緋弾に迫りしは緋色のメス   作:青二蒼

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今回、ある人物が久しぶりに登場。
たまには他のオリキャラも出さないともったいない精神が働いてしまうと言う感じです。
だからと言って必要のない場面でしつこく登場させるのは、鬱陶しいだけですし。
と……なんだか最近はこだわり過ぎな気がします。



40:海面下のダンス

 あれから、砂浜でキンジと白雪は小さな花火をやった。

 白雪は思いつめた感じで、花火の最中にキンジに話をしていた。

 メールを転送して見た私からしてみれば、ジャンヌのところに行く前提のような感じの話し方だった。

 話してる事が曖昧(あいまい)だったし、しかも過去形だった。

 「したかった」「だった」と言った感じに。

 そのあとキンジに対して「火は好き……?」とか、「キス……して……」とか変な問いかけや差し迫り方をしていた。

 様子がおかしいと、キンジも気付いてはいたみたいだけどそれが何かは分かってない感じだったし。

 そして、終わっていたと思っていた花火が再び打ち上がり始めた瞬間に全てが有耶無耶(うやむや)になった。

 銃声だと勘違いしてキンジは白雪を庇う形で立ち、キスは中断。

 流れが断ち切られて、何もかもがハッキリしないまま……2人は呆然(ぼうぜん)とした感じに花火を見ていた。

 それが昨日の出来事――

 

 

 ゴールデンウィークと呼ばれる週間が終わった翌日。

 アドシアードの開催日となった。

 国際競技会とあって、色んな国の人がこの東京武偵高へと集まっている。

 ルミちゃんも着いてるみたいだし……色々と早めに行動しないとね。

 私は閉会式にやるチアガールまでの間は狙撃競技(スナイピング)手伝い(ヘルプ)をする事になってる。

 その手伝いが始まるのに少し時間がある事は分かってたから、ある2人を昨日の内に連絡していた。

「概要としてはそう言う感じなんだけど……頼めるかな?」

 武偵高の裏側で、私はその2人にやって欲しい事を頼んでいた。

「ふむ、(それがし)たちは異変が起きればそのように行動すればよいのだな?」

 黒いバンダナを頭に巻いたツンツン頭の男、霧隠 泰蔵(たいぞう)

 1年前に『毒の一撃(プワゾン)』で戦った相手だね。

 彼が確認するように言ってきて、私は静かに「うん」と頷く。

「しかし、魔剣(デュランダル)がこの武偵高にいるとは……信じられませぬ」

 お団子ヘアーをして風魔みたいにマスクをしてる女の子、百地(ももち) 桃子(ももこ)が驚きを含みながら言う。

 一応、魔剣(デュランダル)が武偵高に潜伏してるらしい事は2人に伝えてある。

 逆にキンジと神崎に伝えてない。

 こう言う裏で動く感じはキンジに合わないし、神崎に関しても同様。

 もしかしたら彼女の場合は、地下倉庫(ジャンクション)に行って待ち伏せするとか言いかねない。

 大体、せっかく舞台が整ったのに2人に伝えて速攻で終わったんじゃつまらない。

 だからもっともらしい口実も色々と考えてるし、私は適度に先に踊る事にした。

「まあ、信じるも信じないも自由だけど。証拠はこっちで掴んでる」

 私は白雪に送られた脅迫メールを2人に見せる。

「ほう、なるほど。確かに証拠ではあるな」

「ですが、それを教務科(マスターズ)に知らせれば良いのではと思いまするが……」

 霧隠は納得してるけど、百地は考えを述べる。

 慎重な彼女だから、そう言う考えを述べると思ったよ。

「残念だけど、それは出来ないね。どうやら魔剣(デュランダル)はこっちの動きを見てるっぽいから、教務科(マスターズ)の方も何らかの監視があると見た方がいいと思うよ?」

