超次元ゲイムネプテューヌ龍騎   作:ヴァンス

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また投稿一ヶ月空いてしまった…四女神オンライン面白すぎるから…ベールと似たような状況ですね(笑)推しキャラだからいいんですけど
今回は龍騎のエピソードファイナルに登場するリュウガと同じポジションのライダーが現れます、前話辺りから見てくれた人はもう分かってますよね?名前もリュウガにちなんだ名前にしました
良一とベールは果たして結ばれるのか!?
今回からEDテーマを付けます


第十ゲイム 動き始める黒幕、破滅的大敗

OPテーマ Alive A Life 歌 5pbちゃん

 

良一視点

 

ここはリーンボックスのライブ会場

 

5pb

「心を熱く〜希望の、色に燃やそう〜」

 

そのステージで歌っているのはリーンボックスの歌姫5pbちゃんだ

 

良一

「リーンボックスのアイドルか」

 

今歌っている曲は新曲のAlive A Lifeという曲

 

ノリが良く、熱くなれる曲だと俺は思う

 

ネプテューヌ

「おー!!」

 

アイエフ

「流石はリーンボックスの歌姫、5pbちゃんね」

 

良一

「ああ、いい曲だ」

 

同じ頃、ライブ会場の海底

 

ワレチュー

「ライブだか何だか知らないけど、うるさいっちゅねー…」

 

一匹のネズミが海底を散策していた

 

ワレチュー

「だいたい、何でネズミが海底を歩いているっちゅか、海のネズミって漢字で書いたら海鼠(なまこ)っちゅよ」

 

そしてその歩みの先に赤い石が現れる

 

ワレチュー

「見つけたっちゅ!」

 

ライブ会場

 

5pb

「みんなー、ありがとうー!じゃあ次は、ダブルボイルドエクストリーム!!」

 

そのライブで5pbちゃんはAlive A Life、果てなき希望、Revolution、Justiφ's、ダブルボイルドエクストリーム、サプライズドライブを歌い上げた

 

ノワール

「いい曲だったわね、良一」

 

良一

「ああ、歌姫の名に恥じないいい曲だった」

 

ノワール

「ライブに招待してくれたはいいけど、肝心のベール自身が来ないのはどういうことよ…」

 

今俺たちはノワールに引っ張られてリーンボックス教会内のベールの部屋へと向かっている

 

実は数日前

 

ベール

「りょっちゃん!」

 

良一

「何だベール」

 

ベール

「数日後にリーンボックスのアイドル5pbちゃんのライブがあるので、リーンボックスに来てくださいまし!」

 

良一

「とか言われちまったからなぁ…」

 

ネプギア

「良一さんも結構ベールさんに振り回されてるんですね…」

 

良一

「あの愛は俺にはちっと重すぎるかもな…」

 

ネプテューヌ

「りょーいち、それってどういう…」

 

良一

「いや、今のは気にしないでくれ」

 

どうやら表情に出てたみたいだ

 

良一

(俺は、ベールの事を好きになっていいのか?)

 

良一

(いや、いつか答えは出さないといけない、俺自身が…)

 

??

「そんなもの、答えは決まってるだろう?」

 

良一

「!!」

 

ユニ

「良一さん?」

 

??

「お前はただ安心したいだけだ、こいつらと一緒にいることで自分の居場所はここにあると錯覚しているんだよ」

 

??

「あの金髪の女だって同じだ、お前に好意を寄せてる振りをして頭の中では何を考えてるか分かったものじゃねぇ」

 

??

「ああいう女は色気で男を惑わし、不要となればゴミクズのように捨てるってのが相場だ、女神だってんなら尚更そうだと思うぜ?」

 

良一

「っ!!」

 

ブラン視点

 

ブラン

「どうしたの?良一」

 

良一

「何でもねぇよ…」

 

ブラン

「何でもないって顔じゃないわ」

 

今の良一の顔色は側から見ても分かるくらい悪い

 

あの時と同じ

 

ブラン

「また、自分の衝動を抑えきれないの?」

 

良一

「また俺の精神に…鏡の中の俺が…!」

 

??

「お前は間違ってるこいつらはお前の味方じゃない、都合のいいようにお前を利用し、飽きたら捨てる奴らだ」

 

ブラン

「おいてめぇ、あまり私の友達に馬鹿げたことぬかしてんじゃねぇぞ…!」

 

心の中で私はそう念じた

 

直接言葉で放っても恐らく奴には届かない

 

??

「ほう?」

 

ブラン

「てめぇは私たちの何を知っててそんなことをぬかしてんだ?」

 

ブラン

「良一がどう考えてるか知らねぇが、良一は私の大切な友達だ!」

 

??

「フッ…今に後悔しろ、こいつはお前の思っている以上にお前たちを信頼なんてしちゃいない、守りたいとか言ってた思いすらも」

 

??

「その場凌ぎの出任せかもしれないぜ?」

 

それを最後にそいつの言葉は聞こえなくなった

 

同時に良一の顔色も元に戻った

 

ネプテューヌ

「りょーいち、大丈夫?」

 

良一

「ああ、何とかな」

 

良一視点

 

まただ

 

あのアブネスって女を見た時と同じように俺の精神に干渉して来やがった

 

良一

(どうする?こいつがこのまま俺の中にいたら、またブランやみんなを襲ってしまう…)

 

良一

(だが、そうなってしまったら仕方ないか…最悪俺が死ねばもう一人の俺も消えるだろう)

 

そこで俺は悲観主義に走ってしまう

 

それをすぐに後悔することになるとは知らずに…

 

ベール

「後方の部隊は何をしていますの!?」

 

この声は…

 

ネプテューヌ

「うん?」

 

ベール

「私が援護に回りますわ!」

 

良一

「あちゃー…」

 

やっぱりか…

 

チカ

「あら良一くん、それに他の女神様たちも」

 

良一

「やっぱりここでゲームしてたか…」

 

だいたい予想はついていたがな…

 

ベール

「あー…!そこは…!」

 

ネプテューヌ

「おーい、そこの廃人さーん」

 

ベール

「あら、皆さんいらしてましたの!?」

 

良一

「何でライブすっぽかしてゲームやってんだよ…」

 

