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蒼穹
side乙姫
弥羽がアルタイルと同化してかなりの日が経った。
イッセーがリアスに告白したり朱乃がイッセーに迫ったり。
浩一が失恋したり色々と。
卒業式の日はみんなで泣いてイッセーがプロポーズしてたなー。
「こんなことがあったんだよ弥羽」
私は三学期だけ駒王学園に通った。
それだけで充分だった。
だって、弥羽がいないから。
「真矢も小猫も和泉も香澄も、シュメリアだって会いたがってるよ」
お花をいつものように結晶の塔の近くに置いていく。
「……やっぱり、居ました」
「探したよ乙姫ちゃん」
小猫と真矢の声が聞こえた。
そうだった今春休みで小猫たちも冥界に来てたんだった。
「紫亜は?」
「……彼処で歌ってます」
小猫が指をさした方向に移動すると確かに聞こえてきた。
紫亜の声だ。
「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
いつ聞いてもいい声だなぁ〜。
弥羽がアルタイルと共に眠った日から弥羽はその場にいた人全員から英雄視されている。
絶望的だった状況をたった二人で変えた挙句みんなの同化現象が無くなればそうなるよね。
真矢も香澄も和泉もシュメリアも同化現象がなくなったことに当時は困惑していた。
今まで自分たちの枷となっていたんだからそうなるよね。
「会いたいなぁ弥羽に」
「……大丈夫ですよ」
「うんうん。弥羽君は約束はきっと守るよ」
その時、下の結晶の花が咲いた気がした。
「そうなんだ。おはよう弥羽」
side弥羽
祈と話をし始めて何日経ったのかもう覚えてない。
ここに時間という概念はない。あるのはただ過去の記録と存在していたものの証。
「祈、他に聞きたいことは?」
「……弥羽は、彼女たちに……会いたい?」
その問いに息を詰まらせる。
「ああ、会いたい。今すぐにでも」
「……そっか、それじゃあ行こう?」
「行くって……何処に?」
そうオレが言うと祈は微笑んだ。
「楽園だよ」『楽園さ』
祈の声に被さるように蒼士の声が聞こえてきた気がした。
「そっか、じゃあ行こうか祈、蒼士」
「うん」『ああ』
二人の声を聞いてオレたちは光のさすほうに歩き出す。
誰かの歌が聞こえる。
〜〜〜〜♪〜〜〜♪
この声は音無だ。
目を開けるすると結晶が砕ける音と共に視界が開ける。
眩しいと思った。
下を見るとそこには遠見たちがいた。
……みんな、強くなったな。
そう思いながら下へとマークザインを降ろしていく。
そして着地すると同時にマークザインを解除する。
「おかえり、弥羽」
「ああ、ただいま乙姫!」
side out
例え再び別れることになろうとも僕らは再び出会うだろう。
この無限の世界で。
この何処までも続く
僕たちは何度でも出会う。
君は知るだろう。
どれだけの別れがあろうとその存在がある限り僕らは再びこの蒼穹の下で出会うことを。
これで蒼穹のハイスクールD×Dは終わりとなります。
今後気が向いたら後日談的なものやIFストーリー外伝を書こうと思っています。