超次元ゲイムネプテューヌ龍騎   作:ヴァンス

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またまた更新遅れて申し訳ありません…四女神オンライン発売キタコレ!

なんて調子に乗ってたらいつもより遅れました…
今回良一の心の闇が垣間見え少しだけ良一の本来の心情が伺えます、まだまだ良一には謎が多いですが相変わらずベールとチカはデレデレヒロインになってます


第九ゲイム 誘拐騒動後編・ベールとノワールの女神ライダー!?

OPテーマ Alive A Life 歌 日本一ちゃん

 

良一視点

 

ニテールランドで倒され気を失った後俺たちはルウィーの教会に戻ってきていた

 

ブランの付き人

「そう言われましても…誰も通すなとブラン様に申し付けられているんです」

 

良一

「いいから通してくれ!二人が攫われたのは俺のせいでもあるんだ…!」

 

ブランの付き人

「いえ、いくら良一さんでも…」

 

ネプギア

「せめて、謝らせてください!」

 

ユニ

「私たちにも責任があるんです!」

 

ブランの付き人

「既に警備兵を総動員させておりますので…!」

 

良一

「警備兵なんざあてにならねえよ!」

 

ベール

「っ!?」

 

そうだ

 

警備兵なんてあてにならねえ

 

ようはこの国の警察ってやつだろ?

 

俺の世界でも…

 

ブラン

「帰って」

 

そんな思考の中扉の中からブランの声が聞こえた

 

良一

「ブラン!!」

 

ブラン

「あなたたちはいつも迷惑よ」

 

良一

「っ!?」

 

迷惑よ

 

迷惑

 

メイワク

 

『いるだけで迷惑』

 

良一

「ぐっ!!?」

 

蘇りそうになる記憶を頭を抑えて無理矢理抑え込む

 

ベール

「良一くん!?」

 

ネプテューヌ

「りょーいち!?」

 

ノワール

「どうしたのよ急に!?」

 

思い出すな、思い出すな!!

 

『お前なんているだけで迷惑だ』

 

『邪魔者』

 

『キモい』

 

『キモいから死ね』

 

良一

「あぁぁ!!!」

 

教会の壁に頭を思いっきり叩きつける

 

ネプギア

「ちょっと良一さん!」

 

ユニ

「何してるの!?」

 

良一

「うっ…」

 

叩きつけた衝撃で額の皮膚が裂け、血が流れる

 

だが痛みでなんとか記憶が蘇るのは誤魔化せた

 

ベール

「良一…くん?」

 

良一

「ベール…」

 

ネプテューヌ

「ちょっ…血流れてるよりょーいち!!」

 

うるせえよ

 

本当はお前達もそう思ってるんじゃないのか?

 

良一

(人の頭の中までは分からねえ)

 

??

「そうだ、お前を受け入れてくれる優しい人間なんてこの世にはいねぇ」

 

良一

「っ!!」

 

何の声だ?

 

思わず鏡になってる部分に振り返る

 

??

「女神だって思考回路は人間と同じだ、いずれお前を邪魔だと思うに決まってる」

 

??

「そこにいる金髪の女だってどうだ?お前に好意を持っているように見せかけて裏切るように見えるがな」

 

??

「それにお前の力は女神に匹敵するものだ、それを女神が放っておくと思うか?そうさ、いずれ必ずお前を排他するに決まっている!お前の居場所なんか最初からありはしねえんだ!!」

 

良一

(黙れ…)

 

??

「俺を受け入れろ、そうすれば俺が居場所を作ってやる!」

 

良一

「うるせえっつってんだ!!」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅ!?」

 

思わず振り払った手がネプテューヌを殴り飛ばすところだった

 

ノワール

「今度はどうしたのよ!?」

 

ベール

「良一くん、落ち着いて!!」

 

良一

「!?」

 

今の声、ネプテューヌ達には聞こえてなかったのか?

 

良一

「すまない、少し一人にしてくれ…」

 

ベール

「でも血が…!」

 

良一

「気にするな、こんな傷で人は死なない」

 

そう言ってネプテューヌ達から離れた

 

ベール視点

 

ベール

「良一くん…」

 

私たちもブランの元から離れ、良一くんが離れていった後さっきの事を思い返した

 

壁に頭を思いっきり叩きつける瞬間の表情

 

私が今まで見たことのないような表情だった

 

まるで何かを思い出すのを恐れているような

 

それと同時に強い決意を

 

ネプテューヌ

「りょーいち…」

 

さすがのネプテューヌも良一くんを心配しているようだ

 

ノワール

「何かおかしいと思わない?」

 

ユニ

「お姉ちゃん?」

 

ノワール

「私、あまり良一と話したことないけどあんな態度取る人には見えないわ」

 

ネプテューヌ

「私もプラネテューヌで一ヶ月はりょーいちと一緒にいるけどあんなの見たことないよ」

 

ネプギア

「ブランさんに迷惑って言われた辺りからですよね、あんな風になったの」

 

ノワール

「あれは何かあるわね、良一ったら自分で私たちの事仲間とか言ったくせに肝心なことは話さないのね」

 

ベール

「良一くんも私達のことを知らない」

 

ネプテューヌ

「ベール?」

 

ベール

「一番長く一緒にいるネプテューヌも良一くんの事を分かってるわけではありませんわよね?」

 

ネプテューヌ

「そう…だね、正直りょーいちの事はよく分からない」

 

ベール

「もしかすると良一くん、邪魔って言われることに何かトラウマのようなものを持っているのかもしれませんわね」

 

ノワール

「トラウマなんて可愛い言葉で済めばいいけどね、あの様子はトラウマと言うより畏怖って言った方がいいかも」

 

ベール

「さっきはかける言葉が見つかりませんでしたが、次は必ず…」

 

ノワール

「次があればの話でしょ?」

 

ユニ

「そうね…良一さんの雰囲気を見るとチャンスさえ与えてくれなさそう…」

 

ノワール

「ユニの言う通りね、あれは友達だと思ってた人間でも簡単に捨てられるような性格だわ、あれを落とすのは簡単じゃないわよ?ベール」

 

ベール

「変な言い方をしないでくださいませ!」

 

だからこそ私は良一くんに惚れたんですわ

 

そういう性格なら孤独には慣れてしまっている

 

チカがいるといえど、妹がいない私も

 

孤独なのかもしれませんわ

 

良一視点

 

良一

「…………」

 

さっき叩きつけた所が痛む

 

痛みで紛らわしたがふとした事で思い出しそうになる

 

良一

「らしくないな」

 

良一

「ブラン…」

 

もう一度行こう

 

正面から向き合ってみてそれでダメならもういい

 

俺一人でもロムとラムを探し出してやる

 

ブランの付き人

「またあなたですか、ブラン様からは誰も…」

 

良一

「退け」

 

少し乱暴だが付き人を横に突き飛ばし扉を開けようとすると

 

????