ベール

「出かける前に一時間だけと思ってプレイしてたら、攻城戦が始まってしまって…」

 

チカ

「あたくしもお姉様のお手伝いをしていたのよ」

 

良一

「って、お前まで便乗してどうすんだよ!!」

 

思わずツッコミに回ってしまう

 

本来ツッコミはノワールのやることだろ…

 

ブラン

「ライブの後はホームパーティでもてなしてくれるんじゃなかったの?」

 

ベール・チカ

「え…?」

 

ベール・チカ

「あー…」

 

良一

「忘れてやがったな…」

 

ベール

「もう少しで城を落とせそうですのでその後で…」

 

ブラン

「こういう人だったのね」

 

ノワール

「ま、まあ趣味は人それぞれだし…」

 

ネプテューヌ

「ダメ女神だねー、もしかしたら私よりダメかもー!」

 

ノワール・ブラン・良一

「それはない」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅっ!?こんな時だけ揃った!?」

 

アイエフ

「どうします?もう少しかかりそうですけど」

 

ベール

「よければりょっちゃんも参加します?」

 

良一

「参加したらノワール辺りに殴られそうだからやめとくわ」

 

ノワール

「のわぁ!?いくら何でもそんな乱暴なことしないわよ!」

 

良一

「どうだか…変身したらあんなに好戦的になるってのによ」

 

ノワール

「やかましい!」

 

そして結局…

 

ノワール

「さあ、みんなで準備するわよ!!」

 

ネプテューヌ

「えー?何で私たちが準備?」

 

ノワール

「文句言わない!折角リーンボックスまで来たんだから、きっちりパーティして帰るわ!」

 

良一

「教会の連中にやらせりゃいいだろそんなの」

 

ノワール

「それはダメ!まずネプギア、アイエフ、コンパの三人は食料の買い出し!」

 

ネプギア・アイエフ・コンパ

「は、はい!」

 

ノワール

「他の人達は部屋の掃除よ!今すぐ初めて!」

 

良一

「出た、こういう時に変にやる気出して仕切るやつ」

 

ブラン

「変なスイッチ入ったわね」

 

こりゃ大人しく従った方が身のためだな…

 

ノワール

「うるさい!ちゃっちゃと働く!!」

 

良一

「よっこいしょっと…!」

 

良一

「これまだ未開封じゃねぇか…」

 

本当ベールのゲーム好きには呆れながらも尊敬する

 

このゲームROM全部合計したら部屋一つ埋まるんじゃないのか?

 

良一

(ベール、どんだけ金持ってんだ?)

 

ずっと気になっていた

 

もしかしてベールって四女神の中で一番の金持ちなんじゃないか?

 

良一

(俺は…)

 

ブラン

「良一」

 

ノワールの監視を避けてブランが俺の元に来る

 

ブラン

「手が止まってたわ、何か考え事をしてたのね」

 

良一

「まだ迷ってるんだ、ベールに俺の気持ちを伝えるかどうか」

 

ブラン

「……良一はベールの事が好きなの?」

 

良一

「どうだろうな、少なくとも嫌いだとは思ってないな、もしそう思ってるんなら今頃ここには来ていない」

 

ブラン

「つまり、嫌いではないけれど好きにもなれないってこと?」

 

良一

「それに近いな、でもいずれ話さなきゃいけないとは思ってる、俺がどうしてベールの事をはっきり好きになれないのかを」

 

ブラン

「そう、前から気になってたんだけど、どうして良一は女の子と表立って仲良くしていないの?」

 

良一

「それもいずれみんなに話すよ、俺だっていつまでこの世界にいられるか分からないしな」

 

そしてそれから数時間の時が流れる

 

ベール

「皆さん我が家のホームパーティへようこそですわ!」

 

ブラン

「というかベールもチカもほとんど何もしてない」

 

チカ

「あはは…」

 

ノワール

「やめましょう、言っても虚しいだけよ…」

 

良一

「ネプギア、立ちくらみしたって聞いたが…」

 

ネプギア

「ありがとう良一さん、もう大丈夫」

 

良一

(?)

 

そういえば女神って立ちくらみなんてするのか?

 

いまいち曖昧なところではあるが

 

チカ

「さあ皆さん、遠慮なく食べて飲んで騒ぎましょう、この日のためにお姉様が用意したゲームもあるわよ」

 

ネプテューヌ

「おー!なになに!?」

 

ベール

「説明するより見せた方が早いですわね、ネプテューヌとりょっちゃん、少し後ろに立ってくださいな」

 

ネプテューヌ

「はいなー!」

 

良一

「え?」

 

言われた通り俺とネプテューヌは後ろに立つ

 

良一

「この辺りでいいのか?」

 

ベール

「ええ、では華麗に戦ってくださいませ!」

 

ピッ

 

ボタンの音と共に周りの景色は森に変わる

 

ラム

「わぁー!すごーい!」

 

コンパ

「あっ!ねぷねぷが」

 

ロム

「良一お兄ちゃんも」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅっ!?スライヌになってる!?」

 

良一

「お、俺のはジェノサイダーか!?」

 

自分がジェノサイダーになってる事に驚きを隠せない

 

しかもユナイトベントで召喚した時と同じ姿で顔だけが俺だ

 

ベール

「二人の動きを特殊なカメラで読み取って立体投影しているのですわ」

 

ネプテューヌ

「ってことはこの格好でりょーいちと戦えばいいってことだね!やいジェノサイダーりょーいち!ねっぷねぷにしてやんよー!!」

 

ジェノサイダー良一

「何だよジェノサイダー良一って!それと作者!!俺の名前欄を勝手に変えるな!!!」

 

作者の声

(ご、ごめんなさい…)

 

良一

「つーかこの体格差、明らかに俺の方が有利だよな?」

 

ならば

 

良一

「これでも食らえ!」

 

チュン!!

 

ネプテューヌ

「うわっと!!」

 

実戦でジェノサイダーが使ったように顎から光弾を放つ!

