鎮守府別館、上級用艦娘浴場。ここは練度の高い艦娘たちだけが利用することのできる浴場で、一般大浴場よりも小さ目な作りは、多感な乙女たちのプライバシーの保護に一役買ってくれる頼もしい場所である。故に、ここは選ばれた艦娘しか利用ができず、新人たちには憧れの的となるある意味の秘湯であった。
そんな選ばれし上級艦娘浴場の脱衣所にて、今まさに出撃任務を終えて帰ってきた第六駆逐隊の面子が早く汗を流そうと着ていた洋服に手を掛けたところだった。かれこれこの鎮守府に配属されて三年、彼女たちの練度はいずれも最強レベルにまで達しているから、この浴場を使う権利は当然のごとくあった。
「あーもう、あのル級の砲撃おかしいわよ。なんであの距離で防御装甲が歪むのよ」
と、ぼやきながら制服を脱いだのは特Ⅲ型一番艦の暁である。今日の任務で遭遇した戦艦ル級エリートの至近弾を受けた際、とっさに腕のシールドで衝撃波を凌ごうとしたのだが、その衝撃波だけでシールドが歪んだのだ。
「敵の砲弾にも新型が採用されたと思います。この件は既に司令官に報告済みなので、私たちは対策を待ちましょう」
後頭部の髪留めを外し、束ねていた髪の毛をしゅるりと解放したのは電である。
「けど、皆軽い損傷で済んだから儲けものだよ。新人の艦娘だったらただじゃ済まなかった」
響がスカートのチャックを下し、続いてセーラー服を脱いで下着姿になると、衣服を丁寧にたたんでかごの中に入れた。
「そうね。この先遠洋航海に行くときは索敵用に重巡クラスや空母を導入した方がいいわね」
そしてたった今ブラジャーのホックを外し、全裸になったのは第三期第六駆逐隊旗艦にして秘書艦、そして提督と唯一ケッコンカッコカリを結んだ特Ⅲ型駆逐艦三番艦の雷である。
「あれ、雷胸のそれなに? 虫刺され?」
と、暁が雷の左胸元にある痕に気が付く。雷は目線を落とし、暁の指摘する箇所を確認する。確かに虫刺されのような痕があって、いつの間にこんなのができたのだろうと模索し、そして昨日の晩を思い出して雷は赤面した。
「あっ、いや、これはそうよ、虫刺されよ!」
「司令官のキスマークだね」
「キャーーーー!!」
誤魔化す雷の横から、響から容赦のない正解発表がされて思わず雷は悲鳴を上げ、響を除く全員が赤面した。
「キキキキキ、キスゥ!?」
暁が素っ頓狂な声を上げて、電はあちゃー、と頭に手を当てる。図星だった雷は思わず響の肩をがっしりと掴み、前後に大きく揺らして叫んだ。
「響、あんた何で余計なこと言うのよぉ!!」
「そのほうが面白そうだったから」
ぐっと親指を立てる響の表情は誇らしげである。しかし暴露された雷としてはたまったものではない。間違いなく暁が何かとうるさくなると知っているからだ。現に、うるさくなった。
「そ、そんなところにキスって、ハレンチよ! 司令官も雷も何やってるのよ!」
「セックスに決まってるよ姉さん」
「知ってるわよそれくらい! 私が言いたいのは、まだそういうのは早いんじゃないかって話よ!」
「姉さんは知らないかもだけど、司令官と雷は結構してるよ」
「ぴーー! ちょっと雷、あんたそういうのはまだ早いわよ、何してんのよ!」
「ちょ、暁には関係ないでしょ! 響、なに話をこじらせてるのよ!」
「面白そうだったから」
「もうっ! 知らない!」
雷はプンプンと頬を膨らませて浴室に入る。暁が一歩遅れて入り、響と電が続く。シャワールームに横一列で並んでお湯をかぶるが、暁は雷のキスマークが気になる様子で、響がぽろりと助け舟(?)を出した。
「ハレンチとは言いつつも、姉さんだってどういうことなのか気になるんでしょ?」
「べっ、別にそんなんじゃないし……」
