偽典の聖杯戦争   作:tuki21

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第4話:一日目① 戦の前の静けさ

 春日居(かすがい)市旧地区某所。祠堂(しどう)邸。

 春日居市旧地区は、新地区と違って昔の様相を多く残していた。古い街並みの中、ひときわ大きな屋敷が一件。

 前庭、中庭ありの西洋屋敷。いつもは多くの女中(バーラーメイド)が住み込みで勤務し、家の隅々まで手入れしているのだが、その全員が別邸に移動しているため、今は閑散としている。

 これが、この春日居に住み着いた魔術師の家のうちの一つ、祠堂家の屋敷だ。

 その玄関前、そこに三人の男と一台の車の姿があった。

 見送る一人と、家から遠ざかる二人。

 見送る一人が一番若い。

 二十歳になったばかりの青年。僅かに耳にかかる程度の長さの黒髪、僅かに灰色がかった黒い瞳。やや童顔。眼鏡の似合いそうな温和な雰囲気だが裸眼。白いシャツに黒のスラックス姿。

 その日の朝、彼、祠堂(つかさ)は玄関口で父と兄を見送ることになった。

 

「いいな、司。必ずや、祠堂家に聖杯を齎すんだ。祠堂家の、更なる繁栄のために」

 

 そう言って、父は車の後部座席に乗り込んだ。

 必要なものはすでに前日のうちに、春日居市から離れた別邸に運び込んである。家族の世話をする従者たちも、既にそちらにやっているので、彼らが到着するころには別邸の清掃をはじめとした諸々の準備は終わっているだろう。

 

「はい、わかりました。お父さん」

 

 父親に従順に頷いて見せる司。一つ頷いた父はそのまま前を向き、司にはもう見向きもしない。

 

「じゃあ、俺も行くよ」

 

 兄もまた、そう言って車のドアを開けた。

 しかし何を思ったか、一度開けたドアを閉じ、兄は司に向かって囁きかけた。

 

「司。親父はああ言ったけどな。こんな戦いに命なんて賭けることはない。別に聖杯なんて手に入れなくてもいいんだ。そもそも、本当に万能の願望機である聖杯が降臨するとも思えないしな」

「兄さん……」

 

 父親の言ったことをあっさりと否定する兄に対し、司は少し非難の視線を向ける。とはいえ兄が自分のことを心配してくれているのは分かっているので、強く言えないのも事実だった。

 

「けど、父さんは必ず手に入れろって言ってるよ。手に入れて、祠堂家に永遠の繁栄を与えろって」

「親父は棚から出てきた牡丹餅に興奮してるだけさ。元々聖杯戦争に参加する気なんかなかったし、たぶん内心、自分に令呪が浮かばなくてほっとしてるぜ? 息子のお前に令呪が浮かんだ時、思わぬ幸運にほくそ笑んだだろうさ。

 だから司。お前は親父のつまらない考えに乗らなくていい。このままサーヴァントなんて召喚せずに、教会に駆け込んだっていいんだ。とにかく、生き残れよ」

 

 そう言葉を残して、兄は車の助手席に乗り込んだ。

 車が発進する。車が見えなくなるまで見送って、司は邸の敷地に戻った。

 庭師によって手入れされた花壇や苗木、草花のある前庭を通り過ぎて玄関扉を開ける。家の中からひんやりとした空気がしみだしてきた。

 

「聖杯戦争、か」

 

 正直、さして興味があるわけではない。ただ、己の右手を見る。そこにはっきりと刻まれた、三画の令呪。これがあるから、父に参加するよう命じられたし、自分も、参加資格があるのだから、参加しなければならないのだろうかと、そう思っている。

 昔からそうだ。司は自分から離れた思惑の中、流されるままに生きる。それが、自分には妥当な生き方だと、そう思う。

 

「流されてるなぁ」

 

 口にしても現状は変わらない。

 同時に、司は父の思惑についても気づいていた。

 聖杯戦争は――今回の聖杯が、本当に願望機ならば――リターンは大きいがそれ以上にリスクが大きい。何しろ七組のマスターとサーヴァントによる殺し合いなのだ。生き残る可能性の方が少ない。つまり、司自身、生き残れる確率は低いのだ。

 

「けど父さんには関係ない、か」

 

 分かっている。祠堂家当主の父は、次期当主である兄に魔術刻印を継承している。ここで自分や、兄に令呪が浮かぶのならば、ひょっとしたら参加を辞退したかもしれない。

 魔術師としての血を永らえたい。だから聖杯に祠堂家の繁栄を願いたい。

 しかしそこに命を賭けるまでには至らない。特に、今回のように、聖杯そのものがあいまいな状況では。

 だが、参加するのが次男ならば?

