龍球これくしょん ー龍(ドラ)これー 着任!!ベジータとピッコロ‼最強の戦士達 作:ムリアリア
悟飯「でもうpぬしさん。これって実質1話の後編…アニメだったら
CM挟んだ後の話になるわけですよね?」
うっ!(ギクッ)そ、それは・・・わりぃけど急ぎの用事が出来ちまって・・・
加賀「散々待たせておいて漸く一つ終わらせただけ?頭に来ました(ギリリッ)」
か、加賀ロット!?逃げるんだぁ・・勝てるわけがないYO!
摩耶「逃げんじゃねーようp主!この摩耶様から逃げられると思ってんのかぁ!?(ジャコッ)」
アイエエエエエエ!!(シメヤカに爆発四散!)
山城「全く無能な提督・・じゃなくてうp主ね。それでは、第2話、始まります!」
ナレーター「魔人ブウとの死闘の末に、壮絶な自爆を遂げたベジータ。だが、ベジータは
生きていた!突如襲い掛かる謎の生物を退け、新たな戦場へたどり着くものの、馬鹿にするような言葉を受けたベジータは激怒した。
ベジータの怒りの矛先は、どちらへ向かうのか!?
第2話『ぶっ飛ばす!!ベジータ怒りの超パワー!』」
加賀は改めて、空中に浮かんでいるベジータを見た。
先程の様な変人を見る目ではなく、真剣な目つきで分析していく。
(あの姫級も驚いていたし、深海棲姫の新たな兵器ではなさそうね…。見た所、飛行を可能とするような装備は付いていない。)
以前、工廠と呼ばれる軍需品に関わる場所で、新装備の開発に従事していた
二人の人物を思い出す。
(――これよ!これさえあれば、深海棲艦達を一網打尽にできるわ!)
(――さ、流石にこれは無理じゃない…?でも、かっこいいわね!これ!)
何かの雑誌を見ながら興奮気味に話していた二人。二人が去った後でその雑誌を見ると、表紙には、額にVの様なマーク、白を基調とし、胴体、そして突き出した肩は青。背中には翅の様な物が付いており右手に銃、左手には横長の分厚い盾の様な物を持っていた人間の様な奇妙な生き物が映っていた。
(流石に『アレ』と同じとは思えないけど、どうみても機械でしょうし。少なくとも…ただの人間ではなさそうね。となると、先の光も彼が…?だとしたら)
――私たちや奴らよりもよっぽど化け物ね。加賀の顔は無表情のままであったが、額から頬に
かけて一筋の汗が流れ落ちる。あの数の艦載機を容易く殲滅する力、それをこちらに
向けられたら…間違いなく無事では済むまい。
今更謝罪したとしても、恐らく彼の機嫌を余計に損ねるだけだろう、と加賀はそう考え、
こちらに怒りの矛先が向かない様に胸中で祈った。
―どうでもいい事だが、山城にはベジータの背景に全身に兵装が付いた超巨大な機械人形が映ったとか映らなかったとか。
一方、空母棲姫の方も彼の奇抜な額に噴きだしてしまったが、自分の艦載機を撃墜されたことを思い出し、すぐに表情を険しい物に切り替える。
(カンサイキハマダハッカンデキル…ガ、ヤツガイルイジョウムイミダ!
クソッ、バケモノメ…ッ)
彼女が危惧しているのはたくさんの艦載機を失ったことではなく、それをやってのけたベジータ本人である。
艦載機は攻撃のみならず、索敵、制空権確保等、様々な役割を果たす。当然、艦載機同士の戦闘もあれば艦から対空射撃を受けることもあるので、発艦してから帰還する度にその数は減る。
だが、撃墜した相手は艦載機を発艦させる空母でもなく、戦艦でもなく、防空駆逐艦でもなく、
空中に浮いていることを除けば、ただの人間である。
―人間とはみなこうなのか?焦りのあまり、そんなことを考えるも、即座に頭を振り否定する。
そうであるなら艦娘など必要なくなる。なにより、
(テイトクトヨバレルニンゲントモチガウ、カンムストモチガウ、ナンナノヨコイツハ!?)
