蒼穹のハイスクールD×D   作:獣耳が大好きな新月

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会議〜プール〜

side弥羽

人外たちを滅ぼす、その言葉はオレの胸に強く刺さった。

「それは……人外との共存を臨んでいる奴もか?」

「そうだよ、人間は人間だけで生活していけばいい。人外なんてどうでもいいだろ?」

「それは、お前の意思なのか?」

「違うよ、俺のミールの意思さ」

「お前自身の意思はないのか?」

「俺は人間で言うところの手だ。手が脳に逆らえるわけがない」

「それは違う」

目の前の人物の言葉をオレは否定する。

「今のオレは目が見えてない。でも、この手がオレに伝えてくれる。風も物もな」

「そんなの詭弁だよ!それに俺たちのミールを作った一騎だって人外を滅ぼすことを望んでる!!」

「違う!真壁一騎は共存を望んでいた‼︎」

そう言い争っていると突如目の前の人物の気配が消え始める。

「また来るよ弥羽、その時に君の考えが変わっていると嬉しいな」

「待て!!」

「俺の名前は来栖操」

また来るよと言って来栖はワームスフィアで消えてった。

 

目が完全に見えなくなった。

それをオカルト研究部に行き全員に言った。

イッセー先輩をはじめとした数人は何で黙ってたんだよ!と怒る。

だけど、何人かは覚悟していたのか重苦しい空気を出す。

部長がサポートさせましょうか?と聞いてくるがそれを断る。

大丈夫だ。目が見えなくてもオレは。

でも、みんなの笑顔が見れなくなったと思うと少し寂しく思った。

 

目が見えなくなって困ることは実のところあまり無い。

いつかはこういう日が来るとわかっていたから密かに慣れていったのだが、

「あのさ、料理くらい普通にできるよ音無」

「ごっ、ごめんね!でも、心配で心配で」

「別に良いさ、そこでも」

そう言うと音無は息を吐いた後「弥羽くん、変わった?」と言った。

「変わった?変わってないと思うけど?」

「前だったら絶対にそんなこと言わなかったよ?」

「そうなんだ。音無は今のオレは嫌いか?」

「う、ううん。……好きだけど」

「最後なんて言ったんだ?」

「うう〜、知らない!」

ぷんと音無がそっぽを向いた。

変だなと思いながら何時ものことかと思い料理の続きをする。

「音無、悪いんだけど大きい皿を出してくれないか?」

「これだね、はい」

音無が渡してくれた皿に料理を入れていく。

「ほら、搭城たちを呼んでみんなでご飯食べよう」

「うん」

音無が階段の方に行こうとしてこっちを見る。

「どうしたんだ?」

「いなく……ならないよね?」

「ああ、今はまだここにいるさ」

「……そっか」

音無はそう言うと階段を上っていく。

その後みんなでご飯を食べていたが空気は重かった。

 

次の日の朝に搭城から水着を持ってきてくださいと言われた。

水着を持って学校に行く。

何でもプール掃除をするらしくその報酬として一番最初にプールが使えるらしい。

だからかと思ったけど口には出さないでおく。

目が見えないから掃除から外されそうになったが実際に掃除して戦力として認められた。

だけど、

「なぁ、遠見、搭城別にそう見なくても良いと思うんだけど」

「……無理は禁物」

「ちょっと不安でね」

遠見と搭城という監視有りで。

確かに心配なのは分かるけどこれは。

「きついだろ」

「まぁまぁ」

プール掃除が終わるとみんなが待ちわびていたプールに入る為に水着に着替え始める。

その時に木場先輩の様子がおかしかったから逃げたとだけ言っておく。

そして、今オレは

「多分だけど足が曲がってる」

「……本当ですね。弥羽君本当に目が見えてないんですか?」

「見えてなくても手が教えてくれるからな」

搭城に泳ぎを教えている。

そう言いながら泳ぎの練習に付き合っていると背中に壁が当たる。

ああ、もう端っこまで来たのか。

そう思っていると前から衝撃が来る。

「……すみません。ぶつかってしまいました」

「別に良いさ」

そう言っていると部長がイッセーが居ないと言って更衣室の方に走っていった。

「なぁ、搭城。嫌な予感がするんだけど」

「……奇遇ですね私もです」

その後イッセー先輩を取り合って姫島先輩と部長が戦ったとだけ言っておく。

 

水着から制服に着替えてイッセー先輩と共に校門付近まで行くとイッセー先輩が止まった。

「やぁ、いい学校だね」

その声は初めて聞くけどこの気配は白龍皇!

だけど敵意は感じない。

純粋な下見か。

「お前はー」

「白龍皇ですよね?」

そう言うとイッセー先輩が固まり白龍皇!と大きな声で叫んだ。

「へぇ、気がつくとは流石だね。そうか、君があの白いファフナーの適合者か」

「だったら、何ですか?」

「いや、どおりで強そうだと思ったわけだ」

そして、白龍皇ーヴァーリと言うらしいーは強さの序列を言い始めた。

そして、オレが上位二桁に入ると聞いてイッセー先輩が大声をあげたりしていた。

しばらくすると部長たちも来てヴァーリは帰っていった。

オレはヴァーリの気配が悪魔であるのに堕天使側についていることを疑問に感じた。

 

会談のことについて早瀬先輩たちと打ち合わせのために指定された場所に行く。

目が見えないから気配でしかわからないけど多分8人くらいかな。

「悪いな弥羽。さすがに今日くらいしか集まれないからな」

「別に良いですけどメンバーをオレ知らないんですけど」

「まっ、今日はそのための会議みたいなものさ」

そう言うと早瀬先輩がこっちに来いと言う。

それに従ってそっちに行こうとするといきなり気配が変わる。

早瀬先輩?

そう思った時早瀬先輩の気配がこっちに飛んできた。

「っ!?」

咄嗟にルガーランスを出して何かを弾く。

それと同時に切っ先を早瀬先輩のもとにっていない!

すぐにそこから動きつつ早瀬先輩の気配を探る。

すると突然

早瀬先輩の気配が元に戻った。

「これで、こいつの力は分かっただろ?」

そう早瀬先輩が周りに聞くと周りの人はざわざわと騒ぎ始める。

「まぁ、良いか!じゃあ自己紹介からか!俺は早瀬浩一!」

早瀬先輩がそう名乗るとその右にある気配が前に出る。

「えっ、えっと水無月伊織です!よろしくお願いしミャす」

噛んだ。とこの場に居る全員が思った。

「三枝香澄」

「三枝和泉です」

「シュメリア・シュルグです」

この三人は知ってるけどまた会おうってこういう意味か。

「真壁弥羽です」

オレの番になったから簡潔に言う。

しかし、八人だと思ってたけど実際は五人か。

目が見えてないとやっぱりこういう時は不利だ。

 

会議が終わりオレが一人で帰路についていると物凄い力のオーラが近づいてきた。

「我、その力知らない。お前、何者?」

いきなり声が聞こえてくる。

声からして幼い子供……だと思う。




少女が求めるものは静寂。
少年が求めるのは力。
二つの力に求められた少年はそれらを拒否する。
次回『強襲〜カミサマ〜』
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