運命の修正係が介入させてもらいます   作:catfan114

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ぜんぜん進んでません。
『世界』の説明だと思って読んだください。


DQMB世界ー始動ー

 ▼ 冒険の書 を 作成します_

 

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 ▼ 冒険の書 を 作成しました_

 

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  →はい

  いいえ

 

 

 ▼ メインストーリー【序章】を 開始します_

 

 

 

 眩く光り輝いて開かれた門の向こうから、英雄4人が訪れた。

 1人は紫色のターバンとマントを羽織った男性、もう1人は金髪で機動性重視した服装の女性、小さな2人は金髪の双子の少年少女。

 5の世界から招かれた彼らは、目の前に広がる巨大なコロシアムに目を引かれていた。カジノや見世物の闘技場とは違う雰囲気が漂っているようだ。

 そして入り口には2人の男女がいる。黒髪でトーガを纏った男性が、槍を左手に持ち替えて歩み寄ってきた。黒髪でローブを着た女性も近寄ってくる。

 代表として紫色の男性が握手する。

 

「ようこそいらっしゃいました。私は門番を勤めているバーンと申します」

「同じくドゥーアと申します。皆様の案内役を勤めさせていただきます」

「よろしくお願いします。私はアベル、こちらが妻のビアンカ、息子のレックスと娘のタバサです」

「ご紹介ありがとうございます。ではこちらへ。我らが神がお待ちしております」

 

 ドゥーアに連れられて、アベル達は闘技場の反対側へと歩む。

 しばらくただの石畳を進むと、大きな商店街に出た。

 

「うわぁ…!」

「お父さん!見たことない剣ばっかり!」

「すごいわね…腕輪もこんなに…!」

「お母さん!"ほしふるうでわ"がたくさん!」

 

 魔物と人間が共存し、様々な見たことがないものが売られている。

 本屋や駄菓子屋、食事処も多くある。何かの地図も売られているようだ。

 

「この世界は『"世界"の中間点、交差点』と言われています。ゆえに、様々な世界の物があるのです」

「見たことがないお店もあるね」

「一つずつ説明させていただきます」

 

 露店は武器屋、防具屋、道具屋、本屋、駄菓子屋、練金屋、食事処の7種類。どれも多くあるが、高いものを販売するところは数少ない。

 武器屋は剣など武器が買える。手に入れた武器を売れるのはここだけだ。

 防具屋では鎧など防具が買える。ここでも手に入れた防具を売ることができる。

 道具屋は装飾品や薬草が買える。練金した物を売ることもできる。

 本屋では練金レシピやモンスター図鑑、ダンジョンの地図が売られている。

 駄菓子屋ではモンスターのエサが買える。

 練金屋では武具や道具を作ってもらえる。その際、材料と費用は自己負担だ。

 食事処は様々な"世界"の料理が食べられる。料理によって能力の上昇など効果がある。

 

「他にもカジノや温泉、宿屋もございます」

「ここで冒険や戦闘の準備をすればいいってことね」

「僕は練金屋が気になるなぁ」

「それぞれ店員が詳しく説明するように命じられております。まずは神の許へ」

 

 商店街を通り過ぎると、今度は温泉街に出た。土産屋と茶屋が多く、ひっそりとした店や閉店中の店もある。

 そこも過ぎると、今度はあまり整備されていない道に出た。アベル達には大したことなく、立派な道にしか見えないが、石畳の道はなくなっている。

 裸の道を歩いて行くと、左右に花畑がある道に出た。右に"めざめのはな"が、左には"ゆめみのはな"がある。

 それを通りすぎれば、妙に熱い風が吹くが気温が低い不思議な森に囲まれた階段が見えた。森にだけ雨が降っているのが分かる。

 

「階段だけ雨が降ってない…」

「暑いよぉ…」

「でも寒いよぉ…」

「あの、ドゥーアさん。この森は一体…?」

「この森の中には"太陽の湯"という温泉がございます。そしてこの樹々は"雨の樹"というもので、森にだけずっと雨を降らせます」

 

 これまた聴いたことがない。

 よく見れば【雨の樹】は世界樹と同じではないだろうか。葉の形は完璧に…。

 

「"せかいじゅのは"?」

「…ああ、確かにあの樹々の葉はそれです。あの樹は世界樹の亜種ですから。ですが…無理矢理引き抜こうものなら、怒りを買って養分になりますから、気をつけてください」

 

 裏を返せば、手を出さなければ大丈夫だということだ。

 階段を登りきった先には、巨大な白亜の神殿が佇んでいた。柱には炎と水が混ざった紋章が描かれ、中庭には魔法陣が描かれた床といくつかの灯篭がある。

 廊下を通りすぎて奥に続く扉を開けると、そこはステンドグラスが輝く空間があった。

 

「ここが教会となります」

「え?でも十字架とか天使像がないよ?」

 

 アベル達が知っている教会と同じところと言えば、長椅子が多く並び、中央奥に机と本があるところだけだ。その後ろには一振りの剣が描かれた石碑のみ。十字架も天使像も、救世主像も精霊像もない。