そう、彼女は人間を見たことが何度かある。以前、手下を連れて鎮守府を襲撃しようとした
際に、艦娘達と戦闘を繰り広げている後ろで、錨の模様が描かれた白い軍帽、同じく白の軍服を
纏い、軍刀を振りながら指揮をしていた人間がいたのだ。
その人間が提督と呼ばれていた事を、空母棲姫は思い出した。しかし、目の前にいるのは
どうみても提督とは思えない。提督本人も軍人故、それなりに鍛えている者は多い。が、あの人間はそういうレベルを超越している。それどころか人間かすら怪しい。普通の人間が艦載機の大群を一瞬で葬り去るなど有り得ない――ファンタジーでもない限り。
空母棲姫も加賀達と同様、ベジータを警戒し、すぐに攻撃を開始しようとはしなかった。
そして、当の本人のベジータは未だに怒り心頭、といった状態であった。原因は二つ。
一つは自分を(主に容姿を)馬鹿にしたこと。そしてもう一つは、両者とも
だんまりで、動きが全くない事である。
(こんのクソ女共め!!俺がひそかに気にしている事を笑いやがってッ…!
あの時の事を思い出すぜ!)
顔を怒りで歪ませながら、ベジータは、天下一武道会の本戦開始前に起きた
ある一つの事件(?)を思い出した。
――ベジータは悟天・トランクス達が出場した天下一武道会・子供の部(悟空達は
知らなかったが、いつのまにか子供・大人と分けられていた)の決勝戦を見た後、昼食を取り、
その後は選手のみが入れる控室に入り、部屋の一角で腕組みをしつつ、じっとしていた。
控室の中には、褐色肌のタンクトップ・長髪のイケメン貴公子・アラビア風の髪と衣装を纏った巨漢等々、様々な選手がいたが、ベジータは目をつむったまま、微動だにしない。
当然だ。自分の目的はカカロットと闘う事だけであり、その他など有象無象にすぎない。
カカロットの息子の悟飯は平和ボケしていたせいか、少年時代と比べて明らかに戦闘力が
落ちているから論外だ。ピッコロも同様、7年前と比べて若干は強くなっているものの、
やはり悟飯よりは劣るだろう。
ベジータは片目を薄ら上げながら自分より少し離れた所にいる2人の人物をちらり、と見た。
片方は自分より背が低い少年、もう一人はがっしりとした体つきに、ピッコロと
変わらないくらいの長身の人物だ。
戦闘力は大したことはない。が、その奇妙な服装、人間離れした肌色もさることながら、
何か独特な雰囲気を纏っている事にベジータは気付いた。
(まぁ、試合が始まればわかることだ。今は気にする必要もあるまい)
ベジータはそう考えると、再び目をつむり、自分の試合が来るのをただひたすら待つ――待とうとしたところで、ベジータは、部屋の隅にいたある二人の人物に目がついた。
片方は痩身で背が低く、そしてもう片方は筋肉質で巨躯、と見事なまでにアンマッチである。
服装はなぜか片側がはだけた黒い服にスキンヘッドと、傍目から見ればかなりアブナイが、
それだけであるならばただの雑魚でしかないので、ベジータが気に留める理由は全く無い。
しかし、その額には『M』の文字があった。そこを見た瞬間、ベジータは眉を跳ね上げた。
そして腕組みをしたまま、つかつかとその二人の近くまで近づき、声を荒らげる。
「そこのハゲ!額にMとはどういうことだ!?貴様‥‥俺をバカにしているのか!!」
「!?…な、何の事だ!?」
「とぼけるな!!俺が気にしている事に対する当てつけかと聞いているんだ!!」
「な、何を怒ってるんだコイツ‥‥!?」
…これほど酷い八つ当たりはないであろう。この大男―スポポビッチも色々な意味で
不幸である。さらにベジータもそのあと同じ模様が額につくので、完全にブーメラン発言である。
この後、偶然その場に入ってきた孫悟空が慌ててベジータを宥めたおかげで、一触即発の事態は
免れた。が、ベジータはその後も怒りがなかなか収まらず、悟空は対応に苦労したとかなんとか。
(チッ、パワーアップするためとはいえ、今思えばとんでもない屈辱だ!)
