言い訳はします、忙しかったんです(白目
すみませんでした。
報告から数分、リヨンは蜂の巣をつついたような騒ぎになっていた。
「返り血で滑るぞ!道に砂を撒くんだ!」
「ボルトが足りん地下からもっと持ってこい!」
「バリスタが通るぞ道を開けろ!」
あちこちで武器をもった竜牙兵が駆け回り予備の武器をトーチカに隠したり仕舞っていた兵器を引っ張り出している
「いざ、ローマへ!」
「頼む」
「ローマ達よ我に続け!」
「オオオオーーーー神祖様と共にーーーー」
まとまった数の竜牙兵達がロムルスと共にリヨン中央道へと走り出す。
彼らには正面の門からのスケルトンとサーヴァントを迎撃してもらう予定だ。
「なんか暑くないか?」
あんだけマッスルしてたら気温も上がるんじゃないかな?主に心理的に
「ほんとにいいのか?側に居なくて?」
「ああ、魔術師らしく穴蔵に隠れておくよ大丈夫!バックアップと全体の指揮は任してくれ」
確かにサーヴァントの近くにマスターがいれば魔力の供給や援護などもできる。
しかしマスターはサーヴァントにとっての要。
いわばゲームでいう目玉が弱点のボス戦みたく上空からのワイバーンや物陰のスケルトン等が自分に殺到することになり
そのような状態ではロムルス達も満足に戦え無いだろう。ゆえに隠れる
「わかった」
側にいたジークフリートも屋根を伝って離れていく。彼には側面からのサーヴァントに対しての遊撃をしてもらう
「そろそろ夜明けか……」
主な感覚が視力であり生態系の頂点にあるワイバーンは恐らく夜行性の生物ではないはずである。
夜明けと共に大挙して襲ってくるはずだ
「ここでサーヴァントを一人でも倒しておけば………あれ?聖杯による無限沸きが……しかし使いすぎたら召喚できたのがシャドウサーヴァントになったよなあれ。まあ、やりますか」
すべては人類の為(嘘です生きたいです自分は)と意気込み地下へと急ぐ
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「きたぞーーーーワイバーンだ!」
「空を埋め尽くすほどのワイバーンがきたぞーーー!」
「あれだけあればレギオヌスを形成できるほどの兄弟が…夢が広がる!」
「ふざけてないで伝令を出せ」
教会を改造した司令部に各地点から情報を伝えに駆け込んでくる。
「報告!ワイバーンおよそ三千!」
「三千か……まあ許容範囲だな」
今回の襲撃はリヨンにいるジークフリートに対して差し向けられたものだと思う
サーヴァント単体に対しての軍勢としてはオーバーキルできるレベルだが
あいにくにも情報をもたらすワイバーンは全て竜牙兵により狩り尽くされている
恐らくこの謎のワイバーン消失もジークフリートの仕業にされているのだろう
なので邪ンヌは我々の存在知り得ないはずだ
「ロアンヌの観測地点からの報告です!
我、敵サーヴァントを視認!確認できたサーヴァントは男1女2。その内二人は槍を持っているのがわかりました!」
「わかったありがとう」
恐らく男はブラド、女は槍を持っているのはマルタか邪ンヌだろう。もう一人の女は誰かわからん
「それと……地上に巨大な亀がいるとい報告が……」
「亀?……あ!」
タラスクだ……と言うことは槍をもった女のサーヴァントはマルタで確定だ。
「全員に伝達!遠慮なく叩け!ローマの技術を見せつけろ!」
「「「応!」」」
「ワイバーンが投石機の範囲に入った」
「投石機の弦を巻け!」
「特殊弾装填」
キリキリとロープが竜牙兵によりクランクが巻かる事で引かれワイバーンの腱を使用した弓の部分がしなり。
そしてアームの部分に弾がのせられる
「「「発射ーーー!」」」
そして投石機から投石され、投石された弾はワイバーンの群れに飛んでいく
ここで
空飛ぶワイバーンに投石とかw
当たんねえよw
とか思われるかも知れない。だが、それも想定済であるのだ
今回の弾にはリヨンで見つけた火薬、そしてワイバーンの鱗とワイバーンから抽出した竜脂を染み込ませた落ち葉が詰め込まれているのだ………すなわち
即席の破片手榴弾である
大きな爆音がワイバーンの群れの中で起こり爆弾から放たれた鱗が周囲のワイバーンの皮膜を突き破り揚力を失ったワイバーンが堕落していく
さらに爆発音で平衡感覚を失ったワイバーンも地上へと落下していく
「よしやったぞ!」
「第二陣いくぞ」
「バリスタを用意しろ」
うち漏らしたワイバーンを今度はバリスタが狙う
ここまでは順調だったが敵サーヴァントもやられっぱなしではない
「ん?」
「どうした、、、、、、、」