 当主である自分自身ではなく、魔術刻印を受け継がせ、次期当主に確定している長男でもなく、長男の予備として魔術を習わせていた、次男が参加するならば?

 父は冷静に、リスク――司の死――とリターン――万能の願望機の入手――を天秤にかけ、リターンに傾いた。だから司に参加を命じた。

 

「要するに、父さんにとって、俺は死んでも構わないってわけだ」

 

 別に父を恨むつもりはない。客観的に見れば父の判断は合理的だ。リスクとリターンを冷静に天秤にかけたうえで結論を出しているのだから、そこに文句を挟むつもりはない。

 だが聖杯戦争の勝敗までは責任持てない。何しろ、父は自分が死んでもいいと思っているし、そもそもこの聖杯戦争自体、突如持ち上がった話だ。祠堂家自体、何の用意もしていない。何しろ、サーヴァント召喚に使えそうな触媒の用意もないのだ。

 魔術協会とのパイプも、ないわけではないだろうが、父はその伝手を使おうとしなかった。祠堂家の人間が聖杯戦争に参加する事実を、協会に知られたくないのだろう。

 悪い言い方をすれば、父は俗物だ。利益は自分の懐の中に収めたいと思っている。そのことは兄も司自身も分かっている。だから、父の思惑通りに動く必要はないと、そう言ってくれたのだ、

 だからと言って、やはり司が父の行動に対して不満や怒りを抱くことはなかったが。

 

「ま、いいや。まだ時間はある。本格参戦するかどうかも、サーヴァントの召喚も、もうちょっと考えて――――」

 

 それから決めようと、そう思っていたところに、スマホに着信。

 若く、しかも次男である司は、他の魔術師が持つような科学技術への忌避感も薄く、家族で唯一、彼だけがスマホを所有していた。――――兄はいいんじゃないかと笑い、父は仏頂面を浮かべただけだった。

 誰からだと表示されている相手の名前を見て、司は軽く呻いた。

 

「使い魔でも飛ばして、こっちを監視してんのかな?」

 

 呟いてみたが勿論返事はない。早く出ろとばかりに催促する着信音に内心うんざりしたものを感じつつ、通話開始。

 

『お久しぶりです、司君』

「……お久しぶりです。シスター・キャロル」

 

 電話の相手は春日居教会のシスター、キャロル・スコットワークス。

 ただし、聖杯戦争が行われる土地の教会にいる人間が、本当にただの教会勤めであるはずがない。

 正体は聖堂教会、第八秘蹟支部から派遣されてきた、この土地に根を張る魔術師、如月(きさらぎ)家と祠堂家の監視役。そしてそれゆえに、今回のこの、偽典の聖杯戦争の監督役となった女性だった。

 年齢は二十五歳。常識と良識を併せ持っており、人当たりもよく美人なので周囲の評価は高い。ただし、裏の顔を知っているとどことなく猪突猛進でおっかない。

 聖堂教会の人間には珍しく、異端である魔術を例外的に収めていることと、元々神秘の秘匿を徹底する祠堂家、跡取りの死とともに完全に引き籠ってしまった如月家との間には、大きな衝突はない。少なくとも、今のところは。

 

『はい、キャロルです。さて、用件は分かっていますね?』

 

 柔らかな口調だが有無を言わせぬ力がある。司はため息を零しながら言った。

 

「聖杯戦争のことですね」

『その通りです。昨日、霊基盤にアーチャー、ライダーの反応が現れました。これで残る枠はあと一つ。さて、司君。もしも聖杯戦争に参加するつもりがないのなら、あと二日以内に辞退を申し入れてください』

「……分かりました」

『ここで申し入れないことが、貴方の参加表明であることを祈ります。では』

「はい、さようなら」

 

 通話終了。はっきりと釘を刺されてしまった司は、左腕にはめた腕時計を見る。

 今から出かければ、一限目の授業に間に合うだろう。

 ここにも選択肢があった。

 大学に出かけ、直前までいつも通りの生活を続けるか。それとも、聖杯戦争に向けて、家にこもるか。

 

「まいいや。今日は学校に行こう」

 

 どちらにせよ、サーヴァント召喚は夜に行う。

 それに、今更わざわざ気合を入れて家にこもることもない。何しろ、諸々の()()()()()()()()

