしても上手く行ったな。

 縄張りごとに上下関係が有る場合もあって、成功率は三割程度だったんだが。運が良い」

 団長さんは上機嫌で争う害虫たちを指差しそう言いました。

 

「誰か、これをあそこに投げてやれ」

 そして団長さんは、毒々しい液体の入ったガラス瓶に爆薬を付けた物を私たちに差し出したんです。

 

 私は*3魔法で害虫たちが争っている中心にそのガラス瓶を打ち出したんです。

 ガラス瓶が地面に落ちて爆薬で中身が周囲に撒き散らされると、害虫たちはもだえ苦しみ始めたんです。

 

「害虫たちは実に多様性を持ち、気候や土地に合わせて様々な変化をする。

 しかし、それは逆に仇となる場合がある。進化とは、要するに不要な物を切り捨てる退化という側面を持つからな」

「もしかして、あれの中身って……」

「ここらとは更に別の地域の害虫の体液から抽出した劇毒だ」

 

 ――…………。

 

 私たちも今のピラカンサちゃんみたいに絶句しましたよ、そりゃあ。

 

「物資が無いなら、害虫を物資にすればいいじゃない」

 団長さんは自分たちの毒でのた打ち回る害虫たちを見て可笑しそうにそう言ったんです。

 

「お前たちは独自に進化しすぎるあまりに、自分たち同士で害しあえるようになっちまったんだよ。

 ははは、滑稽だよなぁ!!」

 そして、毒の浄化の用意しとけよ、と団長さんは軽い調子で言って害虫たちの元へ向かい、毒で動けなくなった害虫たちにトドメを刺しに行ったんです。

 

 信じられないでしょう? 団長さん、可能な限り直接戦闘を控えて損害を抑えるような戦い方を選んだんです。それからも。

 

 私、だから訊いてみたんです。

 どうしてこんな戦い方をするのかって。

 そうしたら、団長さんは。

 

「女の子の為だ」

 迷わず、そう言いました。

 

「俺の戦う理由は、いつだって女の子の為だ。それ以上でもそれ以下でも、それ以外でも無い」

 私それで分かったんです。

 団長さんは過酷な戦いで傷ついた皆さんを守るために戦ってるんだって。

 たとえ私たち花騎士が居なくても、一人でだって戦うんだと!!

 だから私言ったんです。

 

「団長さん、微力ですけど貴方の戦いにこのリンゴちゃんを加えて貰えませんか!!」

「なんだって?」

「私の戦う理由も、この世の女の子を害虫から守る為!!

 いわば私たちは同志なんですよ!! こうして団長さんの補佐に着くのも、きっと運命が導いた結果に違いありません!!」

 私は確信したんですよ、この人に付いて行けばより多くの女の子を守れるって!!

 

「そうか、そうだな。嬉しい、嬉しいよリンゴちゃん。

 ああ、一緒に頑張ろう。君を失望させたりしないさ」

 そして、団長さんは優しく微笑んで*4頷いてくれたんです。

 

 

 

 §§§

 

 

「すごいわね、リンゴのとこの団長さん」

「ええ、凄いんです!! 団長さんはリンゴちゃんの誇りですから!!」

 リンゴは花の咲いたような満面の笑みでピラカンサにそう返した。

 

「それでですね、ここからどういう風に私たちは絆を深め合ったかなんですが」

「ああ、もういい、いいってば、もうお腹いっぱいよ」

 これ以上惚気られてはたまらないと、ピラカンサは両手をリンゴに振ってみせる。

 

「えー、ここからが良い所なのにー」

「それはまた今度聞くから。ね?」

 珍しくぶーたれるリンゴをなだめながら、ピラカンサは彼女と過ごす久々の休日の残りをどう過ごすか考えるのだった。

 

 

 

 

『サクラの追憶 道化師と主演女優、或いは彼女の決意、または美しき献身』

 

 

「38℃、風邪ですね」

 団長さんが、珍しく風邪を引いた。

 

「風邪だって? 熱も出てたのかよ、道理でだるいわけだ?」

 診察に来てくれたホワイトチューリップさんは、その団長さんの物言いに呆れた表情になった。

 

