ハリエットさんの転生生活   作:しかぞく

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ホグワーツでの授業

私とジニーが、ホグワーツに入学してから今日で一週間たつ。今、私とジニーは地下牢の魔法薬の教室の一番前の席に座って、眠気覚ましの薬を飲んで、スネイプ先生を待っている。スネイプ先生と会うのは組分けの儀式以来だ。なぜ一番前の席かというと、昨日の夜から今日の朝まで夜通しジニーと必要の部屋で、私が以前からずっと試行錯誤しながら試している呪文の練習をしていたのだ。私とジニーは練習に夢中になるあまり朝食を取りに行くのが遅くなってしまい、ここに来たときには他に席が空いていなくこの一番前の席しかった無かったのだ。呪文の開発の方は依然としてほとんど進まなかったが… やっぱり今までの呪文とはこの呪文はレベルが桁違いのようだ。完成する見通しがまったく立たない。

 

 

それでも今作っている呪文が成功すればきっと…

 

 

そうすればジェームズパパとリリーママもきっと自分の事のように喜んでくれるはずだ

 

 

 

 

ホグワーツでの授業は、ビンズ先生とあの能無し以外はとても楽しかった。マクゴナガル先生は、相変わらず厳しいがそれでも私とジニーが、最初の授業で一発で課題をこなせたときには、グリフィンドールに10点ずつくれた。フィルチさんには挨拶がわりに、入学式の次の日の朝のふくろう便で「ドクター・フィリバスターの長々花火」1ダースを贈っておいたよ!なぜかその後フィルチさんにフレッド、ジョージが、連行されていったが。フレッド、ジョージ私のせいだったらごめんね!

 

 

入学式の次の日は、ハリーお兄ちゃんにとっては散々な一日となったようだった。

 

まず、私とジニーがちょっと遅れて大広間に朝食を取りに向かっていると、ママからの吼えメールが届いていたらしく物凄い大音量の怒鳴り声がホグワーツに響き渡っていた。私とジニーが大広間に入ると、目の周りに隈をつくったハリーお兄ちゃんとロンが、二人とも死んだ魚のような目をして座っていた。どうもその前日ハリーお兄ちゃん達は、スネイプ先生がダンブルドア先生によって失神させられ、保健室に運ばれたのを知らずに、スネイプ先生の部屋でずっと退学させられるのかもという恐怖に怯えながら、早朝スネイプ先生が保健室から戻ってくるまで起きていたようなのだ。その上、寝不足状態の時にママから吼えメールが届いたようなのだ。

 

朝食をとり終わってからは、ロックハートイベントが三回も起こったらしい。

 

一回目は、二年生初の授業である薬草学の最初に起こったらしい。温室の前で並んでいたハリーお兄ちゃんをロックハートは授業が始まっていたのにも関わらず拉致って、車を飛ばしてホグワーツに来たことを「自分が有名になることの蜜の味を教えてしまったからだ」とかなんとか言ったらしい。

 

二回目は、昼食を食べ終わって休んでいたときだった。私とジニーも一緒にいた。ハリーお兄ちゃんがついにコリン・クリービーに見つかってしまったのだ。コリンがハリーお兄ちゃんにサイン入りの自分とハリーお兄ちゃんのツーショット写真を欲しいと言ってきたのだ。それを運が悪いことにマルフォイに見つかったのだ。私がすぐにマルフォイを杖なし無言呪文で黙らせたが、どうにも今日は運がないらしくロックハートに再び見つかった。そこからは最悪だった。ロックハートがハリーお兄ちゃんと一緒に写真をとって、サインをしようと言い出したのだ。もちろんコリンはそれに乗った。何故か私が写真を撮ることになったが。昼休みが終わるとハリーお兄ちゃんは、ロックハートに再び拉致られた。そこで、また「君にはまだサイン入り写真は早い」とかなんとか言われたらしい。

 