 

だがネプテューヌスライヌもなかなか早くて当たらない

 

チカ

「ちなみに、もっと実戦用のモードも搭載しているので戦闘の訓練にもなりますのよ」

 

ノワール

「ちょっと待ってよ!まさか私をバイオグリーザの姿にするつもりじゃないでしょうね!?」

 

ベール

「それぞれの契約モンスターの姿になってみた方が面白いかと…」

 

ノワール

「絶対嫌よーー!!!」

 

??視点

 

同じ頃リーンボックス桟橋

 

一匹のネズミが走って来るのを俺は鏡の中から見ていた

 

マジェコンヌ

「遅い!計画を台無しにする気か!!」

 

ワレチュー

「これでも急いだっちゅよ…余裕の無いスケジュール組んだオバハンが悪いっちゅ…」

 

マジェコンヌ

「ぬぅ…雇い主をそう呼ぶのはやめろと何度言えば…」

 

マジェコンヌ

「まあいい、ネズミ不在にいちいち腹を立ててもいられん、例の物を早く寄越せ!」

 

ワレチュー

「分かったっちゅよ」

 

そう言ってネズミが十字に輝く赤い石を魔女風の女に手渡す

 

マジェコンヌ

「これで三つか…後は一体どこに…」

 

ワレチュー

「知らないっちゅよ、後は木の根草の根を分けてでも…」

 

??

「よう、こいつが欲しいか?魔女さんよ」

 

そこに不敵な声が響く

 

マジェコンヌ

「ん?誰だ?どこにいる?」

 

??

「ここだぜ、鏡の中だ」

 

マジェコンヌ

「何ぃ!?」

 

驚いたマジェコンヌは鏡に振り向く!

 

マジェコンヌ

「き、貴様何者だ?」

 

鏡の中にいる人物はマジェコンヌが先ほどワレチューから受け取った石と同じものを手に持っている

 

それは誘拐騒動の時に鏡の中にいた良一

 

??

「面白そうな事を考えているじゃないか、目的は世界の破壊か?それとも女神の殲滅か?」

 

マジェコンヌ

「おい貴様、悪いことは言わない、その石を私に寄越せ!」

 

??

「できるのか?鏡の中に入る手段もないくせに」

 

マジェコンヌ

「ハッ!私を甘く見てもらっては困るな、これを使えば鏡の中に入れるんだろう?」

 

マジェコンヌはどこからか翼のようなマークが描かれたアドベントデッキを取り出す

 

??

「ほう、そんなものを持っているとはますます興味が湧いた」

 

マジェコンヌ

「さあ、寄越す気がないならお前のミラーワールドで戦ってやってもいいんだぞ?」

 

??

「まあ待て、どうせ互いに邪魔なものは同じなんだ、ここは互いに利のある事をしようじゃないか」

 

マジェコンヌ

「利のある事?」

 

??

「お前と俺の持ってる石、これはアンチクリスタルって言うんだろ?シェアエネルギーを完全に封じる石」

 

マジェコンヌ

「な、何故それを…」

 

??

「俺はミラーワールドの住人だ、鏡の中にはあらゆる情報が流れ込んで来る」

 

マジェコンヌ

「なるほど、それで利のある事とは何だ?」

 

??

「俺と手を組もう、俺の殺したい相手は女神の側にいるんだ、一度そいつの意識を乗っ取って女神もろとも殺そうとしたが本人に奪い返された…」

 

ワレチュー

「ルウィーで起きた虐殺事件の事っちゅね」

 

??

「そうだ、ネズ公の割には詳しいじゃないか」

 

ワレチュー

「ネズ公は余計っちゅ!!」

 

??

「そしてお前の本当の目的までは知らないが、まずは女神を始末しなければどうにもならない、違うか?」

 

マジェコンヌ

「くっ…確かにその通りだ…」

 

全てを見透かしたような男の言葉にマジェコンヌも口籠る

 

??

「だから俺と手を組め、そうすれば俺はこの石をお前にくれてやる、そしてこのゲイムギョウ界の雑魚モンスターの比にならない力を持つミラーモンスターを現世に送り込んでやろう」

 

マジェコンヌ

「なるほど、利害は一致しているというわけか、よし乗ってやる」

 

??

「ククク…」

 

マジェコンヌの見ている鏡からそいつは出て来る

 

そしてマジェコンヌに石を渡す

 

マジェコンヌ

「今夜、世界というゲイムのルールが塗り変わる…!」

 

??

「ところで、まだ名を聞いてなかったな」

 

マジェコンヌ

「私の名はマジェコンヌ、四人の小娘が支配する世界に混沌という福音をもたらす者だ」

 

??

「マジェコンヌか、俺の名は…」

 

良一(鏡)

「真田良一だ」

 

※今後鏡の中の良一は 良一(鏡)と表記します

 

良一視点

 

良一

「みんな楽しそうだな」

 

ベール

「そうですわね」

 

良一

「こういう時に感じるよな、平和ってのがどれだけ当たり前のことで、どれだけ大切なものかっていうのを」

 

ベール

「りょっちゃん?」

 

良一

「プラネテューヌに住んでいる時にネプギアから聞いたよ、みんな元々は敵だったんだって?」

 

それもシェアエネルギーの為に殺し合いに匹敵する戦いを繰り返していたってネプギアから聞いた

 

ベール

「確かにその通りですわ」

 

良一

「はぐらかしたりしないんだな」

 

ベール

「だって、好きな人に隠し事なんて…嫌ですもの…」

 

話すなら今か…

 

良一

「ベール、そうやって俺のことを好きって言ってくれるのは嬉しい、ベールみたいな素敵な女性にそんなこと言われて嫌な顔する奴なんていないだろう」

 

ベール

「?」

 

ベールが困惑した顔になるが俺は構わず続ける

 

良一

「けど俺は人の事を好きになる資格なんてない、誰かと幸せになんてなってはいけないって考えてる」

 

ベール

「どうして!?そんなこと言わないでくださいませ!!」

 

良一

「だからベール、これは俺の我儘なんだ、俺の事が好きなら勝手に好きでいてくれ、でも俺の事が好きだって言うんなら俺のワガママの一つくらい聞いてくれ…」

 

ベール

「りょっちゃん…」

 

良一

「だから待っててくれ、俺がベールの事を好きになってもいいって思える日まで、その間に他に好きな奴ができたら俺への好意はその程度だったってことだろ?」

 

ベール

「確かにそうですけれど…」

 

良一

「別にベールの事が嫌いだって言ってる訳じゃない、それだけは信じてくれ」

 

楽しそうにゲームで遊ぶみんなを横目で見ながら俺は窓辺に行き外を見る

 

教会が海の近くに建っている事もあり少し強めの海風が吹いている

 

良一

「いい風だな…」

 

??