「馬鹿は風邪をひかないと言いますが、それは要するに風邪を自覚しないからなんですよ。

 騎士団長とあろうものが体調管理を怠ってどうするんです?」

「ははは、面目ない」

 団長さんは気だるげに彼女に微笑んで見せた。

 

 彼の調子が悪いと聞いたのは、今日の昼頃だった。

 なにやら調子の悪そうな団長さんをリンゴちゃんが心配していた様子だったけれど、彼は三日前のマフィンを食ったからだろう、と笑って返したの。

 今日は書類仕事だけだし、大丈夫だと思ったのかしら。

 そしたら案の定、仕事に手が付かなくなるくらいぐったりしちゃって、リンゴちゃんが慌てて私を呼びに来て、今に至るのよねぇ~。

 

「あ、やべ、次の波が来た……トイレ、トイレに行かねば」

「典型的なお腹の風邪ですね、今年は流行ってるんですよ。

 幸い感染するタイプじゃないようですし、数日は安静ですね。痛み止めと胃の調子を整えるお薬を出しておきますね」

 ゾンビのようにふらふらとトイレに向かう団長を心配そうに見送るホワイトチューリップさん。

 

「うう、団長さん、おいたわしや……」

 かれこれ三十分おきに、酷ければ十五分おきに腹痛に襲われ、出す物も殆ど無いのにトイレに駆け込む団長さんの姿に、リンゴちゃんも涙を禁じ得ない様子だった。

 

「しくしく、見ないでくれ、リンゴちゃん、サクラ……。

 こんなみじめな俺をみないで……」

「病気なんだからしかたがないですよ」

 トイレから戻ってきた団長さんに毛布を掛けなおす。

 私としても、こんな弱った団長さんは見たくないし、早く良くなってほしいわ。

 

 そしてそれから、丸一日経ったんだけれど。

 

「しくしく、もうダメだ、俺は死ぬんだ……」

 一日経っても病状は良くならず、相変わらず短時間でトイレと布団を行ったり来たりしている団長さんが、ついにそんな弱音を吐いた。

 

「団長さん、気持ちは分かりますけど、ただの風邪ですよ」

「俺は、今までこんなヒドイ風邪に掛かったことなんて無いんだよ!!

 いつも半日寝てればすぐ良くなったのに……。

 もうダメだ、俺は戦いの中ではなく、病床に臥せって哀れにくたばるんだ……」

 すっかり団長さんは弱り切り、これ以上話しても悲壮な言葉を吐き出させるだけだと、私は用件をリンゴちゃんに伝えた。

 

「そう言うわけだから、私は団長さんの代わりに害虫討伐に赴くわ。

 リンゴちゃんは団長さんをお願い」

「ごめんなさい、サクラさん。

 本当なら補佐官の私が部隊を引き継ぐべきなのに」

「本当に症状は重いみたいだし、しょうがないわ。

 団長さんをこのままにしては置けないし」

 戦いでの戦傷はともかく、大病を患ったことなどない団長さんには重い風邪でも恐怖の病なんでしょうけど……。

 

 男なんだからしっかりしろとは言わないけど、子供のように振る舞う年齢でもないのだし、もうちょっと見栄を張ってほしいと言うか、何と言うか。

 

 私はそんな微妙な感情を抱えながら、外へと待機している皆の元へと向かった。

 

「団長さん、大丈夫なんでしょうか?

 昨日から私の作ったカボチャスープしか飲んでませんし」

 整列している皆の中から、最前列のペポちゃんが私に尋ねた。

 

「ダメね、完全にダウンしているわ」

「だんちょ、お腹ずっとゆんゆんしてるの?」

「ゆんゆんどころじゃないわ、あれはもうぽんぽんアウトよ」

「そっかぁぽんぽんアウトなのかぁ……だんちょ、良い奴だったよ(白目」

 私が首を横に振ってランタナちゃんに答えると、皆のうち多くは意外そうな表情になった。

 