三回目は、昼休み直後にあったロックハートの闇の魔術に対する防衛術の授業だ。最初からあの「君はギルデロイ・ロックハートをどれだけ知ってるかな?54問テスト」を受けさせられたらしい。ハーマイオニーは満点を取ったらしいが。テストが終わったら、次はロックハートが持ち込んだピクシー小妖精の大運動会が行われたらしい。ピクシー達の後片付けをハリーお兄ちゃん達三人にまかせて、ロックハートは自分の部屋に閉じこもったらしい。ロックハートは杖をピクシーに放り投げ出された、と聞いたときは笑ってしまった。

 

私が、夕食時にハリーお兄ちゃんと会ったときにはすでに、ハリーお兄ちゃんは昨日からの疲れでダウン寸前だった。今日一日お疲れさまでした。後で薬を送っておいた。

 

ちなみに、そのテストは私達一年生の授業の時も行われた。私とジニーは第三問の「現時点までのギルデロイ・ロックハートの業績の中で、あなたは何が一番偉大だと思うか?」に対して、それぞれ「一つの事を極めた事」、「何事にも動じない精神力を身につけた事」と書いてみた。ロックハートは、ジニーの書いた答えをそのまま示したかの如く、「双子のウィーズリー兄妹の答えに対し、グリフィンドールにそれぞれ10点!皆さん彼らは、私が闇の魔術に対抗する事ができた秘訣を見事に答えてくれました。私は、今まで闇の魔術、闇の生物などに対抗することを極めてきました。なぜ、私がそれをなし得たか。それは、どんな事が起きても動じることがない精神力を身に付けていたからなのです。君たち二人は実にすばらしい!私の次にですがね☆」と、絶賛してくれた。

 

決闘クラブ楽しみにしててくださいね♪

 

 

 

そろそろスネイプ先生のご登場の時間かな?

 

 

スネイプ先生は入ってきて一瞬私をみると、そこから出席をとっていった。

「ハリエット・ウィーズリー」

「はい」

「うむ、その素晴らしい返事と素晴らしい名前にグリフィンドール10点!」

「あ、ありがとうございます…」

ハリーお兄ちゃんがジェームズパパにそっくりだから、リリーママに似ていて、それでいて今はポッターの姓ではない私の事がよっぽど嬉しいのかな?私まだ前世の時みたいにスネイプ先生に上目遣いしてないのに…

「その礼儀正しさと、一番前の席に座るという授業への前向きな態度にさらにグリフィンドール10点!」

ジニーは苦笑いしてるし、グリフィンドールの生徒も、スリザリンの生徒もスネイプ先生の態度に驚いている。そりゃ、そうだよね。あんなにスリザリン贔屓という前評判があるスネイプ先生が、授業開始3分でグリフィンドールの私に20点も与えたんだから。コリンの私を見る目がコワイ。今世では、コリンのターゲットにならずに済むと思っていたのに、まさかこんな落とし穴があったとは。

 

スネイプ先生は出席をとり終えると、大演説を始めた。

「このクラスでは、魔法薬調剤の微妙な科学と、厳密な芸術を学ぶ」

スネイプ先生は、グラスの生徒を見回しながら話始めた。私を見るときだけは優しそうな目をしているが、私以外の生徒を見るときは閉心術を自分にかけて話していた。

「このクラスでは杖を振り回すようなバカげたことはやらん。そこで、これでも魔法かと思う諸君が多いかもしれん。フツフツと沸く大釜、ユラユラと立ち昇る湯気、人の血管の中を這い巡る液体の繊細な力、心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力。 我輩はほとんどの者にこの見事さを真に理解できるとは期待しておらん。」

「だが、一部の才能あるものには 」

スネイプ先生が私をじっと見てきた。

「名声を瓶詰めにし、栄光を醸造し、死にさえ蓋をする方法を我輩は教えよう。」

 

「ハリエット・ウィーズリー、君に質問をしてみよう。」

「はい。何でしょうか?」

「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるかわかるかね?」

「強力な眠り薬である『生ける屍の水薬』となります。」

「完璧な答えだ。グリフィンドールに10点!」

「ありがとうございます」

「うむ、では次の質問をしてみよう。ペゾアール石を見つけてこいと言われたら、どこを探すかね?」

普通に答えてもいいけどちょっと遊んでみよう

「私ならホグワーツの材料棚の中を探してみます」

「うむ、実に素晴らしい答えだ。模範解答だ!その答えに対しグリフィンドール30点!(リリーもスラグホーンからの質問にこのように答えていたからな。この子は間違いなくリリーの娘だ。実によく似ている。リリーーー!)」

