申し遅れました。作者の代わりに前書きを務めさせていただきましたのは、雑貨屋『
それでは、最高かどうかはわかりませんが、悪魔の紡ぐ魔法と科学のエンターテインメントをお楽しみくださいませ♪
ーー魔法。それが、伝説やお伽話の産物ではなく、現代の技術となった時代。古来は忍術や超能力として発揮され、今では世間一般に知られるようになった異能。しかし、何事にも適正というものがある。魔法を使える家系は限られ、それも初期の頃は実験体だった。突然変異的に使えるようになる者もいれば、優秀な家系なのに全く魔法を使えない者もいる。
現代の技術となった魔法であるが、しかし、まだブラックボックスのように未知の部分も多い。ーーなら、人外がこの世界にいて、魔法を行使していても、なんら不思議はないーー。
ーー東京、西池袋。飲み屋が密集する裏路地。ビルの隙間に、その建物はあった。
雑貨屋『
しっかりとした煉瓦造りの平屋である。妙に女子力の高い若い男が経営するこの店には、もう一つの側面がある。
アパート『
この冒涜的な名前のアパートが、この平屋には存在する。ーー地下に向かって。いわゆる地下アパートだ。まあ、店主兼大家にも、入居者にも、アパート自体にも少しばかり秘密があるのだが、それは置いといて。二○七号室に、この話の主人公は住んでいる。
「おや、おはようございます。君が朝食に来るのは珍しいですねぇ。どんな心境の変化が?ーーああ、明日入学式ですか。で、結果はどうだったんですか?ーー二科生ですか?君なら一科生も取れるでしょうに。もしかして、ウァサゴさんが何か言っていて、その結果が二科生だと?まあ、さっさと朝食を食べて、英気を養いましょう。今日のメニューは白米に目玉焼き、味噌汁ですよ」
「……メフィスト、悪魔のくせに、家庭的……」
「君に言われたくはありませんねぇ。悪魔なのに学校に行こうとしてる、ダンタリアン?」
大家、悪魔『メフィストフェレス』
主人公、悪魔『ダンタリアン』
このアパートの秘密は、少しどころじゃない。
「そういえば、なんで学校に行こうと思ったんです?」
「……私の権能は、学問と芸術家。……つまり、知識。私は……人間の魔法に、興味が、あるの……」
「だからですか。バアルさんに外の世界を見てこいと言われて、このアパートにやってきても引きこもってたのに、未知があると知りたくなる。悪魔ってのは難儀ですねぇ」
「カミサマとの勝負で、アパート経営をしてる、あなたがそれを言う?……あなたも悪魔だから、ブーメラン……」
「ネットの知識も取り入れましたか。それで?今日はこの後は?」
「……寝て、明日の準備する……」
「でしたら、何か買っていきません?マスキングテープや手帳なども有りますよ?」
「……手帳、ちょうだい。黒色のやつ」
「まいどあり〜」
これは、魔法を教える学校に、知識を司る悪魔が紛れ込んだお話。
と言うわけで、初めましての方は初めまして。そうでない方は今日は。零崎妖識です。まだ吸魂鬼が完結してないのに何を書いてるんだとお思いでしょうが、書きたくなってしまったんです。あ、ちゃんと吸魂鬼は完結させるつもりですよ?
さて、今回はクロスオーバーですが、最近発売された小説と魔法科高校のクロスオーバーとなっております。「地底アパート入居者募集中!」と言うタイトルの本ですが、ネタバレとして、大家がメフィストフェレスだったり、未来のアンドロイドがいたり、ヴェロキラプトルがいたり(!?)、そんなほのぼのとした小説です。
この小説は、大家が本物の
ではでは、まだたった一巻しか発売されてない本と、魔法科高校のクロスオーバー、存分に、お楽しみください。最後に、人死にだけは、この主人公と大家は嫌います。
雑記
「クリック?クラック!」とは
御伽噺の始まりの合図。この物語にハツカネズミがやってくるのは、いつになるのやら。