蒼穹のハイスクールD×D   作:獣耳が大好きな新月

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バランスブレイク

side弥羽

オレの投げたルガーランスは搭城の姉に当たらずそのまま森の奥へと行く……直前にオレが回収する。

「いきなり、攻撃とは……やるにゃん」

「今のオレはファフナーが使えないただの人間だからな」

「それを知ってて挑むなんて馬鹿にゃん?」

「別に良いよ馬鹿でもオレは大事な仲間を守る為なら馬鹿にでもなってやる」

「……お前、そんなキャラだったかにゃん?」

『抑えられてた変性意識が現れ始めている?』

蒼士の声が聞こえてくる。

変性意識。

それは心の壁で相手に思考などを悟られないようにするためのもの。

でも、オレは自己否定が強かったため変性意識が現れなかった。

上の方では相変わらずタンニーンとえっと猿が戦っている。

搭城の姉が何かを呟くとオレたちの周りに霧が現れた。

「何だ……これ?」

しばらくすると搭城と部長が苦しそうになる。

搭城の姉が言うにはこれは悪魔にとって猛毒らしい。

あれ?じゃあオレとイッセー先輩は?

『おそらく彼は赤龍帝だからでお前は同化現象の進行が進みすぎていたからだろうな』

そうか、同化現象の進行も悪いことだらけじゃないな。

ルガーランスを構える。

それと同時に魔力弾などがこっちに飛んでくる。

「っ!!」

搭城たちに当たりそうなのをルガーランスで切る。

「イッセー先輩!速く神器を出してください!!」

「わっ、分かった!」

そしてイッセー先輩が神器を出した気配を感じて……違和感を感じる。

「あの、イッセー先輩?」

「…………」

「イッセー先輩」

「……悪い弥羽。神器が動かない」

その言葉は今のオレには絶望的だった。

次々と飛んでくる魔力弾をルガーランスで弾いていく。

しばらくそうしているとイッセー先輩たちがうるさいことに気づく。

「大変だ弥羽!タンニーンのおっさん!」

「どうした!?」

「右のおっぱいと左のおっぱい!どっちをつついたらいい!!」

…………数秒オレの思考回路が止まった。

それは相手も同じ……いや、警戒するような視線をイッセー先輩に向ける。

「あの、それと今どう関係が?」

「大事なことなんだ!」

「……あぁ、もう!どっちもつつけばいいじゃないですか!!」

「……!弥羽お前」

「なんですか!!!!!」

「天才だな」

ブチっとオレの中の何にかが切れた音が聞こえた。

「イッセー先輩。後で覚えててください」

そう言ってオレは魔力弾の方に集中する。

そして、後ろから凄まじい龍のオーラが現れる。

それと同時にオレは搭城を担いでそこから離脱する。

そして、そこに向けて飛んでいた魔力弾がイッセー先輩にあたる。

煙の中から出てきたイッセー先輩は無傷だった。

赤龍帝の鎧を纏っているから当然か。

それを確認してから搭城の姉の方に突っ込む。

力では勝てないなら!

途中まで近づいてルガーランスのトリガーを引く。

するとルガーランスの刀身が割れそこからプラズマが迸る。

搭城の姉が逃げるがそこは

「いっけぇぇぇ!!」

イッセー先輩の距離だ!!

イッセー先輩の放った魔力はそのまま結界を壊しその奥にある山を一つ消しとばした。

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