貧乳派団長とリンゴちゃん   作:やーなん

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SPチケットでナデシコを交換するもガチャでスカり、捨て身で残りの石をガチャにぶっこみ、気合で浴衣ウメさんをゲッツ!!
さっそくサイズを確認。よし、これで本格的にいじれるな(ゲス顏

あと、運営さんメンテご苦労様です。


ガールウォッチング

 多国籍遊撃騎士団は報告に戻ってきていた。

 

 騎士団本部へと赴き、団長は待機させていた花騎士全員を整列させると、口を開いた。

 

 

「えー、本来なら明日も任務により作戦を行う予定であったが、皆の働きによって一日の短縮に成功した。

 よって、明日は休暇とする。ちょうどこっちでは天華祭が行われるそうだ。

 皆、羽目を外し過ぎずに、節度を持って楽しむように。以上」

 彼がそう告げると、黄色い歓声が挙がった。

 

 みんな揃って団長をほめたたえ始めた。

 酔いつぶれた面々が夜間の行軍に愚痴を言いまくっていたのに、すさまじい掌返しだった。

 

 

 

 翌日、団長とリンゴも雑務を終え、昼間から街へ繰り出していた。

 花火がある夜間が本番だというのに、各地からやってきた客で屋台は賑わっていた。

 

「お、見ろよリンゴちゃん。

 りんご飴売ってるぜ、これは買わないと嘘だよな」

「そうですね。個人的にはりんごをそのまま飴でコーティングするなんて理解不能なんですが、私がこれを買わないと方々から苦情が来ますよね。

 だけどこれ、りんごを最後まで食べる人ってどれだけいるんでしょう。

 夏になる度に大量のりんごがうち捨てられる様を思い浮かべると、りんごの名を冠する者として複雑な気分になります……」

「あぁ……、その、なんだ、気にするなよ」

 虚ろな目になる彼女を慰めるも、団長はしっかりとりんご飴を購入するのだった。

 

 

「はぁ、見た目は美しいのに、その多くは適当に齧られて飽きてゴミ箱行きなんて。

 私はしっかり食べてあげますからね!!」

 と、謎の意気込みを見せるリンゴに団長は大きいサイズにしなくて良かったと思うのだった。

 

 

「そんなことよりリンゴちゃん、同士リンゴちゃんよ。

 此度の天華祭、どう見る?」

「……ええ、大当たりですよ、団長さん」

 すぐに怪しげな光を湛える視線をリンゴは人ごみに向けた。

 

「リンゴちゃんアイ!! 起動!!」

「説明しよう、リンゴちゃんアイとは、リンゴちゃんの本能によって大勢の人混みからめぼしい女の子を嗅ぎ分ける、特に花騎士とかの能力とかとは全く関係のないスキルである。

 ついでにスリーサイズとかも大まかに分かる!!」

 とかなんとか言いながらも、リンゴは双眼鏡を使用してきょろきょろと周囲を見渡し始めた。

 

「うーん、ちょっと人が多すぎますね」

「ここは仕方がない、最終手段を使うか同士リンゴちゃん」

「……ええ、仕方がありませんね」

「よし、合体するぞ!!」

「団長と私の、友情大合体です!!」

 団長はサッと身を屈めると、すぐさまリンゴは団長の肩に乗った。

 要するに肩車だった。

 

「よく見えます、よく見えますよ。

 ……むむむ、あそこにいらっしゃるのはウメさんではないですか!?

 普段の騎士然とした御姿も神々しいですが、今日は休暇だからか浴衣姿!!

 超レアですよ、団長さん!!」

「なに、ウメちゃんだと……おお、ホントだ、よく似合ってやがる」

 団長も双眼鏡を取り出すと、遠くの屋台で輪投げをスタイリッシュに決めているウメの姿を発見した。

 

「ううむ、素晴らしいな。

 どうにも花騎士は肉付きがいいのが多い。

 女性は母性があるのが素晴らしいという考えも理解できないでもないが、すらりとしたスレンダーな大人の女性も鍛え上げられた男性の筋肉美に通じるものがあると俺は思う」

「それはちょっと比較対象が悪い気もしますが、おおむね同意です。

 花騎士の皆さんはスレンダー美人が少なくて惜しいですよね」

「巨乳に需要があるのは認めるが、大きすぎるのもな。

 俺はFカップ以上は本能的に拒絶反応が出る。あれって生活に支障きたさないのだろうか」

「肩が凝るとはよく言われますが、私はそこまで大きくないのでわかりませんね」

「リンゴちゃんのサイズが普通で本当に良かったよ」

「私は団長さんが女の子だったら良かったのに」

「嘆くな、世の中は無情だ。

 そう、神が人の胸を貧と巨に分けたようにな」

 団長の双眼鏡には、偶々出会ったらしいウメとサクラの胸部を交互に映していた。

 

 

「うーむ、どこで一体あんなに差がついてしまったのか」

「おっほぉ!! 団長さん団長さん!!

