漸く終わったぞーーーーーーーーーーーーー
そして、しばらく見ていないうちにお気に入りが凄い事に………ありがとうございます
レフ討伐未遂事件から1週間後……
カルデアの爆発による被害は大きく、大量の瓦礫は竜牙兵達の人海戦術によってなんとかなったが。
損傷した機器の整備や修理は余り進んでいなかった……
これに対して竜牙兵を冬木に派遣し瓦礫に埋まった金属や食料を人力で掘り出す。まさに都市鉱山のような事をしてカルデアに資源を供給するなどカルデアの運営に貢献していた。
しかし、カルデアのなかには彼等に疑念を持っている者達もいる…
それは当然であり必用な事だ
彼等は余りに旨く動きすぎた。
まるでこうなることがわかっていたかのような装備や行動ははっきり言って異常である。
しかも素性がはっきりしない、あんな竜牙兵を使役するとなれば魔力と回路ともに相当な実力者であり必ず有名なはずだ。
しかし、誰も知らない……
オルガマリー所長に聞こうにも彼に関する話題になると露骨に話をそらす
怪しすぎるだろこんな奴は
レフとは敵対しておりカルデアへの献身も彼等がいなければ成り立たないこともわかる
だが、せめて目的ぐらいは知っておきたい
「彼等が夜中に集まって何かをしている?」
マシュとロマニが会話をしているとマシュが気になる話題を持ちかけてきた。
彼……名前や出身地などのプロフィールが皆無と言ってもいいほどで。正体が全くわからず何時の間にかカルデアに居た謎の魔術師である
高度なルーンと鉱石魔術を得意としてあの世紀の天才でも引くレベルの礼装をつくり。よくわからない筋肉の軍団を率いている。
世界がこのような状態でなければ時計塔の魔術師全員での封印合戦が起こりうる存在だなのだが……しかし、それをもって行っているのはカルデアの補修や物資の供給などで………例えるならロードエルメロイが無償で善意でタダ働きをしているようなものであり魔術師としては本来はありえない事なのだ。
コレが所長との何らかの契約によるものかそれとも別の狙いがあるのか確かめる必要がある。
「はい、ドクター。この頃夜遅くに筋肉さん達と先輩が食堂の方に歩いていくの見かけます」
人目を避けている?彼は今まで自分の魔術を平然と人前で披露している。魔術師にとって最も秘匿すべきものは魔術である。それなのに人目を避ける……魔術以上に重要な隠し事が存在するのだろうか?
「そうか………」
確かめなければ……
「どうしたのですかドクター?」
「いや、彼等についてね」
「先輩がどうしたんですか?」
「彼は何者なんだい?生きている端末から確認したんだけどカルデアの名簿には彼の情報はない。というより名前すらも不明となるとね」
「確かに……でも!」
自分の言葉にマシュはショックを受けているようだ。
それは仕方がない。
マシュは彼には何度も助けられている。
その恩人が疑われていると知ればいい気もちには決してならないはずだ………
「わかっているよ、彼が悪人では無いことぐらい。レフとも敵対しているみたいだしね。でも少しは彼の事を知っておくべきなのではないかな?」
「確かに……わかりました」
マシュは自分の説得に応じてくれて今夜にも彼等の調査の開始が決定した。
某日午前2時カルデア通路
夜更けにマシュは英霊の姿ではなく白衣の姿で通路に立っていた。
「マシュどうだい?」
「機器に異常はありません、良好です。しかし、此処には何かあるようです……」
「此方からはカメラの映像や観測でサポートしていくよそうだね此処だけが竜牙兵の数も頻度も桁違いだ」
レフがテロをしてからずっと夜間(太陽見えない地下工房だけど)は竜牙兵達が警戒して巡回をしている。
それは有難いのだが何もない食堂にカルデアスと同等レベルの警戒……何かある
「ドクター………」
「うん、どうしたんだい?マシュ」
「やっぱり盗聴はまずくはないでしょうか?」
やはりマシュは良識的に拒否感があるみたいだが行ってもらうしかない。
デミサーヴァントとしてマシュは身体能力が向上しているし。僕が行ったとしてもすぐにへま踏んで筋肉地獄行きが妥当な所だからだ
「仕方がないじゃないか……所長は何も教えてくれないし彼に聞こうにもはぐらかされたし」
「わかりました。では、これより開始します」
「頼んだよ!」
そう言い終わった後にマシュはゆっくりと歩き出した
時おり回ってくる竜牙兵をかわしていくのだが……
「ドクター!ドクター!」
「どうしたマシュ?」
「ほとんどの見張りの筋肉さん達が訓練をしていたりお互いに向かって変なポーズをしているのですが……何かの魔術儀式でしょうか?」
「刮目せよ我が至高の肉体を!」ムキムキ
「おお、なんと凄い腹筋の割れ目素晴らしい」
「我もああなりたいものだ……」
「よし!皆で腹筋だ!」
「「「おうよ!」」」
「唐突に全員で腹筋を始めました……全然警備になってません……」
「うああ…警備ざる過ぎじゃないか……大丈夫それは彼等の特性のようなものだから」
