問題児と大嘘憑きと吸血鬼が異世界から来るそうですよ!?   作:天崎

55 / 188

前回、久しぶりと言いましたが会ってない期間がそこまであるわけでもないのでタイトル通りに感慨のない再会です。


意外な再会~特に感慨はなし

 

「お前だったのか……悟」

 

反坂はたいして驚いた様子をせずに言う。

 

『そういえば君は何で一人なんだい?』

 

「ん~あぁ、護衛は鬱陶しいから撒いて祭を遊んでいたところだ」

 

「そんなことやってるとぬらりひょんのじーさんとサトリのばーさんに叱られるぞ?」

 

「はは、親父と御袋なら大丈夫だって、こんな状況なら言い訳がつくしな」

 

言いながら笑う悟。

護衛を撒くくらいは日常茶飯事なのだ。

それはぬらりひょんとサトリを両親に持つからでもあるかもしれない。

緋御 悟は“百鬼夜行”で若頭という立場にある。

それは将来ぬらりひょんの跡を継ぐ立場でもある。

反坂は子供の頃から一緒に育ってきた仲だ。

反坂に言わせれば腐れ縁らしいが。

球磨川とは反坂がコミュニティを移籍する為にぬらりひょんの出した条件をクリアするのを手伝っている時に知り合った。

こちらはこちらで意外に気が合っているようだ。

 

『ところで若頭君』

 

「その呼び方は止めてくれ。堅っくるしいから嫌いなんだよそう呼ばれるのは」

 

『でもむしろその方が本名ではあるよね?』

 

悟は将来“百鬼夜行”を継ぐと共にぬらりひょんの名を継ぐ予定にある。

だからぬらりひょんが現役の内は若頭が本名といえるのだが悟はそれを堅っくるしいからとそう呼ばれるのを嫌っている。

そして緋御 悟と名乗っているのである。

 

「それはともかく質問は何だ?」

 

『君はただ巻き込まれただけじゃないよね?じゃないと術者と戦ってないよね?』

 

「目的はあるにはあるが戦闘とは関係無いぜ。あれはただ単にあいつを処理した方が戦闘も速く片付いて祭再開されると思ったからだな」

 

「相変わらずだな……」

 

反坂が呆れたように言う。

 

「そう言えば今はどちらが強いんだ?」

 

「今は7:3くらいでぬらりひょんの方が強いかな?」

 

『ならまだバランスのいい時期だね』

 

悟はぬらりひょんとサトリの混血であり、各々の力の強さが月の満ち欠けのように変化しているのだ。

ただし変化しているのは妖怪としての能力で身体能力に変化はない。

 

「それで今はどこに向かってるんだ?」

 

『本陣営だよ』

 

「お前、どこに向かってるか分かってなかったのかよ」

 

「お前らに勝手に乗せられただけだからな。さて、俺は本陣営に行く気はないし降りさせて貰うぜ」

 

『竪琴は置いていってよ』

 

「分かってるての。じゃあまた祭でな」

 

そう言って悟は姿を陽炎のように揺らがすと瞬きの間に姿を消した。

 

『相変わらず自由気ままに行動してるね』

 

「それがあいつだからな。ガキの頃から勝手気ままに行動して、よくぬらりひょんのじーさん達に叱られてたよ」

 

『その度、逃げていたんだろ?』

 

「いや、捕まる時は大体ぬらりひょんの能力もサトリの能力も中途半端にしか使えない時だから逃げれた事はない」

 

去っていった悟を笑い話にしながら本陣営に向かう二人だった。





ほぼ説明だけで終了でした。

次回で三巻分は終わりの予定です。

ちなみに球磨川さん、皐、悟は同い年です。
関係としては悪ガキ二人に怠惰な纏め役というかんじに近いです。


それでは感想待っています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。