「……相手の姿が確認できない以上、手練(てだれ)である教務科(マスターズ)と言えども知らせるのは危険と言う事でありまするか?」

「そう言う事だね。逃走されて姿を見失った瞬間……学園島がドカン! そして、私もキンジもこの世からさようならってことになりかねない」

 ジェスチャーを交えて百地に(ほが)らかと言ってるけど、内容は酷いものだよ。

「安心せよ桃子。彼女にも考えあっての事だ、(それがし)達は言われた通りにすれば良いのだ」

 それから「はっはっは」と言った感じに、霧隠は笑う。

 気持ちのいい程に真っ直ぐな人だね。

 だけど、百地は向こう見ずであまり深く考えない様子の霧隠に対して疲れたように肩を落とす。

「まあ、心中お察しするよ」

「お気遣い、痛み入りまする」

 私の言葉に百地は静かにそう返すのだった。

 

 

 前準備は取り()えず出来たので、後は時間まで待つだけ。

 待ち伏せしてもいいんだけど、早めに行ったからといってジャンヌが確実にいる訳でもない。

 それに、私はルミちゃんと言うメッセンジャーと合流しなきゃいけない。

 狙撃レーンのチェックをし終えて頃には、色々な選手がレーンの背後にある待機場所に集まっている。

 その中に特徴的なウェーブが掛かった銀髪の少女を発見する。

 フィンランド人の民族衣装を意識してるのか、スカートの前面は紺でサイドには赤のラインが入っている。

 そして、白いシャツの上に黒いベストを羽織ってる。

 間違いなくヘルシンキ武偵高の制服だ。

「やあ、ルミちゃん」

「………………」

 私がそう言って近づいて行くと彼女は無言で見上げてきた。

 ルミと呼ぶのは一部の人だけだから、これで分かるからね。

「名前、違う」

 そう言って彼女は胸の名札を見せるように私に向き合ってきた。

 ああ、そうだったね。

 『ルミ』は本名じゃなくて私たちといる時の通称だった。

「ごめんね。そう言えば自己紹介が遅れたね。初めましてレアちゃん。私の名前は白野 霧だよ」

「本題に入る」

 私が自己紹介した後にレアちゃんは静かにそう言う。

 相変わらず淡々としてるよ。

 彼女の隣に座って、話を聞く体勢に入る。

「それで、伝言って?」

「ソフィーから仕事」

「どんな?」

「もう1人駒が欲しい」

 なるほどね。

「それだけ?」

「それだけ。あとは任せるって言ってた」

 レアちゃんは伝えたいことは伝えたとばかりに席を立って、狙撃の練習台へと歩き出す。

 ふーん……もう1人欲しいね。

 私が連れてくる人物がお姉ちゃんの希望って事だし、おそらく連れてくる人物も分かってるんだろうね。

 だったら、そうだな~……せっかくだからこの武偵高から1人選んでみようかな?

 アドシアードが終わったら早速、探さないとね。

 

 

