前にも投稿してからしばらくたった後から書いたんですが、最新話には最初からアンケートのことを載せておきます。
今日はハロウィンだ。私は今、ゴドリッグの谷にあるジェームズパパと、リリーママのお墓の前に来ている。お墓の墓石には私の名前も刻まれている。ホグワーツからは、ポートキーを作って脱け出してここに来た。本当はハリーお兄ちゃんにも隣にいて欲しかったけど、先にニックとの約束があったから仕方ない。今頃、大広間ではハロウィンパーティーが行われ、地下牢ではハリーお兄ちゃんとジニー、ハーマイオニーの三人がニックの絶命日パーティーに参加しているのだろう。ロンは「ちょっと気分が悪い」と言ってたから、自分のベッドで寝ているのだろう。自分の死んだ日を祝うのは、未だに私には理解できないけど…
あの日に起こった私とスリザリンチームとの『穢れた血と隕石事件』は、あっという間に広まったようだった。スリザリンの生徒からは確実に畏怖の目で見られていた。それ以外の生徒からも、前日に起こした『スネイプ先生暴走事件』のこともあってか、ものすごく注目されてしまった。
ちなみに、私が守護霊を飛ばしてから、5分もしない内にスネイプ先生はやって来た。誰が見ても分かるぐらい幸せそうな顔をしながら、スリザリンチームを回収しに来たスネイプ先生は、私の守護霊に対して「一年生で有体の、伝言を伝えれる守護霊を出せるとは素晴らしい!」と言って、グリフィンドールに50点もくれた。絶対にリリーママと同じ牝鹿だったからでしょ!ジニーとコリン以外は、スネイプ先生が私に加点するのを初めてみたから、驚いて、口を開けてスネイプ先生を見ていた。スネイプ先生に、改めて経緯を説明すると「友達思いであるのと、この年で二種類もオリジナル呪文を発明しているとは素晴らしい!」と言って、さらにグリフィンドールに50点もくれた。スネイプ先生は、それからしばらく私とオリジナル魔法のことなどを話した後、思い出したかのようにスリザリンチームに無言で「身体浮遊呪文」をかけて、去っていった。去り際に「もし、良ければ僕の作った呪文も使ってみないかい?」と言って、先生の作った呪文がまとめられた、ピカピカのの冊子を渡された。中をちらりと見てみると、最初のページに「レビコーパス!身体浮上せよ!(無)」と書いてあって、そのとなりに呪文のこつや反対呪文が書かれてあった。先生、まさか私にこれを渡すために、新しくまとめたりしたの!?ありがとうございます…
しばらくすると、マクゴナガル先生とフーチ先生もやってきた。星が落ちた時の音がでかすぎたようだ。マクゴナガル先生は、ハーマイオニーから事情を聞くと、私を見ようとしたが、そこに私は居なかった。ハリーお兄ちゃん達はすでに練習を始めていたから、スタンドにいたのはハーマイオニー、ロン、コリン、それと少し離れたところで一匹の牝鹿にパンをやっているジニーだけだった。ハーマイオニーやロンが、「ハリエット、さっきまでここにいたのに!」と言うと、マクゴナガル先生は胃の辺り押さえて、小さな声で「父親の遺伝ですか… 胃薬の準備がいるかもしれません」と独り言を言って、ロンにハリーお兄ちゃんとロンの『空飛ぶ車事件』の罰則を言い渡してから、フーチ先生とどこかに去っていった。
ハリーお兄ちゃんは、その日の夜、ロックハートの部屋で、ロックハートのファンレターへの返事の手紙の宛名書きという、全くもって理解ができない罰則の途中に、「氷のように冷たい声を聞いた」と次の日の朝、私やジニーに話してきた。もうすでに、誰かがバジリスクを解き放ったのだろう。ジニーの手が少し震えていたので、私はいつもより強くジニーの手を握った。