シャンプーで髪の毛を洗いながら、暁は目を反らして興味なしの意思表示をする。が、響はすぐに嘘だと気が付いたから、暁がおそらく聞いてみたいであろうことを雷に聞いてみることにした。
「で、雷。実際司令官と一緒に寝るときはどうなんだい?」
「それ答えないといけないのかしら」
「私だって女だ。身近に肉体的接触をした人がいるのなら気になるものさ」
雷はしばし思考する。確かに響のいうことはもっともだ。思春期真っ盛りの女の子が集まる鎮守府で、色恋沙汰の話は艦娘たちの貴重な娯楽の一つだ。そんな中、この鎮守府の最高司令官と秘書艦が体を重ねているということを知れば、聞いてみたくなるのも通りである。
「ノー残業デーなんて口実を作って、二人きりで夜を過ごすくらいですからね。二人はラブラブしてるのです」
「電、あんた余計なこと言わないの!」
「ちょ、ノー残業デーの口実って何の話!?」
「お熱い感じかな」
「お熱い感じなのです」
「長女の質問に答えなさい妹たち!」
これはダメだ。ついに電にも裏切られてしまい、暁もどちらかというと向こう側。こうなってしまったら雷は観念するしかない。ただ、今すぐ答えろと言われてもどこから手を着けたらいいのかわからないので、一先ず時間がほしいことを訴える。
「分かった、分かったわよ。私が言える範囲で良いなら教えてあげるわよ」
「よかったね、暁」
「だからなんで私なのよ!」
とは言いつつも、暁はそれ以上反論めいたことは言わずに無言になったから、彼女も気になるのは間違いないのだろうと予測が行く。
シャンプーとボディソープを終え、湯船に入った一同は雷を取り囲む形で陣形を組み、それではといった様子で第六駆逐隊旗艦からのお言葉を待った。
「それじゃあ我らが旗艦殿、どうぞお願いします」
と、響が取り仕切る形で雷に言葉を促した。さてどうしたものかと雷は考え、こんな事態に陥るきっかけになった胸のキスマークを作られた昨晩の営みに触れることにする。
「そうね……じゃあこのキスマークのやつね。単刀直入にいうと司令官おっぱい好きなのよね」
「俗にいうおっぱい星人かい?」
「うーん、そうかもね。ただおっきいのが好きってわけじゃなくて、本当に私の胸が好きみたいなの。隙あらば揉むなり吸うなりって感じ」
むにむに、と雷は提督と初体験をした時よりもしっかりと膨らみ、丸みを帯びた自分の胸を揉んでみる。昨日触ってもらったときは、「少し大きくなったな?」と提督に言われて嬉しかった。そういえばその直後に提督が胸に吸い付いてきた。事の発端のキスマークはあの時に作られたものだ。
「で、雷は胸で感じる方?」
「まぁ、そうね。乳首とか吸われるとちょっと」
「試していいかい?」
「碇投げつけるわよ」
「冗談さ」
本当に冗談なのだろうか。響のポーカーフェイスを見破ることができる人物は暁以外そうそう居ないらしい。その暁にこれは冗談なのかどうか聞きたかったが、顔の半分まで沈み、ブクブクと泡を立てて聞かないふりをしていたから、答えてくれそうにない。
「ちなみに何回戦までやった?」
「それも言わないといけないのかしら……今日の出撃を考えて、二回戦くらいよ」
「ノー残業デーの時は?」
「…………最高で、五回かしら」
「ハラショー」
ぱちぱちと手を叩く響。いい加減この公開処刑から解放されないものだろうかと思う雷ではあったが、見てみると暁の顔が浮上していて結構聞き入ってる様子だった。電に関しては、時折彼女に相談なりなんなりをするのである程度は知っているから、特に表情の変化はなかった。まだまだ終わりそうにないのは明白だった。
「じゃあ次。司令官の主砲はどれくらいの大きさだい?」
「ちょ、それまで聞くの?」
「当然。ちなみに日本人男性の平均はざっと16cmって聞くね」
