THE NIGHT PRINCESS TAKE"2"   作:(´Д` )

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今回主人公はでません(断言)


天地開闢

かつて、世界は一つだった。

 

一つの混沌だった。

 

しかし、そんなある刻....何故だろう、理由はわからない、意味も分からない。

 

兎に角、そんな混沌に動きがあったのだ。

 

軽く清浄なモノは上へ、

重く濁ったものは下へ....。

 

別つそれぞれが天と地となった。

 

 

 

うねる混沌、天地が別れ、一つの世界観が生まれるそんな中。

 

そのどちらでもない、まるで葦の芽のようなモノが産まれた。

 

 

それが11柱7代の神々、のちの根源神。

 

....日本神話の始まりである。

 

七代の神々の最後、イザナギとイザナミは高天原の夫婦神として誕生した。

 

その後二神は天津神の命令で国を創造する事になる。

天空にかかる橋に立ち、宝具・天沼矛で海を暫く掻き混ぜ、そして引き上げると、矛先から塩が滴り、海に落ちる。

 

島が、出来た。

 

名をオノゴロ島という。

 

オノゴロ島に二神は降り立ち、そこで契りを結んで結婚をする。

その後、彼らは日本列島を創造し、山や川など自然の神々、昼と夜を司る神々を産んだ。

神々の出産の最後にイザナミは火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)

を産むが、実はこの神、炎を纏う神である。幾ら創造神といえど熱には弱かったらしく、出産の際に女陰に火傷をして死んでしまう。

その後イザナミは死後、黄泉の国で大神となるが、イザナギは哀しみに暮れ、イザナミを連れ帰る為に黄泉の国へ向かう。

既に黄泉の食物を食べていたイザナミは帰る事が不可能であったが、(黄泉の国の食べ物を食べると黄泉の国の住人になると考えられていた。)イザナミはイザナギに

 

「黄泉神に相談をする間、ゼッタイ私の姿を見ないでよね」

 

と、忠告する。

しかしイザナギは帰りの遅いイザナミにイラつき姿をついつい覗き見してしまう。そこで見たものは腐敗して蛆のわくイザナミの姿であった。

覗きに羞恥したイザナミは黄泉の兵や悪霊、黄泉醜女(恐ろしい顔をもち、あっという間に千里を駆けるという)所謂「黄泉軍」を引き連れイザナギを追う。

変わり果てた姿を見たイザナギは恐れおののきイザナミから逃げる。

 

トラブル?いいえ、TOLOVEるです。

 

逃げるイザナギ。しかし相手は黄泉酷女含む黄泉軍。創造神といえど少しばかり相手が悪い。

そこでイザナギは持っていたタケノコやら葡萄やらを辺りに撒く。

それらに兵士達が目を奪われ、夢中で食べている最中にイザナギは逃げる。

大半を撒く事が出来たが、まだまだ追っ手は多かった。

そこでイザナギは持ってきた宝剣(十拳剣。拳の10つ分の大きさの剣の事)で対抗する。

見事兵達を撃退したが、まだ悪霊達は追いかけてくる。

今現在のイザナギの位置は地上と黄泉の国の境目、黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)

、ピンチである。

何か、何か無いかと辺りを見渡すとそこには一本の桃の木があった。

ひとまず木の陰に隠れるイザナギ。

タイミングを測ってイザナギが起こした行動とは、悪霊に桃を投げつける事であった。(古来より桃は破魔、邪を祓うアイテムとして大事にされてきた。桃太郎などもそういうルーツがあるのかも)

なんだかんだで追っ手を退けたイザナギは桃の木に顔を向け、

 

「どうか、人々が困っている時は助けてやってくれ」

 

と、言う。

明らかに規格外の責任を命じられた哀れな桃の木は意富加牟豆美命(オホカムズミノミコト)と名付けられたそうな。

 

そしてそこに最後に現れたのはラスボスというか、お約束というか、イザナミ本人である。

噎せ返る程のフラン臭を放ちながら迫るイザナミは殺る気満々だったそうな。

すこぶる焦るイザナギ。

周りにあるものといったらアホみたいにデカイ大岩ぐらい。

焦っていたのだろう、考えもなしに持ち上げる。

およそ千人力の力を発揮したイザナギは見事地上と黄泉の国の境を塞ぐ事に成功する。

正に火事場のクソ力。いや、神殿のスサノオ力。

大岩を対面に再会を果たした夫婦。どうやらこの場を持って絶縁したらしい。

完全にヤンデレ化したイザナミは

 

「あ、アンタの大切な地上の人間を一日千人も殺してやるんだからっ!!」

 

と、言い放つ。

そこでイザナキは

 

「人間は滅びぬ、何度でも蘇るさ!!なぜなら俺は一日千五百人子供を産むからなっ!!」

 

と、言い返した。なんとも素直になれない両神である。

 

....そしてこれが日本神話における人の死の始まりと、それにもかかわらず人口が増加するという現象の起源となっている。

 

 

 

 

 

 

 

....なんとも傍迷惑な話であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして物語はイザナギが無事帰り、我が家で顔のありとあらゆる穴から液体を垂れ流しながら風呂(禊である。邪魔をしてはいけない。ちなみに禊とは体を清めること)に浸かっている刻に移る。

 

本来この世界には絶対に存在し得ない"イレギュラー"がこの日本神話で産声をあげた。

その存在が何をどう影響し、どのような結果を残すのか.....どちらにせよ、歴史は変わり、伝説が生まれる。

 

 

 

 

 

 

「うぅ....ちくじょおぉ....イザナミぃ....会いたいよぉ.......」

 

 

 

ボロボロ

 

 

 

「ゔぅ....ごべんよおぉ....ん?目と鼻からなんかでてくる」

 

 

 

「おぎゃあ!!おぎゃあ!!」

 

 

 

「えっ」

 

 

 

 

 

 

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