蒼穹のハイスクールD×D   作:獣耳が大好きな新月

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顧問〜なつやすみ〜

side弥羽

あの戦いの後マークザインとマークニヒトは封印処置がされることになった。

これは魔王様達ではなくその上の上層部が一枚噛んでいるらしい。

まぁ、禍の団(カオスブリゲード)なんて組織が現れたのにそれに対抗する戦力を減らしたんだ。

大方自分たちが消されることを怖がったんじゃないか?

そして、オレたちの生活も変わった。

まずオレたちは全員イッセー先輩の家に住むことになった。

御丁寧にオレたちの部屋まで用意されていて若干驚いた。

その際音無がオレと同じ部屋を要求してそれが通ったりなど色々なことがあったが一番オレの中で変わったのは。

『どうした?』

「いや、何でもないよ蒼士(・・)

今現在、オレの中には二つのファフナーが封印されている。

一つは存在の名を持つ白色のファフナー『マークザイン』

もう一つは虚無の名を持つ深い紫色のファフナー『マークニヒト』

そして、そのマークニヒトの元適合者である皆城蒼士はマークニヒトの思念体としてオレの中にいる。

そして、オレのファフナーのミールのコアが産まれようとしているらしい。

「そう言えば、お前の姿は普通の人には見えなかったんだよな?」

『その通りだ。普通の人は僕の姿が見えない。今の僕に……肉体は無いからな』

そう、蒼士はオレのもとに帰ってきた。

でも肉体の再生は出来なかったがその代わりクロッシングの思念体として存在している。

まぁ、マークニヒトは問題なく使えるようだけど。

『……今朝言った通りだ。マークザインとマークニヒトはリミッターを全て外されて封印された。封印を破って使えば同化現象の進行は早まるだろう』

「そうか」

『……何を考えている?』

「いや、まだオレはファフナーを使えるんだなって思ってさ」

『馬鹿なことは考えるな。今のお前は同化現象がかなり進行していて後三年生きれるかもわからないんだぞ』

そう、オレの同化現象はかなり進行している。

その原因は分かっている。

マークザインだ。

マークザインやマークニヒトのようなザルヴァートルモデルは高い戦闘力を得た代わりに適合者の同化現象を進めてしまう。

そして、オレは同化現象が進み三年間しか余命がないことを告げられている。

そんなオレがリミッターを外されたザルヴァートルモデルを使えばザルヴァートルモデルに喰われるのは目に見えている。

「……おはようございます」

「おはようございます水無月先輩」

そんなことを考えていたら水無月先輩がいつの間にかオレの隣にいた。

水無月先輩は会長の方の外部協力者らしい。

「……以外と、普通ですね……」

「元々知っていましたから。適合者の未来もオレの未来も」

「……だったら!」

「それでも、やるべき事が有ったんです」

そう言うと水無月先輩は顔を俯かせた後オレに

「……真壁君。もう、ファフナーを使わないでください……」

と言ってきた。

マークザインを使えばオレの同化現象は促進する。

それをアザゼルから聞かされたのだろう。

「それは無理だ」

オレは水無月先輩の願いを断った。

「まだ、オレの命はここにある。その事に何かの意味があるとオレは思うんだ」

「……真壁君」

「だから、もし水無月先輩たちが危険な目にあったらオレはきっと」

その言葉は昔のオレなら必ず出なかったはずだ。

やっぱり、オレは変わり始めてるんだな。

「例え捨て駒でもファフナーを使う」

その言葉に水無月先輩は泣いてしまった。

そして、それを見てオレは……校舎の中に入っていった。

 

体育館で全校生徒が集まり校長先生のありがたいお話を聞いているけど……長い。

その間オレは蒼士と情報を共有していた。

そして、終業式が終わり旧校舎の方に向かう。

するとそこには部長たちとそして、

「アザゼル」

「よっ白いファフナー君。調子はどうだ?」

「別に。特に何もないさ」

するとアザゼルはオレの方をしばらく見てからオレの隣に現れたの蒼士に目を向けた。

「そっちがあの紫色のファフナーの適合者」

『皆城蒼士だ。堕天使の総督が何をしにここに来たんだ?』

「おう、オレは今日からここの顧問になったのさ」

その言葉を聞きオレと蒼士は顔を合わせてそして、

「『は?』」

と言った。

 

あの後アザゼルから夏休みは冥界で修行することを聞かされた。

まぁ、この夏休みで部長の初めての公式のレーディングゲームがあるらしい。

そして、オレたちも冥界に行かないといけないらしい。




何も、あの時と変わっていなかった。
風も、音も、命も、悪魔も。
変わろうとしているファフナー(僕達)
変わろうとしない純血の悪魔(老害)
僕らは本当に共存の道があるのかその答えを知りたかった。
次回『墓参り』
新たな希望が新たな戦いと共にやってくるとき、僕らの最後の時間が始まった。
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