「あー、いや、それより大きいわ。というか結構すごい……って、何言わせんのよ」
「司令官の主砲は41cm主砲並みっと」
「その情報集めて何に使うのよ……」
「内緒」
悪戯っぽく笑う響は、口を割りそうになかった。そのまま質問が続行され、今度は初体験の話にまで及んできた。
「初めては痛かったの?」
「そりゃあ、ねぇ。まだ12の時だったし、司令官のは大きいしで結構大変だったわよ。けど慣れって怖いものね、三回目か四回目あたりからは平気になって、それ以降はもう断然気持ちよく」
「意外と司令官ってテクニシャン?」
「私以外の女性経験もあるから、持っててもおかしくないわね」
その後も、響による尋問はしばしの間続き、あきらめた雷は自分のことならそこそこに話すようにした。やれ中で出しているのかだの、やれ執務中にしたことはあるのかだの、やれ秋祭りの際はいったい二人でどこに行ってただの、根掘り葉掘り聞かれまくった。
「……あ、のさ。一つ気になったんだけど」
と、そんな中それまで沈黙をしていた暁がようやく口を開き、一番艦を除く三人の顔が一斉に動いた。
「胸って、揉めば大きくなるっていうけど、雷も実際それで大きくなったの?」
全員が「あー」といった顔になる。これはよく聞く話だ。特に思春期に突入した乙女たちにとって、バストアップは女磨きの一つとして捉われることは多く、暁もどちらかというとそちら側である。己を磨くためならあらゆる努力を惜しまない少女たちは、メイクに力を入れるものもいれば、体系の維持に力を入れるもの、そしてバストアップに力を入れるものと様々な方向に分かれる。そして、いずれにもわずかな可能性があるなら努力を惜しまないものである。
「うーん、関係ないわね。もし揉めば大きくなるって言ったら、私はもっと胸が育ってるわ。今くらいでやっとCカップに届いたかなって感じ。というか、暁って私よりも胸あるじゃない」
「あ、いや……その」
「姉さんは時々一人で胸を揉んでるからね」
「だから、響はなんでそんなこと知ってるのよ!!」
ざばぁ、と湯船から勢いよく立ち上がる暁。しかし湯船から立ち上がるということは体を隠すものは何もないわけで、三人の目の前には暁型一番艦のそれなりに育ったバストが露わになっていた。脱衣所でも見る機会はあったが、改めて見るとやはり立派な大きさである。雷はそのバストをみて思わずうなる。形の崩れていない、大きくて美しいお椀型の山脈がそこにあった。
「ふーむ。良い形をしているわね」
「うん。さすが努力家の姉さんだ。いよっ、一人前のレディ」
「え、そう? そうよ、私にかかればこれくらいのレディ力を鍛えることくらい簡単なことよ」
響に褒められた暁は、すぐにご機嫌な顔になって得意げに胸を張る。ああ何ということだ、ここに来たばかりの時は張る胸もなかったというのに、今や胸を張るとたゆん、と揺れてしまう。
すると得意げな表情をしている暁の背後に、響が音もなく忍び寄り、そして容赦のないパイタッチを後ろから行った。というかタッチなんてレベルではない、鷲掴みである。
「ぴぃぁぁああーーーーっっ!!?」
もみもみと響は容赦なく暁の胸を揉みしだく。響の細い指が簡単に沈みこんでしまうほどの柔らかさは、雷も思わず触ってみたいと思うほどであった。
「ちょっ、ひびっ、き、だめっ……そんなに、さわらない、でっ!」
「いい反応。指がしっかり沈むね」
「人の話をっ……んあっ」
むにゅむにゅと容赦のない揉み方は、それなりにテクニシャンのようで暁の顔が先ほどよりも紅潮していた。雷と電は、ごくりと唾を飲み込んでその響のテクニック、そして女の顔になっていく暁の姿に見入った。
「はい、今日はここまで」
(今日、は!?)