「てっきり病気なんて名目でサクラさんたちに迷惑かけてるのかと」

「どうせ女の子を連れ込んでまたやらかしたのかと」

「本当に、普通に病気だとは」

「普段の行いが悪いからなぁ」

 と、皆あまり擁護できないことを口にし出した。

 

「はいはい、気持ちは分かるけど皆そこまでよー。

 リンゴちゃんは団長さんの看病で来れないけど、代わりに私が指揮を執るからよろしくね」

 私がそう言うと、皆はあからさまにホッとした様子だった。

 皆の表情が物語っている。それなら安心だって。

 

 さて、皆の期待に応えなくちゃ。

 この部隊ではいつも彼女たちの期待の中心は団長さんだったから、久々の感覚でちょっとむず痒いわねー。

 

 

 

 何だかんだで、皆は団長さんの指揮を信頼している。

 そうでないと彼女らのような精鋭の部隊なんてできない。

 たとえ私が彼女らの指揮を任されても、十全にその能力を発揮するのは難しいと思うわ。

 

 花騎士の騎士団はオーケストラとよく似ている*5

 音楽の指揮者は仲間たちからの信頼が有って初めて調和が取れるのと同じように、皆が精鋭だからと言って団長さんが不必要なんてことは無いのよねぇ。

 

 団長さんは経験を積んだ私たちを他の部隊に割り振って全体のレベルを向上させるべきだとたまに仰るけど、それぞれの騎士団にはそれぞれのやりかたがあるから、そう上手く行くとは思えないと私は思っている。

 それは団長さんも分かっているからか、その言葉が実行されたことはないのだけれど。

 

「商隊ばかり狙う害虫を狩り出す……なんだか団長さんのところに来た時ばかりの頃を思い出すわねぇ」

 今回、私たちの仕事は商人さんたちの荷物ばかりを狙って、商品ばかりを奪って去って行く害虫の討伐だった。

 人的被害は護衛の人たちが怪我をしたくらいだけど、金銭的被害はとても無視できないわ。

 

 害虫の殲滅は最低条件、奪われた商品は可能なら奪還。

 こんなところかしら。

 

「団長さんはどんな風に対処したのかしら」

「囮の荷馬車を用意したのよ。害虫に空の荷物だとばれないように囮の物資を積んでね」

「ああ、あれか」

 キルタンサスちゃんの疑問に答えると、クロユリは苦い表情になった。

 

「クロユリさんが嫌がるって、いったいどんな作戦だったんですか?」

 何やら嫌な予感がしながらもリシアンサスちゃんが私に尋ねた。

 

「そうね、あれはもう何年も昔になるのねー」

 私は、思わず懐かしくなって昔のことを思い起こした。

 

 

 

 §§§

 

 

「おっふ」

 かつての懲罰部隊の駐留地に初めて踏み入った時にリンゴちゃんが最初に私に遭遇したのだけれど、彼女はそんな風に衝撃を受けたような表情になったのが印象的だったわねぇ。

 

「だ、だ、だ、団長さん!! 本当に、本当にサクラさんが来ちゃいましたよぉ!!」

 リンゴちゃんは大慌てで脇目も振らずに団長さんがいるらしいテントへ向かって行っちゃったの。

 

「サクラ、お前までもか。どうも最近は物好きばかりに出くわす」

 そうしたら、たまたま近くにいたクロユリまでこちらに視線を向けてきたわ。

 

「クロユリちゃん、貴女ここに居たのね。

 あの時の責任を取る事になったって聞いていたけど」

「ちゃん、は止めてくれ。

 それに、私は私なりに最善を尽くした。そんな顔をされる謂れはない」

 それを聞いて、私は胸の奥にあったつっかえが取れた気がした

 あの時の責任者は私だったのに、最前線でずっと頑張ってくれていた彼女が責任を負うなんて納得できなかったもの。

 

「それにしても、思った以上に酷い所なのね」

 駐留地は団長さんを含めてここには七人の人間がいたのだけれど、同じ数の行商人だってもっとまともな物資を持ち歩いているはずだわ。

 それくらい、物が無かった。

 