「その言葉、あの探偵気取りの男と同じだな」

 

良一

「っ!?」

 

突然誰かの声が俺の耳に届く

 

鏡の中の俺とは違う声だ

 

慌てて窓の外を見るがそこには誰もいない

 

良一

「気の所為か?」

 

どうも最近鏡の中の自分やらミラーワールドやらで気がおかしくなってるようだ

 

青年

「ようこそ、死神の世界へ」

 

それを最後に声は途絶えた

 

ったく、次から次へと何なんだよ…

 

休む時間くらい与えてくれってんだ…

 

チカ

「お姉様、ちょっと…」

 

ベール

「チカ、どうしましたの?」

 

ピッ

 

ボタンを押すと全員人間の姿に戻る

 

ネプテューヌ

「ねぷ?もう終わり?」

 

ノワール

「何かあったの?」

 

キィン…!キィン…!!

 

良一

「っ!!」

 

この音は…

 

良一

「おいおい、マジかよ!?」

 

ベール

「っ!?このタイミングで!?」

 

ネプテューヌ

「またこの音!?」

 

ブラン

「耳に響くわ…!何があったの!?ベール」

 

耳をつんざく音に耳を塞ぐブラン

 

ロム・ラム

「うぅっ!」

 

ロムとラムも耳を塞いでいる

 

ベール

「ズーネ地区に大量のモンスターが現れたという情報が入りましたわ!」

 

良一

「ズーネ地区って、引き潮の時以外孤島になるっていうところだろ?」

 

良一

「それにこの音…ズーネ地区の方から聞こえるぞ…!!」

 

これは何かある

 

背筋に珍しく怖気が走る程だ

 

その時音が止んだ

 

ネプテューヌ

「ねえ、もしかしてこの前の…」

 

ノワール

「ええ、原因不明の失踪事件、無関係とはとても思えないわね」

 

ベール

「それに国が管理している地区ですから、この時期は人はいない筈ですが…」

 

良一

「危険すぎるな、相手はミラーモンスターだ、討伐クエストの常連でもまず戦える相手じゃない」

 

となれば戦えるのは俺たちだけだ

 

ベール

「私、今から行ってきますわ」

 

ネプテューヌ

「私も行くよー!」

 

ベール

「ですが、これは私の国の問題ですわ…」

 

良一

「俺は行くぞ、何か嫌な予感がするんだ…」

 

ネプテューヌ

「こうして私たちがいるのも何かの縁だし」

 

ノワール

「まーたお決まりの友好条約を結んだ以上は仲間ってやつ?」

 

ネプテューヌ

「まぁねー!」

 

良一

「友好条約なんて関係なしに加勢する気満々のくせに」

 

ネプテューヌ

「そういうりょーいちだって戦うのが楽しいんでしょー?」

 

ブラン

「私も手伝う、誘拐事件の時の借りを返すいい機会だから」

 

ノワール

「だ、だったら私も行くわ!あなた達だけじゃどれだけ待たされるか分からないし…」

 

良一

「けど、ブランとネプテューヌはアドベントデッキが無いだろ?ミラーモンスター相手だといくら女神化してても苦戦は免れないぜ?」

 

アイエフ

「そんなこともあろうかと、諜報部が手に入れてたのを預かっておいたわ」

 

アイエフが取り出したのは龍騎、ガイのデッキ

 

ネプテューヌ

「おー!アイちゃんナイスー!」

 

すぐさま龍騎のデッキを手に取るネプテューヌ

 

ブラン

「私はこれがいいわ、変身した時の性能が近そうだし」

 

ブランはガイのデッキを手に取る

 

ベール

「これで全員女神ライダーに変身できますわね」

 

ネプギア

「あの、私も行きます!」

 

ユニ

「私も!」

 

ラム

「私も!」

 

ロム

「私も!」

 

ブラン

「あなた達はダメ、これは遊びじゃないの」

 

ノワール

「ユニも当然留守番よ、あなたライダーには変身できるけど女神化はできないんだから」

 

ネプテューヌ

「ネプギア、ここはお姉ちゃんに任せといてー!」

 

良一

「ユニはともかく、生身でミラーモンスターと戦おうなんて自ら命を捨てる行為だ」

 

チカ

「もし何かあったらあたくしに連絡を、すぐに救援を向かわせるわ」

 

良一

「了解、それはそうと…ネプギア、調整大丈夫なのか?これ」

 

ネプギア

「大丈夫です、きちんと飛べるようにデッキの構造を調整しておきました!」

 

ネプテューヌ

「んー?ネプギア、りょーいちのデッキを改造でもしてたの?」

 

良一

「ああ、実は俺が頼んでおいたんだ、誘拐事件の時に空を飛べなかったのが不便だと思ったからな、飛行ユニットだけでも装備できるように改造してもらった」

 

ベール

「では、空を飛ぶ時の心配はいりませんわね、では!」

 

四女神と一緒にバルコニーに出て

 

ネプテューヌ・ノワール・ブラン・ベール・良一

「変身!!」

 

ネプテューヌは右手を左斜め上に上げるポーズ

 

ブランは右手を振りかぶりガッツポーズのようなポーズ

 

パープルハート・龍騎

「これがアドベントデッキの力…予想以上だわ」

 

ホワイトハート・ガイ

「ハッ!今なら何だって叩き潰せるぜ!」

 

グリーンハート・ナイト

「ではみなさん、参りますわよ」

 

王蛇

「まだ飛ぶのに慣れてないから、お手柔らかにな」

 

こうして五人はリーンボックスの夜空に飛んで行った

 

ネプギア

「……」

 

良一(鏡)視点

 

ワレチュー

「よくもまあ、これだけ雑魚モンスターとミラーモンスターを集めたものっちゅね」

 

マジェコンヌ

「でなければ、女神と仮面ライダーを同時に誘き出すことはできんからな」

 

良一(鏡)

