時刻は午後11時を回り、並盛町は静まり返ったんだ。
「リボーン、行ってくる」
「あぁ、俺もいきてぇが眠いから寝るぞ」
スピー、スピーと寝息をしている。
なんだかんだいってもまだ赤ん坊だな
と俺は思った。
~並盛山~
「遅いよ、綱吉君」
優希が当然かのように並盛山にいてびっくりしたんだ。
「優希、いったい君は誰なんだ?
どうして俺がここに来ると知ってたんだ」
リボーンと白蘭以外には誰にも言っていない。
リボーンも白蘭も口は軽くないだからこそなぜここに優希が居るのか俺には分からなかったんだ。
「誰っていっても・・・。私は沢田優希以外のなにものでもないし、
綱吉君がここに来るのをわかっていたのは私がそう思ったからかな?」
意味わからねぇ・・・
「まぁそんなところだよ、それで綱吉君どうするか決めたの?」
白蘭が教えてくれたこと、そしてみんなを信じるなら答えは必然なんだ。
「俺は月にいる人達、そしてこの星の人たちもすべて救って見せる」
「・・・」
「でも正直言って、俺に世界を救うなんて大それたことは不可能だと思うんだ
でも俺の大事な人たちが笑っていられる世界は何一つ犠牲にしてはいけないと思うんだ」
「その程度の覚悟で今よりあなたは強くなれないよ、綱吉君」
「俺は覚悟も誇りもリボーンが来るまで何も分かっていなかったんだ。
でも俺は俺の大事だと思う人を守りたいそして俺の誇りは友達と一緒に歩むことだって気づいたんだ」
「・・・」
「ボンゴレの力を継承する時も同じようなことを聞かれたよ、歴代ボンゴレの人に・・・。
代価を払わずして力を得ることはできない、大いなる力がほしければ大いなる歴史を継がなけばならないって・・・
でも俺はそれが間違っていると思ったんだ。
俺はどれだけすごい力を手に入れてもみんなと笑える未来じゃないと意味がないって」
「それが綱吉君の覚悟なんだね、本当わたしの知ってるあの人に変わってないね」
「え?」
「貴方だったらこの力も
ものに出来るでしょう」
「ん?」
「そもそも死ぬ気の炎に大空などという属性は存在しません」
「え・・・どういうことなの?」
「正確には存在しなかったといったほうが正しいでしょうか、人にはそれぞれ生命エネルギーがあるのは知ってますよね。
その生命エネルギーが死ぬ気の炎です」
「それは前に未来の世界でラルから聞いたから知ってるけど・・・」
「大地の七属性はそもそもイレギュラーです。
突然変異と言ってもいいでしょうかそれがシモンファミリーの方々です
次に夜の炎ですが、あれはバミューダさんが自身の生命エネルギーをすべて抜かれる前に別の炎に変えたことによるこれも突然変異です
そして通常の人でしたら波動は六種類に分けられます
それが貴方達もしっている大空を除く六つの波動です」
彼女は嘘を言ってる気がしないんだ。
だったら・・・
「だったら大空の炎っていうのは何なの?」
「貴方も薄々気づいているんじゃないですか?」
え・・・?
「何故あなたのゼロ地点突破改がほかの属性の炎を吸収できるのか、
何故大空の炎はすべてのbox兵器を開けられるのか、そして各々が持つすべての力を発揮できないのか
そしてボンゴレ一世が
すべてにそまりつつすべてを飲み込み抱擁する大空と表現されたのか・・・
それは、大空とは六つすべての属性を持ちつつ、あまりに複雑に混ざったため各々の波動とは違う新しい波動となった訳です」
「だとすると、この鎖に原型のボンゴレリングをはめれば・・・」
「はい、各々の炎が底上げされ今よりもはるかにすごい大空の炎になるとおもいます」
「そしたら、超炎リング転送システムでどうにかなるかも」
「そうですね、流石です
それでこそ私の知っている、あなただと思います」
優希との会話で確信を得たんだ。
やっぱりこの鎖に各々のリングをはめればどうにかなるって。
そのためにも必ずあれが必要になる。
白蘭そっちは頼んだよ。
こうして俺は安心できたんだ。