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 春日居市。新地区、とある民家。

 ウィンクルードが春日居市内にいくつか持っているセーフハウスの一つ、アーチャーを召喚した民家のリビングでは、一つの光景が繰り広げられていた。

 それは作業だった。作業主はアーチャー。

 アーチャーは何の変哲もない、木製の机の上に、弾丸を並べていた。

 弾丸は一種類ではない。9㎜程度の拳銃弾から散弾、ライフル弾までざまざまで、それらがボックスに収納された状態のものと、野ざらしのものに分けられていた。

 奇妙なのは、ボックスに収納されている弾丸はどれもほのかに銀色の光を放っていることだ。勿論、弾丸自体は市販のもので、何の変哲もない量産品だった。

 アーチャーは無言で、机の上にばらまかれている弾丸を一つ、手に取った。

 ライフル弾が、アーチャーの右手親指と人差し指に摘ままれる。

 すると、摘み取られた弾丸が銀色の光に包まれた。

 光はアーチャーの手を離れた後も消えず、ほのかに弾丸を包んでいる。まさに、弾丸自体が淡い銀色の光を放っているかのようだ。

 弾丸の輝きに満足したのか、アーチャーは手にした弾丸をボックスに収納する。

 次の弾丸を摘み取る。弾丸が輝く。その様子を確認し、ボックスに入れる。この作業を繰り返していき、やがて机の上の弾丸は全て銀色の光に包まれた。

 己の仕事に満足したように一息つき、アーチャーは後ろを振り返った。

 

「終わったぞ、マスター」

 

 振り返った先。リビングの床上に銃器類を広げたウィンクルードの姿があった。

 

「お、終わったか」

 

 アーチャーの呼びかけに、ウィンクルードは立ち上がる。

 もちろん、銃の整備だった。彼は、早ければ今夜にも聖杯戦争の初戦が始まると考えていた。ゆえに、自分が使うことになるだろう銃を整備していたのだ。これが最後だ。

 整備の終わった銃は、AKM。登場から半世紀以上たつ今なお世界中の紛争地帯で登場する、AKシリーズの一つで、AK47、通称、カラシニコフと呼ばれる自動小銃の改良型。信頼性と安定性に優れ、まさに、()()()()()()()()()()()の系譜だ。

 愛用の銃を手に、ウィンクルードはアーチャーのところに向かう。正確には、彼が作業していた机のところに、だ。

 そして、机の上、弾丸収納用のボックスに収められた、銀色の輝く弾の群を見て、口笛を吹いた。

 

「すげぇな。これ全部()()()()()()()()()?」

「ああ。ここにある弾丸すべてに、()()()()()()()()()

 

 こともなげにアーチャーは言い放ったが、これはとんでもないことだ。

 宝具とは、即ち英霊の核と言ってもいい。

 尊き幻想(ノウブル・ファンタズム)とも呼ばれ、英霊を英霊たらしめている象徴。伝説を形にした「物質化した奇跡」。

 サーヴァントにとっての切り札で、相手に対して決定打となる武具だったり、自身に対する強化を施すマジックアイテムだったり、或は、生前の伝説、後の世に流布された伝承が昇華され、後天的に何らかの形、或は特殊能力となったものがある。

 アーチャーのこれは、一番最後の例。生前の伝説、伝承が昇華され、死後に宝具となった特殊能力だ。

 

「その能力が、まさか手に持った弾丸を魔弾に変え、宝具の属性を付け加える代物だとはな。確かに、この能力なら、魔弾を鋳造したって伝承にも納得だ」

「勘違いしているようだな、マスター。我が宝具、魔弾の射手(デア・フライシュッツ)は魔弾鋳造の伝承が昇華され、宝具へと変じた、後付けの宝具。生前、おれ、即ちマックスが使った、悪魔ザミエルから授かった正真正銘の七発の魔弾は別にある」

 

 アーチャーの第一宝具、『魔弾の射手(デア・フライシュッツ)』。その能力はずばり、アーチャーが認識した弾丸のカテゴリーに属するものを魔弾に変え、さらに宝具の属性を付加すること。

 弾丸という性質上、一度使えば効力は失われるが、宝具となった弾丸はアーチャーの手を離れても、どころかアーチャーが消滅しても効力が続く。

 いわば、誰でも扱える宝具の簡易量産と言ってもいい。

 この宝具の利点は、マスターにもサーヴァントに対する有効な攻撃手段が手に入る点だろう。

 サーヴァントに現代兵器は通用しない。また、並の魔術ではやはりサーヴァントに通用しない。特にセイバー、ランサー、アーチャーの三大騎士クラスにライダーを加えた四クラスは、クラス別スキルでどんな英霊に限らず『対魔力』スキルを有している。これのせいでほとんどの魔術は効果が薄い、どころか全く通らない可能性も高い。

 だが宝具となった弾丸ならば、人間に撃ち込むのと同じ感覚で弾丸にも効果が出てくる。もっとも、その場合も、サーヴァントに命中できる銃のスキルの高さを要求されるが。

 

「だが、弾幕を張れればそれで十分だろう。サーヴァントに対するけん制になるし、その場に釘付けにできれば、あとはおれが仕留める。それに、()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 アーチャーの台詞に、頷くウィンクルード。