案外楽勝かもしれない……
「ええ……」
…………………………………………………………………
「もう嫌です!ドクター帰りましょう!」
マシュはどうにか食堂近くまでこれたのだが……途中で倒立状態で通路を全力疾走する竜牙兵や奇声を上げながら前転を繰り返す竜牙兵、通路でポーカー大会を開催している骨の方の方々など子供真っ青な現象が多発していた。
唯でさえ暗闇で見る筋肉ダルマや骨は恐いのにそれが動いて喋ってポージングしだす。
下手なホラー映画より恐い………
「マシュ……気持ちは分かる。いつからカルデアはこんな魔境じみた場所に……。けど、なおさら確かめなくちゃ。どうにかして彼等の話が聞ける所にまでいけないかい?」
「わかりました。調理場へ潜入します」
勇気をふりしぼり食堂の裏手に回って事前に準備していた鍵を使って調理場へと潜入する。すると彼等の会話が聞こえてくる
「どうやら、会議のようです」
「会議?内容は?」
「ドクター静かにしてください」
「これより第五回定例会議を始める!」
「「「「「おーー!!」」」」」
「では、まず施設課」
「現状ではカルデア内の瓦礫の撤去はほぼ終わっています。しかし、扉や通路などからくりがない所はどうにかなるのですが機械となると難しいです!」
「ダ・ヴィンチちゃんは?」
「気分じゃないそうです」
「あの変人発明家……わかった。次、資源課」
「はい、只今冬木にてリサイクル可能な資源や機械部品を多数の兄弟達が掘り出しております!しかしながらこの頃、何かライオンと蛇が混ざったような怪物の襲撃が増えてきております!!」
「戦闘課から何人か送る」
「ありがとうございます」
「人事課から報告します!今回冬木にて十五人の新たな兄弟をスカウトしました!!」
「そうか、これからもっと戦力がいるからこれからも頑張って」
「は!ありがとうございます!」
「戦闘課より報告!今回入った新たな兄弟達の訓練が完了しました!!」
「ありがとう。前から気になってたんだけど君らって訓練したら筋肉増えるの?てか、成長するの?」
「筋肉の張りが違うのです!」 「そうだ!」
「fなんてあんなにたくましくなったじゃないですか」
「……そう言えばそうだったな。最後保安課」
「現在は一応兄弟達が見廻りをしていますが特には……あ!」
「どうしたんだ?」
「数名の兄弟が先日オルガマリー所長によってボコボコにされています」
「……何があった!!」
「先日兄弟が巡回をしていた所、夜中に通路で寝間着姿の所長を発見いたしまして。不審に思って声をかけた所しばらくしてから突然泣きながら攻撃されました」
(((あ、察し……))
「所長……」「所長ェ」「マリー……」
「わかったこのことは彼女の名誉のためにも今後触れないように」
「「「「「了解!!」」」」
「どうやら普通の会議みたいですよドクター」
「構成員の九割が魔法生物の会議は普通じゃないと思うんだけど……今の所は大丈夫だね……」
そう言うロマニの声は何かが引っ掛かったような感じだった。警戒の割りにしている議題が普通過ぎるからだ
「続いてが本題だ!」
やがて議題は重大そうな雰囲気になるが
「ゴクリ……」「先輩……」
「いかにしてオルガマリーをぼっちから脱却させることができるかだ!」
「……はい?」「あい?」
余りに意外な事だったので思わず声を漏らしてしまった
「今何か声がしなかったか兄弟?」
「確かに」
「フォウ!フォウーー」(声真似)
とっさにマシュのフォローが入る
「なんだフォウか……続けるぞ。現在オルガマリーはカルデア内で孤立している」
「飯時も一人だよな兄弟!」「ああ…不憫な事だ…」
「保安課の兄弟から部屋から夜泣き声が聞こえるとも聞いたことがある…」
(所長……)
「これはオルガマリーの態度……なんというか本来の姿である臆病で小心者のオルガマリーに無理矢理とってつけたような強気で高飛車な言動が原因だと思わるが…いつか絶対に壊れる……それを予防するためにまずはぼっち脱却の方法を考える!」
「「「「よし!ならば筋肉だ!」」」」
「な・ん・で・さ!!!!」
「訓練をすれば仲間は増える!」 「筋肉があれば人が集まる」「同じ釜の飯効果は凄いのです」「自他共栄だマスター!」
「「「「なので所長に筋肉を!!」」」」
「却下だ!やめろ!」
「「「「その通り!」」」」
「ん?」
「「「資源課 施設課としては提案を否決する」」」
「「「「なぜだ!」」」
「お前達は戦から帰ってきて筋肉に迎えられたいか?」
「そうだ!」「女性はそうでなくては」
「何を言ってる今は戦時!筋肉は必須!」「仮に魔術師が筋力で襲ってくるなど考えられん!」「ここに敵がくるとか敗北寸前だろ!」
「戦場に来ない腰抜けめ!帰れ!」
「ならば!お前を打ちのめし人事を変えてくれる!」
「「表に出ろ筋肉野郎」」
(どっちも筋肉なんだけどな……)
「一回黙れお前ら!!前回の悲劇を忘れたのか?」
「「「「「「…………」」」」」
(前回……あったのか?)