ジェームズパパと、リリーママのお墓の前には沢山のお花や、私用だと思われる赤ちゃん用のおもちゃや、お菓子などが供えられていた。7才の頃から毎年この日の夜に、こっそりとやって来ているが、毎年沢山のお花などが置かれている。誰かからなのだろう大量の百合の花束も毎年供えられている。
「ジェームズパパ、リリーママ、私やっとハリーお兄ちゃんに会えたんだよ。ハリーお兄ちゃん、ジェームズパパにそっくりだったよ。」
私は、それから去年一年間の事を二人に報告した。
「それじゃあ、私そろそろホグワーツに帰るね。今度は、ハリーお兄ちゃんも連れてくるからね。」
ガサッ
私が、二人に別れを告げてホグワーツへ戻るポートキーを作ろうとしたとき、突然私の後ろから物音がした。私は、杖をポケットから出して後ろを振り返った。
「誰?」
少し離れたところに、人が一人立っているのは分かったが、暗くて誰だか分からない。
「…リリー 、なのかい?」
声が震えているが、どこか懐かしい男の人の声だ。ただ、まだ警戒を解くわけにはいかない。
「あなたは誰ですか?」
「あぁ、すまない。これでどうかな?ルーモス!光よ!」
男の人が自分の杖に明かりを灯すと、その人の姿を見ることができた。
その人物は、白髪混じりの鳶色の髪に、継ぎ接ぎだらけのローブを着て、使い古されたバッグと花束をもって立っていた。リーマスだ。リーマスは、私の顔を見るなり杖を取り落とした。
「あの、大丈夫ですか?」
「君は… ハリエットなのかい?」
リーマスは、私の事をどうやら一発で見破った様だった。リーマスは、前世でも確か私のジェームズパパそっくりの目を見て、私の事を見破ったんだったけ?
「私の名前はリーマス・ルーピンだ。答えてくれ!君は、一体何者なんだい?」
「あの、リーマス落ち着いて。」
「私の事はいいから、早く答えてくれ!」
リーマスがここまで取り乱すのを見るのは、ダンブルドア先生が亡くなったとき位だ。
「私の名前は、ハリエット・リリー・ポッターだよ。」
私が、そう答えるとリーマスは息を呑んだ。そして、私に近づこうとしたが思い直したのかその場に留まって、自分の杖を拾った。
「君は、生き延びれていたんだね。」
「はい」
「それにしても、君はお母さんにそっくりだ。目だけはジェームズだけどね。」
「よく言われます。ハリーお兄ちゃんにも言われたよ。」
「そうか、もうハリーとは会ったんだね。」
「うん!とっても優しかったよ!」
それから、私はリーマスと時間が経つのを忘れて、ジェームズパパとリリーママのお墓の前で、二人の学生時代の話を私が聞いたり、今までの私の生活とかをリーマスに話したりした。
「君が生きていることに驚いて、忘れてしまっていたけれど、そういえば、ハリエット、君は今ホグワーツに居るべきだよね?」
「へ?」
私が、まずっ!って思ってると、リーマスはなぜか笑いだした。
「どうしたの?」
「いやいや、君は本当にジェームズの娘なんだなって思ってたところだよ。」
「どういうこと?」
「勝手にホグワーツを脱け出してここに来る所とか、さっきの顔も悪戯が見つかったときのジェームズにそっくりの顔だったよ。」
「怒らないの?」
「私は、ホグワーツの先生ではないし、ハリエットもここまで一人で来れるほどなんだ。それに、ハリエットの気持ちも考えたら怒るなんて出来ないよ。」
「やったね! うん?でも、リーマスがホグワーツの先生になったら、見逃してくれないの?」
私が、上目遣いをしながら聞いてみると、リーマスは乾いた自嘲気味の、それでいてどこか寂しそうな笑い声をあげた。
「君のその上目遣いに私は勝てないみたいだね。…でも、私は、ホグワーツの先生などには決してなれないよ。」
「どうしてそう思うの?」
「私は、病気を患っていてね」
リーマスは、どこか答えづらそうに、そう答えた。