「つまり、妹が誘拐されたのはあなたなの責任ってことですね?ブランちゃん」

 

扉の向こうから別の女の声が聞こえてくる

 

良一

(誰だ?)

 

ブラン

「そ、それは…」

 

????

「見てください!幼女女神は何にも釈明できません!やっぱり幼女に女神は無理です!」

 

ダメだ…

 

苛立ちが抑えきれねぇ…!

 

良一

「っ!!」

 

????

「幼女はお遊戯とかしてのびのび生活するべきなんです!」

 

????

「アブネスチャンネルは幼女女神に断固NO!!」

 

ドカーン!!

 

苛立ちに任せてドアを蹴破る

 

アブネス

「ちょっ!何よ!?」

 

良一

「イライラさせるな…!」

 

『またいた』

 

『いなくていいのに』

 

そうだ

 

俺を邪魔だと思う奴は殺してしまえばいい

 

『死にたいとかどこまで逃げる気だよ』

 

『簡単に死ぬものじゃないよ』

 

それは生きて苦しめってことだろ?

 

死んだら苦しめないもんなぁ!!!

 

??

「そうだ、怒れ!お前を排他した人間に!お前を生かして苦しめる人間どもに!俺を、受け入れろ!!」

 

ブラン

「良一!?」

 

カメラマンA

「おいキミ!撮影の邪魔…」

 

苛立ちと悲しみが俺の中に流れ込む

 

良一

「邪魔はお前だろうが」

 

カメラマンA

「は?まったく、キミがいるから撮影ができないじゃないか!」

 

良一

「『いるだけで迷惑』か?俺が」

 

カメラマンA

「そうだよ!分かっているならさっさと…」

 

ガシッ!

 

カメラマンA

「ぐっ!?」

 

俺に邪魔と言ったカメラマンの顔面を掴んで持ち上げる

 

良一

「ふざけんな…!どいつもこいつも味方のフリしやがって!殺してやる!!」

 

カメラマンA

「うっ、や、やめてく…」

 

良一

「死んじまえ!!!」

 

そのまま床に後頭部を叩きつける!

 

カメラマン

「ぐっ…」

 

それだけでもほぼ即死状態だが今の俺は容赦なんて欠片もない

 

カメラマンB

「ヒィッ!!!」

 

カメラを回している奴はそんな俺の姿をカメラに抑えている

 

??

「さあ、俺の力になれ!真田良一」

 

意識が飛ぶ前に最後に聞いた音は謎の声だった

 

ブラン視点

 

カメラマンの頭を叩きつけた後良一の雰囲気がさらに一変する

 

良一?

「そうだ、俺を邪魔者呼ばわりするやつはみんな死ねばいい」

 

良一?

「俺が殺してやるよ!自分の居場所は自分で勝ち取るものだ!」

 

そう言って床に叩きつけたカメラマンの首を思いっきり踏みつける

 

その一撃でカメラマンは絶命してしまう

 

良一?

「いい気分だ!人を殺すってのはこんなに楽しいことなんだな!」

 

それでも飽き足らず高笑いしながら死体の顔を何度も踏みつける!

 

ブラン

「良一、何を…」

 

カメラマンB

「こ、こいつ人を殺しやがった!」

 

アブネス

「なんてことしてくれるのよ!お茶の間の皆様にも不健全な映像になっちゃったじゃない!」

 

良一?

「どうでもいいんだよそんなこと、まだイライラが収まらねえ、お前らも死ぬか?」

 

アブネス

「何なのこの話通じない人は!」

 

すると良一は懐からアドベントデッキを取り出し、翳す

 

同時にベルトが装着されるがいつもと違う

 

ブラン

(どういうこと?あれは)

 

良一?

「変身!!」

 

デッキをベルトに装填するといつものように仮面ライダー王蛇に変身する

 

だが何かおかしい

 

王蛇のカラーリングは紫が主体のはず

 

ブラン

(黒い、ライダー?)

 

良一が変身した姿は黒い王蛇

 

しかも見るものに恐怖を与えるような黒

 

王蛇?

「本当に楽しいよな、ライダーってのは」

 

電子音(低音)

「STRIKE VENT」

 

やっぱりおかしい!

 

黒い姿に低い電子音

 

あれは良一じゃない!

 

王蛇?

「ハアァァ!!」

 

黒いメタルホーンを装備し、黒い王蛇はもう一人のカメラマンに向かって走る

 

王蛇?

「ハァッ!」

 

カメラマンB

「ガハッ!!!」

 

右手に装着したメタルホーンでカメラマンの土手っ腹を貫く

 

それと同時にカメラマンの手からテレビカメラが滑り落ちる

 

王蛇?

「これもあったら面倒だな」

 

グシャッ!

 

その足で落としたカメラを踏み潰す

 

カメラマンB

「あ…が…」

 

王蛇?

「何だよ、まだ息があるのか?」

 

すると黒い王蛇は信じられない行動に出る

 

王蛇?

「フンッ!」

 

何と突き刺したカメラマンを上に放り投げ

 

王蛇?

「デリャア!!」

 

落ちてくる瞬間メタルホーンで上半身と下半身を両断してしまった!

 

アブネス

「う、嘘…」

 

王蛇?

「お前もイライラさせてくれる、このゴミども以上にな!」

 

アブネス

「あっ、あぁ…」

 

アブネスは完全に腰を抜かして動けなくなっている

 

王蛇?

「つまんねぇな、死ね」

 

黒い王蛇がアブネスをメタルホーンで貫こうと構える

 

ブラン

「やめて!良一!!」

 

考える前に私は走り出していた

 

同時に変身し、ホワイトアックスでメタルホーンを受け止める

 

アブネス

「え?」

 

ホワイトハート

「さっさと逃げろ!こいつは私が止める!」

 

アブネス

「でもカメラマン達が…」

 

ホワイトハート

「いいからとっとと失せろ!ここで死にてぇのか!?」

 

アブネス

「ヒッ!」

 

その一言でアブネスは逃げ出した

 

王蛇?

