通常と普通と非日常   作:KYOUI

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挨拶とタイキック

──玉狛支部 リビング

 

前日、丸1日以上かけて行われた大掛かりな作戦で

疲弊しきっていた俺は玉狛支部に泊まった。

起きてリビングへ行くと、既に迅さん以外のメンバーが揃っていた。

 

 

希「おはようございます、みんな早くない?」

 

泪「早く無いっす!学校だったら完全に遅刻っすよ!」

 

 

ぐっ!

まさか中学生に正論で黙らされるとは、

そしてみんなからの冷たい視線がけっこう痛い

 

泪「で?今日は何するんすか隊長?」

 

希「今日は一応他のC級、B級も見に行こうと思う。

で、いい子が居たらスカウトしようと思ってるんだけど、出来たらレイジさん達にも来て欲しいんだよね見る目は多い方が良いし」

 

レ「まぁいいだろう、だがあくまでアドバイスするだけだ」

 

希「ありがとうレイジさん、とりまると桐絵はどうかな?」

 

烏「俺も付き合いますよ、今日バイト休みですし」

 

小「あたしも構わないわよ、まぁあたし達のお眼鏡に適うやつが居るとも思えないけどね」

 

 

それなんだよなー

桐絵の言う通り、泪だって正直迅さんから言われ無かったら見つけれた自信無いしな

あまり期待はしないでおこう!

 

希「じゃあ早く朝ご飯食べて行こうか、あれ?みんなはもう朝食済ませたん?」

 

全「今日の朝食当番はお前だ!」

 

美「まぁまぁ・・・」

 

 

 

────ボーダー本部 ランク戦ブース

 

 

小「どの子も大した事無いわね」

 

烏「そうですね、霧島先輩と隊を組めるほどの奴はいないですね」

 

レ「居たとしても玉狛に来るかが問題だな」

 

希「収穫は無しっすね、あっ!折角本部まで来たんだし、お前の師匠に会っとくか泪?」

 

泪「もう、師匠見つけてくれたんすか!さすが隊長仕事が早いっすね!」

 

小「で?誰なのよ師匠って、泪ちゃんシューターでしょ?出水?」

 

希「いや玲だよ、出水も考えたんだけど玲の方が教えるの上手そうだしな!」

 

 

レイジさんが大きくため息をつき

頭を抱える

俺なんか悪い事したかな・・・?

桐絵の方に目をやると明らかに不機嫌そうだ

何故か泪も呆れ顔だし

 

 

小「あんたが教えたらいいでしょ!希もバイパーとか使うんだから」

 

希「いや、俺より玲の方が射撃専門だし・・・」

 

泪「隊長!早くその人の所に連れてって下さい!」

 

希「お、おう・・・じゃあみんなちょっと待ってて」

 

俺は泪に背中を押されながら

那須隊作戦室へ向かった

 

 

希「おっす!みんなお疲れっす!」

 

那「あら?希君、女の子の部屋に入る前は必ずノックをしてね、それがマナーと言うものよ♪」

 

希「はい・・・以後気を付けます・・・」

 

 

昔から思ってたけど玲には

有無を言わさない迫力があるよな

いや、たまになんだけどさ

 

那「その子が希君が言ってた一緒に隊を組む子?」

 

泪「は、はい!綾瀬 泪といいます」

 

希「よろしく面倒見てやってくれ、てか玲ランク戦でも無いのに本部まで来て大丈夫なのか?」

 

那「えぇ、今日は体調がいいの熊ちゃん達は飲み物買いに行ってるけどすぐ戻ると思うは」

 

熊「あれ?希じゃんどうしたの?あっ!その子が噂のチームメイト?かわいい子じゃん」

 

茜「うわーホントですね、スタイルもいいですし!」

 

泪は顔を赤らめてあからさまに照れている

世の中には社交辞令というものもあるのだぞ

中学生よ!

まぁ熊ちゃんに限って社交辞令は無いだろうが

 

っ!

後ろからもの凄い殺気を感じる・・・

 

 

那「熊ちゃん、茜ちゃんそういうのは後にしてもらえる?」

 

熊「う、うん分かった・・・茜、希達の分の飲み物も買いに行こう」

 

熊ちゃん達は足早に隊室を後にする

茜ちゃんメッチャ涙目だったな!

玲も怒ったりするんだな、気を付けよう!

 

 

那「で・・・希君?私は泪ちゃんに何を教えたらいいの」

 

希「それなんだけど、泪は既にリアルタイムでバイパーの弾道設定してるんだけどそれが上手く当たらない、だからコツみたいなのを教えてあげて欲しいんだ、で、もし訓練が順調に進むようなら合成弾も教えてあげて欲しい」

 

那「分かったわ、コツというよりは慣れるしか無いわね、当たらないという事は当然だけど目測が誤ってるのよ、だから毎回きちんと目測で正確に距離を把握する事、それから周囲の把握ね!」

 

泪「よ、よろしくお願いします!」

 

那「はいこれ、私のスケジュールよ!ここに書いてある日に来て貰えればだいたい居ると思うわ、体調が悪い時は希君に連絡するようにするわね、その時はこのメニューをこなしておいてね」

 

泪・希「っ!」

 

 

めちゃくちゃスパルタだ!

玲、顔に似合わず鬼だな・・・

こりゃいくらなんでも無理・・・

 

 

泪「はい分かりました!よろしくお願いします!」

 

那「こちらこそよろしくね♪」

 

希「じゃあ、今日はこの辺で失礼するよ」

 

那「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに」

 

希「そうしたいのは山々だけど、レイジさん達待たしてるから今日は帰るよ、けど・・・今度ゆっくり家に来いよお礼もしたいし、ご飯ご馳走するからさ」

 

那「っ!うん♪是非お邪魔するね♪」

 

 

 

じゃあと挨拶を済ませて那須隊作戦室をあとにした

隊室から出た瞬間、泪から思いっ切り裏ももを蹴られた

 

 

希「痛っ!いきなりなにすんだよ泪」

 

泪「分からないならいいです!このすけこまし!」

 

 

そう吐き捨ててスタスタと歩き去る泪

 

希「ったく意味分かんねぇ!──待てよ泪!」

 

 

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