知識の悪魔の高校生活   作:零崎妖識

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どうも、メフィストです。

……何も書くことがないので本編どうぞ。


風紀委員会本部

事務室にCADを預け直し、生徒会室に戻る。ちなみに、なんで『風王鉄槌』や『風牢』が使えるのに二科生なのかという質問が杏に集中した。

 

摩利に連れられ、達也と杏が風紀委員会本部へ入る。

 

「少し散らかっているが、まあ適当に掛けてくれ」

 

少し、ではあるだろう。少なくとも、この世界に来るまでの杏の部屋よりかは片付いている。

 

達也はこの状態が気に入らなかったらしい。摩利に許可を取って、片付け始めた。

 

「がん、ばれ……」

 

「杏、君も手伝ってくれないか?」

 

「……実家の、部屋、本だらけ……片付けは、苦手」

 

「……そうか」

 

達也が片付けている間に、摩利から、スカウトの理由について話があった。未遂犯に対する罰則の適正化、二科生に対するイメージ対策、拘束用魔法の使い手の確保など。今の風紀委員会には拘束用魔法の使い手が少ないらしい。

 

また、この前達也たちにつっかかっていた一科生ーー森崎というらしいーーも、教職員推薦枠で風紀委員会に入ることになったそうだ。達也が、手に持っていたCAD(風紀委員会の備品らしい)を取り落としかけた。

 

「達也が慌てること、初めて……?」

 

「いや、俺でも慌てることはあるからな?」

 

 

 

「……ここ、風紀委員会本部よね?」

 

階段を下りてきた真由美の第一声である。

 

「……ひど、い。ちゃんと、風紀委員会、本部、ですっ……」

 

「いきなりご挨拶だな」

 

「疑問も抱くわよ。誰が何と言っても片付けなかったのに」

 

「片付けなかったんじゃない。片付かなかったんだ」

 

「委員長、それ、意味同じ、です……」

 

摩利が目を背けた。ちなみに杏は委員会の資料を読んでいる。達也が摩利と真由美(主に真由美)に弄られているのを横目に、さらに読書に没頭し始めた。

 

 

「ハヨースッ」

 

「オハヨーございまス!」

 

少しして二人の男子生徒が入ってくる。

 

「おっ、姐さん、いらしたんですかい」

 

(……姐さん?委員長の、こと?……似合ってる)

 

「委員長、本日の巡回、終了しました!逮捕者、ありません!」

 

ごつい男と比較的普通の体型の男である。ごつい方は変わり果てた(?)室内の様子を訝しげに見渡している。

 

「……もしかしてこの部屋、姐さんが片付けたんで?」

 

達也と杏の方に歩いてくるごついの。なんというか、ほのかが杏の立場だったら涙目になりそうな感じがする。と、男の前に摩利が立ちはだかりーー

 

「ってぇ!」

 

スパァン!

 

とってもいい音を鳴らして、男の頭をノートでぶっ叩いた。

 

「姐さんって言うな!何度言ったら分かるんだ!鋼太郎、お前の頭は飾りか!」

 

「そんなにポンポン叩かねえでくださいよ、あ……いえ、委員長。ところでそいつらは?新人ですかい?」

 

鋼太郎と呼ばれた男子生徒は、また姐さんと呼ぼうとしたようだが、摩利に睨まれて慌てて肩書きを取り替えた。

 

「……こいつらはお前の言うとおり新入りだ。一年E組の司波達也と古木杏。生徒会枠でウチに入ることになった」

 

「へぇ……紋無しですかい」

 

鋼太郎は興味深げに、二人のブレザーや身体つきを見ていた。

 

「辰巳先輩、その表現は、禁止用語に抵触するおそれがあります!この場合、二科生と言うべきかと思われます!また、女子生徒の身体をジロジロ見るのはセクハラに当たると思われます!」

 

もう一人の男子生徒も、冷やかすような、値踏みするような態度自体は注意しなかったが、鋼太郎は慌てて杏から目を離した。

 

「……へんたい」

 

「お前たち、そんな単純な了見だと足元をすくわれるぞ?ここだけの話だが、さっき服部が足元をすくわれたばかりだ」

 

ニヤニヤと、からかうように摩利が告げる。その言葉に、二人の表情が真剣味をました。

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