 私に気付いて唖然としている残りの四人の部隊員たちも、体に幾つかの傷が治療された形跡があったけれど、そのどれもが簡素な応急処置ばかりだった。

 

「ほ、本当にサクラさんなんですか?」

 彼女たちの一人が、震えた声でそう言った。

 

「ああ、私と彼女は顔見知りだ、保証する」

 その時のクロユリの物言いは、どこか彼女たちを安心させるような言葉を選んだと思うの。

 

「そんな、サクラさんみたいな有名人がどうして!!」

「一体何をしたんですか!?」

「なにか知っちゃいけない事でも知っちゃったんですか!?」

 そう言った彼女たちの悲鳴じみた言葉が、この部隊の扱いというものを物語っていたのよね。

 

「安心して」

 だから私はいつものように笑って、こう言ったわ。

 

「これまでも、これからも私は皆の味方だから」

 

 

 

「おぉサクラ、お前、こんなに立派になって」

 数年振りに再会した団長さんは、感極まった様子で開口一番にそう言ったの……。

 

「こんなに立派になっちゃって…………時間の流れは斯くも残酷とはな」

 なんでこう、男の人って胸にばかり視線が行くのかしら。

 

 それから少し団長さんと旧交を温めていたのだけど、その様子を見ていた他の六人の驚きようが印象的だったわねぇー。

 

「サクラ、お前らはこいつらを取りまとめてくれ。

 副団長はリンゴちゃんな。残りのしたっぱ五人衆の面倒は任せた」

「分かりました」

 したっぱ呼ばわりされたクロユリたちは何か言いたそうにしていたが、クロユリ以外の四人は団長さんとの精神的距離がちょっと離れているのか、意見しようなんて気配は少しも無かったわ。

 

「では次の任務の説明をしよう。

 ようやく本営のアホどもも俺を締め付ければ手段を択ばなくなると悟ったのか、サクラが来た途端にお前を使い潰せないと判断したのか、これから遊撃を主とするように通達してきた」

 それを聞いたクロユリたち五人が驚いたように顔を見合わせたの。

 まあ当然よねー、懲罰部隊は基本的に忠誠を示す為に戦線離脱は許されないから。

 

 遊撃戦は状況に応じて臨機応変に戦うということ。

 そしてそれは一気に敵に有効打を浴びせ、損害を受ける前に撤退するのが基本だもの。

 

「と言うわけで、好きに動いて好きに殺して良いわけだ。

 とりあえずの作戦目標は、同じことをする敵の撃滅だ。

 近頃、輸送部隊ばかりを狙う害虫が頻出しているらしい。

 アカシア隊の動員数も増やしているらしいが、手が足りないようだ」

「遊撃には遊撃で対抗すると言うわけですね」

「その通りだ」

 団長さんはにやりと笑って頷いた。

 

「それで、どこにいるかもわからない害虫どもを探して回るのか?」

 クロユリが話を円滑に進める為にそんなことを口にした。

 

「勿論無策じゃない。囮となるエサを用意して、荷馬車に積んで俺たちが補給部隊だと連中に思わせる。

 襲われたら一目散に逃げて、エサに夢中になっている隙に逆襲してやるんだ」

「その囮とする物資が、そもそも私たちに無いんじゃないのか」

 クロユリの言うとおり、この部隊には囮の餌を用意できるほど物資が潤沢じゃなかったわ。

 まさか自分たちの食べる分の食料を使うわけにもいかないし。

 

「何言ってんだ、物資ならあるじゃないか」

 にんまり、と団長さんは笑って返した。

 その表情にクロユリとリンゴちゃんは表情を硬くし、残りの四人は怯えたような雰囲気になったわ。

 

 そう、彼女たちは今まで戦ったどの害虫よりも、団長さんを恐れていたのよ。

 

 

 

 実を言うと、私は団長さんと一緒に戦えることを嬉しく思っていたわ。

 

 向こうはそうは思ってないでしょうけど、私と団長さんは良き師弟だった思う。

 短い間だったけど、私は団長さんから多くを学び、彼は多くを伝えてくれたと思っていたわ。

 

 そう、思っていたの。

 