思い出す度に苛々が増していくベジータ。しかし彼もその場の感情で暴れる程、愚かではない。自分の目的―ここがどこなのかを確認しなければならない事を思い出し、とりあえず
怒気を引っ込め、加賀に顔を向けて、大声で叫ぶ。
「おい!地球の女ッ!!聞こえるか!聞こえるなら返事をしやがれ!!」
「?…もしかして私の事かしら」
「そうだ、青い女!貴様に確認したいことがある!」
地球の女―加賀に向けてベジータは指をさしながら乱暴に言い放つ。加賀は一瞬身構えるものの、構えを解く。少なくとも問答無用で攻撃、という事はなさそうだ。
若干の警戒を残しつつ、加賀はベジータのいる空に顔を上げつつ、話す。
「私の名前は加賀y」
「バカヤロウ!貴様の名前などに興味はないッ!答えろ女、ここはどこだ!!」
…見事なまでの俺様思考である。これには加賀もイラッと来たのか。
「…無理ね」
と冷たく言い放つ。当然、ベジータはその言葉を聞き、激昂する。
「なにッ!?貴ッ様ぁ…!どうやら死にたいようだ・・・」
「少し言葉が足りなかったわね。『今は』無理よ」
加賀は視線だけを空母棲姫の方に向ける。その視線を追ったベジータは、図々しい女だ、と
面白くなさそうな顔をする。つまり『話したくてもこの状況では話せないので
奴らを何とかしてくれ』と言いたいのだろう。
「フン、俺に押し付けようって腹か。…まぁいいだろう。俺としても闘うのなら貴様らの様な
死にぞこないよりも…」
と、ベジータはそこで言葉を切り、空母棲姫に顔を向ける。そして、にやりと笑った。
「――貴様等の方が少しは楽しめそうだ。くくく…」
「ッッ…デ、デテコイッ!!カンサイキタチ!!!」
空母棲姫はその笑みにゾっ、とした。そして悟った。『こいつは私たちの敵だ』、と。
そう判断するが否や、彼女は右手をベジータに向けてかざす。背中の艤装の滑走路から
次々と艦載機が発艦していく。しかも、その数は先ほどより明らかに増えている。
だが、その光景を目にするも、ベジータは余裕な態度を崩さない。
やがて、発艦した大量の艦載機が、蒼天を覆った。数の割合で言えば、青が2に対して、
白(艦載機)が8といった所か。恐らく、今の彼女が出せる全兵力であろう。
まるでイナゴの大群の様である。
さらに、先程まで大ダメージを負っていた軽巡ホ級、重巡リ級、戦艦ル級が、それぞれ主砲を
構えている。傷は完全に癒えており、さらに全身からは黄色いオーラの様な物が噴き出ていた。
「ッ…これほどの力をまだ残していたなんて…!」
ギリッ、と歯ぎしりする加賀。ほかの艦娘達もこの光景を見て、驚くを通り越し恐怖を感じ、
青い顔をして震えあがっている。
「ド、ドウダ!コレデキサマニハマンニヒトツモカチメハナイゾッ!!」
空母棲姫は勝ち誇ったように叫ぶ。しかし、当の本人は、恐怖どころか
焦りの表情すら微塵も見せていない。
「勝ち目はない、だと?面白いことを言うじゃねえか。それよりも、これで全力なのか?」
ベジータは余裕綽綽と腕組みをしたまま問いかける。空母棲姫は、これならこいつを
確実に倒せる、という自信と、もしかしてこれでも足りないのか、という不安が脳内でぐるぐると渦巻いていた。
「…どうやらこれで全力の様だな。ちっ!がっかりだぜ。とっととかかってきやがれ!」
ベジータはつまらなさそうに鼻を鳴らし、指をクイ、と動かし、挑発する。空母棲姫は