「なんか前から何か来てないか?」
「何!……亀だ!亀が突っ込んで来るぞ!」
「「「なんだと!」」」
今度はタラスクが正門に突っ込んできたのだ。
「急げーー亀?が突っ込んで来るぞ!」
「門を押さえろ!」
「我等の筋肉を今ひとつに」
「「「「唸れ我等の上腕二頭筋」」」」
城門の近くにいた竜牙兵達が慌てて城門を押さえるが
「GAYYYYYYYYY」
「ローーーーマ!」
「無念!」
ボーリングのピンのごとくタラスクに城門ごとはね飛ばされた。
この事はすぐに司令部に伝わる
「城門が破られただと!」
「亀が突っ込んで来ました!スケルトンが雪崩れこんできてます!」
「ロムルスに伝達!中央通りに防衛線を形成してくれ」
タラスクだと!やられた……今回は空ばかり気にしすぎた地上の脅威はスケルトンぐらしか想定してない、このままだと地上で押しきられる。
ここは竜牙兵に懸けるしかない
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「ローマ達よ!」
「「「ロムルス様!」」」
「ローマの強さは団結である。横にいるローマを命に代えても守るのだ。さすればローマ(兄弟)もまたローマ(自身)を全力で守るであろう。愛、絆こそ人の強さ、すなわちローマである」
「「「「「「「「オオオオオオオオーーーーーーー」」」」」」
竜牙兵達の叫びは続く
「我等偉大なるレギオン」
「我等の中には一人の英雄もおらず」
「されど万人の勇者あり」
「前から来る敵には恐怖を」
「その背中を見る者には勇気を与えん」
「この盾は敵を叩き潰し!」
「剣は敵の横腹を切り裂かん!」
そして……
「行くぞローマ達よ!いざ、ローマへ」
「「「「「「「ローマへ」」」」」」」
はち切れんばかりに高まった士気の竜牙兵達は迫り来るスケルトンに躍りかかる
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「中央防衛戦こちらが優勢です!」
「そうか!引き続き頼む!」
中央はどうやらなんとかなったようだ。あとは敵の英霊の行動だな
「敵の英霊は?」
「ロムルス様のところに一人、もうひとりはジークフリート殿が交戦中との事です。」
「そうか………まて!もう一人はどうした?」
「行方がわかりません!」
まずい。もしアサシンだったら詰みかかってる。すぐにでも対策をしなくては
「周囲の竜牙兵をここに集結させろ!それと各見張りに敵の捜索を命令、急げ!」
しかし、教会の外にいた別の竜牙兵が駆け込んでくる
「マスター逃げてください!」
「なんだ!」
「敵が、敵サーヴァントが……」
竜牙兵は何かを伝える前に自分をかつぎ上げ外へと走り出す。
そして、次の瞬間彼が何を伝えようとしたか理解することになる
「敵英雄!直上急降下ーーーーー」
竜牙兵の叫びと共に教会の屋根が崩れサーヴァントが降ってきたのだ。
「あら、こんにちは。貴方が魔術師かしら?」
ダメだ……ああ、前言撤回だ来るならば戦闘力の低いアサシンやキャスターでよかったのに
よりによって……
「せ、、、」
「せ?」
「世紀末覇王だーーーーー逃げろーーーーーー」
「貴方!初対面の乙女になんて物言いなの!」
ステゴロ上等のマルタさんだった
「マスター何をそんなに怯えて……」
「我らにお任せを」
と二人の竜牙兵がかかんに立ち向かうが
「いきなり女性に暴力とは野蛮ね、セイッ、オリャ!」
「「グホアアアアーー」
そしてエジプトの壁画のごとく壁の中にいる状態になるのだった
「囲めーーーーー後方から弓兵を!いや、バリスタを持ってくるんだ!」
自身の持っている宝石魔術で何重にも結界を張り少しでも時間を稼ごうとするが
「面倒だわ。セイッ」
正拳突きひとつで意図も簡単に破られるまずい、今はロムルスもジークフリートも動けない。しかし、彼女を止めるすべが我らにはないのだ………詰んだ。
その絶望までのプロセスの途中でもサイと同等(800㎏)ある竜牙兵が盾ごと吹き飛ばされいく
「諦めてたまるか!周りからもっと戦力を集めるんだ。生き残るぞ、行くぞ皆突撃!」
背中からボウガンを手に取りマルタに標準をあわせようとしたその時
すぐ近くで膨大な魔力を感じると同時にどんどんと自分から抜けていく
慌ててその方向を振り向くと、そこには
一組の竜牙兵達(骨と筋肉)がいた。
そして、彼等ははっきりと
「行くぞ、兄弟!合体だ!」
そう告げたのだった。
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