科学と魔術と問題児が交差するようですよ?   作:sumaki

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問題児と仕事

3.問題児と仕事

 

 

 

十六夜は、少しの浮遊感のあと気付けば、外に出ていた。

 

 

「ヤハハハ、テレポートも悪くねぇな」

 

 

「そう思うなら、ビルを壊さずに入ってやれ、統括理事長様が愚痴ってたぞ?」

 

 

そう言った十六夜に、土御門はツッコミを入れる。

 

 

「やだ」

 

 

即答である、土御門は苦笑しながら、いい気味だと小さく呟く。

 

 

「で、仕事の内容は?」

 

 

十六夜が問うと、土御門は歩きながら話し始める。

 

 

「なに、研究所を1つ潰すだけさ」

 

 

簡単だろ? と、土御門は、笑いながら言う。

 

 

「そりゃ、いかにも俺向きだな。 物理的に潰すって事で問題ないんだな?」

 

 

「ああ、大丈夫だ。 まあ、統括理事長様がうまいこと情報操作するだろ」

 

 

物騒なことを、言いながら2人の会話わ続く。

 

 

「それで、研究所はどこにあるんだ?」

 

 

「第19学区だ。 寂れたのをいい事に外道な研究をしたがる連中が集まって、一つの研究所を作ったらしい」

 

 

十六夜は、ヤハハハと笑いながらどこも外道なのは一緒だろと呟く。

 

 

「まあ、今回の件は、学園都市側が関知してない研究だから排除対象に入ったんだろ。 外道な研究してるところなら学園都市には、腐るほどあるからな」

 

 

そう言いながら土御門は、ほんと腐ってやがると呟く。

 

 

「ヤハハハ、まあそういうなよ、この街が腐ってんのはもう、どうしようもねぇよ。 で、決行はいつだ?」

 

 

「今晩だ、23時に第19学区に集合だ」

 

 

遅れるなよと、土御門は、そう言い残すと、準備があるからとその場を後にする。

 

 

「因みに、何の研究をしてるんだ?」

 

 

「知ってどうする?」

 

 

十六夜が質問すると、土御門は質問で返す。

 

 

「質問で返すなよ、めんどくせえ。 なに、ただ気になっただけだよ」

 

 

「そうか、俺も詳しくわ知らんが、原石を集めてるらしい」

 

 

それじゃあなと言って、土御門は、今度こそその場をあとにする。

 

 

「原石ねえ、なんか面白くなってきやがった」

 

 

十六夜は、そう言いながら短く笑うのだった。

 

 

 

 

 

十六夜は、仕事までどうするかなと言いながら、特にすることもないので、ぶらぶらと街を歩いていた。

 

 

「なんか、面白いことねえかな」

 

 

そう言いながら、歩いていると、見知ったウニ頭を見つける。

 

 

「よう、上条さっきぶり」

 

 

そう、上条に話しかけると、ん? と上条がこっちを向く。

 

 

「おう! 逆廻、またあったな! そういえば、さっきの話の続きだが...「あっ、あんた! こないだはよくも!」

 

 

上条は、最後まで言葉を紡げずに、少女の声に邪魔される。

 

 

「げ、ビリビリ、悪いが今お前の相手してる暇はないんだ、じゃあな」

 

 

上条は、そう言って手を振りながら立ち去ろうとする。

 

 

「ヤハハハ、上条お前の知り合いか?」

 

 

十六夜は、笑いながら、上条に確認をとる。

 

 

「いや、最近絡んでくるビリビリ中学生だ。 この前ので諦めたと思ったんだがな」

 

 

上条は、はあ、とため息を吐きながら、不幸だぁぁと言っている。

 

 

十六夜が、お前も大変だなと言おうとした時、後ろから、バチバチと、空気が焼けるような音がしだした。

 

 

十六夜が、これは電撃でも飛んでくるなと思っていると、ビリビリ少女が叫びながら腕を伸ばす。

 

 

「無視すんなや! ゴラァァァ!!」

 

 

その時、 ビリビリ少女が電撃を飛ばすよりも速く、『止まりなさい』と言う少女の声が割り込んできた。

 

 

「ヤハハハ、こいつはおもしれえ」

 

 

そこには、電撃を出す直前で強制的に動きを止められたビリビリ少女と、肩で息をする少女の姿があった。

 

 

上条は、目を閉じながら右手を出して、あれ? 電撃が来ない、とか言っている。

 

 

「はあ、はあ、御坂さん? 急に走り出したと思ったらどういうことかしら?」

 

 

少女は、御坂と呼ばれた少女に、どういうことか説明を求める?

 

 

「だって、アイツが無視して『黙りなさい』ッ!」

 

 

少女は、強制的に、口を閉じられる。

 

 

「御坂さん? あなたは、こんな往来のど真ん中で、無視されたからと言って電撃をだそうとしたの?」

 

 

因みに、今の御坂は、電撃をだそうとした、状態でまるで、時が止まったかのように微動だにしない。

 

 

「ま、まあ、そのへんでいいんじゃないか?」

 

 

上条が、そう話しかけると、少女は、御坂の方を向きながら

 

 

「いいえ、まだ説教はおわってないわ」

 

 

「それより、ビリビリ? いつまでそんな格好してんだ?」

 

 

上条が、そう言いながら、御坂に右手で触れてしまう。

 

 

その時、お馴染みの幻想殺しが 、能力を破壊する音が鳴り響く。

 

 

「ッ! って、なにすんのよ、久遠さん!」

 

 

「え? なんで動けてるの?」

 

 

心底驚いているのか、目が点になっている、久遠と呼ばれた少女に、十六夜が答える。

 

 

「ヤハハハ、それは、そこのウニ頭のせいだぜ、それより、あんたの能力面白いな詳しく教えてくれよ? あんたもなんで、能力が消されたかきになるだろ?」

 

 

そう言うと、十六夜は、歩き始める。

 

 

「立ち話もなんだし、そこのファミレスでどうだ?」

 

 

腹が減ったしと、言いながら。

 

 

「ええ、そうね、私もお腹が少し減ったわ、なんで能力が消されたかも気になるしね」  

 

 

そう言いながら、久遠は十六夜についていく。

 

 

呆然と立ち尽くす、上条と御坂は、状況についていけていない。

 

 

「おい上条、なにしてんだよ、いくぞ?」

 

「御坂さん? どうしたの、いくわよ?」

 

 

十六夜と久遠は、同時にそう言うと、そのままファミレスに入っていく。

 

 

え、マジで行くの? と、上条と御坂が目で訴えていると、2人が出てきて、速くしろ、と無言の圧力を放ってくる。

 

 

そんな、2人の視線に負けて、上条と御坂は、2人を追いかけるのであった。

 

 

 

 




飛鳥さん登場させちゃいました。

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