その行動に怒りを露わにする。先程の懸念を無理やり振り払うかのように、大声で叫んだ。
「オノレッ…!コレデ、オチロォオオ!!」
怒号を合図に、艦載機から無数の黒い鉄塊が発射される。その量は加賀達が闘っている時とは
比べ物にならず、これを喰らって生き延びられる生き物は普通ならばいないだろう。
―そう、普通ならば…
「同じ芸当とは、芸の無いヤローだぜ。面倒だ、纏めて片付けてやる!」
ベジータは腕組みを解き、両腕を胸の前で交差させる。そして、
「ずああッ!!!!」
両腕を横に突き出す。すると、ベジータの体から黄の膜の様な物が放出された。膜は
ベジータを中心にあっという間に広範囲に広がっていく。そして、その膜に触れた物は瞬時にその姿を崩壊させていく。
爆弾、艦載機、手下の深海棲艦。遠くで指揮をしている空母棲姫や偶然離れていた
艦娘達を除き、全ての物体が、膜に飲み込まれていった。
大量の爆弾と艦載機が爆発し、空は一面を灰色の煙で染まる。そして煙と破滅を秘めた膜が徐々に無くなっていき、次第にその全貌が露わになる。
そこには、恐怖に震える空母棲姫と、その光景に唖然とする艦娘達。
そして、太陽を背に悠々と佇むベジータの姿があった。
「ア・・・ウ・・・(ガチガチ)」
――空母棲姫は生まれて初めて、心の底から震えあがった…。真の恐怖と、決定的な挫折に…。
恐ろしさと絶望に、涙すら流した。これも、初めての事だった…。
今までこんな事は一度たりともなかった。無論、中破や大破なら経験したことはある。
だが、必ず生き延びてその時の屈辱を復讐の力に変えて、その力を増幅させていった。
故に彼女は姫級の中でも上位の存在となったのである。
…だが、今回は怒りすら沸いてくることはなかった。文字通り『次元が違う』のだ。たかが人間に負けた事、そんな屈辱的な事実が最早どうでもよくなるくらい、圧倒的な
差を見せつけられてしまったのである。
ベジータはそんな空母棲姫を見下ろす様に見て――はおらず、既に背を向けていた。恐らく、
これ以上の戦闘は無駄、と考えたのであろう。良くも悪くもサイヤ人であるベジータらしい。
「ケッ、数に頼った挙句この様か。もういい!とっとと俺の前から失せろ。
俺の下にいる雑魚共もろとも、な」
「ッ・・・!?」
空母棲姫は驚愕した。まさか見抜かれていたとは思わなかった。先程の艦載機を発艦させた際、保険にと、手下の深海棲艦達をベジータの真下に潜ませていたのである。
仕留めきれなかった場合は、不意打ちで仕留めようと思っていたのだが、
それすら気付かれていたとは―
「グッ…オノレ、ニンゲメ…ッッ!コノクツジョク、カナラズヤ…!!」
辛うじて絞り出すような声を出し、空母棲姫はとぷん、と闇の様に
深く、暗い海底に消えていった。
一方、加賀は恐れの感情を何とか胸中に押し込んだ。そして、泥沼に
沈むかの如く、深く考え込む。
(ありえないわ…空を飛んでるだけじゃなくて、あの姫級を相手に圧倒するなんて)
確かに、出会い頭に空母棲姫の艦載機を撃墜した所を加賀ははっきりと見た。
だが、あくまで不意を打った形なので、流石に勝つことは難しいだろう、と予測していた。
ところが結果は『完全勝利!!―S―』と言っても過言ではないだろう。ただの(?)人間が
深海棲艦、その中でも上位の姫級に勝つ。こんな結果を誰が予測できたであろうか?
