蒼穹のハイスクールD×D   作:獣耳が大好きな新月

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『ザルヴァートルモデル』
第一研究所で研究されていたファフナー。
ファフナーは◼︎◼︎◼︎の欠片がコアとなっていてそのコアが何かを学ぶことで禁手にさせるというものがあった。
ザルヴァートルモデルはその一つで第一研究所のマークアインとマークエルフに偽装されていた。
弥羽がユメで見た少女がそのコアだとおもわれる。



誕生〜そんざい〜

side弥羽

今日もマークニヒトを探していると空気が変わったような気がした。

これは……蒼士!!

オレは空気が変わった場所に行く。

するとそこには、イッセー先輩たちとそして禍々しい気配を持つマークニヒトがいた。

「……蒼士ー!!」

オレはファフナーを纏ってマークニヒトにくらいつく。

「……やはり来たか!アルヴィスの子よ!!」

搭城にワームスフィアを投げるのを止めて此方に向かってくる。

そこに向けてマークエルフのレールガンを放つ。

だが、ニヒトの前に現れた謎のフィールドによってレールガンは弾かれた。

「その程度か?」

「蒼士!!」

レールガンを投げるがそれもフィールドで斬られる。

だが、それで良い!!

意識がずれた一瞬でルガーランスを喚び出す。

「うぉぉぉぉ!!」

無意識に声を出す。

そして、オレのルガーランスはマークニヒトの身体を貫いた。

「これで……終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ルガーランスの刀身が半分に割れそこからプラズマが迸る。

そして、ルガーランスからエネルギーが放出され終わったかのように思えたが

「無駄だ、お前では我々を滅せない」

マークニヒトを中心に黒い球体がオレとニヒトを包む。

 

side小猫

私に向かって黒い塊がとばされそうになったとき、彼は現れた。

でも、それは私のためでない。

彼は自分の目的のために戦っている。

そして、彼とニヒトを包むように黒い球体が現れそれが消えると、そこには誰も居なかった。

その光景を見て唖然としていましたがコカビエルたちが再び移動し始めます。

それを見て我に返って私達はコカビエルたちを追おうとしてー。

 

sideイッセー

部長に怒られた後俺たちはコカビエルの奴に宣戦布告された。

駒王町を破壊する?そんな事させるかよ!!

とまぁ、いき込んできたのはいいんだけど。

「……何で居るんだよ早瀬」

「はぁ?俺がいたら不味いのかよ」

「そうじゃないけど、多分お前を守れないぞ?」

「守る?お前が?無理だね。それに俺は……正義の味方だからな」

「またそれかよ」

隣に居るイケメンの所為で緊張できない。

早瀬浩一。

駒王学園二年の問題児で進路調査票で『第一希望正義の味方』『第二希望正義の味方』と書いた奴だ。

それだけでなく他校の不良を懲らしめたりして駒王学園で知らぬ者なしと言われている人だ。

そういえば弥羽と一緒にいた時もあったな。

とくだらないことを考えていると校庭についた。

そこにはバルパー・ガリレイの姿があった。

あのジジイ、何をするつもりだ?

そう考えていると隣の早瀬が不敵な笑みを浮かべる。

「おいおい、エクスカリバーを一つにするってバッドな展開じゃないか」

なっ!?エクスカリバーを一つにって、やばくないか!!

「ほお?中々に鋭いな人間。ところで」

そう言って空から飛んできたコカビエルは早瀬に目を向けてからオレたちの方に目を移す。

「サーゼクスは来るのか?それともセラフォルーか?」

「お兄様とレヴィアタンさまの代わりに私たちがー」

風切り音の後爆音が辺り一帯と共に広がっていく。

その方向を見るとさっきまであった体育館が跡形もなく消し飛んでいた。

「つまらん。まあいい。余興にはなるか」

そう言うとコカビエルは指を鳴らす。

するとそこから首が三つある大きな犬ってー。

その姿を見て驚く俺たちとは対照的に早瀬は

「おいおい、あいつは堕天使の中でも強くてオマケにケルベロス?はは!ナイスな展開じゃないか!!」

いつもと変わらねぇなお前!!

「よし、いっちょやりますか」

その言葉と共に早瀬の姿が変わっていく。

白い、鬼のような姿をした物に。

何だよ、あれも、ファフナーか?

「じゃあ、さっさと終わらせてやるぜ!!」

 

side弥羽

マークニヒトと共に飛ばされて来たのは駒王学園の裏だった。

「返せ!!蒼士を返せ!!」

ルガーランスを叩きつけるようにマークニヒトにぶつける。

だが、マークニヒトは何もせずにただオレを見てそして、ワームスフィアを飛ばした。

身体が反応できず食らってしまう。

「がぁぁぁぁぁ!!」

それでも、進まないと!!

その時、マークエルフに何かが起こった。

マークエルフの装甲が割れ始めると同時にその痛みがオレに来る。

何とも言えない痛みだ。

まるで、身体の全てが塗り替えられて行く感覚。

それが止まるとオレは困惑した。

装甲の色が変わってる。

それにこの感覚、まるでユメの中にいたファフナーじゃないか!!