「鏡の中の世界では常にモンスターが生まれ続けている、こいつらは今最高潮に命に飢えているんだ」

 

良一(鏡)

「さあ、祭りの時はもうすぐだ!!」

 

マジェコンヌ

「ククク…早く来るがいい…」

 

ネプギア視点

 

ネプギア

「………」

 

私は良一さん達が飛び立って行った空を見つめていた

 

何だろう…お姉ちゃんも良一さんも強いのに…何か不安が残っている

 

ロム

「ネプギアちゃん大丈夫?」

 

ネプギア

「ロムちゃん、うん私は大丈夫だけれど何だか心配なの、お姉ちゃんと良一さんが」

 

ずっと虚空を見つめている私を見かねてロムちゃんが来てくれた

 

ロム

「良一お兄ちゃんが?」

 

ネプギア

「うん…」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

王蛇

「ハッ!!」

 

ロムの脳裏にトリックを蹴り飛ばした時の良一が蘇る

 

ロム

「良一お兄ちゃんなら、きっと大丈夫」

 

ネプギア

「うん、でも何でかな…今日だけは胸騒ぎがするの…」

 

ロム

「胸騒ぎ?」

 

アイエフ

「そう、分かった、ありがとうオトメちゃん」

 

中に戻るとアイエフさんが電話をとっていた

 

アイエフ

「やっぱり思った通りだったわ」

 

ネプギア・ロム

「え?」

 

アイエフ

「ショッピングモールで会ったあのネズミ、見覚えある気がして諜報部の同僚に調査を頼んでおいたの」

 

アイエフ

「案の定各国のブラックリストに載ってたわ、要注意人物…もとい要注意ネズミとしてね」

 

コンパ

「え?あのネズミさん悪い人だったです?」

 

アイエフ

「それと…」

 

アイエフさんが一枚の写真を見せて来る

 

ネプギア

「これって!?」

 

ロム

「良一…お兄ちゃん!?」

 

アイエフさんが見せた写真に写っていたのは先ほどの話題に出ていたネズミと良一さんが一緒に写っている写真だった

 

ラム

「ちょっと!まさか良一お兄ちゃん、このネズミと仲間だったっていうの!?」

 

アイエフ

「いいえこいつは良一じゃないわ、よく見て、良一は右利きだけどこいつは左利きよ、それに髪型も良一とは左右逆だし」

 

ネプギア

「本当だ、でもどうしてだろう…」

 

チカ

「以前ルウィーの教会で良一君が豹変して暴れたのは覚えてる?」

 

ネプギア

「あっ!!」

 

そこで私は合点がいった

 

鏡の中の俺

 

良一さんが言っていた鏡の中の自分

 

それが鏡の外に出てきていると考えたら…

 

アイエフ

「そう、どういう方法を使ったかは分からないけどあのネズミはミラーワールドに進入したってこと」

 

ロム

「そんな…!」

 

アイエフ

「しかも数時間前に船でズーネ地区に向かったって事も分かったの」

 

ネプギア

「それってつまり…」

 

アイエフ

「推測でしかないけど、ズーネ地区に突然大量のモンスターの出現したのは裏があるんじゃないかってこと、ミラーモンスターまで現れているのなら尚更ね、今ならまだ引き潮に間に合う、ちょっと様子を見に言って来るわ」

 

ネプギア

「私も!私も連れて行ってください!」

 

私は無茶と分かっていてもそう叫んだ

 

アイエフ

「え?ダメよ、良一も言ってたでしょ?相手が悪すぎるわ」

 

ネプギア

「どうしても気になるんです!!お願いアイエフさん!!」

 

アイエフ

「………」

 

チカ

「それならあたくしも行くわ、ズーネ地区への道ならあたくしの方が詳しいから」

 

チカ

「人手がいるでしょ?車だすわ」

 

良一視点

 

何とかバランスを保ちつつ飛び続けること十数分

 

グリーンハート・ナイト

「見えてきましたわよ!」

 

王蛇

「あれか」

 

島を見てみるとかなりの数のモンスターが蠢いている

 

ホワイトハート・ガイ

「ケッ、うじゃうじゃいやがる!!」

 

ブラックハート・ベルデ

「数は多いけど、ミラーモンスター以外は大したことない奴ばっかじゃない!」

 

パープルハート・龍騎

「けど万が一、街に渡ったりしたら大変よ!ここで早めに…」

 

マジェコンヌ

「フッ!」

 

電子音

「UNITE VENT」

 

その時島の大地が割れ、モンスター達が融合を始める

 

全員

「っ!?」

 

そして機械モンスターが融合すると五体の大型モンスターに変わる

 

ズドン!!

 

いきなりモンスターは主砲をこちらに向かって発射する!

 

王蛇

「危ねっ!!」

 

飛ぶのに慣れてない俺はかろうじて避ける

 

電子音

「SWORD VENT」

 

グリーンハート・ナイト

「ハァッ!!」

 

電子音

「AXE VENT」

 

ホワイトハート・ガイ

「うりゃあ!」

 

電子音

「SWORD VENT」

 

電子音

「BLADE VENT」

 

みんなそれぞれ得意の得物を召喚し主砲を弾く

 

王蛇

「チィッ!」

 

電子音

「STRIKE VENT」

 

俺はメタルホーンで受け止める

 

敵の主砲の威力も高いがこちらの防御の方が勝っている

 

ホワイトハート・ガイ

「このデカブツが出迎えか!!」

 

グリーンハート・ナイト

「敵に不足なしですわね!」

 

ブラックハート・ベルデ

「おあつらえ向きに一人一体!競争ね!!」

 

そう叫んでノワールは敵の群れに飛び込んで行く!

 

ホワイトハート・ガイ

「抜け駆けはさせねぇ!!」

 

それを追うようにベールとブランも行ってしまう

 

パープルハート・龍騎

「三人とも待って!ここは一体ずつ倒して行くのがセオリーじゃ…!」

 

ブラックハート・ベルデ

「腰抜けのセオリーね!」

 

王蛇

「俺も同感だ、何ならあいつら全員俺が始末してやってもいいんだぜ!?」

 

俺も三人を追う

 

パープルハート・龍騎

「ちょっと良一まで!もう…変身するとみんな妙に強気なんだから…」

 

パープルハート・龍騎

「まあ、私もそうだけど!!」

 

その頃

 

アイエフ

「いい?ネプギア、絶対に無理はしないで、少しでも危険を感じたらすぐに撤退だからね!」

 

ネプギア

「うん、ありがとう、アイエフさん!」

 

チカ

「お姉様…良一君…」

 

戦場

 

ブラックハート・ベルデ

「レイシーズダンス!!」

 

ピキンッ!!