「――い!おい!!聞こえてるのか女ッ!」
「ッ…」
はっ、と我に返り、加賀は頭を上げる。見れば、ベジータが顔を険しくしながら、怒鳴っている。若干頭痛がする頭を指で押さえつつ、加賀はベジータの問いに答える。
「ええ、聞こえてるわ。ちゃんと。…それと、私は女という名前では無いわ。加賀よ」
『加賀』の所で若干語気を強める加賀。どうやら先程の事を根に持っていたようだ。
…今は相手の出方次第でこちらの命運が決まるので、少し控えめになってはいるが。
チッ、と本日何度目かわからない舌打ちをするベジータ。強気な性格、面倒な所が
どことなくだが、自分の妻であるブルマを思い出させる。
(クソッ!こんな時に嫌な事思い出しちまったぜ。ブルマの奴、無事でいればいいが…)
こうしている今も、地球ではブウの脅威が続いている。そう思うとベジータは
いてもたってもいられなかった。
「いちいち面倒な女だ!…加賀、と言ったな。今度こそ俺の質問に答えてもらうぞ。」
「わかったわ。でも、まず先に…」
鎮守府に帰還してから――そう言おうと思った矢先、摩耶が頭部に備えられているアンテナ型のカチューシャに手を添えながら、加賀に向かって叫ぶ。
「加賀さん!取り込み中悪ぃが、大変だッ!!鎮守府付近に深海棲艦が出やがったそうだ!!」
「何ですって…!?まさか、二正面作戦だとでも言うの…!!くッ、まんまとはめられたわね」
恐らく姫級が派手に暴れる事で敵の戦力をおびき寄せ、手薄になった鎮守府を
一気に奇襲する作戦なのだろう。それに気づかなかったとは、加賀は自分の不甲斐なさを恥じる。
「とにかく、一旦戻らねぇと…ん?ンだよ淀さん!今忙し…はぁ!?なんだそりゃ!!」
摩耶の怒鳴り声が聞こえる。何事か、と加賀達艦娘達が一斉に摩耶の方を見る。
摩耶はものすごく慌てた様子で加賀に早口で喋る。
「た、たたたた大変だ!!理由はわかんねーが鎮守府付近をうろついてたやつを
保護してたらしいンだけど。そいつが深海棲艦の軍団に一人で突っ込ンで行ったらしい!!」
「「「「「えっ!?」」」」」
加賀を含む5人は摩耶の言葉に驚く。そもそも状況がよくわからない。どうしてそんな
怪しい奴を鎮守府に招き入れたのか、ていうかなぜ深海棲艦に自ら近づいていくのか。
(まさか、敵のスパイ?…駄目ね、あまりにも唐突すぎて状況が飲み込めないわ。
とりあえず、彼には悪いけど話は後にしてもらいましょう)
そう考えを纏め、ベジータの方に顔を向ける加賀。と、そこで加賀は、
ベジータが先程の苛々した表情から、目を見開いて驚いている表情に変わっている事に気付く。
(この気は…まさか!ということは、やはり『ここ』は地球なのか・・!?)
ベジータは急に出現した気を感じ取った。何故驚いたかと言うと、その気に
『覚えがある』からである。となると、やはりここは自分達がいた地球であってるのではないか?
と、考えたのであった。
(とりあえず近づいて話をする必要があるな…こいつらから
話を聞くのはその後でも遅くはなかろう)
ベジータも考えを纏め、加賀に向かって叫ぶ。
「加賀!悪いが急用ができた。貴様等への質問は後でする!じゃあな」
捲し立てるかの様に喋ると同時に、ベジータの体から、白い炎の様な物が噴出する。
それを見た加賀はやっぱり深海棲艦の新兵器なんじゃね?と一瞬思うも、すぐに頭を切り替え、
静止するように呼び掛ける。
「待ちなさい!後で、と言うけど、私たちの居場所があなたにわかるの?」
「心配するな。貴様らの気は独特だからな…すぐに気づく。…はぁっ!!」
ベジータは、来た時と同じように、白い炎を纏いながら飛び去って行った。
その速度は凄まじく、加賀達はあっという間にベジータを見失った。
「あのM字ハゲはなんだったんだクマ…まるで嵐の様だったクマね。
…でもあの額は笑えるクマ。あいつきっと童貞クマねww」
「そうねぇ~…でも、ちょっとかっこよかったかしら~?彼♪(天龍ちゃんと