「どういうつもりだ?お前」

 

ホワイトハート

「てめぇこそな!良一!!」

 

キンッ!

 

競り合いを解き、距離をとる

 

ホワイトハート

「お前、何でこんなことするんだよ!」

 

王蛇?

「俺を極限までイラつかせたから、それだけだ」

 

ホワイトハート

「そんな理由で…」

 

王蛇?

「イラついたからってのが不満か?じゃあお前のためってことにしておいてやるよ」

 

ホワイトハート

「私の…ためだと?」

 

王蛇?

「まだ不満ならもっと理由をつけてやろうか?」

 

ホワイトハート

「どうしちまったんだよ良一!お前そんなことする奴じゃなかっただろ!!」

 

王蛇?

「俺は自分の衝動に正直になっただけだ」

 

ホワイトハート

「破壊衝動ってやつか、なら私が今止めて…」

 

王蛇?

「お前もそうなんだろ?」

 

ホワイトハート

「?」

 

王蛇?

「お前も俺を腹の中では見下してるんだろ?さっき迷惑だとも言ってくれたよな?」

 

ホワイトハート

「あ、あれは…」

 

まさかそれが良一の心を抉ってしまったのか?

 

だとしたらこれは私の…

 

王蛇?

「女神っつっても思考回路は人間と同じだ、いずれ俺を邪魔者扱いし孤独にさせる」

 

王蛇?

「だったらそうなる前に俺がお前達を殺してやる!」

 

ホワイトハート

「お前、良一じゃねぇだろ?」

 

違う

 

良一はこんな考え方をする人間じゃない!

 

昔読んだ本でこんな言葉を見たことがある

 

『合わせ鏡が無限の世界を形作るように現実に於ける運命も一つではない、同じなのは欲望だけ、すべての人間が欲望を背負いその為に戦っている、そしてその欲望が背負いきれないほど大きくなった時、人はライダーになる』

 

良一自身がもし本当にそんな風に考えているのならネプテューヌや私たちを殺すチャンスはいくらでもあったはず

 

闘技場で私たちと戦った時も良一は誰も殺さなかった

 

殺す気ならあのファイナルベントの連撃で殺せた

 

ホワイトハート

「良一のフリしたやつ!今お前をカチ割ってやる!」

 

王蛇?

「やってみろよ、お前にそれができるならな」

 

ホワイトハート

「ハアァァァァ!!」

 

勢いよく黒い王蛇に走りこむ!

 

しかし相手は避けようともしない

 

油断しきっている今が好機!

 

ホワイトハート

「テンツェリントロンペ!!」

 

走りながら回転し、最大の威力で打ち込む!

 

王蛇?

「無駄だ」

 

何と最大の威力を発揮した私の技をメタルホーンで簡単に受け止めた

 

挿入BGM 仮面ライダー龍騎より『コントラクト』

 

ホワイトハート

「何ッ!?」

 

王蛇?

「それが限界か?」

 

ホワイトハート

「がッ!!」

 

その一言と同時に腹部に鋭い痛みが走る

 

足で私の腹部を思いっきり蹴りつけていた

 

王蛇?

「何を遊んでる」

 

ホワイトハート

「ぐぁッ!!」

 

腹部の痛みに気を取られている間に今度は顔を殴られる

 

そのまま床に転がされてしまう

 

ホワイトハート

「くっ、さっきのでシェアが…」

 

連日の仕事の疲れ、そして多分さっきの中継で国民のシェアが下がってしまったのだろう

 

おそらく黒い王蛇の攻撃性能も良一が普段変身する王蛇よりかなり高い

 

たった二発の攻撃で私は限界を迎える

 

ブラン

「うぅ…」

 

変身が解けてしまった

 

王蛇?

「どうした?その程度か?」

 

ブラン

「うぁっ!!」

 

腕を踏みつけられ、堪え難い痛みが走る

 

王蛇?

「女神だろ?お前」

 

痛い…

 

ごめんなさい良一、私あなたの心の痛みを何も分かってなかった

 

だからそんな風に豹変してしまったのね

 

ブラン

(ごめんなさい良一、私があんなことを言ったばっかりに…)

 

ブラン

(ロム、ラム、ごめんね)

 

王蛇?

「つまんねぇよお前」

 

王蛇?

「消えろ、そろそろ」

 

メタルホーンの矛先が見える

 

私の眼から一筋の涙が流れた

 

ネプテューヌ

「そこまでだー!!」

 

ブラン

「え?」

 

キンッ!!

 

王蛇?

「あ?」

 

ネプテューヌ

「りょーいち、何やってるの!?」

 

ノワール

「血が…」

 

ネプギア・ユニ

「あぁ…」

 

ベール

「二人とも見ない方がいいですわ、チカ、二人を」

 

チカ

「ええ、二人ともこっちへ」

 

ベール視点

 

ベール

「良一くん、一体どうしてしまったんですの?」

 

ネプテューヌ

「ぬぬぬ…!!」

 

ネプテューヌは必死に黒い王蛇の攻撃を防いでいる

 

王蛇?

「邪魔だ、お前も」

 

良一くん、ブランまで手にかけようとするなんて…

 

ネプテューヌ

「りょーいち!目を覚ましてよ!りょーいち!!」

 

王蛇?

「やかましいガキだな、俺は正気だ」

 

良一視点

 

どうなったんだ?俺は

 

確かあの後妙な声の主に飲まれて…

 

??????

「……いち!りょーいち!!」

 

ネプテューヌ?

 

ベール

「良一くん…!」

 

ベール?

 

そうだ、俺は

 

自分の束縛なんかに縛られてたまるか!

 

あの声の主はおそらく鏡の中の俺

 

性格も考え方も同じだが抱いているのは希望じゃなく絶望

 

俺の悲観の塊がこいつだ

 

良一

「消えろ…!」

 

王蛇?

「がっ!!?」

 

黒い王蛇は突然頭を抑えてもがき始める

 

ネプテューヌ

「え?」

 

王蛇?

「何しやがる!?お前!」

 

良一

「邪魔だ消えろ!!」

 

王蛇?

「邪魔はお前だ!!このまま俺に任せておけば、お前を苦しめた人間が殺せるってのが分からねえのか!?」

 

良一

「俺の大事な仲間に、手ェ出すんじゃねえよ!!」

 

王蛇?

「クソッ!クソッ!!」

 

王蛇?