ほいと手を離す響。ようやく解放された暁は息を荒くしながらもどうにか踏みとどまっており、ゆっくりと湯船に沈み込む。きっ、と響に反抗の目。「後で覚えておきなさいよ」と言いたそうな目であるが、対する響は顔こそ無表情だが逆に喜んでいるような、そんな目をしていた。
(ねぇ電、響の顔無表情ではあるけど、あれ喜んでるわよね)
(たぶん『ああ、そんな目を向ける姉さん、かわいい』と思っているのです)
事実、響はそう思っていた。キラ付けができそうな彼女の眼差し。しかし、雷は自分へのロックオンが外されたことのチャンスだと、自分のことを忘れさせるべく話題を作る。
「響はそんなに胸の大きさこだわらないのね」
「ん、まぁ私はこのままでもいいかな。確かにより大きくなった女性の胸というのは魅力的だし、揉んでみたいとも思う。けどそう思ったら姉さんのを揉んでるから足りてる」
「あんたいい加減にしないと怒るわよ!!」
いやまて、否定はしないのはどういうことだと雷は思ったが、下手に足を踏み入れると今度こそ暁が怒りかねないので聞かなかったことにしておいた。
「ほ、ほら、暁落ち着いて。実際、響のカップはどれくらいなのよ?」
「まぁ、限りなくBに近いAだね」
「正確なカップは?」
「計ったことないね」
「え。それじゃあブラを選ぶときは?」
「なんとなく」
「えーっ! そんなんじゃダメよ! 胸っていうのは小さくでもしっかりとサイズの合ったものをつけないと、型崩れして見栄えが悪くなるわ。よし、今度の休暇、みんなでランジェリーショップに行くわよ!」
「いや、私はそんなに……」
とはいう響ではあるが、割とみんな乗り気のようで、暁も「たしかに響のあの下着のセンスはないわね」とまで呟いていた。思わぬ姉からの一言に、響は口をあんぐりとあけて呆然としてしまった。ちょっと面白い。
「…………まぁ、胸の話をするとなると、やっぱり罪深いのは」
雷は電に顔を向け、暁と響も同じく視線を向ける。三人からじっと見られる電は、とっさに自分の胸元に手を当てて隠す。
「いなづま~、知ってるわよ。この前新しい下着買いに行ったとき、サイズ計りなおしているのを」
「は、はわ……なんのことでしょうか」
「はい、これ写メ」
響がどこから持ち込んだのか、防水のスマホを取り出して電に見せつける。そこには店員にメジャーを巻かれ、バストのサイズを確認しているつい先日の電の写真がそこにあった。当然、ブラも何もつけていないため、世の男性諸君が見たら絶叫間違いなしのお宝画像である。
「ひひひひ響ちゃん、それ一体いつの間に!?」
「私の特技は隠密行動」
再び渾身のサムズアップをする響。雷と暁もうんうんと頷き、電に逃げ場はないと威圧をかける。暁型三人の羞恥をさらされた今、残る一人にも容赦ない公開処刑を下すのだ。
そして三人が電のバストに注目するその最大の理由。それはなによりも、暁よりも上回るその大きさだった。ちなみに去年のデータでは、E75。では今年は?