同じでいじりがいがありそうな人だわ~うふふふ☆)」
緊張の糸が切れたかのように、ふぃーっと声を出しながら、額の汗をぬぐい、
ベジータのハゲに思い出し笑いをする軽巡、球磨。
先程の異様な光景を目にしても、驚くどころか汗一つ掻いておらず、
むしろ楽しんでる様子すら見られる軽巡、龍田。
「おぅっ!?あの人すっごくはっやーい!!(キラキラ)」
「私が〇ム〇ャみたい(に不幸)だなんて…不幸だわ…(OTL)」
目を星の様にキラキラさせつつ、興奮気味にはしゃいでいる駆逐艦、島風。
戦闘にほぼ参加できず、見せ場もなかったことに落ち込み、負のオーラを漂わせる戦艦、扶桑。
それを見ている加賀は、盛大にため息をつくと摩耶に振り返り、
「摩耶、胃薬は持ってないからしら?なんだか気分がすぐれないわ…」
「加賀さん…つらいけど、鎮守府に一旦帰還するまでの辛抱だ。がんばろうぜ?な?」
摩耶に励ましの言葉をもらう加賀。それで気分が晴れた…と言えば嘘になるだろう。
あの変人のせいで――ベジータが飛んで行った方向を見て、加賀は愚痴るようにつぶやく。
「あの男…この後も面倒ごとを起こしそうで怖いわね。…はぁ」
先程よりも大きなため息をつき、隊の艦娘達に帰還の準備をするよう、呼び掛けるのであった。
所変わって、ベジータが加賀達と別れる2,3分前。加賀達が所属している鎮守府では…
「ほ、本当に一人で行くのですか?」
はわわ、と誰の目から見てもわかるくらい、心配そうな表情で声をかける少女。彼女は、この
鎮守府に所属する艦娘。特型駆逐艦、その後期型である暁型の四番艦、電(いなづま)である。
水兵服にスカート。金色の瞳に、アップへアーにして束ねられた栗色の長髪。
左側からは束ね切れていない髪が垂れている。その姿は『優しい』と言う言葉が
一番似合うであろう。
「ああ。短い間とはいえ、お前たちには世話になった。
だから、借りを返す意味でもここは俺に任せてくれ」
そう言い、電の目の前にいる長身の人物は、安心させるかの様に、電の
小さな頭にポン、と手をのせる。
「は、はわわわ…!びっくりしたのです」
両手をバタバタさせながら慌てる電。頭にのせられている手は大きく、ごつごつとしている。
更に、指は4本しかなく、手の色はなんと緑である。
傍目から見たら怪物にしか思えないが、電はそんな手に妙な安心感を覚えた。
そんな彼女を見て、その人物は海の方に身体を向けると、
顔だけをこちらに向けて右手を軽く振った。
「じゃあ、行ってくる」
そう言い、体から白い炎の様な物を吹き出し、深海棲艦の反応がある場所に飛んで行った。
電が間近にいた故、気をなるべく抑えたものの、飛び立った際に生じた
強い風圧に彼女は目をつぶりながら、スカートを必死に抑えていた。
「す、すごい!本当に飛んで行ったのです!」
「хорошо(ハラショー)空を飛べるなんて、実にかっこよくて羨ましいな」
目をキラキラさせる電の後ろで黒い軍帽を軽く押さえながらロシア語を呟くのは、
電と同じく暁型の二番艦、響である。
電と同じ型の艦娘であるため、服装は同じだが、瞳はまるで海の様な透き通った青。
氷を思わせるような透明感のある薄い水色の髪を棚引かせながら、
落ち着き払っている彼女は、正しく「COOL」だ。
「でも、よかったのかい?彼を止めなくて、正直…かなり怪しいからね、彼は。
肌の色も悪いし、目つきも最悪だし」
「響ちゃん…流石に言いすぎなのです。後、肌の色は元からだそうですよ」
「へぇ、元からあの色なのか…интересный (インチリェースヌゥィ)」
本人が聞いたら顔を真っ赤にさせて怒るであろう言葉を、響は平然と言う。そんな
口の悪い彼女に、電は苦笑いをしながら、飛行機雲の様な跡を残している空を見上げる。
「…確かに、突然鎮守府の近くに出てきた人を怪しくなる気持ちはわかるのです。
でも、あの人は…なんというか、その」
次の出す言葉を言いにくそうに、顔を指でぽりぽり掻きながらごまかす電。
