少年の身は上空400000mに投げ出されていた。きょろきょろと周りを見渡しこの状況を把握し、少年は........寝た。
何を思ったか、目を閉じ寝息を立て眠り始めた。まるで問題など何一つないかのようにぐっすりと、しかしそうしている間にも少年の体はどんどん下の湖に向かって落ちていく、物凄い速度で落ちていきもう少しで湖につく....が、少年は湖に音もなく着水した。どういうわけか、服も体も濡れていない。しかし少年はそれが当然であるかのように眠たげな表情で湖から出てきた。
少年は湖から陸に上がるとウサ耳少女とその少女と何やら話をしている3人の少年少女を見つけた。しかし、少年は無視して仰向けに寝転んで寝ようとしたのだがウサ耳少女に見つかってしまい、寝ることができなかった。仕方がないので反応することにした。
「あなた様は佐々木真様でございますか?」
「はいそうですよ。そういうあなたは?」
「黒ウサギは黒ウサギと言うのですよ。」
「黒ウサギですね。わかりました。名前を二回も言う頭の悪い自己紹介ありがとうございます。」
寝るのを邪魔されたせいで少しイラっとしていたので軽くバカにしてしまった。これはきっと寝不足で気が立っているのだろう、早く寝なければ。
「ちょっと!自己紹介が終わったとたん寝ようとしないでください!」
「何ですか、人が寝ようとしてるのに邪魔しないでください。」
「話はまだ途中なのですよ!」
ふむ、まだ途中だったのかこれは悪いことをした。話を最後まで聞かないうえに少し口調が強くなってしまった。これもすべて寝不足が原因だろう。大変だ早く寝なければ。
「だ・か・ら話の途中で寝ようとしないでください!」
バッシーンとどこからか取り出したハリセンで叩かれた。痛い。
そのあと、箱庭やギフトゲームなどの必要最低限の説明を聞いた。説明中、黒さんの後ろの3人がすごくイライラしていたがたぶん寝不足なのだろう。ちょっと、気になったので聞いてみた。
「あのー黒さん。後ろの3人何ですか?」
「あ、この御3人様はって何をそんなに怒っているのですか!?」
「お前が俺たちをほっといて、そいつと話始めたからだろうが。」
あらあら、大変ご立腹のようです。寝不足なのだろうか?とりあえず謝っておこう。
「ご迷惑をおかけしたようで。すみません。ところであなた方も手紙で呼ばれたのですか?」
気になったので質問してみた。
まず、ヘットフォンをつけた金髪の少年が答える。
「そうだ、俺は逆廻十六夜以後お見知りおきを。」
逆廻さんか、なんか俺様って感じの人だな。
次に、お嬢様のような雰囲気の少女が答える。
「久島飛鳥よ、よろしく。はぁ、やっとしゃべれたわ。」
やっぱり、お嬢様っぽいなぁ。なんでここに来たのかな?
最後に、猫を抱えたおとなしそうな少女が答える。
「春日部耀。以下同文。」
短いな自己紹介...あと猫の抱き心地よさそうだなぁ。よし、自己紹介するか。
「佐々木真です。よろしくお願いします。ほかにも呼ばれた人がいて、安心しました。」
「さぁ、自己紹介が終わったところでさっそく黒ウサギのコミュニティに行くのですよ!」
いつの間にか近くに来たウサギが何もなかったかのように仕切る......が、
「おい黒ウサギ、放置したことさらっと流してんじゃねぇよ!」
当たり前のように気づかれてしまい、この後、森にウサギの叫び声が響き渡ったのはいうまでもない。