「ウアァァァァァァァァ!!!!」

 

奇怪な叫びと共に俺に意識が戻る

 

それと同時に変身も解けてしまう

 

良一

「ハァッ…ハァッ…」

 

ネプテューヌ

「りょーいち…?」

 

良一

「あぁ、今度は俺だ、ネプテューヌ」

 

良一

「正真正銘真田良一だ」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅぅ!!良がっだぁ…!」

 

ネプテューヌが俺に抱きついてくる

 

それを俺は素直に受け止めた

 

良一

「悪いな、鏡の自分に飲まれちまった…だけどもう大丈夫だ」

 

ベール

「鏡の自分?」

 

良一

「多分、鏡の中の俺が現実の俺に成り代わろうとしたんだろう、あれは俺の…」

 

そこまで言った後に床に倒れたブランに気がついた

 

良一

「ブラン!!」

 

ネプテューヌを離して慌ててブランに駆け寄る

 

良一

「おいブラン!!」

 

ブラン

「あっ、良一…」

 

良一

「これ、俺がやったのか?」

 

ブランの腕は思いっきり踏みつけられた跡があり、痛々しい傷になっている

 

見た所骨まで折れてはいないようだが捻挫のようになっていた

 

良一

「ごめんな、ブラン」

 

ブラン

「良かった、元の良一に戻ってくれた…」

 

良一

「おい!誰かミナを呼んで来い!」

 

ブランの付き人

「は、はい!」

 

ノワール

「鏡の中の自分…」

 

ネプギア

「ノワールさん?」

 

チカと一緒に隠れていたのかネプギアとユニも現れる

 

ノワール

「もしかしたら、鏡の中に良一のように豹変したもう一人の私もいるのかもしれない…」

 

ノワールもやはりその考えに至ってしまった

 

鏡の中の自分は恐ろしく凶悪だ

 

同じく戦う力を持っているのなら尚更だ

 

ユニ

「お姉ちゃん…」

 

チカ

「大丈夫よ、もしお姉さまがあんな風になってしまったら、あたくしが止める」

 

ベール

「うぅ…」

 

良一

「ベール?」

 

ベールが涙目になってこちらを見ている

 

ベール

「良一くーん!!」

 

良一

「え!?」

 

ヤバい、このパターンは…

 

ガバッ!!

 

思いっきりベールが俺に抱きついてくる

 

ベール

「良かった…良一くんが戻ってきて…」

 

良一

「心配かけたな…」

 

ベール

「ねぇ、良一くん」

 

良一

「何だ?」

 

ベール

「りょっちゃんって呼んでもいいかしら?」

 

りょっちゃん?

 

何だそのあだ名…

 

良一

「別に構わねえけど、何か照れるな…」

 

ベール

「ありがとう…」

 

こうしてこの騒動は片付いた

 

床に転がっていた二人の死体は撤去され、血に染まった床は丸ごと替えられた

 

黒い王蛇との戦いで傷ついたブランは自室でミナの治療を受けている

 

良一

「それで、これからどうするつもりだ?」

 

ネプテューヌ

「どうするって?」

 

良一

「俺はロムとラムを探しに行く」

 

ノワール

「何かあてでもあるの?」

 

良一

「無えよそんなもん」

 

ノワール

「あのね…相手がどこに潜んでるかも分からないのにどうやって探し出すつもりよ?」

 

良一

「だからあの遊園地から徹底的に…」

 

ベール

「ありますわ」

 

良一・ノワール

「え?」

 

ベール

「ロムちゃんとラムちゃんの居場所を突き止める方法が」

 

ベールにコンピューターのある部屋に案内される

 

ベール

「実はブランとはある計画を進めていましたの、ルウィーで人工衛星を使ったサービスが行われていたのはご存知ですわね?」

 

ノワール

「ええ、確かオテラビューだったかしら?ピイエスコーポレーションが打ち上げた人工衛星を使っているサービスよね」

 

良一

「ピイエスコーポレーション?何だそりゃ」

 

ノワール

「知らないの?ラステイションに本社ビルを持っている大企業よ、以前から四国全てと提携してお互いに技術を提供し合っているわ、ゲイムギョウ界だけじゃなく周辺の治安の悪い地域にもビルを建てているの、そういえば近年前社長が辞めて若社長が就任したって聞いたわね」

 

良一

「とんでもない話だな、そのピイエスコーポレーションって何を扱っている企業なんだ?」

 

ノワール

「確か国民が普段使っているものからゲームハード、クエストを受ける人のための傷薬までほぼ何でも扱っているわね」

 

良一

「へぇー、そんなに技術力の高い企業なのか」

 

ベール

「ええ、その人工衛星はまだ稼働していて、地上写真のデータを送る事ができるのですわ」

 

ベール

「ただし、低解像度の」

 

良一

「何でだ?そんなに技術力を持っている企業なら写真の解像度が低いのはおかしい」

 

ベール

「打ち上げたのが前社長が就任していた頃、ざっと30年は前ですから人工衛星にそれほどコストをかけられなかったのでしょう」

 

ベール

「その写真を解析して高解像度にするソフトウェアをリーンボックスの研究所が開発しましたの」

 

ベール

「近々ピイエスコーポレーションの社長に提供する予定になっていますわ」

 

ネプテューヌ

「おー!さっすがベールのところは進んでるね!」

 

良一

「っていうか、俺が今までその存在を知らなかったって事は…ネプテューヌ、お前ピイエスコーポレーションってところの技術提供本当に受けてんのか?」

 

ネプギア

「確かイストワールさんが…」

 

イストワール

「ネプテューヌさんにピイエスコーポレーションさんの技術を教えたら間違いなくゲーム開発にしか使いません!」

 

ネプギア

「とか言ってたような…」

 

良一

「あー、分かる気がする…」

 

イストワール、お前本当に苦労してるんだな…

 

ベール

「そこでブランに持ちかけたのですわ」

 

ベール

「ルウィーの写真のデータを提供してくれれば我が国はこのソフトを提供すると」

 

ノワール

「それって、あなたたちだけが世界中の情報を得られるってことじゃない」

 

ネプテューヌ

「えー?私達見られすぎちゃって困るじゃん」

 

良一

「そこも考えてあるんだろ?ベール」

 

ベール

「ご名答ですわ、私達はそのデータをみんなで共有しようと考えていたのですわ」

 

やっぱりな

 

左手で髪をかき上げる

 

ベール

「これはブランが言い出したのですわ、友好条約を結んだのだから4つの国で等しく利用すべきだと」

 

ベール

「だから公開するタイミングを伺っていたのですわ、サプライズプレゼントみたいで洒落てるでしょう?」

 

良一

「なんだよ、ブランも良いとこあるじゃんか」

 

ピピピ

 

パソコンから解析完了の効果音が鳴る

 

ベール

「解析が終わりましたわ、これで誘拐犯の逃げた場所も…あら?ここは」

 

??視点

 

?????