 さて、約束の午後5時まで残り20分。

 これから私とジャンヌの前座が始まる。

 私の演出にキンジたちはどんな反応をしてくれるのか楽しみだね~。

 そんなウキウキ気分で地下倉庫(ジャンクション)へと続く倉庫の入口を開けて、階段を下っていく。

 地下2階から下はエレベーターか梯子(はしご)を使わないと降りられないけど……エレベーターで行くのはナンセンスだね。

 ここは変圧室にある梯子を使う事にしよう。

 変圧室へとすぐに辿り着き、床にある浸水を防ぐための隔壁みたいな重厚なハッチへと近付く。

 その横にあるパネルを操作して、非常用パスワード、カード認証、IC認証を通す。

 それからハッチを開けて梯子を下ろすけど……この梯子、錆びてる……

 まあ折れたりはしないだろうけど変な音が鳴りそうなので、メンテナンスの終わったフックショットを梯子に掛けて私は飛び降りる。

 ゆっくりとモーターが回って、静かに最下層へと降りる。

 足が床に着くと同時にフックショットを回収する。

 この場所に1つだけある扉の向こう側は資料室だね。

 ドアノブに手を掛けて静かに押す。

 鍵は……開いてる。おまけに蛍光灯は消えていて、点いてるのは赤い非常灯だけ。

 つまり、既にジャンヌはこの先にいる事は確定って事だね。

 音を立てないように侵入する。

 さらに奥に進むと、大倉庫と書かれたプレートが扉の上にある。

 夜目(よめ)がきく方だから、明かりがなくとも読める。

 大倉庫へと入っていき、広い廊下の左右には警告を示す英語が書かれた箱が陳列してる。

 これ全部火薬なんだから驚きだよね。

 確かにここなら学園島を全部吹き飛ばすことも可能だろう。

 さてさて、聖女の前に残念が付きそうな人はどこにいるのかなと思いながら探す。

 前へと進もうとすると、横目に闇の中でキラリと光る物が映った。

 咄嗟に背後へと飛んで回避し、そちらへと振り向く。

 ここでは火気厳禁だから、サバイバルナイフを抜く。

 別の廊下の奥から段々と人影が近づいてくるのが分かる。

 私の目に見えてきたのは――

「あれ? 白雪さん……?」

「霧……さん?」

 巫女装束の白雪……の姿をしたジャンヌだった。

 変装としては及第点かな~。

 ただ、その胸に着けてる甲冑は頂けないね。

 どうせやるなら下着とかも似せないと。

 声調は白雪と同じで、こっちは大丈夫か。

 ま、短期間である事を考慮すれば上々の仕上がりだね。 

 なんて評価しながら、私は白雪(ジャンヌ)に近付いて行く。

「ごめんなさい、てっきり魔剣(デュランダル)だと思って……」

「別に気にしなくてもいいよ。しかし、水臭いよね白雪さんも」

 私の言葉に白雪(ジャンヌ)は静かに「え……?」と言った感じに問いかけてくる。

「まさかワザと魔剣(デュランダル)に会いに行って1人で倒すつもりでいるなんてさ。昨日メール見た時はビックリしたよ」

「う、うん……ごめんね。危険な目に合わせたくなくて……」

 戸惑った感じで白雪(ジャンヌ)は答える。

 さすがに通信機器に関しては手が回らなかったみたい。

「そんなメールしてないでしょ、バーカ」

 いい笑顔で彼女に真正面から言ってあげた。

 私の発言にポカンとした表情をして少し固まった後に白雪(ジャンヌ)は顔を歪めて、

「おちょくってるのか貴様はーーっ!!」

 どこからともなく取り出した西洋の大剣――クレイモアを構えて、横に一閃する。

 私は軽くバックステップをしてそれを(かわ)す。

 この時点で声は白雪からジャンヌのものへと変わっている。

「ホームズでもなく、星伽の巫女でもなく、最初にお前が私に辿り着くとはな……」

 大剣を構え直し、先程の叫びとは一転して冷静な声でジャンヌは言ってきた。

 化けの皮が剥がれるの早いよ。

「意外だった?」

「ああ、誤算だよ。私の一番嫌いな事だ」

 大剣を片手で持ってジャンヌは剣で私を指すように伸ばしてくる。

「どうやってここに私がいる事を知り得た? 星伽は貴様に知らせていなかったはずだ」

「なるほど。そう言うって事は昨日、砂浜のどこかで白雪を見てたんだね」

「昨日だけではない、その前からも私はお前たちを見ていた」

「チャンスを待ってた訳か……」

「その通りだ。上手く分断できたと思ったのだがな」

 ジャンヌは残念そうに言うけど、分断には成功してるよ。

 私がここに1人で来たのがその証拠。

 連絡せずに来たのは自分の意思だけど、ちゃんとその理由も用意してある。

