渡辺 曜とイチャイチャする話。   作:頭文字F

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おはこんにちばんは!!頭文字Fです!!

...特に書くこともないので本編どうぞ!(ポンコツ)


第4話 幼馴染と過ごす時間

 

...正に思考停止状態。唐突にガラッと開いた外へと繋がる襖。そこから姿を現したのは、俺の大切な幼馴染2人。

...そこまではいいさ。うん。

 

「...」

 

「あれ〜?勇海くん?...いーさーみーくーん!」

 

「ヨー、ソ、ロー!!」

 

問題は2人が浴衣姿な事である。

というか曜ちゃんはヨーソローしか言えない病なの??

何かしらの反応を示さないと、この2人はずっと名前を呼び続けるであろう...そう感じ取ったため

 

「...なに?なにを企んでるの?」

 

「疑いすぎだよ!?」

 

直接真意を聞き出してやる。千歌ちゃんが何やら驚いているが、これも計画のうちっちーなんだろ?この普通怪獣め!

...なんて思ってたら曜ちゃんがその立派な胸を張り、自信に満ち溢れた様子で。

 

「ふふふ...よくぞ聞いてくれました!」

 

 

 

「...ずばり!!今日は勇海くんと一緒に過ごすのだ!!」

 

...特大の爆弾を、投下した。...というより投げつけてきた。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、暗いし早く帰りなよ?」

 

「はーい!...じゃないよ!!」

 

曜ちゃんのノリツッコミが炸裂。珍しいものが見れたな、眼福眼福。

 

「今日は私と千歌ちゃんもここで寝るのっ!!」

 

「...本気?」

 

「本気に決まってるじゃん!!千歌ちゃんだってカード持って来てるんだよ!?」

 

「そこ関係あるの!?」

 

曜ちゃんはなかなか混乱しているのか、千歌ちゃんがカードを持って来たイコール一緒の部屋で寝る、と考えている様子。

俺にとってはノットイコールな訳だが。全く関係性がないのだが。

 

...それに千歌ちゃんは千歌ちゃんで...

 

「じゃじゃ〜ん!!」

 

...こんな事を言いながら満面の笑みである。正直言うと可愛い。

 

...が!良く良く考えてみてほしい。お世辞でもなく、この可愛い幼馴染2人と一緒の部屋で寝るとする。結果、曜ちゃんにヨーソローしちゃう。そう思わないか?...ちなみに千歌ちゃんにヨーソローしちゃうと、アホ毛ドリルの迎撃が待っている。眠っていても、だ。

この現象、名付けて「自動迎撃システム」である。...まんまだな。

 

...まあそんなこんな理由で、色々マズいだろ?だから俺は。

 

「いやいや!違う部屋があるでしょ!?」

 

男らしく断る。...おい誰だ。男らしく(笑)とか言ったやつ。

 

そんな一人芝居をしていると、2人の違和感に気付く。

...恐る恐る、2人のいる方へと視線を合わせる。

 

「...勇海くん...千歌といるの...嫌...?」

 

「...勇海くん...ごめんね...?...私...」

 

「」

 

俺の脳内が絶妙のタイミングでエマージェンシーランプを光らせる。

ダメだ。何をやっているんだ俺は。...幼馴染の女の子を2人も泣かせるなんて。俺はこの娘たちの悲しんでる姿なんか見たくない。

 

...なら。

 

「...わかったよ。今日はここにいろよ。」

 

...彼女たちの望む事を、俺が叶えてやるだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やったーー!!!曜ちゃんの言った通りにやればすぐだったね!!」

 

「やったね千歌ちゃん!!!勇海くんはチョロいからね!!」

 

「酷すぎるだろ!?特に後者!!!」

 

...なんて思っていたら、実は裏で操られていた俺であった...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからは千歌ちゃんの提案でポーカーをやることになった。ルールはテキサスホールデム。一番スタンダードなルールである。

...何故ポーカー?そう思ったあなたは間違えてない、正しい筈。

 

...理由は千歌ちゃんがテレビでテキサスホールデムを観戦、かっこいいと思ったからだそうである。...チョロいのはどっちだほんと...。

 

「ふっふっふ...ロイヤルストレートフラーーーッシュ!!」

 

「ワンペアじゃん!!??ロイヤルストレートフラッシュに失礼だから謝って!?」

 

「じゃあ私はノーペア!!ヨーソローを添えて!!」

 

「一番ダメなやつ!!!しかも余計なもの添えないで!!!!」

 

...このように壊滅的ポーカーだったことは、想像に難くないだろう。

 

そしてポーカーという名の別ゲームを遊びつくした後、それぞれ布団を敷き、就寝へ。

東京から、元々いた思い出の場所へ。...そして初恋の少女と再会して。幼馴染と再会して...。

...今日だけでも色々あった。それ故か、早い段階で睡魔に襲われ、その睡魔へと身を委ねた...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ん...」

 