「ありがとうございます!」

スネイプ先生がなぜかとても嬉しそうにしている。こんな先生初めてみるんだけど、どうしたのだろう。完全に閉心術が解かれてるし…たぶん今開心術を私がかけたら、リリーママとのスネイプ先生の思い出が見えるんだろうな。

「最後の質問をしてみよう。モンクスフードとウルフスベーンとの違いは分かるかね?」

「二つとも同じ植物で、別名をアコナイトと言います。とりかぶとのことを指します。」

「うむ、その通りだ。ハリエット、君は非常に優秀だ。この三問を答えきった者など今までおらん。(やはりこの子はあの憎きポッターの子とは違う。リリーの子だ。)グリフィンドールにさらに40点!」

「ありがとうございます」

よく考えたら授業始まってからすでに100点も取ってしまったみたい… 前世でもこんなことは無かったのに。ハリーお兄ちゃん効果かな?

 

その後は、スネイプ先生は生徒を二人一組にさせて、おできを治す簡単な薬を調合させた。スネイプ先生は私とジニーを別の組にしようとしたが、私が上目遣いをしながら「ジニーと一緒にしても良いですか?」って聞いたら、「もちろんよいとも!ハリエット、僕の机の上にある大鍋を使いなさい。そこならば他のウスノロどもが失敗しても被害は来ないはずだ。君たちが移動したら念のため君たちの周囲に僕が保護呪文をかけておこう!」と即答された。どうやら、今世でも私の上目遣いはスネイプ先生に効果抜群のようだ。その際私には、「ハリエット、君の直感に従って調合をしてみなさい」って言われた。

 

それから、私とジニーはスネイプ先生の机まで移動して、スネイプ先生が「プロテゴ ホリビリス」をかけてから薬を調合し始めた。なぜ、この程度の魔法薬の授業で最上級の盾の呪文をかけたのかは分からないが。

 

「ハリエット、スネイプ先生なんかすごいね…」

「うん。前世ではここまでは無かったよ。」

「そうだったよね。」

「たぶん、ハリーお兄ちゃんがジェームズパパと似過ぎてるせいだとおもうの。」

「なんで、ハリエット達はそこまで両親からの遺伝が極端なの?」

「そんなの私に聞かないでよ」

 

「ねぇさっき気づいたんだけどさ。ハリエット、僕さっきから物凄い目つきのスネイプ先生から睨まれてるんだけど」

「ジニー、私のせいでなんかごめんね」

「ううん、いいよ。ハリエットの方こそこれから大変だね。絶対この話すぐに広まるよ。」

「ハリーお兄ちゃんになんて説明すればいいのかな?」

 

 

その頃スネイプ先生はと言うと…

「僕もハリエットの隣で魔法薬を作りたいのに!あのウィーズリーの末っ子はいつもハリエットと一緒に過ごしているというではないか!たまには、譲ってくれたっていいではないか!」

 

「先生、あのこれはどうすれば?」

「クリービー、こんなのも分からぬのか?」

「ヒッ」

 

グリフィンドール、スリザリン生一同

(クリービー、哀れ)

 

「なぜ、ああも甘い空気があの二人の回りにながれているのだ!僕が入り込めないではないか!」

「おっ!?あのハリエットの手の動きは、まさしくリリーの魔法薬の調合をするときの癖と同じだ!素晴らしい!魔法薬調合の手法の可憐さに対しグリフィンドール50点!」

シューシュー

「クリービー!我輩がいつ大鍋を火から降ろさないうちに、山嵐の針を入れていいと言ったかね?」

「ヒッ、ごめんなさい、ごめんなさい」

 

グリフィンドール、スリザリン生一同

(スネイプ先生、理不尽すぎます!)

