知識の悪魔の高校生活   作:零崎妖識

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どうもぉ、メフィストでぇす。ここに書くネタも無くなってきましたねぇ。まぁ、惰性で続けるとは思いますけど。

あ、完新世とは今とほとんど変わらない地層ですよ?更新世の上に完新世があって、その上に地表があるんです。コキュートスまではまだまだかかりますねぇ。


ダンタリアン

高校二日目の朝。メフィストが作った健康的な朝ごはん(とても美味しい)を食べて、学校に向かった。……早く出すぎて、途中で本屋に寄ったけど。携帯デバイスで小説を読む時代になっても、紙の本を愛するひとはいるのだ。神保町とかに。

 

学校に入り、事務室でCADを預ける。杏が使うCADは、小型拳銃に似た形の『特化型CAD』一台と、ブレスレット型の『汎用型CAD』一台だ。……もっとも、現世では杏以外にはメフィストしか知らない隠し球があるのだが。

 

(まあ、CADより、発動遅いけど……人に見られなきゃ、いいよね)

 

悪魔の魔法である。現代魔法や古式魔法など、今現在人間が使う魔法では再現できないような魔法だ。死者の蘇生、魔物の召喚、時間操作に瞬間移動。それをダンタリアンとメフィストは使える。が、CADより発動が遅い、CAD並みの速さで発動しようとすると特別な媒介が要るか結構な量の魔力を持っていかれると言うデメリットがある。ちなみに、ダンタリアン用の媒介は基本的に魔術書など、本の形をしている。

 

 

E組の教室に着いた杏は、自分の席を探していた。だいぶ後ろの方だ。席に着き、IDカードを端末にセット。インフォメーションのチェックをすぐに終わらせる。知識の悪魔の本領発揮だ。しょぼいけど。ちなみにキーボードオンリーだ。自分の手の方が信憑性がある。

 

ふと、前の方を見ると、エリカが手を振っていた。近くには達也と美月、それに初めて見る男子生徒がいる。

 

「おっはよー、古木さん」

 

「ん……おはよ……」

 

「おはようございます」

 

「おはよう」

 

すでに知ってる三人と挨拶し、男子生徒に目を向ける。

 

「俺は西条レオンハルトってんだ。レオって呼んでくれ。お前は?」

 

「……古木、杏。……よろ……」

 

挨拶を済ませ、席に戻る。もう一度彼らの方を向くと、エリカとレオが何やら言い合っていた。

 

(……楽し、そう……)

 

ダンタリアンが所属する『ソロモン七十二柱』は序列制であり、ダンタリアンはその七十一番目。公爵の階級でもあるが、それゆえに、口喧嘩できる友達が、ダンタリアンにはいないのである。引きこもりだったことも影響してるが。

 

(……メフィストは、つかみどころがないし、『七つの大罪』は、あの中で完結してるし……私、友達、いない……?)

 

本来のダンタリアンは、未知を求め、知識を探求する。しかし今だけは、友達が、欲しくなった。

 

ーーすでに、達也たちから友達と認識されていることに気づかずに。

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