「ハァッ…ハァッ…」

 

謎の施設で金色の仮面ライダーともう一人が対峙している

 

そのもう一人とは

 

ブラックハート

「…………」

 

何とラステイションの女神ブラックハート

 

しかし目の色は死んだような灰色に染まりまるで戦闘マシーンのようだった

 

対する金色の仮面ライダーの名は仮面ライダーオーディン

 

かつて仮面ライダー大戦でナイトサバイブと戦った13人目のライダー

 

神崎士郎が消滅したことで同時に消滅してしまったが何故ここで生きているのか

 

オーディン

「ハァッ…女神…!!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

オーディンはカードを杖に装填し、必殺技を繰り出す

 

金色の不死鳥ゴルトフェニックスと共に空中に浮かび

 

オーディン

「ハアァァァァッ!!」

 

そこから太陽と見間違える程の眩く大きな光弾を撃ち出す!

 

ブラックハート

「………!」

 

ブラックハートはその一撃で完全に消滅する

 

これがオーディンの大技、エターナルカオス

 

オーディン

「ハァッ…ハァッ…」

 

地面に着地すると同時に変身が解ける

 

その姿は以前怪しげな話をしていた謎の青年だった

 

技術者

「大丈夫ですか?」

 

かなりの疲労なのか青年は地面に膝をつく

 

??

「ああ、どうやらまだ調整が完璧ではないようだな…体への負担が大きすぎる…」

 

技術者

「申し訳ありません、完成を急いではいるのですが」

 

??

「なるべく急げ、これが完成すれば後は…俺が女神を…!」

 

その青年の目は狂気に満ちており、何かへの復讐心が燃えていた

 

良一視点

 

ここは遊園地にある建設中のアトラクション

 

ノワール

「建設中のアトラクションに隠れていたとはね」

 

良一

「やっぱりな、ロムとラムを連れてそんなに遠くに行けるとは思えなかった」

 

ネプテューヌ

「よーし!今すぐ殴り込みだー!」

 

ベール

「お待ちになって、こういう時は人質の救出が最優先ですわ」

 

ノワール

「救出って、どうするつもりよベール」

 

ベール

「私が身代わりになりますわ」

 

良一

「待てよ」

 

ネプテューヌ

「りょーいち?」

 

良一

「俺も行くぞ」

 

ベール

「りょっちゃんが行ったらロムちゃんとラムちゃんを危険に晒すことになってしまいますわ」

 

確かにその通りだ

 

でも俺は

 

良一

「ベールが何と言おうと俺は付いて行く、不意打ちでやられたとはいっても相手にはライダーが一人いるんだ、ロムとラムも危険だが相手が素直に身代わりにさせると思うか?」

 

良一

「俺が誘拐犯だったらライダーの力を使ってベールをねじ伏せてリーンボックスにも身代金を要求するがな」

 

ネプギア

「こういう時に率直な事を言うんですね…良一さんって」

 

良一

「心配してるんだよ、ベールがいくら女神でも相手が悪すぎる、どんな卑怯な手を使ってくるか分からない」

 

ベール

「りょっちゃん…」

 

良一

「だから俺も一緒に行かせてくれ、いざとなったら敵全員ぶちのめせばいいだけだ」

 

アトラクション内部 監禁部屋

 

ラム

「や、やめなさい!」

 

ロム

「気持ち悪いよ…」

 

ガラン!

 

ベール

「そこまでですわ!」

 

良一

「よぉ、誘拐犯」

 

ラム

「ベールお姉ちゃん!?」

 

トリック

「ん?また幼女か?」

 

ロム

「良一さん…!?」

 

ベール

「その娘達を解放なさい!私が身代わりになりますわ!」

 

良一

「………」

 

ポケットのアドベントデッキに手を伸ばす

 

相手が要求を無視してくるなら即座に変身して倒す!

 

だがこいつの思考は俺たちの想像の斜め上を行っていた

 

トリック

「は?俺紳士だし、守備範囲幼女だけだし、デカい胸とか興味ないし」

 

良一

「へ?」

 

トリック

「後野郎とか論外」

 

何というか

 

良一

(こいつ、アホだ…)

 

ベール

「なっ!?大きな胸の何がいけないというんですの?」

 

トリック

「…垂れる未来しか見えない」

 

良一

「おいてめぇ」

 

トリック

「あん?」

 

良一

「懺悔するなら今の内だぞ?」

 

ベール

「あなた、私を怒らせてしまったようですわね…!行きますわよりょっちゃん!!」

 

良一

「ああ!」

 

ベールがデッキを取り出し、俺もデッキを取り出す

 

良一・ベール

「変身!!」

 

俺はいつもの変身ポーズ

 

ベールは右手に拳を作り顔の左横に持っていく

 

トリック

「ぬっ!女神だったのか!」

 

王蛇

「ここか?祭りの場所は」

 

グリーンハート・ナイト

「グリーンハートナイト、変身完了」

 

グリーンハートの新しく変身した姿は首元のシンボルの部分がナイトのデッキの模様に変わり、額の上にナイトの仮面が装着されている

 

グリーンハート・ナイト

「行きますわよりょっちゃん!」

 

王蛇

「ああ!」

 

電子音

「SWORD VENT」

 

電子音

「LANCE VENT」

 

俺にはベノサーベル、グリーンハートには槍が召喚される

 

俺たちライダーに合わせて名付けるとすればあれはグリーンランスってところか

 

派手な女

「ヤッベ…ライダー二人とかいくら不意打ちでも勝てる気がしねぇ…」

 

グリーンハート・ナイト

「ハァッ!」

 

先にグリーンハートがトリックに攻撃する

 

トリック

「くっ!んぬうあぁ!!」

 

グリーンハート・ナイト

「っ!!」

 

槍を受け止めそのまま放り出す

 

トリック

「アッククク、この俺にそんな攻撃が効くか!」

 

グリーンハート・ナイト

「フッ、どうですかしら」

 