 

ブラックハートの得意技で大型モンスターは消滅する

 

ブラックハート・ベルデ

「私が一番ね」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

王蛇

「デリャアァァ!!!」

 

俺はベノクラッシュ

 

ホワイトハート・ガイ

「テンツェリントロンペ!!」

 

ピキンッ!!

 

ほとんど同タイミングで俺とブラン

 

王蛇

「今のどっちだ?」

 

ブラックハート・ベルデ

「同率ってところかしら」

 

ホワイトハート・ガイ

「チッ、私の方が早いと思ったのによ!」

 

王蛇

「あっちはまだ片付いてないか」

 

ベールとネプテューヌの方を見るとまだ戦闘が続いていた

 

グリーンハート・ナイト

「シャドーイリュージョン!!」

 

パープルハート・龍騎

「ドラグクローファイヤー!!」

 

ピキンッ!!

 

ブラックハート・ベルデ

「二人も引き分けってところかしら」

 

ホワイトハート・ガイ

「どっちもビリ、とも言うな」

 

グリーンハート・ナイト

「私の方がほんの少しだけ早かったですわよ」

 

パープルハート・龍騎

「はいはい、私がビリ…」

 

パンッパンッ

 

全員

「っ!?」

 

??

「なかなかやるもんだ、やっぱりあんなモンスターじゃ足も止められないか」

 

パープルハート・龍騎

「え?あれって」

 

ブラックハート・ベルデ

「嘘…でしょ…!?

 

ホワイトハート・ガイ

「あの野郎は…!!」

 

グリーンハート・ナイト

「りょっちゃん!?」

 

拍手しながら現れたのは何と良一本人

 

いや、利き手と髪型が左右逆だ

 

王蛇

「お前…」

 

目の前に現れたもう一人の俺は驚愕する俺たちに向き直る

 

良一(鏡)

「やっと会えたな、俺」

 

王蛇

「ハッ!てめぇか、散々俺の精神を揺さぶってブランにまで大怪我を負わせたやつは!!」

 

俺は地面に降りて構える

 

良一(鏡)

「そうだ、俺は鏡の中のお前、お前が生きている限り俺は存在し続ける」

 

良一(鏡)

「あの時は惜しかった、お前が意識を取り戻しさえしなければ女神を一人減らせていたんだからな…」

 

心底つまらなそうに良一(そいつ)は言った

 

良一(鏡)

「お前のことを好きだと言ってるあの女も俺にとっては邪魔だった、いつの間にかお前の心の支えのようになっていたんだからな、外見はただの露出狂のくせにな」

 

グリーンハート・ナイト

「なっ//」

 

セクハラじみた事を言われ手で胸元を隠そうとするベール

 

良一(鏡)

「そう恥じるな、これから殺す女に興味なんて欠片も無い」

 

王蛇

「いい加減黙れ…!この偽物野郎!!」

 

良一(鏡)

「ああ、確かに俺は偽物だ、だが本物に成り代わってしまえば俺が本物になる!」

 

するとそいつは懐からアドベントデッキを取り出す

 

王蛇

「ハッ!同じアドベントデッキで戦おうってか、だったら御託並べてないでさっさとかかって来いよ!!」

 

良一(鏡)

「…………変身!!」

 

ベルトが出現すると構えなしでそいつは変身した

 

ホワイトハート・ガイ

「あいつは、前に私に怪我を負わせた黒い王蛇だ!!」

 

グリーンハート・ナイト

「あれがそうですのね」

 

黒王蛇

「そうだな、人間のセンスに合わせて名乗るとすれば…リュウガになぞらえて、王牙ってところか」

 

王蛇

「遺言はそれで終わりか?なら…!」

 

電子音

「SWORD VENT」

 

挿入BGM11eyesより「見よ!我が剣(こころ)はまだ折れぬ!」

 

王蛇

「ハアァァァァ!!!」

 

瞬時にベノサーベルを召喚し俺は無防備な王牙に突っ込んでいく!

 

王牙

「フッ!」

 

電子音(低音)

「SWORD VENT」

 

キンッ!!

 

王蛇

「くっ!!」

 

王牙も同じ武器を召喚すると鍔迫りに持ち込む

 

王蛇

「なるほど、てめぇは俺の偽物だった…な!!」

 

無理矢理鍔迫り合いを引き剥がすと後ろに飛んで距離を取る

 

グリーンハート・ナイト

「加勢しますわ!」

 

ホワイトハート・ガイ

「私もやるぜ!!」

 

王牙

「どうした?三人でいいのか?何なら五人同時でも構わないぜ?俺は」

 

パープルハート・龍騎

「私たちも加勢したいけど、周りにモンスターが集まってきたみたいね…」

 

ブラックハート・ベルデ

「三人とも!雑魚は私達に任せてそいつを倒して!!」

 

グリーンハート・ナイト

「ハアァァァァ!!」

 

王牙

「フッ!」

 

グリーンハート・ナイト

「レイニーラトナピュラ!!」

 

ウィングランサーで繰り出す神速の連続突き

 

ホワイトハート・ガイ

「かち割れろ!!」

 

大振りだがホワイトアックスで渾身の攻撃を繰り出す!

 

王牙

「無駄だ!」

 

グリーンハート・ナイト

「なっ!?」

 

ホワイトハート・ガイ

「何だと!?」

 

何と王牙はベールの槍を手で掴んで止め、ブランの重い一撃をベノサーベルで受け止めた

 

王蛇

「そこだ!!」

 

今は両手が塞がっている状態

 

攻めるなら今が好機!!

 

王牙

「フンッ!」

 

グリーンハート・ナイト

「なっ!?キャアァ!!」

 

王蛇

「っ!!」

 

王牙はその強靭な腕力でベールの体を槍ごと俺に向けて投げつけてきた!