「そんなの関係ないと思うよ。現にこうやって、私と話せてるし、ホグワーツにも通えていたんでしょ?」
私が、そう答えるとリーマスは苦笑いをした。
「よく、ジェームズにも言われたよ。ジェームズは私が『小さなふわふわした問題』を抱えている、なんて周囲に言っていたから、回りの人たちは私が、行儀の悪いウサギでも飼っているんじゃないかと思ってたよ。」
「じゃあ、約束しよ!」
「約束かい?」
「うん!『私はリーマスの病気が治るような魔法を作って見せるから、今度会うときはホグワーツで!』って」
「分かったよ、次はホグワーツで会おうね」
「うん!」
「じゃあ、そろそろお別れかな?」
「じゃあ、またホグワーツでね!」
「ハリエットまた会おうね。バイバイ」
「バイバイ!リーマスも元気でね!」
私はそう言うと、近くに落ちていた空き缶をポートキーに変えて、ホグワーツへ戻っていった。
「ジェームズパパとリリーママの前で、リーマスと約束もしたし、あの呪文を早く完成させないとね。」
ホグワーツの空を見上げると、ほとんど満月に近い月が辺り一面を照らして、きれいに輝いていた。
「浄化の月光か…」
もうすでに、大広間でのパーティーは終わったらしく、大勢の人たちの話し声や笑い声が廊下から聞こえてきた。だが、それもすぐにピタッと止んだ。まさか… 私は、すぐに人混みの方へと駆け出した。私が、人が集まっている場所にたどり着くと、すでにダンブルドア先生や、マクゴナガル先生、スネイプ先生、フィルチに、ロックハートもそこにいた。その騒ぎの中心には、石にされたミセス・ノリスと、呆然としているハリーお兄ちゃん、ジニー、ハーマイオニーの三人が立っていた。私は、なんとか人混みをかき分けてジニーの隣にまでたどり着いた。ジニーは、壁に書かれた文字に目がくぎ付けになっていて、震えていた。
「ジニー、大丈夫だよ。私がそばにいるから。ほら、手を出して」
「うん。ありがとう、ハリエット。でも、もう大丈夫だよ。」
私が小声で話かけると、ジニーは少し落ち着いたようだったが、私は、それでもジニーを安心させる様に手を強く握った。
ダンブルドア先生の指示で、私たちはロックハートの部屋に行くことになった。
ロックハートの部屋は、ロックハートの写真で埋め尽くされていた。今度、ニフラーでも入れておこう。ダンブルドア先生と、マクゴナガル先生はミセス・ノリスを隈なく調べ始めた。スネイプ先生は、私の後ろに立ち、私の後ろ姿を幸せそうに見つめていた。スネイプ先生、ロックハートの部屋にある巨大な鏡で反射して私やジニー、ハリーお兄ちゃん、ハーマイオニーに、もろ見えてますから。ジニーと、ハリーお兄ちゃんから少し圧が出てきているんですけど。ロックハートは、皆の周りをうろうろしながら、あれやこれやと見当違いの意見を述べていた。何が猫が死んでいるだ、何が「異形変身拷問」の呪いだ。フィルチは、ロックハートの言葉に激しくしゃくり声を上げながら、合いの手を入れていた。
「アーガス、猫は死んでおらんよ。石にされただけじゃ。ただし、どうしてこうなったのか、わしには答えられんがの…」
フィルチは、今まで顔を覆っていた指の隙間からミセス・ノリスを覗き見た後、ハリーお兄ちゃんの方を睨み付けた。
「あいつがやったんだ!あいつに聞いてくれ!あいつは私の事務室で見たんだ。私が『スクイブ』だって知ってるんだ!」
「僕、ミセス・ノリスに指一本触れていません!」
ハリーお兄ちゃんがフィルチに大声で言い返した。
「アーガス、わしはハリーがやったとは思っておらんよ。二年生がこんなことをできるはずがない。最も高度な闇の魔術をもってして初めて…」
「なら、あいつだ!」
あれ?フィルチが私を指差してきたんだけど?