「サクラ、俺はこの部隊にやって来て、善悪について考えるようになった」

「善悪、ですか?」

「そうだ、目的は手段を正当化しないように、戦う為なら何をしても良いわけじゃない。

 それは人間には共通して倫理と言う共通認識が有るからだ」

 そのように、団長さんは語った。

 

「それは、人間が人間として誇り高くある為の規範だ。

 それを人は道徳と呼ぶ。正義とはまた別の考え方だ」

「はい」

 私は彼の言葉に何気なく相槌を打ったが、他の皆はもう既に強張った表情をしていたのが印象的だったわ。

 と言うより、私もこの時点で団長さんの話に集中できない理由が有ったのだけど。

 

「だから俺は考えてみた。

 そう、害虫どもにとっての倫理や道徳をだ」

「害虫にとっての倫理や道徳ですか?

 彼らにそういった善悪の価値基準など無いと思いますけど」

「そうだろうな、連中は本能によって行動する。

 あいつらが俺たち人間を襲うのは、正義の為だとか俺たちが悪だからとかじゃない。

 生きる為に、食べる為に、よりおいしいものを食べたいからだ」

 くつくつ、と団長さんは笑っていた。

 

「だから、だからな、サクラ。

 ――――俺は、連中にとっての“邪悪”になりたいんだ」

 私たちの視線の先では、荷馬車に積んである囮のエサに貪る害虫たちがいた。

 彼らは、自分たちが何を食べているのか、全く気にしていないようだった。

 

 彼らは私達が同じ立場だったら吐き気を催すことを平然と行っている。

 だって、だって、彼らが食べているのは、私たちが調理した害虫の死肉なのだから。

 

 おいしそうな匂いを付ける為にわざわざ放置されていた害虫の死骸を解体し焼いて、それを運んで補給線を移動して回った。

 効果は劇的だった。

 

 害虫の中には適切な処置をすれば食べれる種類も居るし、町では珍味として害虫料理を出す店も珍しいけどあるにはある。

 だけど、団長さんの行いはそんな食欲を満たすための行動とは何もかも違っていた。

 

 悪意。

 残虐なまでの悪意だけが満ちていた。

 

 騎士団の作戦行動の範囲で、いかに合理的に害虫を弄んで殺すかということを突き詰めていた。

 

「連中も飢えれば共食いすることもあるから、今回は失敗だったかな。

 そうだ、次は幼体を掴まえて、目の前で八つ裂きにしてやればどうだ?

 そうすればわざわざ連中を行動を予測せずとも誘導できるかもしれん」

 悪意。

 

「あいつらにも仲間意識はあるからな。四肢を引き裂き、荷馬車の後ろに紐でくくりつけて引きずってやれば連中も怒り狂うかもしれん。

 へたに感情なんて持つなんて哀れだと思わないか? コダイバナ近辺の原種に近い連中にはそんなもの感じなかったのにな」

 悪意。

 

「なぜ、わざわざこんなことを?」

 私はずっと勘違いしていた。

 団長さんは未熟な頃の私たちを導くに値する、高潔な人物だって。

 

「なんだ、そんなことか」

 簡単な話だ、と団長は言う。

 

「ある日突然、住んでいた村が害虫に襲われたとする。

 連中は建物を壊し、田畑を荒し、我が物顔で人々を殺して回ったとする。

 親兄弟が、友人が、親切にしてくれた知り合いが、次々と目の前で引き裂かれ、食われていくのを目の前でずっと独りで隠れてみてたとする。

 そんな無力な自分を想像してみろ、赦せないよな? だが連中は同じような苦しみを味わうことなどなく、騎士団がきて討伐されていくわけだ」

 私は、怒りを通り越すと怒りを感じなくなると言う話を思い出した。

 

「連中を同じような目に遭わせてやろう、そう思うのは不思議な事かな?

