ヒュドラを倒したティガは、超古代の街のいた。残る闇の巨人は……
「来てくれると思ったわ。私たちが愛し合った、この場所へ」
ティガの前に現れたヴィヴィオ…カミーラは金色のスパークレンスを掲げると、「愛憎戦士カミーラ」に変身した。
「……ヴィヴィオ」
「まだその名で私を呼ぶのね……残念だわ、今は殺し合うしかない‼」
カミーラは右手に、氷のムチ「カミーラウィップ」を発生させ、ティガに襲い掛かる。
「ヴィヴィオ、やめるんだ‼…僕だ、レキだよ‼」
ティガはカミーラと戦うつもりはない。しかし、戦わなければ救うことはできない。一方、カミーラはそんなティガに構うことなくムチを振るう。
そして、ムチはティガの両腕を拘束した。
「3000万年前の、あの時もそうだった。ユザレの口車に乗って私たちを裏切り、あなたはそうやって、光の力を手にした‼」
カミーラはティガを拘束したまま振り回し、地面に激突させる。
「ダーラムのパワー、ヒュドラの俊敏さ……そして私の、闇の力を奪い取って‼」
カミーラはムチを剣「アイゾード」に変えてティガに斬りかかる。
「なぜ闇の力を否定する?それが人間の本質だというのに」
今まで攻撃を回避し続けてきたティガだったが、遂にアイゾードで背を斬られる。追い打ちをかけるようにカミーラはアイゾードをティガに突き刺した。
「愛しているわティガ……殺したいほどに‼」
遺跡内に突入したなのはたちは二手に分かれることとなった。
「遺跡内に姫矢とレキの反応を確認しました。ここは二手に分かれるのが得策かと」
「そやね。……じゃあ、フェイトちゃんとシグナム、ウチで一輝君の救援。なのはちゃんとヴィータでレキとヴィヴィオの保護」
「なのは、無理はしないで」
「うん。大丈夫だよ、フェイトちゃん」
「アタシがついてんだ。なのはには絶対に無理なんかさせねぇ」
管理局の魔導師たちは仲間を迎えに行った。
(久々にノアになったから、さすがに疲れたぜ……確かアートデッセイ号はっと……)
俺は遺跡内を歩いている。正直に言うと……迷子になった。
俺がトボトボ歩いていると、背後から不気味な声が迫る。ゆっくり振り返ると、生き残りのシビトゾイガーが俺を喰おうとした。
「うおゎっ‼」
すると、ゾイガーは何かの光で死滅した。光が放たれた方を見ると、はやてちゃんとフェイトちゃん、シグナム姐さんの姿があった。
「「一輝(君)」」 「姫矢‼」
「おう、みんな生きてたか。おかげで助かったよ」
「それはこちらのセリフだ。姫矢、ダークザギはどうした?」
「アイツはもう大丈夫。自分自身で道を切り拓いていくはずさ」
3人とも、俺の無事を喜んでいるみたいだ。
「レキはどうしてる?」
俺はレキを気にかけるが、皆の顔を見る限り、あまりよくはないようだ。
「今、なのはとヴィータが保護に向かってるから、映像くらいは見れると思う」
「そっか、それじゃあアートデッセイ号に戻ろう」
「?どうして一輝君がウチらの乗って生きた船を知っとるん?」
「何でって俺がアコースさんに頼んで持ってきてもらったんだけど」
こういう時にキャリア時代のコネが役立つんだよなぁ。
「いいから戻るぞ」
俺たちはアートデッセイ号に向かった。
「愛しているわティガ……殺したいほどに‼」
カミーラはアイゾードをティガに振り下ろそうとしたが……桃色の光弾がティガを守った。
―――――accel shooter
「シュート‼」
レキとヴィヴィオの母・高町なのはだった。
(なのは……さん)
(レキ、一緒にヴィヴィオを助けよう)
(なのはさん、……アレが、あの巨人がヴィヴィオなんです)
(それでも、私は助けてあげたい……だって私は……ヴィヴィオのママだから‼)
なのはの想いを否定するように、カミーラは「カミーラウィップ」でなのはを襲う.
「……‼母さん‼」
ティガ=レキは、なのはを包むようにしてカミーラからなのはを守った。
その瞬間、ティガの身体が光り輝き、頭部と肩から胸にかけてのプロテクターが銀と金に変わる。
なのはの「母親」としての愛情と、レキの「兄」としての愛情が最後の光となってティガに宿った。
光の巨人「ウルトラマンティガ」が復活した。
次回、第21話「The Final Odyssey」
登場ウルトラマン ウルトラマンノア ウルトラマンティガ グリッターティガ
登場怪獣 愛憎戦士カミーラ 暗黒超魔獣デモンゾーア