 それから突然にジャンヌが懐に手を伸ばして、1つのスイッチを取り出したかと思うとすぐにボタンを押した。

「悪いが、連絡はさせない。屋内基地局を破壊させてもらった」

 さすがだね。

 先手を打ってきた。

 私にとったは読み通りの展開の1つだし、先に別の人たちに連絡してあるから問題はない。

 あとは時間が解決するけど……ほとんど理性だけで戦うとどれぐらい持つかな~。

 初めての試みだからちょっと不安は残るけど、何とかなるでしょ。

 それに、引き伸ばすのは私の得意なところだし。

「うーん、ちょっとこれは……」

 言葉を濁して、動揺を演出する。

「さて、どうする? ここでお前が逃げれば私は遠慮なく逃走させて貰う。そして、学園島は終わりだ」

「だよね……ただ、そうだね。質問には答えておこうかな? なぜ、私が知り得たのか」

「………………」

「簡単な話が白雪さんに届いたメールを私の携帯に転送しただけなんだよね。あの時は私に気付かずに携帯の画面を見てたし、様子がおかしかったからね」

「そう言う事か……単純な話だったな。どっちにしろ、貴様はイレギュラーだ。誤算は修正する」

 剣を深く握って、いかにも突きを繰り出しそうな構えをする。

 私も身構えるけど、きっとアレは相手に剣を意識させるように構えてるだけ。

 本当の狙いは――

 パキパキパキと、足元から聞こえる音に下を見ると……靴と床が凍ってる。

「うえっ!?」

 と、驚いたフリをして足を床から離そうとするけど完全に床に縫い付けられてるから……取れないよね。

 そんな事だろうと思ったよ。

 よく見れば、ジャンヌの足から床を通して私の足下へと氷が伸びてる。

「所詮はただのAランク。私の敵ではないッ!!」

 動けないと見るや、ジャンヌはこちらへ走ってきた。

 私はすぐさま靴を脱いで、横に飛ぶ。

 間一髪。

 そして、髪の毛が何本か切られた。

 すぐさまこちらに振り向こうとするジャンヌに向かってナイフを何本か投げる。

 難なく彼女は叩き落とすが、その中に閃光手榴弾(フラッシュ・バン)が混じっていたことに気づいたらしい。

 手を掲げて、光が発せられる前に空中でパキンと凍らせてジャンヌは防いだ。

 その間に私は一度退散っと。

 

 ◆       ◆       ◆ 

 

 閃光弾に気を取られている間に逃がしたか。

 だが、まだこの場にいる。

 遊びに付き合ってる暇はない。

 まもなく星伽が来る頃だろう。

 それまでには終わらせる。

「時間稼ぎのつもりか? 例えそうだとしても、星伽が来れば終わりだぞ」

 闇の中にいる白野に私はそう呼び掛ける。

「確かにね~。人質に取られたらおしまいだね」

 彼女は律儀に返答してきた。

 ジャックの言う通り神崎ほどではないが……勘が良いのだろう。

 自分の敗北条件が分かっているらしい。

 私を見失えば終わり、星伽が来ても終わり。

 逆に彼女の勝利条件は遠山か神崎が来ることだろう。

 だがその勝利条件は彼女がここに来る前に何らかの手を打っていたらの話だがな。

 その可能性を考慮すれば、やはり星伽が来る前に倒すのがベストだろう。

 もし、遠山たちが来たとなれば白野を人質にすればいい。 

 段取りも決まったところで、彼女を探す。

 銃火器はここでは使えまい。

 影から撃たれることはないだろう。

 撃てば最後、全てを吹き飛ばす事になるからな。

 何かが飛んでくる気配と同時に振り返れば、

「またしても閃光弾……っ」

 この暗闇に目が慣れている以上、これをまともに喰らえばたとえ私でも間違いなく負けるだろう。

 すぐさま手を掲げて氷漬けにして防ぐ。

 しかし、私の左側から白野が接近しているのが見えた。

 チッ……剣を握っている手の逆側の方から攻めてきたか。しかも、私が防ぐことを見越していたらしい。

 どうやら、実戦慣れしているという情報も間違いではないようだ。

 我が聖剣『デュランダル』を両手で持って、横に一閃するが……かなり深くまで接近されている。

 白野は私の一閃を屈んで(かわ)してみせた。

 そのままの勢いでスライディングをするように私の足と足の間を通り抜けていく。

 そちらの方を振り向こうとすれば、足払いを仕掛けてこようとしている彼女がいた。

 すぐさま跳躍して、フランスの銃剣――ヤタガンを投げつけるが白野はすぐに退いたと思うと、何かを落としていった。

(3個目ッ……!)