「…………E80になったのです」
「でかいっ! 説明不要!!」
響が握り拳を作る。湯船に半分つかり、北半球しか見えない電のバストではあるが、腕の隙間から見える確かな谷間は本物で、水中に沈む南半球の世界は想像以上に広い。
「背を高くしようとして牛乳を飲んだら、こっちに溜まったのね」
暁がつんつんと電のわずかに見える乳房をつつき、その柔らかさを確かめた後、もう一度自分の自慢であるDカップのバストを揉んでみる。小さくはない。ないのだが、圧倒的な存在が目の前にいるとやはりへこんだ。
「どうせなら、もうちょっと背の方に栄養を回してほしかったのです」
しょぼん、と諦めた電は胸元を隠していた手を下す。湯船に浮かぶその二つのバスト。聞いた話では15歳で胸の成長は停止すると聞いたことがあるから、四人はこの後の人生このサイズのバストで生きていくことになるのだろう。
「制服も三回変えたしね」
雷もふにふにと自分の胸を揉む。どうせなら提督の逸物を挟めるくらいのものがほしかったなと思う。せめて暁ほどの大きさがあれば。
「でも、大きければなんでもいいってわけではないわよね。私ですら夏場とか汗がたまって大変だし」
「あ、それ分かるのです。念入りに洗わないと臭い残っちゃいますしね」
「この前私が買った制汗スプレーお勧めよ。お値段の割には効果も長いし」
「それって例の新商品の?」
「そうそう。鎮守府の売店にも売ってるわよ」
と、巨乳組で進むトークに響と雷は置いてけぼりを食らう。雷はちょっと濡れタオルでふくくらいで十分なのだから、二人の言う谷間に汗がたまる状況が理解できなかった。響も同様である。
「……今からまた大きくならないかしら」
「諦めよう。私たちの胸は今後大きくなることはない」
雷は、今一度自分の胸を揉み、もう少し欲しかったなと改めて思った。
*
「ええ? 胸は大きい方がいいかって?」
入浴を終え、提督の私室に戻った雷は先ほどの会話の一部を提督に話した。雷として気になるのは、実際電並みの大きさがいいのかどうかであり、もしそうなら無駄な抵抗とは理解しつつも、もう少しバストアップの努力をしようと思っていた。
「うん。正直にでいいわ」
じっと見つめる雷の眼差しは、気づかい無用の顔であった。この場合変に気を使うとむしろ怒らせてしまうのだから、提督は正直に答えることにする。
「そうだなぁ。まぁ、男としては大きい方ができることもあるだろうし、何よりも胸にはさまれるというのはめったに経験できないことだからどちらかといえば電くらいあったら嬉しいな」
「そう……よね……」
しょんぼりと沈む雷。気づかい無用とはいってもやはりその手の言葉が出てくるとショックなのだろう。だが、提督は雷がこうなることを予測していたから、すぐにフォローに入った。
「ったく、分かりやすい奴め。忘れたのか、俺はお前の体に惚れたわけじゃないんだぞ」
「あ……」
「たしかに胸も魅力の一つだ。だが、大きい方がいいってなるなら、俺はお前と同時期に艦娘になった潮や村雨あたりを好きになってるぞ。けど、俺が好きになったのは、健気でいつも誰かのために頑張ってて、dめおそれが時々あぶなかっしいお前を守りたいと思っていたら、いつの間にか惚れこんじまった。結局好きになっちまうと、体なんて二の次なんだ。じゃなきゃ、ここまでやってこれないさ」
雷はそうだったと思い出す。この人もなんだかんだで自分のことを放っておけない、お節介な人だったなと。自分の舌質問は無粋であった。
「……そうね。その通りだわ。ごめんね司令官」
「ま、お前くらいの年頃だと、多感になって不安に思うことも多くなるだろうしな。不安になったら何度でも聞きに来い。その度に安心させてやる」
ああ、ずるい人だ。自分の不安を一切合切取り除いてくれるこの笑顔にまた自分が惚れこむのが分かった。
第三期第六駆逐隊旗艦雷。彼女はまた明日も戦場に身を投げ込む。仲間たちのために、家族のために、そして愛する提督のために魂を受け継がれた鉄塊を背負い、海へと向かう。