 より無残に、より残虐に、より悲惨に、より苦しませて、殺して殺して、殺し尽くしてやろうと思うのはそんなにおかしいか?」

 憎悪も、それを通り過ぎれば傍目に見て分からないのだと知ったの*6

 

「少なくとも、俺は納得できなかった。

 だから俺は決めたのだ」

 エサに仕込まれていた劇毒が効いてきたのを見計らって、団長は一人隠れるのを止めて害虫たちの元へと向かう。

 

「俺が、害虫にとっての害虫になるのだとな」

 荷馬車に積んであった斧を振り上げ、団長さんはうめき声をあげ身動きが取れない害虫の首の関節や柔らかい部分を狙って振り下ろす。

 

「害虫どもが俺を悪魔だと恐れ、憎み、苦しみながら死んでいく為にな」

 彼は、たがが外れていた。

 

 狂おしいほど、という言葉がこれ以上ないほど似合う悲しい人だった。

 害虫の憎しみを一身に集めて、これ以上自分以外の誰かが傷つかないで欲しいという、祈りにも似た何かだった。

 

「あまり血を浴びるな。病毒を持つ類ならどうする」

「そう言うのは事前にちゃんと調べている」

 害虫の処理を、団長に続いてクロユリが始める。

 リンゴちゃんが慌てて浄化を始め、他の皆も恐ろしげにしながら続く。

 

 私は思ったわ、団長さんは害虫の毒の浄化の必要が無ければ、きっと一人でも戦い続けるんだろうって。

 誰にも理解されずとも、この一方通行の復讐を続けていくんだって。

 

「さて、こいつらを次のエサに使うぞ。

 害虫の肉ってのは案外みっちりと詰まっているから、二匹ばかりもあればいい」

 団長さんは害虫の外皮を斧でかち割り、その肉を削ぎ落す。

 

「害虫を喰らった害虫を更に別の害虫のエサにする。

 これぞまさに食物連鎖ってな」

 私は怯えながら手伝おうとする皆の前に出てこう言ったわ。

 

「団長さん、お一つ聞かせて貰っても良いですか?」

「なんだ、サクラ」

 団長さんを手を止め、私に視線だけ向けてくる。

 

「団長さんは、自分の戦いをいつまで続けるつもりですか?」

 今でも、残酷な質問だったと思うわ。

 

「俺は、俺がそうすべきだと思う限り戦い続けるのだ。

 俺の戦いには俺に従うものだけが付いてくればいい」

 団長さんは本心から害虫が殺したいだなんて思っていない。

 団長さんは女の子の為に戦っている。けどそれは、生者ではなく死者の為だ。

 今生きている人々の為でなく、自分を慕い戦い散って行った者たちの為だ。

 義理と人情が、後悔と自責が彼の戦う理由の根底なのだから。

 

「お前も俺の戦いが嫌なら、彼女らを連れて俺の前から消えればいい。

 俺が必要とするのは、俺の手足として動ける手駒だけだ」

 彼女らの無念を晴らすためだけに戦っている。

 その犠牲に納得したいから戦っている。

 彼の憎悪も復讐も狂気も、そうすべきだからそれらを身に委ねている。そうしなければならない(・・・・・・・・・・・)と思うからそうしている。

 

 だから、それらは彼の本質じゃなかった。

 この時の私はそれを知らなかった。

 

「その為に犠牲を出したり、部下を切り捨ててもですか?」

「お前と同じことを、俺は師匠に言われたよ。

 あなたは自分の戦いの為に仲間を犠牲にしたりするつもりなのか、とな」

 団長さんは懐かしそうに微笑んでこう言ったわ。

 

「お前は自分の手足を斬り落とされて何も感じないのか?

 俺がそうなったらきっと痛みでのた打ち回り、泣き叫ぶだろう。

 まだわからないのか、サクラ。俺は痛いのが嫌だからお前をわざわざ呼んだんだ」

 それを聞いて、私は少しホッとしたわ。

 この人はまだ正気だって。私の知っている団長さんだったって。

 

「この戦いの間だけでいいから、頼むぞサクラ。

 お前の手を借りる以上の手なんて、俺には無いからな」

 だから、私はこの危うい人を支えなければならないって、思ったのよね。

 

 

 

 §§§

 

 