 ウメさんのやや斜め右後ろ辺りに、超絶可愛い美少女発見です!!」

 リンゴは興奮して世の無情さを嘆く団長の頭を叩き始めた。

 

「どれどれ……おお、あれはビオラちゃんだな。

 一応花騎士だが、まだ准騎士になり立てだからまだ見習いってところだな、リンゴちゃんもノーマークだっただろう」

「准騎士のうちから目を付けるとはお目が高いですね、団長さん。

 それにしても、あの年齢でもう花騎士とは……将来有望ですね」

「ああ、そうだな。食べ頃まであと三年ってところか」

 

 

 准騎士と花騎士は似ているようで天と地ほど違う。

 

 前者はただの騎士学校の卒業生に過ぎず、後者は正式に花騎士として騎士団で活動している者である。

 初めから騎士学校に在学中にも既に花騎士である者も居るし、ずっと花騎士に成れないものもいる。

 その為、訓練や修行などで加護を得られなかった准騎士は手に職を持って生活し、そこから花騎士となった多くの者たちは副業としてそれを引き継いでいる。

 花騎士に兼業が多いのはそうした理由があった。

 

 

「おや、意外ですね、団長さんの好みのタイプだと思ったのですが」

「もし本気でそう思っているなら心外だぞ、同士リンゴちゃん。

 確かに俺はロリコンだ。巨乳に拒絶反応が出るロリコンの極みだ。

 だが間違えないでほしい、俺はペドじゃないんだ……」

 団長は双眼鏡を下し、俯いた。

 

「子供も作れないような年齢や容姿の子に欲情するなんて無理だ……!!」

「となると、団長さんのストライクゾーンって十代前半から半ばくらいですかね」

「うむ、一次性徴と二次性徴の間に揺れる不安定な時期とかあるだろ?

 あの辺りの女の子ってなんかこう、すごく興奮する!!」

「むっちゃ分かります!!!

 不完全さに揺れて、女の子として成熟しようとする多感な時期……。

 熟れていない果実に手を出すのって背徳感があって良いですよね!!」

「そう、そうなんだよ、同士リンゴちゃん!!

 実としては完熟には程遠い、食べればまだすっぱいが、そういうのを途中でもぎ取って食べるというのが良いんだよ!!

 実際、あれに手を出したら背徳感以前に犯罪だろう……」

 団長は再びビオラを双眼鏡で追った。

 ウメに輪投げのコツを教わり、無邪気に輪っかを投げている。

 

「団長さんの性癖も十分犯罪ですけれどね」

「心配するな、結婚できる年齢までは許容範囲内だ。

 そうなるまで手を出したことはない。それに、それより上の年齢にピクリとも来ないわけじゃない。

 俺のロリコンは貧乳好きの結果であって、原因では無いのだ。

 リンゴちゃんも大好きだろう、成長していく過程の未成熟な胸は」

「はい、大好物です!!」

 じゅるり、と涎を飲み込む似た者同士だった。

 

「というかな、知り合いの団長にさ、ビオラちゃんくらいの幼年生が好みっていう真性が居るんだが、あいつやらかして捕まってないよなぁ」

「えっ、マジですか」

「ああ、舌足らず女の子、いや幼女が好きなマジモンだ(実話)」

「業が深いですねぇ……」

「ああ、何とも言えん」

 自分のことを棚に上げる二人だった。

 

 

「あのぉ、よろしいでしょうか?」

 そうしてガールウォッチングに励んでいると、二人の横合いから声を掛けられた。

 

「私、この会場を警備している花騎士のクレマチスって言います。

 この辺りに双眼鏡で肩車した不審者がいると通報を受けたのですが……」

「……」

「……」

 おもむろに双眼鏡を下した二人は視線を交わした。

 

「(大の中、最低80、おそらくEですね)」

「(着やせ気味、さわやか系かわいい、おさげ、ランクA級の花騎士と断定)」

 などと言うことを一瞬のうちにやり取りし、団長はリンゴを下した。

 

「失礼、こちらはこういうものだが」

 そして真顔で団長は身分証明を取り出した。

 

「え、あ、失礼しました、騎士団長さんだったんですか!?」

「いや、気にすることはない。

 こちらも休暇中ではしゃいでしまった。

 この辺りで花火がよく見える場所はないかな?」

「あ、それでしたらこちらに穴場があります」

 嫌な顔ひとつ見せずに案内してくれるクレマチスを尻目に、二人は視線を交わす。

 

「(やはり親子に見せる作戦は無理があったか)」

「(次は目視で我慢しましょう。

 周りに迷惑をかけるわけも行きませんし、足で可愛い子を探しましょう)」

「(そうだな)」

 クレマチスの後ろ姿を堪能しながら、二人は次の計画を実行に移すのだった。

 

 

 

 

 

 夜になると、更に賑わいが増してきた。

 二人は屋台で焼きそばやたこ焼きなどを食べて英気を養っていた。

 

「む、あれは……」

 焼きそばを貪りながらめぼしい女子をあさっていると、一際カラフルな集団が移動していた。

 彼女らはこの町に居を構える悪名高きチューリップ4姉妹だった。

 周囲の人間は彼女らを認識するとさっと道を開けるのだ。嫌でも目立つ。

 

「うわぁ、あれがリリィウッドが誇る魔女四姉妹ですかぁ。

 皆さん、個性があって素晴らしいですね」

「うちの部隊とどちらが悪名が轟いているのか……あいつも大変だなぁ」

「あいつ?」

 団長が指を差すと、そこには四姉妹の後ろで荷物持ちをしているらしい黒髪の若者が居た。

 

 彼も二人の視線に気づいたのか、四人に断るとこちらに駆け寄ってきた。

 

 

「どうも、先輩!!