王蛇

「じゃあよ、こういう攻撃ならどうだ!?」

 

王蛇

「ベノムデスペラード!!」

 

手に持ったベノサーベルで連続的に斬りつける

 

トリック

「レロレロ!!」

 

王蛇

「何っ!?」

 

なんとやつは舌を伸ばしてベノサーベルに巻きつけた

 

トリック

「レロレロレロ!!」

 

王蛇

「おわぁっ!?」

 

そのまま俺も壁に叩きつけられる

 

トリック

「アッククク、どうした?仮面ライダー」

 

王蛇

「なかなかやるじゃねえか、どういう構造してんだ?その舌」

 

壁に叩きつけられたがライダーに変身してる状態ならその程度では全く痛みを感じない

 

グリーンハート・ナイト

「私もりょっちゃんの真似をしてみようかしら」

 

電子音

「TRICK VENT」

 

カードを装填するとグリーンハートの分身が4体現れる

 

トリック

「うぬっ!?どれが本物だ?」

 

グリーンハート・ナイト

「シャドーイリュージョン!!」

 

トリック

「ぐっ!ごはぁっ!!」

 

分身による連続攻撃を避けきれずトリックはまともに攻撃を受ける

 

王蛇

「トドメは俺がやる!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

王蛇

「…!ハァッ!!」

 

構え無しから後ろに宙返りする

 

トリック

「何っ!?」

 

王蛇

「デヤァァァ!!!」

 

グリーンハートの攻撃でバランスを崩していたトリックにベノクラッシュが直撃する!

 

トリック

「デアァァァア!!」

 

蹴り上げた衝撃でトリックは天井を突き破り外に吹き飛ばんでいった

 

グリーンハート・ナイト

「余裕でしたわね」

 

王蛇

「ああ、相手するだけ無駄だったかもな」

 

グリーンハート・ナイト

「あら?ロムちゃんとラムちゃんは?」

 

王蛇

「そういえばどこに…まさかあの野郎…!!」

 

完全に思考から外れていた

 

あいつはロムとラムを抱えたまま俺たちと戦い、ベノクラッシュを浴びてそのまま吹っ飛んで行った

 

王蛇

「クソッ!」

 

グリーンハート・ナイト

「ちょっと!お待ちになって!!」

 

俺は考える前に天井に空いた穴から飛び出し、奴の飛んで行った方向に走った!

 

ノワール視点

 

こちらはノワールのいる裏口

 

読みが確かならここに犯人が来てもおかしくない

 

派手な女

「ハァッ…ハァッ…、っ!?」

 

ノワール

「やっぱり来ると思ってたわ」

 

ユニ

「お姉ちゃん、こいつも一味よ、二人でやっちゃおう!」

 

ノワール

「ええ、あなた随分ナメた真似してくれたわね」

 

派手な女

「な、舐めてたのはトリック様だけだって、それにこの誘拐自体変なおばさんにそそのかされてやっただけだし…」

 

ノワール

「ふーん、いかにも下っ端が言いそうなセリフね」

 

下っ端

「そ、そうなんす…自分ただの下っ端なんで…って引き下がる訳ねえだろ!こうなったら力ずくでトンズラさせてもらうぜ!!」

 

そう言うと下っ端は良一と似たようなアドベントデッキを取り出す

 

下っ端

「変身!」

 

右手でポーズを取ると下っ端は赤紫色を主体としたライダーに変身した

 

ノワール

「こっちも行くわよ!ユニ!」

 

ユニ

「うん!お姉ちゃん!」

 

私とユニもデッキを取り出して変身する

 

ノワール・ユニ

「変身!」

 

私の変身ポーズは右手で指パッチン

 

何かあまり格好良くない…

 

ブラックハート・ベルデ

「さあ、覚悟しなさい!」

 

ライア

「ちょっと待て!女神がライダーに変身するなんて聞いてねぇよ!!」

 

ゾルダ

「女神のシェアエネルギーとライダーのスペック、同時に扱えばものすごい力になるんだから!」

 

電子音

「SWING VENT」

 

下っ端ライダーはカードを装填して武器を取り出す

 

それは良一も使っている鞭状の武器だ

 

ライア

「いくら女神だっていってもリーチはこっちの方が長いんだ!」

 

ブラックハート・ベルデ

「リーチが長いだけで何をいきがってるのよ、まさかそれだけで優位に立ったと思ってる?」

 

ライア

「うるせえぇ!」

 

興奮した下っ端ライダーはそのまま私に向かってくる

 

ブラックハート・ベルデ

「フッ…!」

 

電子音

「CLEAR VENT」

 

カードを装填すると私の姿は敵から見えなくなる

 

これがベルデの使う特殊カード、クリアーベント

 

カメレオンのモンスター、バイオグリーザの能力で自分の姿を周りと同化させる

 

こうすることで敵からこちらの姿は見えない

 

電子音

「SWORD VENT」

 

続けてカードを装填し、いつもの剣を取り出す

 

どうやら女神ライダーに変身するといつもの武器もカード装填で召喚するようだ

 

そして必殺技も

 

ブラックハート・ベルデ

「悪いけど、一撃で決めさせてもらうわ!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

ライア

「なっ!?どこにいやがる?」

 

ブラックハート・ベルデ

「インフィニットスラッシュ!!!」

 

ファイナルベントカードによりさらに威力を増した私の大技

 

こちらの姿を視認できない下っ端ライダーは私に切り刻まれるままになっていた

 

ライア

「ぐっ!ぐはぁっ!!」

 

ゾルダ

「お姉ちゃん!そいつから離れて!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

ブラックハート・ベルデ

「派手にやるつもりねユニ!」

 

私は素早く下っ端ライダーから離れる

 

ライア

「な、何っ!?」

 

ユニの方を見ると既にマグナギガに銃をセットし、後は引き金を引くだけの状態だ

 

ライア

「ま、待っ…」

 

ゾルダ

「発射!!!」

 

カチッ!