 ウィンクルードの方針は決まっている。宝具となった弾丸を使った狙撃。リスクは極力減らしていく。

 戦備は補充できた。サーヴァントに対する切り札も用意した。準備は万端。これから夜まではエクソダスを交えて情報交換、そして、彼の部下の報告次第では、戦争開始だ。

 だがその前に、確認したいことがあった。

 

「来いよアーチャー。ちょっと場所を変えようぜ」

「いいだろう」

 

 

 春日居市、春日居駅前広場。

 新地区と旧地区の、ちょうど境目にある春日駅前は、広場となっており、ここで休日はチャリティーなどのイベントや野外ライブ、そのほかにも様々なイベントごとが催される。

 だが平日の今日はそのようなイベントはなく、駅から春日居市に行く人と、春日居市から駅に行く人たちで混雑していた。

 ウィンクルードとアーチャーは、駅近くのビジネスホテルの屋上にいた。

 風吹く屋上は駅周辺の建物の中で最も背が高く、屋上には給水塔もある。その上結界によって視覚的、聴覚的にも遮断されているため、他から二人の姿を見ることはできない。

 

「で、ここで何のようだ?」

「高い所から低い位置のなにかを狙う。狙撃だな」

 

 問いかけるアーチャー。簡潔に応えるウィンクルード。

 

「ほう、人を撃てと?」

「まさか。戦争前に無駄な殺しなんかできるか。だが、オレはお前の実力を知りたい。伝承に語られる物語ではなく、現実の、生のお前の実力を、この目で」

「……いいだろう。標的は?」

「ご自由に。ただし、標的そのものにも、自分が狙撃されたなんて気づかれないようにな」

 

 それはかなりの難易度だった。

 何しろ屋上には高所特有の風が吹き、ただでさえ狙いがつきにくいうえに、雑踏は多くの人々が行き交い、誰を狙うにしても狙いがつきにくい。おまけに標的本人に、自分が狙撃されたことに気づかせてはならないという。

 

「無理か?」

「何も問題はない」

 

 アーチャーは自前のマスケット銃を実体化させ、膝立ち姿勢で狙撃体制に移行。ぴたりと制止する。

 

「確認するが、銃声は閉じられているな?」

「ああ。この結界の中で起こったあらゆる音は外部に漏れない。限度はあるが、銃声一発、大したことない」

 

 ならばいいとばかりに、アーチャーは目を瞑る。

 風を読む。空気を読む。場を読む。ウィンクルードをして魔術による視力強化を用いなければ行き交う人々の判別さえつかない状況で、アーチャーは自前の『千里眼』スキルで、ウィンクルード以上の精度で雑踏の人々の顔、一つ一つから細かな装飾品に至るまで、全て把握した。

 標的を決める。駅の角、ちょうど雑踏からは影になる位置に、気の弱そうな少女――大学生くらいかもしれない――をしつこくナンパする男。

 ナンパ男はかなりたちが悪いらしく、少女の腕を取って強引に引っ張ろうとする。

 無言のアーチャー。その目が眇められる。

 彼我との距離は、約八百メートル。例えライフルを持っていても、風やビル群、さらに往来を考えれば狙える瞬間は一瞬の中の一瞬。しかもアーチャーが手にしたのはマスケット銃。当てるどころか狙いをつけることさえ難しいはずだ。

 発砲。外に漏れない銃声は、結界内でのみ反響する。

 吹き荒む突風をものともせず突き進む弾丸。地球の自転によるコリオリの力さえ無視して魔弾は飛ぶ。

 着弾。それも男の身体ではなく、腰のベルトをかすめるコース。ベルトは見事に切断され、ズボンがずり落ちる。

 突然の醜態に男は慌て、そのままどこかに行ってしまった。

 

「ブラーボゥ」

 

 パチパチと拍手して、ウィンクルードはアーチャーの腕前を賞賛する。

 

「すげーな。狙いをつけた点もそうだし、何より通行人に当たるかもしれないって状況で、実際に引き金を引ける胆力と、当てる技量がすげぇ。やられた男はきっと自然にベルトが切れたと思ってるぜ」

「……この程度、造作もない。それで? おれの実力には満足か、マスター?」

「ああ。大満足だ」

 

 にやりと笑うウィンクルード。肩をすくめ、

 

「お前の実力は分かった。これでオレも作戦が立てられる。さぁ、アーチャー。あとはエクソダスからの情報を待って、夜になるのを待とう。早ければ今夜が初戦だ。さぁ――――」

 

 一拍の間。ウィンクルードは(きびす)を返し、

 

「聖杯戦争を、始めようぜ」

 

 アーチャーは口角をわずかの吊り上げる微笑を造った。




GOでマックスが幻霊であることが判明しましたが、ここはスルーの方向でお願いします。
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