転生少女の希望譚   作:修羅

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転生少女の成長譚 その3 ~回復したヒンバスとの別れ~

 

 

 

 

 

シンジくんが帰ってから、仕事から帰ってきた父と一緒にポケモンセンターに訪れた。母は家に残っている。

看護婦さんに通されて、私達はヒンバスがいる治療室へと赴いた。

ヒンバスに付けられているコードは減っているものの、まだ油断はできないらしい。しかし、前回よりは回復しているので、部屋に入ってもいいそうだ。

しかし刺激しないこと。傷つけるような事はしないこと。これが条件である。まぁ、やるわけないけどね。

 

私達が近づくと、ヒンバスは目を開けてしまった。

それを見た父は私を抱きながら、ヒンバスの目線を合わし、背中を優しくポンポンと叩く。

 

「よしよし、大丈夫だからなぁ。ゆっくりしてけよぉ」

 

ヒンバスは暫く硬直していたが、やがてまた目を閉じた。

どうやら敵意がないことをわかってくれたみたいだ。

父は私をヒンバスの前へと連れていき、「ほら、大丈夫だろ?」と、私を安心させるような言葉を投げかけてきた。

うん、大丈夫だ。ぐっすり眠っている。

ヒンバスに何があったのかは知らないが、少しでも休息になればと願っていた。

どうやら、この部屋には何もなく、自分を助けるものだと理解したのだろう。でないと、こんなに安心に眠れないはず。

とにかく、ヒンバスの体が回復に向かっているのも嬉しいし、ここを信頼してるのも嬉しい。

暫くは、ヒンバスのそばにいたいたなぁ。

 

 

その後、面会時間ぎりぎりまで、ヒンバスの側にいた私達で会った。

 

 

 

その後は、ヒンバスはぐっすりと眠っていて、起きる気配はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒンバスとの面会から一週間ぐらい経った。特に何もなかった。別にシンジくんと遊ぶのが怖いとかそういうのじゃない。前よりはマシになっている。

そんなことはいい。今日は完全回復したヒンバスが、野生に返される日である。

立会には私達家族と看護婦さん、そして看護婦さんのポケモンが立会人になった。

看護婦さんに抱き抱えられているヒンバスは、周りを見渡している。

看護婦さんはヒンバスをそっと、湖の方へと帰し、こう言った。

 

「もうあなたは大丈夫よ。あなたが安心するところに行きなさい」

 

その言葉を理解しているのか定かではないが、ヒンバスは看護婦さんたちと私達を交互に見て、背を向ける。

そしてまた私達を見て、湖の中へと潜っていった。

 

「……これで、ヒンバスは自分の住処へと帰れるな」

 

「そうね」

 

寂しくないと言えば嘘になるが、これがヒンバスにとっての幸せなら、私が止める必要も無い。

これでヒンバスは、また自由に泳ぐことが出来るのだ。

看護婦さんが「さぁ、帰りましょうか」と、ポケモンを連れて戻っていった。

私たちも、その後を追う。

 

 

 

 

 

ーーーーーまた、会えるかな。

 

 

 

 

 

その言葉を信じて、私は母の温もりに埋もれて、目を閉じた。

 

 

 

 

 





え?呆気ないって?そんな事言うなよ。゚(゚^ω^゚)゚。
これにて傷ついたヒンバスは〜完〜でございます。次はユキノちゃんが成長するよ!ロリコン残念だった!あっはっはー!
……まだロリコン歓喜の回が続くよ!(ダンッ
まぁ、色んな方に頼んでもらえれば幸いです。
それでは、次はシンジくんの回に会いましょう。
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