 

引き金を引いた瞬間弾丸の洗礼が下っ端ライダーに浴びせられる

 

下っ端

「やっぱ二人とか勝てなかったーー!!!」

 

変身が解け、下っ端は天井を突き破り外に飛んでいく

 

ゾルダ

「ふぅ」

 

二人とも変身を解き一安心する

 

ノワール

「あら?これは」

 

足元を見ると下っ端が落としたアドベントデッキがあった

 

ノワール

「他の人に拾われたら面倒だし、私達で預かっておきましょう」

 

私はそのライアのデッキを拾い、持ち帰ることにした

 

ブラン視点

 

ブラン

「ロム…ラム…」

 

私はミナの反対を押し切り、自室から飛び出していた

 

黒い王蛇にやられた腕の傷はまだ痛むけどロムとラムを放っておけない

 

その頃、王蛇に吹き飛ばされたトリックは

 

トリック

「あ痛ててて、あのライダーと垂れ乳女神め…やってくれるじゃねぇか…」

 

あちこち傷だらけだがまだ健在だった

 

トリック

「幼女だけは命に代えても守る!それが紳士のジャスティス!」

 

だがロムとラムを抱えた手には誰もいない

 

トリック

「あ、あれ?幼女はいずこ?」

 

既にロムとラムはトリックの手から逃れ、フェンスをよじ登っていた

 

トリック

「この生きの良さ、まったく幼女は最高だぜ…!んぬぅー!レロレロレロ!!」

 

ロム・ラム

「っ!!」

 

フェンスを登るロムとラムにトリックの舌が迫る!

 

ズドーン!!

 

だがそれは突如飛んできた斧によって遮られた

 

ロム・ラム

「あぁっ!」

 

ブラン

「私の大事な妹に何しやがる…!」

 

私は怒り心頭だった

 

大切な妹を誘拐され、あげくこんな真似までしやがって…

 

あの時の偽良一じゃないけどイライラするんだよ…!!

 

ブラン

「許さねえぞ…!この変態が!!」

 

トリック

「痛たた…!変態?それは褒め言葉だ!!」

 

ああそうかよ

 

それが褒め言葉だってんなら

 

ブラン

「そうかよ、なら褒め殺しにしてやるぜ…!!」

 

怒りのままに私は変身する

 

ホワイトハート

「覚悟しやがれ!このド変態!!!」

 

トリック

「アックククク!ハァッ!!」

 

奴の舌を掻い潜り自慢のホワイトアックスを振りかざす!

 

ホワイトハート

「この、超絶変態!!」

 

トリック

「ごはぁっ!!」

 

変態が褒め言葉ならとことんまで褒め殺しにしてやるよ!

 

ホワイトハート

「激甚変態!!!!」

 

トリック

「ヒィッ!?グワァッ!」

 

変態と連呼しながらホワイトアックスを奴に振り下ろす!

 

トリック

「調子に乗るな!幼女女神!!」

 

ホワイトハート

「なっ!?」

 

何と一瞬の隙を突かれ、奴の舌に巻かれてしまった!

 

ホワイトハート

「離れろ!気色悪い!!」

 

トリック

「アッククク!まさか姉まで幼女とはこの国は天国だー!!」

 

ホワイトハート

「離れやがれ!この舌切り落としてやる!!」

 

トリック

「では、じっくり味わってやるとするか」

 

ラム

「やめなさい!」

 

ロム

「お姉ちゃんに酷いことしないで!」

 

くそっ…

 

私、女神なのに

 

偽良一どころかこんな変態野郎も止められないってのか…

 

ヒュンッ!

 

トリック

「グワァッ!今度は何だ!?」

 

飛んできた何かがトリックの顔面に直撃する!

 

ロム

「ラムちゃん、あれ!」

 

ラム

「良一さん!ベールお姉ちゃん!」

 

王蛇

「間に合ったみたいだな」

 

良一視点

 

奴の飛んで行った方に走ったらブランがヤバい状況だったから咄嗟にメタルホーンをあいつの顔面に投げた

 

思いっきり直撃したからブランも離してしまったようだ

 

ホワイトハート

「良一、ベールも!」

 

王蛇

「あれの直撃を受けてピンピンしてるとは思った以上にタフだな」

 

トリック

「お前、さっきのライダーと垂れ乳女神!!」

 

グリーンハート・ナイト

「あなた…どこまで私を怒らせれば気が済むのかしら…?」

 

隣にいるベールも怒り心頭のようだ

 

王蛇

「今度こそ完全に葬ってやるよ、二度とロムとラムを攫ったりできないようにな!!」

 

グリーンハート・ナイト

「それと、私の胸の事を侮辱できないようにしてあげますわ!」

 

挿入歌 仮面ライダー龍騎より『果てなき希望』

 

電子音

「FINAL VENT」

 

グリーンハート・ナイト

「ハアァァァァァァ!!!」

 

グリーンランスを抱えてダークウィングと共にベールは走り出す

 

グリーンハート・ナイト

「ハッ!」

 

真上に飛び、そのままトリックの斜め上からダークウィングと共にドリル状に変化し、突撃する!

 

トリック

「グワァッ!!!」

 

これがナイトのファイナルベント、飛翔斬だ

 

王蛇

「イライラするんだよ…!お前」

 

電子音

「UNITE VENT」

 

俺の切り札とも言えるユナイトベントを装填し、トリックの背後でベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーを融合させる

 

ネプテューヌ

「おー!祭りの場所はここー?」

 

ネプギア

「お姉ちゃん、良一さんの決め台詞真似しちゃダメだと思う…」

 

ちょうどネプテューヌとネプギアもそこに来る

 

ジェノサイダー

「グオォォォォー!!!」

 

怪物のような咆哮を上げ、獣帝ジェノサイダーが完成する

 

トリック

「なっ!!?何だこの化け物はぁ!?」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅ!?何あれ!?」

 

王蛇

「ブラン!ロムとラムを連れてこっちへ来い!そこにいると危ないぞ!!」

 

ホワイトハート

「あ、ああ!!」

 

急いでブランがロムとラムを連れてこっちに来る

 

ラム

「良一さん!」

 

ロム

「助けに来てくれた…!」

 

ホワイトハート

「でもよ、どうするんだ?一体」

 

王蛇

「まあ見てろ、この一撃でカタをつけてやる!」

 

トリック

「何を生意気なことを…!」

 

王蛇

「この一撃はロムとラムとブランの…そしてベールの分だ!!!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

カードを装填すると同時に俺は駆け出す!!

 

ジェノサイダーの腹部が割れ、小さなブラックホールが発生する

 

トリック

「ぬあぁっ!引き込まれ…」

 

王蛇

「ハァッ!!」

 

きりもみ回転しながらトリックに渾身のキックを浴びせる!

 

バランスを崩した巨体はそのままジェノサイダーのブラックホールに吸い込まれていく!