 こちらにいらしていたんですか!!」

 まだ幼さの残る青年は団長に向かって一礼した。

 

「よう、坊主。元気にしていたか?」

「な、なんとか……」

 青年は苦笑いを浮かべてそう返した。

 

「紹介するよ、こいつはチューリップ団長。

 あの悪名高き四姉妹を率いるうちの団員だ」

「あ、そうなんですか、私はリンゴって言います」

「ご丁寧にどうも、リンゴ団長さんにはいつもお世話になっています」

 リンゴの挨拶にぺこぺこと頭を下げる青年。

 

「私、うちの騎士団の他の団長さんにお目に掛かるのは初めてです」

「そうだったな。

 こいつは補給とか開発とか、拠点維持担当なんだ」

 団長は彼をそうリンゴに説明した。

 

 多国籍遊撃騎士団はいくつかの団長の指揮する部隊により成り立っており、『ブラックサレナ』と呼ばれる部隊はそのうちの一部隊に過ぎない。

 いくら戦果を挙げても、ひたすら戦闘だけを専業にする騎士団など許されない。

 騎士団にはある程度社会貢献する義務も存在するのだ。

 

 かといって部隊ごとに防衛が得意ならば、掃討戦が得意だったり、逆に苦手だったりと、特色が存在する。

 

 ならば、それぞれの分野を得意とする部隊を集め、分業することによってそれぞれの役割を果たし、騎士団と言う共同体としているのが多国籍遊撃騎士団という存在だった。

 

 所属する団長たちは各々を補佐官とする花騎士になぞってお互いを呼び合っている。

 

 

「あとで共同拠点に立ち寄って物資を補充させてもらうところだったんだ。

 その前に一言声を掛けておきたいと思ってたんだが、丁度良かったぜ」

「いえいえ、そんな気を遣わなくてもよかったですよ。

 明細さえ残してくれればあとはこっちでやったんで」

「そうか、団長稼業も慣れたみたいでなによりだ」

「みんなのお蔭ですよ。

 それに、俺の団長としての活動は町の周囲の警備とかだけですし。

 進んで危険なところに行く先輩とか、マジ尊敬してるんです!!」

 きらきらと目を輝かせて青年団長は言った。

 

「それは人それぞれだ。

 各々の事情で地元から離れたくない、本業の方が忙しいって花騎士の受け皿になることはお前の部隊にしかできないからな」

 世の中には予期せず加護を受けて花騎士になる者もいる。

 花騎士は誰もの憧れだが、誰もが戦いを望んでいるわけではないし、誰もが戦いに向いているわけではないのだ。

 

 

「事務仕事とか財務管理とかならうちの部隊に任してください。

 戦いとか得意じゃないけどそういうの強い子いっぱい居るんで」

「いやぁ、そういうの強いと羨ましいです。

 私なんてうちの部隊の管理だけで精一杯で……」

「いえいえ、俺なんて外で弱い害虫に出会っただけでガクブルで……」

 などと、お互いの苦労を語り合っていると、彼を呼ぶ声が雑踏から響く。

 

「あ、姉さんたちが呼んでる。

 そろそろ行かないと。それじゃ、俺はここで失礼しますね」

 チューリップ団長は頭を下げると、四姉妹の元へと小走りで向かっていく。

 

 

「……どうだ、故郷へ帰れそうか?」

 ふと、団長が彼の背に言葉を投げかけた。

 

 彼は一瞬愁いを帯びた表情を二人に向けたが、すぐに走り去っていった。

 

 

「チューリップ団長さん、お仕事が忙しくて故郷に帰れないんですか?」

「よく分からんが、着の身着のままこの国にやってきて、あの四姉妹に拾われたらしい。

 余程遠いのか、三本だとか四本だとかいう、俺も知らない名前だったな。

 あの四人に拾われたのは運が良かったのか悪かったのか。

 今でも住み込みで診療所を手伝いながら団長業をやってるらしいが」

「めっちゃ最高じゃないですか。

 私も住み込みで働きたいです!!」

「リンゴちゃんはたくましいなぁ……」

 団長はそんな彼女の若さを羨みながら、次の女の子の物色をし始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 




女の子ゲーなのに男のオリキャラ増やしていく我が道しか行かないスタイル。
私はイベントの団長はすべて同一ではないと解釈しています。
ストーリーのようにナズナさんが付き添っていませんし。

それにしてもこれ、もしかしたら自分の性癖を暴露していく高度な羞恥プレイなのではないだろうか・・・?

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