 

王蛇

「おわぁ!!」

 

グリーンハート・ナイト

「キャアッ!!」

 

完全に攻撃体制だった俺はそれを躱しきれるはずもなく直撃し、二人重なるように倒れてしまう

 

王牙

「お前も邪魔だ!!」

 

ホワイトハート・ガイ

「ガァッ!!」

 

受け止めた体制のままブランを蹴り飛ばす

 

王牙

「どうした?お楽しみはこれからだろうがあぁ!!!」

 

絶叫にも似た咆哮

 

奴は獣そのものだ…

 

王蛇

「痛ってぇ…二人とも大丈夫か?」

 

ホワイトハート・ガイ

「何とかな」

 

グリーンハート・ナイト

「こっちもですわ」

 

王蛇

「予想以上にあいつの攻撃力が高い、正面からぶつかっても勝てる見込みはほとんどねぇな」

 

グリーンハート・ナイト

「どうしますの?」

 

王蛇

「二人とも援護してくれ、打ち込めたら二人の大技も遠慮なく叩き込んでいいぜ」

 

ホワイトハート・ガイ

「任せとけ!」

 

電子音

「STRIKE VENT」

 

ブランはメタルホーンを装着したままホワイトアックスを振りかざす

 

あれだけ重いメタルホーンを装着しながら斧を振り回すとは何て腕力だ…

 

王牙

「来いよ、死ぬならせめて俺を楽しませてから死んでくれ!」

 

ホワイトハート・ガイ

「テンツェリントロンペ!!」

 

グリーンハート・ナイト

「シレットスピアー!!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

ブランとベールが攻撃を繰り出すと同時に俺はヘビープレッシャーを繰り出す!

 

王牙

「くどい!」

 

電子音(低音)

「STRIKE VENT」

 

ブランの攻撃を受け止めると今度はメタルホーンでベールの遠距離攻撃を止める

 

王蛇

「ウオォォォ!!」

 

王牙

「っ!?」

 

受け止めた時の埃で後方が見えなかったのか俺の攻撃に対しては無防備だ

 

ズドーン!!

 

そのまま無防備な王牙にヘビープレッシャーが直撃する!

 

王蛇

(どうだ?)

 

衝突の爆風に身を任せてそのまま後退する

 

いくらライダーでもこれだけの威力を真正面から浴びればただで済むわけがない

 

王牙

「少しは効いたぜ」

 

王蛇

「なっ!!?」

 

ホワイトハート・ガイ

「マジかよ!?」

 

王牙

「お前らの遊びはあんまり面白くないな…」

 

王牙

「来いよ、遊び方を教えてやる」

 

ベノサーベルとメタルホーンはさすがに砕け散ったのか手元に無い

 

電子音

「FINAL VENT」

 

王牙

「っ!?」

 

グリーンハート・ナイト

「油断しすぎですわよ、あなた」

 

王牙

「まさか、最初から…」

 

上から大技を放とうとしているベールに気付くがもう避ける余裕はない!

 

グリーンハート・ナイト

「もう遅いですわ…!」

 

ベールは珍しく冷酷な顔つきになると王牙に向けて突撃していく!

 

グリーンハート・ナイト

「スパイラルブレイク!!」

 

キンッ!ザシュッ!

 

ものすごい爆煙が上がり、その中で王牙はベールに切り刻まれる!

 

グリーンハート・ナイト

「トドメですわ!!」

 

最後に爆煙の中にウィングランサーを投げつける

 

グリーンハート・ナイト

「手応え、ありましたわよ」

 

王蛇

「倒したのか?」

 

グリーンハート・ナイト

「ええ、仮に生きていたとしても立っていられるダメージでは…」

 

二人

「っ!!!」

 

王牙

「あー…!」

 

ドサッ!!

 

パープルハート・龍騎

「なっ!?」

 

ブラックハート・ベルデ

「あいつ…!!」

 

何と王牙はベールの連撃を受ける直前にブランを盾にし、全ての攻撃を防いだ

 

ホワイトハート・ガイ

「が…あぁ…」

 

ブランは持ち前の防御力で耐えたようだがあちこちから血を流している

 

ホワイトハート・ガイ

「この野郎…なんて事しやがる…!!」

 

王牙

「近くにいた、お前が悪い」

 

ホワイトハート・ガイ

「殺してやる…!!!」

 

無謀にも殴りかかるブラン

 

王牙

「フンッ」

 

ホワイトハート・ガイ

「ぐはぁっ!!」

 

虫の息とはいえ威力のある拳を容易く受け流し投げ捨てる

 

電子音(低音)

「FINAL VENT」

 

王牙がカードを装填すると黒いモンスター、ベノムブラッカーが現れる

 

王蛇

「やめろ!!」

 

王牙

「……ハァッ!!」

 

少し宙に浮くとそのまま毒液の噴射と共に真横へとバタ足キックを繰り出す

 

ホワイトハート・ガイ

「ぐはぁぁぁ!!!」

 

グリーンハート・ナイト

「ブラン!!!」

 

その時ブランの変身が解けて元の姿に戻ってしまう

 

ブラン

「痛い…」

 

王牙

「脆いやつだな、こんな攻撃くらいでもうダウンか」

 

パープルハート・龍騎

「あなた、何てことを…!!」

 

王牙

「戦いってのはこういうもんなんだろ?違うのか?」

 

ブラックハート・ベルデ

「人を盾にして何がこういうものよ!!」

 

ノワールもネプテューヌも怒り心頭のようだ

 

王蛇

「とことんまでナメた真似しやがって…!!」

 

王牙

「ミラーワールドに女神は必要ない」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

パープルハート・龍騎

「ハアァァァァ!!!」

 

ネプテューヌが独特な構えを見せるとドラゴンモンスター、ドラグレッダーが周囲を回り始める

 

そして空中に飛ぶとそのまま回転して炎と共にキックを繰り出す

 

パープルハート・龍騎

「ハアァァァァ…セヤァァァ!!!」

 

王牙

「っ!」

 

ズドーン!!!

