問題児と大嘘憑きと吸血鬼が異世界から来るそうですよ!? 作:天崎
反坂が話し始めたのは前に所属していたコミュニティのことだった。
反坂が前に所属していたコミュニティは“百鬼夜行”という妖怪の集うコミュニティだった。
小妖怪から大妖怪まで様々いるコミュニティで傭兵を主な仕事としていた。
リーダーは(“百鬼夜行”内での呼ばれ方は総大将)ぬらりひょん。
そしてその補佐にサトリと幹部達がついていた。
“百鬼夜行”はそれなりに有名なコミュニティであり、五桁に所属している。
立場はあくまで中立であり、傭兵業以外では他コミュニティと同盟を組んだりはしない。
中立は保てているのは“百鬼夜行”のメンバーに危害を加えたコミュニティはことごとく潰されているからだ。
だから黒ウサギはぬらりひょんの名を反坂が出した時、反応したのだ。
「まぁここまでは知ってるよな。ぬらりひょんのじーさんは自分の身内に何かあったら許せないタイプだからな。コミュニティ総出で出ることもあればぬらりひょんのじーさんと幹部数人で六桁のコミュニティを潰した事があるくらいだからな」
そこで一旦、話を区切り反坂は茶をすする。
次は球磨川と出会った経緯だな、と前置きして続きを再開する。
◇◇◆◇◇
ある晴れた日、反坂が縁側で昼寝をしているとサトリが偶然それを見掛けたのだ。
その結果、説教されることになった。
そして説教が終わった後、反坂はぬらりひょんに言われたことを思い出していた。
「働かないなら自立しろ」
そんなことを反坂は言われていた。
溜め息を吐いた後にどこかに散歩に行くことにした。
そこで球磨川と反坂は出会った。
◇◇◆◇◇
「いや~話してたら意外に気が合ってよ。“ノーネーム”なら仕事ないだろって思って移籍することにしたんだよ。実際はそうでもなかったけどな」
「それでそのことをぬらりひょんのじーさんとサトリのばーさんに話したら、ぬらりひょんのじーさんが幾つか条件を出してきてたな。そしてそれを球磨川のやつに手伝って貰ったんだよ」
そして条件を満たして移籍したらしい。
ただし球磨川は手伝うだけだったが、安心院はサトリと何か話していたようだ。
その様子はまるで腹を探り合っているようだった。
「ってかんじだが。だから言ったろつまらないと」
「お前がぬらりひょんやサトリを親しげに呼んでるのは何故だ?」
「それは俺がぬらりひょんのじーさんとサトリのばーさんの息子と一緒に育ったからかな」
そこで話は終わり、各々部屋に戻ることになった。
◆◆◆◆◆
『それは大丈夫なのかい?』
「何のことだい?」
『君が今組み立てたそれの事だよ』
「あぁ、[これ]ね。大丈夫だよ失敗はしていないから。それより君こそ完成させたのかい?」
安心院と球磨川が自室でそんなことを話していると、黒ウサギが部屋に飛び込んできた。
「緊急事態でございます!!」
『なんだい黒ウサギちゃん?』
「“アンダーウッド”は現在魔王の残党の襲撃を受けています!!」
「それはどんなやつだい?」
「それは…
黒ウサギが言おうとした直後、宿舎の壁がぶち抜かれ、巨大な拳が現れる。
しかし安心院はそれを軽々と受け止めた。
「へぇ、巨人かい。これはこれで面白そうだね」
そう言って拳を部屋の外へと弾き飛ばした。
今回はここまでです。
今回の中盤は半分寝落ちして書いたところなので怪しい部分があるかもです。
vs巨人が始まりました。
次あたりから本格的にバトルです。
それでは感想待っています。