「……何?貴様も覚醒したのか?」

「うぉぉぉぉ!!」

あいつが何かを言ってくるが無視する。

そうだ!今はそれよりあいつから蒼士を!!

あいつに向かって移動する。

くっ!なんて加速だ!!

マークエルフの時より身体にしっくりくると同時にとてつもない性能を感じる。

マークニヒトに組み付きワイヤーアンカーを射出する。

ワイヤーアンカーは全てマークニヒトを貫く。

まだだ!!

ホーミングレーザーをマークニヒトに当てて行く。

「うぉぉぉぉ!!蒼士を!!蒼士を、返せぇ!!」

「我々はこれ以上分岐を許さない」

そう言うとマークニヒトを中心に赤い何かがファフナーに取り付く。

「貴方は……そこにいますか?」

マークニヒトからそんな問いかけが聞こえてきた。

それと同時にオレの意識は落ちた。

 

side浩一

グレモリー達は凄え。

春に見た時は強そうにも思えず、成長の見込みもないと思ってたけどーへぇ、強いな。

今の奴らは強い。

ケルベロスごときに若干苦戦してるけど着々と倒していってる。

って、ケルベロスが一体そっちに行ってるぞ!!

注意しようと思ったらケルベロスの首が落ちその周りのケルベロスも全て魔剣で拘束されていた。

あっちで感動の再会をしている間に残っているケルベロスを殺していく。

それらが終わるとバルパーと木場が何かを話し始める。

あぁー、駄目だ。

こういう長い話は苦手だ。

気づいたら木場が禁手(バランス・ブレイク)してた。

えっ!?俺感動のシーン見逃してた!?

やっちまった!!

 

side弥羽

暗い。夢で見る海と同じくらい暗い。

なんだ此処は?そう考えた時

「……産れた」

「!?き、君は……?」

そんなオレの疑問を無視して少女は俺に話しかける。

「でも、まだ現れただけ。コアを生まれ変わらせるのはこれからだよ、一騎……ううん。弥羽」

「コア?……それに一騎って?……君はいったい?」

「…………」

疑問を言っていると目の前に少年が現れる。

茶髪で左目のところに包帯をってまさか。

「!?蒼士……!」

クロッシング……じゃないな。

それに、今の蒼士はクロッシングできないはずだ。

「あなたは……そこにいますか?」

その言葉と共に蒼士の手から結晶が現れる。

「!?お、おまえ!」

そして、蒼士はこっちに近づいてくる。

「一つになろう弥羽」

「蒼士……」

すると突如またあの少女が現れた。

「最初はみんな一つだった」

少女は様々な感情を持った声でオレに語りかける。

「大きくて深い場所……そこから出てくることで、みんなバラバラになった」

「同化現象は、僕たちの身体に記された遠い場所への帰り道」

蒼士がオレに言い聞かせるように言ってくる。

「けど、僕らはどこにもいないんだ。だったら、お前と一つになれる場所に帰りたい……」

「蒼士、お前……」

「同化現象は選択の一つだけれど、それ以外の方法もあるの」

少女がオレに問いかけるように言ってくる。

「私たちの身体には帰り道と一緒にこれから進む道も記されてる……あなたはどっちを選ぶ?弥羽……」

「オレは……」

その言葉が引き金となりオレの中で溜まっていたものが溢れ出していく。

「オレは、ずっと怖かったんだ!小さい頃蒼士を傷つけた自分が……だから逃げたんだ!!」

あの時もそうだ。

蒼士と共に悪魔と戦っていた時も

「蒼士がオレを憎んでるんじゃないかってオレに、戦って死ねって言ってるんじゃないかって!!」

そうだ、だからオレは消えたいと思った。

「だから今もファフナーを使ってる!!蒼士がそう思ってると思うから!!」

「蒼士はね、弥羽に感謝してるんだよ?」

その言葉に自然とオレは耳を傾けた。

「あれはあなたが蒼士を蒼士にした大事な傷、自分である証」

「けどオレは……ずっと、居なくなりたかった!オレなんか居なくなればって!でもせめて、蒼士に謝りたくて」

そう言うと少女はオレに向かって微笑んだ。

「……『対話』は自分が自分であり、他人が他人であることの証明だよ」

「対話……」

そして、少女は問いかける。

「あなたは、そこにいる?それとも……いなくなりたい?」

「オレはただ、蒼士と……」

そして、オレは叫んだ。少女に向かってその答えを。

「蒼士ともう一度、話がしたい!!」

すると、蒼士の手から出ていた結晶が砕ける。

それと同時に蒼士の身体も消えていく。

「蒼士……!」

「コアに進むべき道を示してくれて、ありがとう……」

オレは少女に疑問を言った。

「このファフナーの名前はあるのか?」

「うん。このファフナーはザルヴァートルモデルMk.Sein(マークザイン)

「マークザイン……そう言えば、君の名前は?」

「私?私はー」

その声と共にオレの意識が途切れた。

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