「前にそう言って勝手に行動しただろ……しかも所長とマシュを二人きりにするとか……最悪な事を」
彼がそう言うと竜牙兵達が静かになった。そして、
「あれは……やはり女子同士の方が何かと……」
「年も近そうでしたし……」
(……マシュあったのそんな事?)
(はい、ありました。まさかこんな裏舞台があったなんて………)
「その結果が所長が泣きながら工房を襲撃…無言で大量のガンドを打ちこまれ……」
「あれは怖かった…」
「気が付いたら横の兄弟が壁にめり込んでた怖い」
「扉がボロボロになっていく……所長コワイ」
(いったい何をしたんだ…所長……)
「ではマスター何かお考えで?」
「お菓子で釣るか………」
((だめだこいつらどうにかしないと))
「また、ボコボコにされる姿が目にうかぶのですが」
「だよな………」
全く隠れてこそこそ何をしているかと思えば。彼等は何も企んでいないし、それどころか所長のケアまでも気を配ってくれている………君は本当に魔術師らしくないよ全く
(では、ドクター。今から帰還し……フォウさん?どうしてこんな所に……)
モニターには何時の間にかいたフォウが此方をじっと見つめているのがうつっている。
そして……
「キュー!キュー!キュー!」
突然甲高い鳴き声を発した。
(フォウさん?なに「今のはクッキー三枚で買収したフォウの警戒音!誰かいるぞ!」
「保安課なにやってた!」
「まずい……今の会話がもし所長にばれたら……」
「マスターどうすれば!」
「……残念だが。ローマ面に落ちてもらおう!」
「「「「「「追えーーー」」」」」」」
(……マシュ逃げて!今すぐ!)
(もうしてます!あっ通路が……きゃあああああああああああああああああああああ………プツン)
(マシュ君の事は忘れない……僕も逃げないと〈ドン!〉……ドン?)
モニター室から移動しようと椅子から立ち上がり扉に向かおうとすると何かにぶつかった……
「あのう……どいて頂けますか?」
「ローマ!!女児を戦場に送り出し後方の安全な所で見ているだけの男児がいると聞いてな……」
「そうですか……ではロムルス様。僕はこれで…」
会釈をして逃げようとするが……
「おまえも立派なローマ市民にしてやろう!」
「遠慮します!………待って!担がないで!」
「心配するな……3ヶ月もすればガリアの蛮族とも渡り合える。屈強な市民になる」
「う、うあああああああああああああ………」
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翌朝カルデア食堂
「おはよう!マシュ!ロマニ!」
「「ローマ」」
「………どうしたの二人とも?」
「「ローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマローマ」」
「誰かーーーーーー」
本編とは関係ないが……
魂(先祖)の物質化(結晶)………第三魔法
平行世界への移動(転生)………第二魔法
赤悪魔とロリブルマがタッグを組んで襲ってくるぞこれ
やったね(白目)
ローマ市民
ローマ市民にとっては徴兵は名誉なことである。
ローマの為に戦があれば勇んで駆けつけローマ軍団の主力兵士へと変貌する。
はっきり言って動員数がヤバイ!ちなみに装備は自前
また、評議員選挙の評価項目のなかにどれだけローマのために戦ったかがある。(傷がない人は当選しない)
さあ、ローマは君を必用としているぞ!!
(3ヶ月後……そこにはスケルトンと戦う元気なロマニの姿が……)