 

トリック

「ぐはぁっ!幼女バンザーイ!!!」

 

下らない断末魔を上げ、そのままトリックはブラックホールに吸い込まれた

 

王蛇

「二度と出てくるなよ、大人しく眠ってろ」

 

グリーンハート・ナイト

「格好良かったですわよ…!りょっちゃん!」

 

王蛇

「……////」

 

仮面の下で顔が赤くなる

 

少々鈍感な彼はノワールの時は気づかなかったがベールのは明らかに堂々としたアピール

 

これではさすがの良一も気づいてしまうというものだ

 

王蛇

(ベールは確かに美人だし優しい女性だ、けど今の俺がベールを愛しても…いいのか?)

 

この世界に来てからネプテューヌ達にずっと隠し続けてきた心の狂気

 

王蛇

(ベール、俺の本当の性格を知ってもまだ俺をりょっちゃんなんて呼んでくれるのか?)

 

ロム

「良一さん良一さん」

 

ラム

「とってもかっこ良かったよ!あの技、何て言うの?」

 

王蛇

「さっきの長舌野郎を蹴っ飛ばしたあれか?ドゥームズデイって名前だ」

 

ホワイトハート

「あれが、お前の最強技ってわけか、どんだけチート性能なんだよ」

 

王蛇

「まあ、当てちまえば勝ちの技だからな」

 

その前にジェノサイダーを攻撃されてブラックホールの軌道を逸らされたりユナイトベント装填、融合完了までの時間とか弱点は多いんだけど

 

ロム

「あの、良一さん」

 

王蛇

「ん?どうしたロム」

 

ロム

「お兄ちゃんって呼んでもいい?」

 

え?

 

王蛇

「いや、別にそう呼んでも構わねえけど…」

 

そうなるとちょうど年の離れた妹みたいな背丈になる

 

ロム

「嬉しい…!」

 

ラム

「良一お兄ちゃん!」

 

王蛇

「お、おい!」

 

ライダーの姿のまま2人が抱きつきそうになる

 

ネプテューヌ

「りょーいち、すっかり懐かれてるね」

 

ネプギア

「うん、でも昼間に見たあの黒い姿は何だったんだろう…」

 

ネプギアの脳裏にあの黒い姿の王蛇がよぎる

 

こうしてルウィーを騒がせた幼女誘拐騒動は主犯トリックの死により幕を閉じた

 

??

「フフ…」

 

その様子を鏡の中から見つめる不敵な笑みには誰も気づかない

 

そしてその人物の姿は…

 

??

「俺は諦めんぞ真田良一、俺は最早鏡の中の幻ではない…!俺が最強に成り代わる」

 

前髪の垂れ方、利き腕が良一と左右逆で…

 

黒い王蛇のデッキを持つ

 

もう一人の真田良一だった

 

翌日

 

ネプテューヌ

「なるほど、あの時偽りょーいちに殺されそうになったのは連日の仕事のせいだったんだね」

 

ブラン

「ええ、ここのところ徹夜続きで…あなたたちと一瞬に遊園地に行けなかったのもそう」

 

ブラン

「ありがとう良一、ロムとラムを助けてくれて」

 

良一

「気にするな、曲がりなりにも俺は鏡の中の自分に飲まれてお前を殺しそうになったんだ、その詫びだと思ってくれ」

 

ブラン

「でも、あの娘達が私達以外の人に懐く姿を初めて見たわ、これからも二人と仲良くしてあげて」

 

良一

「ああ」

 

ノワール

「次から次へと女の子に懐かれて、幸せ者ね良一は」

 

ベール

「ロムちゃんやラムちゃんだけじゃなく、私の事も見てくださいね?いつでもリーンボックスで待っていますのよ?」

 

良一

「その事なんだがベール…あのな」

 

俺がそこまで言いかけた時

 

ロム

「お姉ちゃん、良一お兄ちゃん!絵描けたよ」

 

ロムがブランと俺の絵を描いて持ってくる

 

ブラン

「よく描けてる、…ん?」

 

絵から使っている紙を見た瞬間にブランの顔つきが変わる

 

ブラン

「ラム!落書きやめて!!」

 

ブランの走っていった方について行くと同じ黒い本のようなものがたくさんあった

 

そしてそれに落書きをするラム

 

ラム

「こんなに同じ本がたくさんあるんだからいいでしょ?」

 

ブラン

「ダメ!!」

 

良一

(何だこの反応?)

 

何故かブランの様子がおかしい

 

ラム

「どうして?」

 

ブラン

「それは……」

 

ブラン

「私が徹夜して書いた小説だからだ!!!」

 

良一

「え?」

 

ブラン、お前小説書いてたのか?

 

ベール

「つまり、ブランの書いた同人誌ってことですかしら?」

 

良一

「どれどれ…」

 

ブラン

「良一、読むなぁ!」

 

ネプテューヌ

「りょーいち、どんな話なの?」

 

良一

「特殊能力者が集う異能者バトルに巻き込まれた少年主人公が、戦いを止めるって目的で首謀者を探す話だな」

 

っていうかこれどこかで聞いたことある内容だぞ?

 

ネプギア

「すごい!主人公が新しい力に目覚めた!かっこいい!!」

 

ブラン

「くうぅぅぅ……!」

 

ブラン

「読むなあぁぁぁ!!!」

 

ベール

「次回、超次元ゲイムネプテューヌ龍騎!」

 

良一

「リーンボックスのアイドルか」

 

ワレチュー

「海のネズミって漢字で書いたら海鼠っちゅよ」

 

ベール

「私が援護に回りますわ!」

 

??

「よう、こいつが欲しいか?魔女さんよ」

 

マジェコンヌ

「今夜、世界というゲイムのルールが塗り変わる…!」

 

ベール

「ズーネ地区に大量のモンスターが現れたという情報が入りましたわ!」

 

??

「戦いってのはこういうもんなんだろ?違うのか?」

 

青年

「ようこそ、死神の世界へ」

 

ベール

「戦わなければ生き残れない!」




久しぶりに龍騎風の次回予告書いた気がします、補足として女神ライダーに変身すると全てアドベントカードで武器を召喚することになります(いつもネプテューヌ達が変身した時に持っている武器を含め)後で設定の方にも書きますが女神ライダーは原作に登場するライダーよりAPは高いです
そしてブランを殺しかけた黒い王蛇…龍騎ファンならもう誰のポジションなのか分かりますよね?
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