完全な光の巨人となったウルトラマンティガに怒りを爆発させたカミーラは「カミーラウィップ」でティガを打ち続けた。
「そんな女のために‼……3000万年前はユザレ‼そして今は……でも、これで全て吹っ切れたわ。思う存分、オマエを…殺せる」
両手を広げたカミーラを闇が包み込む。その闇はカミーラを取り込みながら大きさを増していく。
「ヴィヴィオ……」
やがて、闇の中から禍々しい顔が浮かび上がる。
『それが、闇の支配者だ』
俺がアートデッセイ号に戻ると、巨人が闇に取り込まれているところだった。
「それが、闇の支配者だ」
俺は通信でなのはちゃんに伝える。
『一輝くん⁉』
「レキ、光を取り戻したみたいだな」
『はい、皆さんのおかげで……それより一輝さん、あの闇は』
「暗黒超魔獣デモンゾーア。相当ヤバい奴だ。手伝うか?」
『いいえ、これは僕の戦いです……だから』
「分かった……なのはちゃんには悪いが、レキを止めても無駄だ。少しは信じてみろよ。ウルトラマンの力ってやつをな」
俺は通信を切った瞬間、デモンゾーアは氷の槍「デモンジャンバー」を大量に発射した。
何十・何百もの氷の槍がティガとなのはを襲う。ティガはなのはを庇い、その背中に「デモンジャバー」を受ける。そして、胸のカラータイマーが点滅を始めた。
「‼レキ‼」
ティガはそのまま動かなくなった。
「このぉぉぉぉぉぉぉ‼ぶち抜けぇぇぇぇぇぇぇ‼」
デモンジャバーを辛くも回避したヴィータが魔力を込めた鉄球をデモンゾーアに撃ち込む。
しかし、デモンゾーアは傷一つつかずに、今度はヴィータを狙ってデモンジャバーを放つ。それを回避しながらヴィータはティガに叫ぶ。
「立て‼レキ‼」
『立ち上がってレキ……立つんや‼』
ティガの手の中でなのはがレキ言う。
「レキ、言ってたよね。妹を救う義務があるって……だからヴィヴィオの未来のために立ち上がって……レキ‼お願い‼」
その時、ティガの指先が微かに動いた。そして、ウルトラマンティガはもう一度立ち上がった。
「僕には守るものがある……たくさんの仲間。そして、何よりも大切な妹が‼」
デモンゾーアから、カミーラの上半身が出現し言った。
「勝手な事を‼」
ティガは両腕を広げてエネルギーを集め、L字型に組んで必殺光線「ゼペリオン光線」を発射した。
デモンゾーアは、「デモンジャバー」を収束させて放つ「ジャブラッシュ」を発射した。「ゼペリオン光線」と「ジャブラッシュ」がぶつかり合い、やがてデモンゾーアが押し勝ち、ティガは力尽きた。
ティガの輝きが消えた時、俺は言った。
「皆、希望を捨てるな。……俺が光りに変えてレキに与える」
その瞬間、アートデッセイ号のクルー全員が光りになって一つになる。俺はその光を何倍、何十倍にもした。
「レキ‼これが皆の……人間の光だ‼受け取れぇ‼」
光が一気にティガに降り注ぐ。
そして、金色に輝く巨人「グリッターティガ」が誕生した。
グリッターティガは、デモンジャバーを乱射するデモンゾーア目指して突進する。
そして、ティガはデモンゾーアの中に突入し、ヴィヴィオに巣食う闇を「ザラデスビーム」で完全消滅させた。それと同時にティガはレキに、力を与えた光は六課の皆、カミーラはヴィヴィオに戻った。
「ママ……お兄ちゃん」
目を覚ましたヴィヴィオに全員が歓喜した。
だが、それも長くは続かず、惑星ルルイエの崩壊が始まった。
俺は、ルルイエの崩壊が始まった時、ウルトラマンノアに変身し、皆を救出しに向かった。
「ここで心中するには、ちょっと場所考えた方がいい気がするけど?」
なのはちゃんとフェイトちゃんでバリアを張って防いでいるが、限界が近いらしい。
「少し待ってろ、今脱出口を開ける」
俺は空に向かって「ライトニング・ノア」を放って穴を開ける。
更に、全員を一度自身に取り込み、ルルイエから脱出した。
その瞬間、惑星ルルイエは跡形もなく消滅した。
「皆、帰ろう。俺たちの居場所へ」
この事件は後に「ジェイル・スカリエッティ事件」又は「JS事件」と呼ばれる事となった。
次回、「エピローグ-MASKED RIDER-」