...変な時間に起きてしまった。現時刻、未だ午前2時。

...千歌ちゃんは少し離れたところでぐーすかと眠っている。...気持ちよさそうに寝るな...。

さあ、もう一眠りしよう。そう思い、寝返りを打った時...。

 

「...勇海くん...?」

 

「うぉっ...曜ちゃん、ずっと起きてたの?」

 

「うん...何だか眠れなくて...さ...」

 

そう語った彼女の目は、何故か切なげで。

 

「...そっか。」

 

 

 

 

「...こっち、おいでよ。曜ちゃん。」

 

そんな切なさを、払拭したい。取り去ってしまいたい。

そんな気持ちから、彼女をこちらへと呼び寄せる。

 

「...うん。」

 

小さく頷き、こちらへ歩み寄る曜ちゃん。心なしか歩き方からも切なさが感じ取れてしまう。

歩みを止めると彼女は、俺の横へと座った。

 

「...寒いんじゃない?」

 

「...ちょっとだけ。」

 

「...入る?」

 

...掛け布団を少し持ち上げてスペースを開ける。

本当はこんなこと、駄目なのかもしれない。だが、こんな切なげな曜ちゃんを放ってはおけないのだ。

 

 

 

 

「...うん...いい...?」

 

「おう、俺が言ったんだし。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...」

 

「...」

 

...曜ちゃんを布団に入れたのはいいものの、何か気まずい。

ずっと俺たちの上で留まり続ける沈黙。だが、その沈黙を破り捨てたのは曜ちゃんだった。

 

「...私ね。今日...すっごく幸せだった。」

 

「...え?」

 

「...勇海くんと...また、会えたから。」

 

そう呟いた彼女は、微笑みを俺の方へと向ける。...だが、まだ切なさを感じてしまう。

 

「...俺もだよ。」

 

「...嬉しい...。...だけど...ね...?」

 

...更に表情を曇らせた。

 

「...勇海くんが向こうに引っ越して...私のことなんか...忘れちゃうんじゃないかって...ずっと...」

 

...彼女のいつも晴れている心を、曇り空に変えてしまったのは。

 

「...ず〜っと...そう...思っちゃってたんだ...」

 

紛れもないだろう。

 

「...今日、覚えてくれてるって分かって...すごく嬉しかった...!...でも同時に...何故か不安でいっぱいになっちゃったの...」

 

...俺自身だ。

 

「...あの約束...覚えてる...?」

 

"あの約束" 。小さい頃、内浦の大きな、大きな海を目の前に交わした約束だ。

 

「もちろん。...大人になったら、曜ちゃんと一緒に...」

 

「...本当に...勇海くんはずーっと...私を大切に思ってくれるよね...」

 

「...そりゃあ...な。」

 

あの時交わした約束。...婚約だ。その時俺たちはまだ小さかったため、子供が交わす...大人になったら忘れてしまう。そんな約束だろう...そう、思うかもしれない。...でも、俺は本気だった。

... "でも、まだこの想いは打ち明けない" 。

 

「...ねぇ...?...手、繋いでいい...?」

 

「...ん。ほら。」

 

掛け布団の中で曜ちゃんの手を握ってやる。...俺の手の位置を把握した曜ちゃんは、繋いだ手を一旦解き、俺の指の間一つ一つへと彼女の指を滑り込ませる。

 

「...えへへ...ありがと...」

 

そういってはにかむ彼女。...それにつられて、俺も微笑んでしまう。

 

「あと...もう一つ...お願いしていい...?」

 

「...おう、いいぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「... "曜" って...呼んで...?」

 

...そう言った彼女の目は、先よりも潤いを帯びながら、俺の目を捉える。

 

...俺は、今まで曜ちゃんと呼んできた。...が。曜、と呼ぶことで俺たちの関係は少し変わってしまう。

 

...だけど俺も、曜ちゃんも。それでいいのかもしれない。

 

「...わかった。」

 

だって、俺は。

 

「..."曜" 。」

 

「...もっと...」

 

「曜。」

 

「...もっと...もっと...!」

 

...彼女のことが、大好きだから。

 

「何回でも呼ぶよ。...曜。」

 

「...ぅぐっ...ひぐっ...寂しかったよぉ...いさみ...くん...!」

 

「...ごめんな...曜...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...普通ならここで...ずっと一緒にいるから、なんてセリフを吐くのかもしれない。

...だけど俺は、そのセリフはまだ胸にしまっておこうと思っている。

 

だって。

 

 

 

 

『勇海くん...私が...大人になったら...私と...

 

 

 

 

—————————結婚して...?』

 

...あの日、将来を誓った場所で。

 

その言葉を、伝えたいから。

 

 

 




いかがでしたでしょうか!!

さぁ作者も大学が始まってしまいました!!!
...爆発しねぇかな(ボソッ)

...なにも呟いてませんからね?

さてさて!「渡辺 曜とイチャイチャする話。」
日間ランキングに結構載ってて僕はびっくりした次第です。
これも読んでくださった皆様のおかげです!
本当にありがとうございます!!

感想や評価、お気に入りなど待ってます!!
それでは!
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