 

王蛇

「おわっ!!」

 

ブラックハート・ベルデ

「くっ!派手にやりすぎよ!ネプテューヌ!」

 

グリーンハート・ナイト

「くうぅっ!!」

 

王牙

「危ないな、いきなりそんな攻撃をだして来やがって」

 

パープルハート・龍騎

「なっ!?」

 

また王牙の前には今度はモンスターがいた

 

王蛇

「またやりやがった!!」

 

パープルハート・龍騎

「あなた、命を何だと思ってるのよ!!!」

 

王牙

「モンスターの命に意味なんて無い、ただ人間を食い貪るだけの存在だ、その意味のないはずの命に意味を与えてやったんだ、恨まれる筋合いは無いと思うがな?」

 

グリーンハート・ナイト

「あなた、どこまで命を弄べば気がすむんですの!?」

 

王牙

「命を弄ぶ?命あるモンスターを無意味に狩り続けるお前たちの方がよっぽど弄んでるように見えるがな」

 

王蛇

「都合のいいこと言ってんじゃねぇよ!!」

 

王牙

「だが、そろそろこの遊びにも飽きて来た、終いにするか…!」

 

電子音(低音)

「UNITE VENT」

 

王蛇

「何っ!?」

 

黒いモンスター達が合体すると俺のと同じ姿だが黒いジェノサイダーへと融合する!

 

チュン!!

 

ブラックハート・ベルデ

「キャアァァ!!!」

 

パープルハート・龍騎

「アァァ!!」

 

グリーンハート・ナイト

「キャアァァァ!!」

 

王蛇

「うわぁぁ!!」

 

とてつもない衝撃に俺の体は回る

 

ネプテューヌ達ももろとも吹き飛ばされ全員変身が解けてしまう

 

王蛇

「ぐっ…うぅ…」

 

全身の痛みを堪えて何とか立ち上がる

 

王牙

「ほう、あれを受けてまだ立ち上がれるのか、以外に頑丈な奴だな」

 

ネプテューヌ

「りょー…いち…」

 

ノワール

「うぅ……」

 

ベール

「やめて…りょっちゃんが…」

 

王牙

「そのくせ他のはこのザマだ、女神だろ?お前ら」

 

マジェコンヌ

「おい、貴様ばかり遊ぶな」

 

王蛇

「あ、新手か!?」

 

そこに現れたのは魔女風のドレスの女

 

マジェコンヌ

「もうズタボロだが、念には念というやつだ」

 

マジェコンヌ

「女神達よ!我が領域(サンクチュアリ)へ落ちるがいい!!」

 

その女が何か箱のようなものを投げるとネプテューヌ達を三角の結界が囲む

 

ネプテューヌ

「何…?これ」

 

ノワール

「力が、入らない…」

 

そのまま傷だらけのネプテューヌ達はコード状の触手に巻き取られ、空中に固定される

 

王蛇

「てめえら…!ネプテューヌ達をどうする気だ!?」

 

マジェコンヌ

「お前もだ、なかなか面白いショーを見せてもらったぞ」

 

電子音

「BREAK VENT」

 

王蛇

「っ!?」

 

謎のカードをマジェコンヌが装填すると体に異変が起こる

 

良一

「え?へ、変身が…」

 

どういうことだ?

 

ダメージを受けても変身が解けるほどじゃなかったはずなのに…

 

まさか、今装填したカードって!?

 

王牙

「変身強制解除か、まあミラーワールドのライダーである俺には効かないがな」

 

良一

「何だと!?」

 

王牙

「全身が痛いだろう?今楽にしてやる」

 

良一

「どけよ、そこを退け!!」

 

俺は落ちている鉄パイプを拾って王牙を睨みつける

 

王牙

「もう見る影もないな…そんなもので望みを繋ぐようではな」

 

良一

「うおぉぉぉぉ!!!」

 

一心不乱に俺は走り出す!!

 

ネプギア視点

 

アイエフ

「さっきの爆発、かなり大きかったわね」

 

ネプギア

「もう、退治し終わったのかな?」

 

アイエフ

「ん?何かしらあれ」

 

EDテーマ GO LOVE&PEACE

 

ふとアイエフさんの見つめる先を見ると黒いモンスターがいる

 

チカ

「あれ、ジェノサイダーじゃないの?良一君の」

 

ネプギア

「違う!ものすごく邪悪な力を感じます!あれは良一さんのモンスターじゃありません!!」

 

良一

「うおぉぁぁぁぁ!!!!」

 

ドカっ!

 

一瞬空気が凍りついたような錯覚が起きた

 

黒い姿の王蛇が良一を蹴り飛ばした

 

その良一は血を撒き散らしながら木の葉のように空中を飛んでいく

 

ドザッ!!

 

良一

「………」

 

ネプギア

「あ…あぁ…」

 

私は絶望しながらその光景を見つめることしかできなかった

 

TO BE CONTINUED

 

アイエフ

「次回、超次元ゲイムネプテューヌ龍騎!」

 

良一(鏡)

「所詮負け犬に過ぎん、後は死ぬのを待つだけだ」

 

ユニ

「変身を無効化するなんて、一体どうすれば…」

 

ベール

「信じていますわ、必ず立ち上がってくれると」

 

マジェコンヌ

「放っておけ、まだ変身もできぬ女神の妹など」

 

ネプギア

「私たち、お姉ちゃん達を助けにいくことに決めたの!」

 

良一

「お前らに俺の何が分かるって言うんだ!!」

 

青年

「過去が消えていくなら、俺はせめて明日が欲しい!だから足掻き続けているんだよ!」

 

アイエフ

「戦わなければ生き残れない!」




今回は5pbちゃんに龍騎のOPを歌わせました
知ってる限りの仮面ライダーの曲を歌わせたつもりです
今回は破滅的大敗になりました、ほぼ原作通りですが女神達がボコられてから結界に閉じ込められるのはオリジナルです
王牙のベノクラッシュはリュウガのドラゴンライダーキックと構図を一緒にしました
ちなみに王牙のモンスターの名はベノムブラッカー、ブラックゲラス、エビルブラックです、ジェノサイダーは名前いじるの難しかったのでそのままとなっています
今回でやっと四女神全員がアドベントデッキを手に入れました、最後の良一の咆哮は龍騎最終回で鉄パイプで機動隊に向かっていく時の浅倉の咆哮をイメージしてください(笑)
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