 

「我らが神は"運命を司る神"でございます。神は『運命』を『義務(ぜったい)』ではなく、『権利(わかれみち)』とお考えなのです」

「「?」」

「つまり、運命はただ受け入れるだけのものではなく、乗り越えて変えられるものということですか?」

「ご明察でございます。何かのキッカケとなり、その後を左右してしまう『運命』を、自らの手で選び取る力の象徴として、剣が描かれております」

 

 神父もシスターもいない教会の片隅に、目立たないが扉があった。潜り抜けると今度は草原が広がっていた。どうやら裏の庭に出たようだ。

 また少し歩くと、不思議なことに蓮が浮かんでいる澄んだ川があった。濁りのない川の底には、色とりどりの石が点々としている。

 川に架かる橋を渡ると、白を基調とした和洋折衷の屋敷についた。

 

「こちらです」

 

 4回ノックをしてから中へ入る。赤い絨毯が敷かれたシンプルな作りの廊下を歩き、奥の大きな扉を開けた。

 太陽光が入ってもいないのに外のように明るい部屋。その中央奥に豪奢な玉座があり、誰かが座っている。その左には黒い鎧を着た金髪の青年が、右にはローブを纏った亜麻色の髪の少女がいた。

 

「お連れしました」

「ああ。ドゥーア、お疲れ」

 

 玉座の大きさに見合わぬ体格。男か女か区別がつかない、ローブを纏った黒髪の"神"が杖で一回床をついた。

 一般的な人間と同じような顔立ちを、異常な雰囲気と魔力が霞ませる。

 

「よく来たな。我は"運命を司る神"であり、この世界の創造者。名はフェイト」

「では、貴方がこの手紙を?」

 

 アベル達が懐から手紙を出す。

 4人が手紙を受け取った後、天空城に向かったがいたのは天空人とマスタードラゴンのみだった。案内されるまま向かった先には、見たことがない魔法陣が空間に描かれていた。近づくと扉のように開き、この"世界"に来たのだ。

 

「そこに書かれてある通りだ。あらゆる世界に危機が迫っている。貴様らは腕に自信があるようだが、たった4人と数十匹の魔物が加わった程度でどうにかなる相手ではない」

「最後には神を相手にするということですか」

「そうなる……一つ、昔話をしよう」

 

 

 

 

 《あるところに、一柱の神さまがいました。

 神さまは世界をつくり、海を司る神と、精霊を司る女神をつくりました。

 神さまは天空から世界を見守っていました。

 神さまがいた世界は、【人々の夢が詰まっている世界】でした。みんな幸せに暮らしている世界でした。

 優れた先導者たちが協力してつくる平和な世界も、ずっと見守っていました》

 

 

「だが、神々にはいくつか決まりがある」

「決まりって、直接戦っちゃいけないとか?」

「それもある。創造神となれば、強大すぎて腕を一回振るうだけで大陸が無くなりかねないからだ」

「それだけ強いってことなのね…」

「もう一つ。創造神は一つの世界に一柱と決まっている。『世界を創れるレベル』の力を持つものが集まると、宗教問題や世界滅亡規模の天災が起きやすくなる」

 

 

 雷を落とせる創造神と、雨を降らせる創造神が同時にいるとしよう。

 それぞれの神こそが世界を創ったと主張する宗教がある。この2つの宗教は、「我らが神こそ真の創造神」といずれ争うことだろう。

 神はお気に入りを守るために、それを止めるだろう。守るために止めなければならない。

 そのとき、世界を創れる程度の力で雷を落としたら?雨を降らせたら?

 それを阻止するための"掟"なのだ。

 

 

 《神さまはその世界を後継に任せて、別の世界をつくりました。

 その世界は【前の世界】とは全く違っています。

 生き物は争い、傷つき、裏切りを繰り返す。神のお気に入りだった【心清き者】も、傷つけられていきます。

 その中で最も醜い生き物は、【ニンゲン】でした。

 神さまは自身の無力さに嘆き、世界を守るために【ニンゲン】を滅ぼそうとしました》

 

 

「人間にも善悪があるのは当然なのでは…」

「そう。それを分かっていたのに、人間を滅ぼすことを決めてしまったのだ。彼奴は、人間に責任転嫁したんだ」

「それだけ、人間は酷いことをしていたということですか?」

「ん〜………魔物を操ったり、奴隷を従えたり、国に攻めたり、魔王と結託したり、天使を貶めたり、天使で実験をしたりしてたな」

「「「「…………」」」」

 

 アベル達は愕然としてしまった。

 金にがめつい人間ならば、窃盗や人身売買や殺人はするだろうが。ここまでとは思わなかった。

 魔物を操るというのはアベルも同じだから、まだ友好関係を築いていると思いたいが…期待できないかもしれない。

 その上、魔王と結託していたときた。これはもう有罪だろう。

 