その様子を響はじっと見る。
「怖い感じはしましたが、その中に優しさを、ちょっと感じたのです。
…顔を見た時は正直怖かったですが」
響は電の後ろにいるのでわからなかったが、電は少し涙目になっていた。
…余程顔が印象に残ったのであろう。
「ほぅ、電がそう思うんだったら安心だね。でも、本当に一人で大丈夫かな?」
「大丈夫なのです!空を飛べる人が悪い奴らなんかに負けるはずがないのです!!」
ふんす!と鼻息を荒くしながら両腕でガッツポーズを決める電。
――その背後には、まるで囲碁の黒石の様な真っ黒で大きな目と、邪悪な笑みを浮かべる
電に似た『何か』が浮かんでいた…様に響には見えた。
―ていうか空を飛ぶの関係ないんじゃ?と響は涼しい顔をしながら心の中で激しく
突っ込みたい衝動に駆られた。でも言ったら何かが間違いなく起こりそうなのでやめた。
「そうか。じゃあ私たちは何が起きても良いように出撃ドッグで準備しよう」
「らじゃー!なのです!」
邪神みたいな物を一瞬で引っ込め、電はとてとて、と鎮守府に向けて走っていく。
響もそれに続いて行った。
「っくしょい!!な、なぜ俺がくしゃみを…?」
鼻を擦りながら、海原の上を人影が走る。2mを超える長身。頭にはターバン、
体にはマントを身に着け、紫色のズボンを履いている。
そして、緑という奇妙な肌の色をしているこの人物こそ、『元の世界』で、
精神と時の部屋から脱出したと思われていたナメック星人、ピッコロである。
「色々腑に落ちんことはあるが…まずは落ち着いて話ができる状況を作らねばな。…はっ!!」
気合を込めて、さらに飛行速度を上げるピッコロ。海を真っ二つに
割りながら、戦士は戦場へと飛翔するのであった。
ナレーター「幼い少女達を守るために、闘いに出向く人物。それは、な、なんと!
ピッコロであった。精神と時の部屋からなぜこんな場所に来たかはピッコロにもわからない。
果たして、ここはどこなのか。そして、ピッコロはもとの世界に帰れるのか!?」
悟空「オッス!オラ悟空!ベジータの奴、不思議なとこに迷い込んだなぁ~。
オラもチチや18号みたいに闘う女っちゅーのは見た事あるけど、そんなにいなかったもんなぁ。
かぁ~!!オラも闘ってみてぇぞ!」
ピッコロ「おい悟空!俺の事は無視か!?こっちも大変だというのに
貴様という奴は!(ガミガミクドクド)」
悟空「いぃっ!?す、すまねぇピッコロ!…あっ!もう時間だ!次回!
龍球これくしょんー龍これー第3話『ピッコロ大暴れ!ナメック星人を舐めるなよ!!』」
(`0言0́*)「ヴェアアアアアアアアア!!キモイヤツガデテキタァアアア!!」
ピッコロ「やかましいっ!!(拳骨)」
はい、と言う訳で第2話終了です。戦闘シーンは影も形もなかった…!
めんどくせーから超必ぶっぱみたいな展開で申し訳ありませんでしたァ!
ベジータ「クソッタレめ。敵を寄こすんならもっとやりがいがあるやつを出しやがれ!!」
ひでぶっ!(デデーン♪)
ベジータ「へっ!汚ねぇ花火だ」
電(?)「おぶつは消毒な゛の゛です゛!!!!」
タグに「オリジナル要素有り」を追加しました。基本両作品共にできるだけ
忠実に再現するつもりです。でも伝説の超おちこぼれクサイヤ人なのでムシケラ☆の様な凡ミスをやらかすかもしれません。
そんな時は遠慮なく指摘してくれて構いません、罵倒でもいいぞォ!(m9)
後、活動報告と言うものを書きました。アンケートはまだまだ先ですが、これからもこの作品を続けられるよう、がんばります!
アドバイス・感想・苦情、なんでも結構です!うp主に力を分けてくれー!
悟空「みんな!次も見てくれよな!」
追記;8月20日 本文を少し書き換えました。ご、誤字じゃねーし!(汗)
追記その2;10月19日 サブタイ変えました。誤字じゃ(ry
追記その3;2月6日 摩耶様のシーンをちょい修正しました。あのアンテナって実は電探だったらしい。不覚...