 

「今、何か変なことを考えた者はさっさと出てきたまえ。もれなく全員罰則を与えてやろうではないか。」

 

グリフィンドール、スリザリン生一同

「「「誰もそんなこと(先生がハリエットに無駄な片想い中だと)は一切考えておりません!」」」

 

「貴様ら、全員10点減点!その上で、日曜の朝10時から夕方5時まで罰則を行うものとする!」

 

その時、生徒は理解した。スネイプはスネイプなのだと。そして、ハリエットはそんなスネイプに対して唯一自分の主張を突き通せる存在なのだと。

 

 

 

 

夕食時にて

 

「やぁ、ジニー」

「やぁ、ハリエット」

私とジニーが夕食をとろうとしていると、予想通りフレッド、ジョージが顔を輝かせながらやって来た。

「どうしたの?二人とも」

「どうしたかだって?」

「そりゃ、決まってるだろ」

「「どうやってスネイプを攻略したのかを知りに来たのさ」」

「う~ん(なんて答えたらいいんだろう)」

「スネイプの授業で加点されたグリフィンドール生なんて今までいたのか?」

「いやー、それにしてもスリザリンがスネイプの授業で大減点をくらうなんて、きっと100年は語り継がれる伝説になるぜ」

「「「ハリエット、ジニー!」」」

ハリーお兄ちゃん、ロン、ハーマイオニーもやって来た。どこまで広まちゃったの?ホグワーツの噂の伝達速度が恐ろしい…

「ハリエット、スネイプの授業で何があったの?」

「マーリンの髭だぜ。スネイプの授業でグリフィンドールに点が入って、スリザリンから点が減るなんて。」

「意味が分からないわ。私、今までどんなに頑張ってもスネイプ先生から加点されたことなんてないのに!」

このあと、ハリエット、ジニーの二人は色んな人からしばらくの間、質問攻めに合うのだった。

 

 

 

 

 

その頃教職員テーブルでは

 

「のう、ミネルバ」

「何でしょうか、アルバス」

「セブルスがハリエットに150点も与えたらしいのう」

「えー、そのようですね。クィディッチ一試合でシーカーがとる点数と同じですね」

「一回の授業でシーカーと同じ点数はさすがにやり過ぎかと思うのじゃが、どう思うかの?」

「ホグワーツ副校長としてはセブルスに注意を与えるべきでしょうが、グリフィンドール寮監としては喜ばしいことです。私は、寮対抗杯を他の寮に渡したくありませんから。」

「要するに何もお咎めなしと?」

「えぇ、そういうことです。これからは私の授業が空いているときは、ハリエットの応援にいこうと思っています。」

「そうか…」

(少々相談する相手を間違えたようじゃの)

 

 

パシャリ

「ハリエット、その後ろ姿はまさに芸術だ!グリフィンドールに10点!」

(なぜ、わしの周りにはまともな人がおらぬのじゃ!)

パシャリ

「これからは、リリーの代わりに僕がハリエットのアルバムを作っていこう!」

パシャリ パシャリ

「おぉ、実にいい写真が撮れたではないか!我ながら素晴らしい!早速部屋に飾ろうではないか!いやいや、これは素材が素晴らしいのだ、間違えてはならぬ。グリフィンドールに10点!」

(セブルスよ、わしは君をアズカバン送りにはしたくないのじゃが…)

「むっ、ポッター!ハリエットに近づくでない!我輩にとって暗黒の七年生の頃を思い出してしまうではないか!我輩の視界から消えるのだ! エバネスコ!消えよ!」

「セブルス、人に消失呪文をつかうでない!プロテゴ!守れ!」

「なぜ効かぬのだ!ダンブルドア、あなたか!?」

「セブルス、ハリーの目をよく見てみるのじゃ。リリーの目を受け継いでおる。あの子も立派なリリーの子じゃよ。」

「あれは、確かにリリーの目だ… 」

「そうじゃよ。セブルス、あの子もリリーの子なのじゃよ」

「あの子もリリーの子… っ!何を納得しておる!我輩はあれをリリーの子とは認めぬ!決して認めぬ!あれは、あの憎きポッターの子だ!セクタ「ステューピファイ!麻痺せよ!」ム…」

「一度、フォークスに頼んでセブルスを北極へ連れていってもらうべきかもしれぬの…」

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