 またしても閃光弾。

 私の超能力(ステルス)が付加されたヤタガンが発光する前に床を伝って閃光弾を氷漬けにする。

 その間にも白野は闇の中に消えた。

 どうやら、実力差を考慮して奇襲によるヒットアンドアウェイの戦法を取っているのだろう。

 だがそれは閃光弾を囮にしての離脱だ。

 なければ、私から逃れる術はない。

「小賢しい真似を……閃光弾をいくつ持っているかは分からないが、所持数はそれほど多くないだろう? この戦法を取るにも限界ではないのか?」

「遠回しに脅迫した人に小賢しいなんて言われたくないよ」

「私は策士なのでな。小賢しいは褒め言葉だ」

「開き直りの間違いなんじゃないかな?」

 人の揚げ足を取るような喋り方……少しばかり既視感を覚える。

 そう。ある人物の掴みどころのない、見えない姿が脳裏にチラつく。

 少しばかり湧き上がる怒りを覚えたと同時に、背後からの気配に振り向く。

「なっ……!?」

 彼女はリボルバーを構えていた。

 バカなッ!? ここは火薬庫だぞ……

 発砲すればどうなるか分かるはず。

 そして、彼女は躊躇いもせずに発砲した。

 我が聖剣の腹で銃弾を防いだが、弾かれた銃弾はどこかの箱にぶつかった音がする。

 思わず冷や汗を流す。

 ………………。

 爆発しない?

 その後も何発か銃弾を発砲し、私は防ぐが……一向に爆発する気配はない。

 それから銃弾を防いだ時の違和感。

 金属ではない。

 それに気付くと同時に白野が私に接近して空中で蹴りを放とうとしている。

 反撃はできない。

 銃弾と同様に蹴りも剣の腹で防ぐ。

 彼女はそのまま反動で跳んで行き、距離を取ったところで私は分かった。 

「……ゴム弾か」

地下倉庫(ジャンクション)で遠慮なく発砲して爆発しない時点で、銃弾じゃない事は簡単に分かっちゃうよね……」

「昨日の間によく用意してるな。対応の早いことだ」

 おまけに銃を使えないと思っていた私の意表を突いた点も評価しよう。

 閃光弾ばかり使っていたおかげでそちらに警戒も割かれていた。

 どうやら、一番警戒すべきだと奴が言った意味がよく分かった。

 こいつは神崎や遠山ほど単純ではない。

 そう言う事だったのだろう。

 奇襲を仕掛けてくることから、実力は私の方に軍配があると見ていい。

 しかし、流れはあちらの方にあるようだ。

 だがそれでも、大局的には私の方が有利。

 静かに白野はグロック18Cを抜き、私もそれに対して剣を構える。

 その時だった。

 ――ガシャン。

 この倉庫の扉が開かれる音がする。

 私も白野も視線をそちらに向ける。

 誰だ? ホームズか? 遠山か? それとも――

「誰か……いるの?」

「――ッ!? 白雪さん、そこで止まって!」

 初めて見えた白野の動揺。

 チャンスは逃さん。

 私は一瞬目を細めて、白野に突撃する。

 彼女は私に気付いたようだがもう遅い!!

 数秒後には――

 

「え……? イヤ……なんで……いやあああああああっ!!」

 

 星伽の巫女の叫びが響いた。

 




珍しく1万字を越えなかった。
それと、思ったんですが……
叫びを入れるのって何か、安っぽく見えません?
私が何となく思った事なので軽い感じに捕らえてください。
深い意味はないです。

最近はブラック・ブレットに手を出しました。
アニメにも良さはありますが……やはり原作も気になります。
ライトノベルのアニメは色々と省かれてたりしますからね。
なので早速1巻をちゃっかり入手してる訳なんですが――

私は生きてる、物語は素晴らしい!素晴らしきかな人生!ハレルーヤッ!

と言う感じです。
つまり、面白い。

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