問題児と大嘘憑きと吸血鬼が異世界から来るそうですよ!?   作:天崎

51 / 188
今回は短めです。




ブラック★ラビットイーター

 

___“アンダーウッドの地下都市”最下層・展示保管庫。

黒ウサギは追い掛け回されていた。

そして安心院、球磨川、暦、忍、反坂はその光景をニヤニヤと面白そうに眺めていた。

 

「見てないで助けてくださいよ!!」

 

黒ウサギは稲妻で触手を貫くが表面が焦げるだけで効果は薄かった。

そして焦げたところもすぐに剥がれ落ちて内側は綺麗なままである。

触手は先端がまるで蛇のようになっており、それが80本程黒ウサギを追い掛けていた。

触手を操っているのは巨大な花から龍の首を生やしたような植物だった。

 

 

◇◇◆◇◇

 

 

何故こんなことになったかと言うと事の発端は球磨川禊である。

黒ウサギが焼き尽くした[ブラック★ラビットイーター]を球磨川が、

 

『燃やしたら勿体ないぜ黒ウサギちゃん』

 

と言って復活させたのだ。

当然、黒ウサギは再度焼こうとするが安心院が悪ノリをして復活した[ブラック★ラビットイーター]をその場で品種改良したのだ。

 

「ちょ、何をしてるんですか安心院さん!?」

 

「何って、改良」

 

「それは分かっていますが!!」

 

品種改良が終わり、現在にいたる。

 

 

◇◇◆◇◇

 

 

「どうだい?[ブラック★ラビットイーター バージョンドラゴン]は」

 

「聞いてないでいい加減止めてください!!」

 

「余所見してると危ないよ?」

 

安心院が言った直後、黒ウサギは触手に捕まった。

 

「キャァァァァァ!?」

 

そしてそのまま本体の龍の口にパクリと喰われた。

するとそこまで黙って見ていた暦が安心院に尋ねる。

 

「あれ大丈夫なのか?」

 

「たぶん大丈夫だよ」

 

そして、ズドォォォォン!!という雷鳴と共に龍の口が貫かれる。

それは一発だけでなく念入りに焼くように轟き続けた。

そして[ブラック★ラビットイーター]は完全に灰となって散った。

 

「酷い目にあったのですよ……」

 

消化液で全身ベタベタになった黒ウサギがトボトボと五人のところに歩いてくる。

白夜叉が見たら飛び付きそうな光景である。

 

「いや~ベタベタだな黒ウサギ」

 

「皐さん、そんなことを言うなら助けてくだいさいよ……」

 

「え~でも助けに行ったら巻き添えくらいそうだったし」

 

『そうだよ皐君。助けに行ったらつまらないだろ?』

 

「球磨川さんと安心院さんは反省してください!!」

 

叫ぶ黒ウサギに笑う一同だった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

その後、一同は日が暮れるまで収穫祭を見学した。

安心院と球磨川だけは途中で別行動になったが夕暮れまでには合流した。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

宿舎に帰った一同は談話室にいた。

一同と言っても安心院と球磨川は少し用があると自室にいる。

なので今いるのは黒ウサギ、ジン、暦、忍、反坂である。

そこでちょうどいいと言うことで反坂の事を聞く事になった。

 

「言っとくが俺の話なんてつまらないからな」

 

そう言って反坂は話し始めた。





今回はここまでです。

次回は反坂の話と今度こそ巨人襲来です。


それでは感想待っています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。