「誤チェストにごわす。こや目当ての害虫じゃなか」

「またにごわ……いや、ちゃんと聞いた通りの外見の害虫でしょランタナちゃん!!」

 幾度か別の害虫と遭遇したが、サクラ率いる部隊は三日掛けて標的の害虫を駆除することに成功した。

 

「偽エサ作戦、あんまり引っかかりませんでしたねー」

「害虫たちにも学習能力があるものね。

 団長さんたちが昔散々やったのなら、警戒されてるのかも」

 リシアンサスとキルタンサスが、そんな風に今回の討伐を振り返った。

 とは言え、劇的とは言えないが一定の効果はあったので、まだまだ有効な作戦なのだろう。

 

 そんなこんなで三日ぶりに本拠地に帰還した彼女たちだった。

 

「団長さん、具合の方はどうですか?」

 報告と一緒にお見舞いに向かったサクラは、未だ毛布をかぶっている団長に尋ねた。

 

「ああ、まだ時々腹が痛むが、だいぶマシになった。

 明日になれば復帰できるだろう」

「良かった、皆心配してましたよ」

「どうだかな」

 嘘では無いので、サクラはそれ以上何も言わなかった。

 

「それよりサクラさん、聞いてくださいよ!!

 団長さんっては、私が居ない隙にラーメン食べに行ったりしてたんですよ!!

 それで症状が悪化してしまって」

「あらぁ、ラーメンは消化に悪いものねぇ」

「それがなければ今日には回復してた筈なのに」

 リンゴと一緒にサクラが団長に目を向けると、彼は布団を顔まで覆ってしまった。

 

「だって、耐えられなかったんだもん!!

 何日もスープばかりで、空腹で死にそうだったんだもん!!」

「そんな子供みたいな事言わないでくださいよー」

 そういった二人のやり取りを見て、ふふふ、とサクラは笑みをこぼした。

 

「じゃあ、私が今夜消化に良いものを作りますね」

「本当か? あ、おかゆは無しだぞ。あれは食べ物じゃない」

「あら、団長さん、本当においしいおかゆを食べたこと無いんですか?

 じゃあちょっと、団長さんを驚かせてあげましょうか」

「サクラさん、討伐帰りなのに悪いですよ」

「じゃあ、リンゴちゃんも手伝ってくれる?」

「え? サクラさんのお手伝いですか? やりますやります!!」

 そんな感じで、彼らの戦いは今日も続いて行くのだった。

 

 

 

 

 

*1
花騎士の最も基本的な課金要素たる有償華霊石は、時々初回のみ3000DMMポイントで3600個から6000個に増量するキャンペーンをしている。でも11連ガチャに5000個使うことを考えれば正直割に合わない。しかし最近では華霊石の別の使い道が出来た為、一概にはそうとも言えないかもしれない。

*2
なお、この場面は大分リンゴが脚色している。実際には団長はリンゴに助けを求めてヒイヒイしてるし、女の子好きの彼女がこの場に居る他の四人について一切言及していない。

*3
誰もそれに触りたがらなかったので

*4
リンゴちゃんの乙女フィルター越しでそう見えたが、実際には多くの苦悩を噛み締めた複雑そうな苦笑いであった。

*5
ところで女の子で楽団を作るゲームはいつ再開するんですかねぇ(白目

*6
より正確に言うのなら、サクラが団長に師事する前後で彼は人が変わっていた。





イベントと言えば、ここ最近は消化してないネタが増える一方で、思うとおりに書けないスランプ状態でもしかしたら皆さんに心配かけたかと思うと申し訳ないです。

実は本日の団長の風邪ですが、ほぼ実体験なのです。
5日も続く風邪とか、もう10年以上ぶりでしたww
皆さんは風邪の時は作者みたいにラーメンなんて食べに行かずに温かくして寝ていましょうね!!

そして!!

次回予告!!
先日のハロウィンイベで吸血鬼コスを飾った怪盗ナイトシェードことワルナスビ。
その姿を見た、観た? あの男が大激怒。
かの存在を抹消すべく、恐るべき邪悪な魔の手がナイトシェードに忍び寄る!!
負けるなナイトシェード!! 今回のあの男はいつも以上に大人気ないぞ!!

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