「まぁ、これは最近の出来事だがな」

「最近!?」

「その神さまが見ていた景色は遥か数百年前。だが、人間はその頃から愚かしかったというわけだ」

 

 

 要するに、"神さま"は善悪の比率しか見ようとしなかった。

 人間からすれば酷いことだと、狡いと思うかもしれないが。魔物は『他者を襲うこと』は当たり前のものだとされており、死後に裁かれることはない。人間が食事をするのと、同じくらい当然のこととして扱われる。

 魔王など討伐が必要とされる者は、『世界を滅ぼす』から殺すのだ。

 

 

「勇者を寄越すなり、お告げを与えるなり、天罰を喰らわすなりすれば良かったんだ。

 それを放棄して、『愚かな人間が悪い、自分は悪くない』と駄々を捏ねて、娘に呆れられて封印されたのは自業自得だな」

「封印されたということは、今の主神はそのご息女ですか?」

「ああ。女神として、公平に世界を見ているよ。アレの娘とは思えない優秀さだ」

 

 

 父親は封印されても、反省していないようだ。

 

 

「現在、前主神グランゼニスは復活の兆しを見せている。彼奴の"世界"では、彼奴の肉体の一部が魔物として誕生している。

 自らの血肉を使い、人間を滅ぼそうとしているのだ。生態系のバランスが崩れてしまうだけでなく、別の"世界"にまで影響を及ぼし、全ての人間を滅ぼす予定だ」

 

「…なるほど。モンスターバトルロードはそれに備えるための物でもあり、敵としてその魔物を倒せということですね」

「そうだ」

 

 長い説明をしたからか、フェイトは椅子に深くもたれかかった。

 それを合図にして、左右の男女とドゥーアがアベル達を連れて退室する。

 ドゥーアを先頭に神殿内の中庭へ向かうと、先ほどはなかった"旅の扉"があった。

 

「では、これから闘技場でチュートリアルを受けていただきます」

「ちゅーとりある?」

「実際に戦うことで、ここでの戦闘を学ぶことでございます。初陣ですので、今回の敵はとても弱い魔物が現れるはずです」

「敵の強さも設定できるのかい?」

「いいえ。皆さまの『闘技場での戦闘経験値』に合わせたレベルで現れます」

 

 戦ったことがあるから、と油断する者は後を絶たない。敵は創造神の恨みから生まれている魔物だ。特技や呪文も覚えている。

 

「低レベルですと"たいあたり"などの単純な特技が多いですが、中にはデイン系の呪文を使う魔物もいます。高レベルになると"ライデイン"を使う魔物もいます」

「"ライデイン"を!?」

「勇者の呪文じゃないの!?」

 

 勇者といえば"ライデイン"ーーーこれはずっと続いている認識だ。

 それを崩してくる魔物がゴマンと現れるのが、モンスターバトルロードである。創造神の一部から生まれる魔物だからか、光と闇を混合したようなものはいくらでもいるのだ。

 油断は即教会行き。

 

「決して油断されぬよう気をつけてください」

「おれ達もチュートリアルに協力するから、いきなり教会はないよ」

「元々のレベルでの強さはそのままだから!」

 

 闘技場に移動すると、バーンが扉を開けて待っていた。

 扉をくぐると、そこは見晴らしのいい草原が広がっていた。隠れられるような場所がないそこは、楽そうに見えてそうではないと分かる。

 避けて盾にすることができる岩も、動きを制限させられる森もない。

 

「初陣はここ、"始まりの草原"で行います」

 

 ドゥーアが後ろへ下がる。

 アベル達が気配を感じるほうへ視線を向けると、色とりどりのスライムが5匹とスライムナイトが2匹いた。

 まずは彼らのようだ。青、橙、赤、桃、緑のスライムが跳ねながら様子を見ている。

 レックスは"天空の剣"を抜いて構え、ふと思い出した。

 

「そういえば、お兄さん達の名前はなに?」

「そういえば名乗ってなかったな」

 

 男性は赤い宝石が鍔の中央にはめ込まれた剣を抜いて構えた。

 女性は莫大な魔力を溜め、彼女の周囲にいくつもの魔法陣を描いた。

 

「おれはアレス。職業は"勇者"、一番得意なのは"V字カッター"だ」

「私はバーバラ。職業は"賢者"、一番得意なのは"マダンテ"よ!」

 

「「よろしく。そして、モンスターバトルロードへようこそ!」」

 

 

 

 

 

 

 ▼ 冒険の書 に 記録しています_

 

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 ▼ 記録しました_

 

 

 




ドゥーア
・種族 人間とエルフのハーフ
・職業 神官、門番
・由来 門(ドア)をもじりました。


バーン
・種族 天使と魔族のハーフ
・職業 神官、門番
・由来 番(ばん)をもじりました。


見た目は人間と同じです。耳も尖ってたりしてません。
NPCの役割を果たします。門番の役目と、神さまに言われたセリフを繰り返すことを苦に感じないように作られています。
それ以外は自由を与えられています。



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