問題児と大嘘憑きと吸血鬼が異世界から来るそうですよ!? 作:天崎
方針が決まって僕達が本格的に探索を開始したのだがガロロさんは僕に話があるようだ。
「それで話って何ですか?」
「お前、阿良々木って言ったよな」
「そうですけど」
「なら忍野メメって奴は知ってるか?」
「忍野!?それってアロハ服のですか?」
「そうだぜ」
まさか箱庭で忍野の名前を聞くとは思っていなかった。
箱庭にも来てるとか何やってるんだあいつは?
それはともかくとして………
「ガロロさんは何時、忍野と知り合ったんですか?」
「四、五年前にフラフラとアンダーウッドに現れてよ。少し話している内に酒飲み仲間になったんだよ。それであいつが去るまでは仲良くやってたんだ」
「忍野はどうやって箱庭に来たとか喋りませんでしたか?」
「確か………[神隠しについて調べていたら気が付いたらここにいた]とか言ってたな」
………胡散臭いな。
あいつの事だから適当に言ったのかもいしれない。
「それで僕に話というのは?」
「あいつが去る前によ。[もし阿良々木暦という金髪の子を連れた男が来たら渡してくれ]って言われてな。この手紙を預かっていた」
そう言ってガロロさんは僕に封筒を渡す。
手紙にしては少し重かった。
封筒を開けると中には数枚の便箋と指輪が二つ入っていた。
「指輪?これが何か分かりますか?」
「いいや。俺に分かる類いじゃねぇな」
「そうですか……」
まぁ、後で調べればいいだろ。
それよりやることがあるし、手紙は後で読めばいいか。
“忍野”からの手紙を渡されてすぐ見ないのは不安だけど……四、五年前に書かれた手紙に重要なことが書いてあるとは思えない。
手紙を書いた忍野は僕の知っている忍野とは同じだろうとは思う。
それより探索として僕は探索の方に戻った。
するとどうやら成果らしいものは発見出来ているらしい。
城下町は城を中心に十二分割された区域で仕切られて、工業区や商業区の名残のようなものが残っていた。
「十二分割された空中都市………ますます以て“獣帯”と関係ありそうですねぇ」
「そうだな。各区域に何かありそうだ」
羽川も[もしかしたらステージにヒントがあるかも]って言っていたしな。
「ヤホホ!!ありますねぇ!!では私は空から探すついでに忍さんを連れ戻してくるので子供達と探索してください!!」
確かに忍はそろそろ呼び戻した方がいいだろう。
というよりさすがに遅いと思うので探してくれるのはありがたい。
そしてジャックは外郭の上を飛んでいった。
さて、子供達を任されたが………どうやらアーシャちゃんだけで充分のようだ。
◆◆◆◆◆
忍野忍はいまだに場内を歩いていた。
「何やら怪異のような気配を感じるんじゃがよく掴めないのう………」
そんなかんじに敵(?)の気配を辿るように歩いていた。
今回はここまでです。
今回は短めでした。
手紙の文面と指輪の正体についてはいずれ。
それでは質問、感想待っています。