「生憎と店は閉めてしまったのでなわしの自室で頼む。」
と、真に抱きしめられながら白夜叉が言う。
ちなみに真は白夜叉を放す気は全くなさそうである。白夜叉は白夜叉でもう慣れたのかそれとも気に入ったのかは分からないが、もう文句を言うそぶりも見せない。今は座っているが体勢は真があぐらをかき、その足の上に白夜叉が乗せられている。まるで兄弟のようである。
「自己紹介しておいたほうがいいの。私は四桁の門、、三三四五外門に本拠がある”サウザンドアイズ”の幹部の白夜叉だ」
真に抱きしめられながら言っているため迫力がない、むしろ子供が背伸びしているようにしか見えない。
「外門って何?」
春日部が首をかしげながら質問する。
「はい、外門とは.................
黒ウサギが説明を始める。
外門の説明を聞き終わり、それぞれ感想を言う。
「巨大たまねぎ?」
「いや、バームクーヘンだろ」
「私もそう思うわ」
「ああ、このまま寝たい」
一名くらいなんか違うが身も蓋も無いことを言っている。
「確かにな、うまいようにたとえる。」
白夜叉が呵々っと哄笑を上げる。
「その表現でいくとここは、最初の薄皮といったところかの。更に言えば、東西南北四つに区切られたうちの東側にあたるところじゃ、そして外門ののすぐ外は世界の果てと向かい合う場所となる。そこにはコミュニティに属していない猛者共が居るが....」
白夜叉が難しい顔になる。
「そういえば先ほど世界の果ての方で空間の綻びを感じたがなんじゃったんじゃ?」
そんなこともあったなぁと黒ウサギと十六夜は顔を見合わせる。
「それはですね、そこの真さんが暴走してやりました。」
「なんと!?どんなギフトじゃ!?」
白夜叉が驚きながら聞いてくる。
「はい、それもふk「おい、そんなことより気になってたんだが、」
黒ウサギを遮り十六夜が質問する。ん?と白夜叉が十六夜の方を見る。
「このコミュニティの幹部って言ったよな?ということはお前は強いのか?」
十六夜が獰猛な笑みを浮かべて言う。
「当然だ、この東側の四桁以下のコミュニティで私に並ぶ者はいない、最強の
すると、三人の目が光る。
「ふふ、つまりあなたをゲームで倒せば私たちが最強のコミュニティになるのかしら?」
「無論、そうなるのう」
「ちょうどいい、探す手間が省けた。」
三人は闘争心をむき出しにし白夜叉に視線を送る。
「ふふ、依頼に来て勝負を挑むとはぬかりのない童共だ」
「ちょっ、待ってください。十六夜さん!何を考えているのですか!?」
黒ウサギは慌てた様子で十六夜に文句を言う。
「まぁよい、ちょうど暇だったところだ。」
「おお、ノリのいいやつだ。そういうやつは好きだぞ」
もう、やる気満々である。
「して、おんしらの望むのは...」
空気が変わり、凍てついたように静かになる。
「挑戦か?それとも______________________________決闘か?」
世界が流転する。
.........ちなみに、ずっと抱きしめられたままです。