「あいつは、こいつと親しい。こいつがあいつに頼んだんだ!宇宙から星を落としてしまうあいつなら出来るはずだ!」
はい?私、宇宙からなんて落としてないからね!確かに、宇宙から落としたら威力は高くなりそ…いやいや、そんなことすれば、周りにいる私も死んじゃうから。やめよう、やめよう…
分かったこと:ホグワーツの噂の伝達速度は異常だけど、誇張のされ方も異常なようだ。
「フィルチ、自分のペットが大事なのは分かりますが、その場にいなかった彼女に罪を擦り付けようとするのはいかがなものですかな?」
私や、ハリーお兄ちゃん、ジニーが反論しようと口を開く前に、私たちの後ろから声がした。スネイプ先生だった。なんか、スネイプ先生から禍々しいオーラが放たれていた。フィルチが青ざめていた。スネイプ先生に小声で「ありがとうございます」って言うと、スネイプ先生の顔が真っ赤になってしまった。その途端、私は身体を誰かに強く引き寄せられた。私が振り向くと、ジニーがスネイプ先生に見せつけるように私をいつもより強く抱き締めた。
「ジニー?」
「ハリエットは誰にも渡さないからね」
「もう。私は約束したよ。ジニーと結婚するって」
それからしばらくして、ジニーと離れるとロックハートの部屋がカオスなことになっていた。ハリーお兄ちゃんは、スネイプ先生と私、ジニーの間にいつの間にか移動して私たちの前に立ちはだかっていて、顔が灰色になっていたスネイプ先生と互いに睨みあっていた。
「ジニー、ハリエットをはやくもらってあげてね。ウィーズリーおじさん達が許可をくれたら、明日にでも結婚していいからね!」
やったね!ハリーお兄ちゃんからも、ジニーとの結婚の許可も降りちゃったね!
「「ありがとうハリーお兄ちゃん/ハリー」」
ハーマイオニーはと言うと、一人で頭を抱え込んでいた。
「なんなの、このジニーとハリエットの間に流れる甘ったるい空気は!それに、なんでハリーがあの二人の結婚の許可なんて出してるのよ!」
ダンブルドア先生と、マクゴナガル先生はと言うと、二人で微笑みながらその様子を見ていた。
「ハリーも、ハリエットもジェームズや、リリーによう似ておるのう。」
「えぇ、セブルスに対して一人の少女のことで、強烈な敵対心を抱いているハリー、学生時代にすでに結婚相手を見つけたハリエット、あの二人が親に似てるのは容姿だけじゃないようですね」
「そうじゃのう。ところで、ミネルバ、ウィーズリー家の双子があの二人に子供がいつ出来るのか賭けをしておるようじゃが、わしらも参加してみんかの?」
「あの二人は一体何をしているんですか。こんな事や、悪戯にかける労力を少しでも勉学に向けてくれれば良いのですが…」
「そう、責めるでない」
「ちなみにあの二人はなんと?」
「フレッドが5年で、ジョージが10年じゃったのう」
「なら、私は8年にしておきましょう。」
「なぜ、そうしたのじゃ?」
「グリフィンドールの寮監としての希望です。子供を産むのは、せめて、卒業してからにしてもらいたいです… アルバスはどうされます?」
「うむ、どれどれ。ほう。ミネルバ、わしは6年にしようかの。」
「なぜ、6年なのです?」
「今、わしが持っておるレモンキャンディーの数だからじゃよ。」
フィルチは、ロックハートに何故か再び演説を聞かされていた。ロックハートの言葉に、壁一面に貼られたロックハートの写真がシンクロしているのは、少しだけ尊敬しよう。
「セブルスも、ハリーもそろそろやめるのじゃ。ハリー君はなにか、わしに言いたいことはあるかの?」
「ありません」
ハリーお兄ちゃんは一瞬戸惑った後、そう答えた。
「そうか。ハーマイオニーや、ジニーに、ハリエットも何か言いたいことはないかの?」
ダンブルドア先生は、私たちにそう聞くと、キラキラした目で覗きこんできた。私とジニーはとっさに自分自身に閉心術をかけた。ホグワーツに来る前に、ジニーには私が閉心術の訓練を行った。ジニーは、さすがというかなんと言うか、あっさりと習得してしまった。私の前世での努力… ダンブルドア先生は、私たちが「特にありません」と答えると、ロックハートの部屋から解放してくれた。
その日からしばらくの間、学校中の関心事は「秘密の部屋」に関する事となった。私とジニーとハリーお兄ちゃんは、念のためハーマイオニーと出来るだけ一緒に行動するようにした。
最近、ラテン語とかを調べるのにはまりました。これでも、英語は大嫌いなんですけどねw
調べてる途中でコキュートスという、とんでもないものも見つけてしまいました。あれってとあるドS将軍の奥の手の名前の候補にもなったやつですよね。たしか。あの奥の手は正直、「チートすぎるw」って思って見てました。ちなみに、今のところあれを使わせて頂く予定は有りませんので、ご了承ください。